あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 島田市

盗撮、窃盗の教諭免職 静岡県教委が処分 事故起こした女性は減給

 静岡県教委は16日、教諭3人を懲戒処分にしたと発表した。このうち女児を盗撮した男性教諭(25)と、窃盗容疑で逮捕された男性教諭(32)を免職とし、交通死亡事故を起こした女性教諭(50)を減給10分の1(6カ月)とした。
 盗撮した男性教諭は県東部の小学校に勤務。7月19日、教室にスマートフォンを設置し、水泳の授業を終えて着替える女子児童を撮影した。女子児童がスマホを見つけ、動画を確認して発覚した。男性は学校と地元教委の聴取で、故意ではなく録画が作動したと主張していたが、警察の聴取で初めて盗撮を認めた。「教室内で盗撮できる立場にいることに気づき、好奇心から撮影した」と話しているという。
 学校と地元教委は8月3日に保護者から「盗撮について警察に相談している」と連絡を受けるまで、県教委や警察に連絡をしていなかった。水口秀樹教育部長は記者会見で「判断が不適切だった」と述べ、関係機関への速やかな報告を徹底させる考えを示した。
 静岡県立中央特別支援学校の男性教諭は9月24日未明、JR静岡駅北口のロータリーで寝ていた男性のかばんから財布とカードケースを盗んだとして静岡中央署に逮捕され、不起訴処分になった。「マンション購入や交遊で借金を重ね、返済のためにやった」などと認めている。
 静岡県中部の小学校の女性教諭は2022年12月10日午後、島田市で乗用車を運転中に道路を横断していた男性と衝突する事故を起こした。男性は搬送先の病院で死亡した。23年4月に免許取り消し(欠格期間1年)の行政処分を受け、8月に罰金50万円の刑事処分を受けた。

▶ 追っかけ通知メールを受信する

島田市の記事一覧

他の追っかけを読む