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テーマ : 島田市

記者コラム「清流」 詩が書けるということ

 小学生時代、国語は得意だったが、詩の授業は苦手だった気がする。教科書に載っている情感たっぷりな言葉を少し恥ずかしく感じていたと記憶している。
 本年度末で閉校する島田市の神座小。詩人の谷川俊太郎さんとの交流を契機に「詩の学校」として歩んできた。その集大成となる発表会があり、児童は家族関係や季節の変化、学校生活を自らの言葉で表現した。擬音語や擬態語を使い、時には韻を踏む。子どもたちの表現力に驚かされた。
 閉校で活動は一区切りを迎える。それでも、磨いた表現力はこれからの人生を豊かにするはず。試しに自分も約30年ぶりに詩に挑戦してみた。仕事なので記事は書けるが、詩はやはりなかなか進まなかった。詩で思いを伝えられることは財産だ。子どもたちがうらやましい。
(島田支局・寺田将人)

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