川根高生、ユズと島田の茶で体験企画 色の変化や食感 楽しくＰＲ
川根高（川根本町）の生徒２人が２９日、同町産のユズと島田市の製茶会社が扱う緑茶「サンルージュ」を使った体験企画を、同市竹下の商業施設「ＫＡＤＯＤＥ ＯＯＩＧＡＷＡ」でツアー客に提供した。市観光協会とも連携し、団体客向けに両市町の特産品をＰＲする体験の開発が目的。
２人は総合的な探究学習「地生学」でビジネスデザイン分野を学ぶ３年の萬平姫菜さん（１８）と泉谷汐音さん（１８）。酸を加えると鮮やかなピンク色に変わるサンルージュを、あめでコーティングしたユズの果肉で混ぜてもらい、色の変化やユズの食感を楽しんでもらう企画を考案した。２人は旅行代理店へのプレゼンテーションなどを通じ、県外から訪れた日帰りの団体客に紹介した。サンルージュや同じユズを使ったシロップ漬けなども販売した。
萬平さんは「ユズの果肉を味わってほしい。実際に川根本町にも来てもらえるようにしたい」と述べ、泉谷さんは「サンルージュの健康効果もしっかり伝えたい」と話した。
生徒による体験企画の提供は２０２４年２月にも実施する予定。
（島田支局・寺田将人）
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