湖西市役所に「スマート窓口」 水道手続きオンラインで 3日から実証実験 担当者とビデオ電話
湖西市は4月3日から、水道料金収納業務を委託する第一環境(本社・東京都港区)と共同で、水道の利用に関する手続きを受け付ける市役所の窓口を対面からオンラインのビデオ通話に代える「水道スマート窓口」の実証実験を開始する。このほど、市役所に来所者が利用するモニターなどを設置した。
同市は2022年4月、隣接する愛知県豊橋市と共に水道料金収納業務を同社に委託して経費を削減する共同化を開始した。同社は両市の「お客様料金センター」を豊橋市役所の窓口に一本化したが、その後も市役所に来訪して対面での手続きを求める市民のニーズが1日平均5件ほどあり、湖西市役所にも社員1人を配置する必要があった。
スマート窓口は、湖西市役所水道課のカウンターにモニターを置き、来所者が料金の支払いや名義変更などの用件を選択すると、豊橋市役所に常駐する窓口担当者へビデオ電話がつながる仕組み。高齢者でも使いやすいよう、タッチパネルによるビデオ電話の対応を選択した。市と同社は23~24年度の2年間で効果を検証する。
(湖西支局・杉崎素子)