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テーマ : 島田市

「古関裕而と東海パルプ社歌」語る 日大・刑部教授が講演 

 静岡新聞教育面で「近現代学校制服考」を連載中の刑部芳則・日本大教授(日本近現代史)が29日、島田市内で東海パルプ(現特種東海製紙)の社歌をつくった作曲家古関裕而(1909~89年)をテーマに講演会を行った。

古関裕而が作曲した東海パルプ社歌について語る刑部さん=島田市内
古関裕而が作曲した東海パルプ社歌について語る刑部さん=島田市内

 東海パルプ、特種東海製紙島田工場を分社化した新東海製紙(同市)の元社員による同窓会「東友会」総会の一環。古関研究の第一人者で、彼をモデルにした2020年放送のNHK連続テレビ小説「エール」の風俗考証も担当した刑部教授が、希代の作曲家の生涯や作風を紹介した。
 1970年に完成した東海パルプ社歌の制作にあたり、同市の工場を訪れたエピソードにも触れ、「永く歌い継がれ、士気高揚の資となることを、心から願ってやみません」とした古関の言葉を引いた。刑部教授は約60人の聴衆に「素晴らしい曲。皆さんの中で歌い続け、聴き続けていってほしい」と語りかけた。

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