暖炉囲んで親子で読書 島田・伊久美小「ペチカタイム」
本年度末で閉校する島田市伊久美の伊久美小で22日、暖炉を囲んで親子で読み聞かせを楽しむ「ペチカタイム」が開かれた。全校児童30人が暖炉の暖かさを感じながら、触れ合いの時間を過ごした。
多目的ホールにある暖炉を活用し、毎年開催している恒例行事。島田図書館職員の永橋隆一さん(50)が絵本の読み聞かせを行った後、児童は暖炉の近くに集まり、お気に入りの本を親子で楽しんだ。
6年生の岩村伊音李さん(12)は「お母さんと読書ができてうれしかった。全員で集まって暖炉を囲んで読書ができることは伊久美小の誇り」と話した。
同校PTAの家庭教育学級委員の保護者が計画した。同校によると、冬場は気温がマイナスになるなど冷え込みが厳しい地域で、児童が集まることができる暖かい場所を設けようと、校舎設計当時の校長らが暖炉の設置を発案したと伝わっている。