「それそれ音頭」島田に活気 冊子、CD制作 同好会活動10周年
島田大祭・帯まつりなど島田市の歴史や文化をテーマに踊りを披露する「それそれ音頭同好会」(鈴木孝昌会長)が活動10周年を迎え、記念冊子と全演目の楽曲を収録したCDを制作した。ことしは島田大祭の開催年でもあり、会員は「島田の良さを各地にPRしたい」と月1回の練習に励んでいる。
定年退職後にギターを習い作詞作曲を始めた同市出身の鈴木会長が、島田第一中の卒業生と協力して「島田帯祭それそれ音頭」を制作したことをきっかけに活動がスタートした。蓬莱(ほうらい)橋、大井川などを題材に計10曲が作られ、日本舞踊の師範・若紫鶴国さんが振り付けを手掛けている。蓬莱橋の観月会や中心部で開かれる「元気市」、産業まつりなどさまざまな場所で披露してきた。
新型コロナの影響で練習会の中止や会員数の減少もあったが、ことしは新加入の会員も迎えて23人で活動している。鈴木会長は「皆踊ることが大好き。さらに活動の場を広げ、元気を届けていきたい」と話した。
(島田支局・中村綾子)