盗難被害の橋名板復元 島田市、プラスチックで安価に
静岡県中西部で真ちゅう製の橋名板を狙った盗難被害が相次いでいる中、島田市は25日、被害のあった城山橋(同市船木)の橋名板2枚を資源化されにくい安価な素材を使用し復元した。
新しい橋名板はプラスチック製の板に、カッティングシートで作った文字を貼ったもの。従来の真ちゅう製の橋名板が約5万円なのに対し、約1万6千円と費用を抑えた。また、橋名板を固定するボルトとナットを接着剤で固定した。作業を担当した同市すぐやる課の田村登央係長は「耐久性も問題なく10年以上色あせない。市民が慣れ親しんだ名前を早く戻したい」と話した。
島田市内では14カ所で計49枚(245万円相当)が盗まれた。来年3月までに他の被害にあった橋名板も復元していく予定。