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テーマ : 島田市

保幼小連携の重要性、理解へ 園職員ら対象に島田で研修

 常葉大保育学部の山本睦教授のゼミと島田市はこのほど、保幼小連携研修会を市役所で開いた。学生と市内のこども園、幼稚園、保育園の職員ら計約30人が、就学前教育施設と小学校との連携の重要性について理解を深めた。

グループワークの成果を発表する参加者=島田市役所
グループワークの成果を発表する参加者=島田市役所

 研修会では学生が、幼児期の豊かな経験が学童期の自ら課題を見つける力につながると解説。園での遊びに小学校の学びの要素を取り入れるなど、小学校の学びや生活につながるように工夫した園の教育課程「アプローチカリキュラム」をつくる必要性を説明した。
 小学生の学習指導要領の国語における「場面の様子に着目して登場人物の行動を具体的に想像する」という狙いを意識し、参加者はグループに分かれてカリキュラムづくりに挑戦。各園で演劇を行う際に、園児同士で登場人物の気持ちを話し合ったり、園児の想像力を生かした場面を取り入れたりするなど、工夫例を挙げた。
 山本教授は講評で「園児一人一人について、活動を通してどういう姿を見せてほしいかを意識することが大切」と述べた。
 (教育文化部・鈴木美晴)

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