新社殿 地域のよりどころに 計画10年超 氏子ら完成祝う 島田・色尾天王神社
島田市阪本の色尾天王神社で17日、新社殿の竣工奉告祭が開かれた。氏子ら関係者が完成を祝った。
同神社の建設委員会が中心となり、10年以上かけて計画した。新社殿は木造平屋建ての瓦ぶきで、床面積約92平方メートル。神事が執り行われ、舞も奉納された。
建設委員会の増田重男会長(79)は「円安や資材高騰など先が見えない状況を住民の協力で乗り越えることができた。地元の氏神として地域のよりどころになってほしい」と話した。
同神社は1199年に尾張国津島神社から勧請されたと伝わる。旧本殿は1857年に建てられたが、老朽化が激しく、約400戸からの寄付で再建した。
(島田支局・寺田将人)