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テーマ : 島田市

足場固めへ地方議員増 清水唯史氏/国民民主党県連幹事長【各党に聞く 2024年選挙戦略⑥】

 

清水唯史氏
清水唯史氏

 -自民党派閥の裏金事件を受け、野党としてどう存在感を示すか。
 「本来なら野党に期待を寄せてもらい、政権交代できるような環境をつくらないといけない。野党間の連携は大きな課題。われわれはガソリン税の上乗せ部分の課税を停止する『トリガー条項』の凍結解除など、市民の生活に結びつく政策を訴えていることを多くの人に理解してもらう必要がある。『対決より解決』を掲げ、政策提案型の党を目指している。与党寄りだと批判する人もいるが、政権に対して言うべきことは言っていく」
 -次期衆院選に向けた県内小選挙区の擁立方針は。
 「現在の候補は4区現職の田中健県連会長のみ。支援団体の連合静岡が推薦を既に出している立憲民主党の候補がいる選挙区には擁立しない。5区は空白区だが、比例での得票も見据えて特に有権者が多い1、7区の方が擁立の優先順位は高い。党本部の政治塾に参加した人などの中から手を挙げてくれるといい。自前の候補予定者を示した上で立民、連合の3者での合意で候補者の一本化を図りたい」
 -党所属唯一の県議が昨年9月に辞職し、県議会の足場を失った。党勢拡大に向けて大切なことは。
 「政策を進めるためには、国と市町を結ぶ県議の存在は重要。県内の党所属市町議は現在10人に満たないが、無所属の地方議員の中には党の理念や方針に理解を示してくれる人がいる。底辺から議員を増やし、一緒に活動できる人を募っていきたい。党本部には学生部という組織があり、学生の声を聞いて政策に反映させるため活動している。インターンや現役議員との交流を通じ、今後議員のなり手となる若者のサポートや、情報発信にも力を入れたい」
      ◇
 しみず・ただし 64歳 島田市 市議4期

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