デジタル知識底上げ 静岡県警、外部講師招き「推進塾」
警察業務のDXなどを進める静岡県警は11日、担当幹部や職員のデジタル知識・意識の底上げと人材育成につなげようと、外部講師を招いた「デジタル推進塾」を県警本部で初開催した。
三菱総合研究所の村上文洋主席研究員は「デジタル化の必要性と意識の醸成」について講演し、組織の変革とDXに欠かせない意識に「常識や前例を疑う」「やらなくてもいいことをやめる」「間違うことを前提に複数の代替案を用意しておく」ことなどを挙げた。人口減少が進み、海外を中心に革命的デジタルサービスが誕生する中、警察のDXも「常に利用者(県民)の立場でサービスを考えるべき。次世代にどう生かせるかも考えて取り組みを進めてほしい」と期待した。
大原光博本部長をはじめ、今春新設した「デジタル企画課」や「システム開発課」など本部の各部署から約80人が出席し、各署の警務課長ら約40人はオンラインで参加した。県デジタル戦略課の藤森洋史課長代理も講師を務めた。