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⚽ジュビロ磐田 土壇場失点ドロー サッカーJ2第17節

 明治安田J2リーグは21日、各地で第17節の試合が行われ、磐田はいわきと1-1で引き分けた。

磐田―いわき 後半36分、ミドルシュートを決める磐田・ドゥドゥ=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―いわき 後半36分、ミドルシュートを決める磐田・ドゥドゥ=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)

 
 ①ヤマハ▽観衆8443人
磐 田 7勝6分け4敗(27) 1(0―0 1―1)1 いわき 4勝3分け10敗(15)
▽得点者【磐】ドゥドゥ(4)【い】遠藤(2)

 【評】磐田は終了間際に追い付かれ、いわきと引き分けた。
 序盤から球を保持して左右に展開したが、ブロックを敷いてゴール前を固める相手を攻めあぐねた。前半で8本のシュートを放ったが、決定機をつくれず無得点で折り返した。
 後半は運動量が落ちない相手に逆襲で迫られたがしのいだ。選手交代で攻撃の厚みが増すと36分、ドゥドゥがミドルシュートを決めて先制。だが、終了間際に相手CKから同点に持ち込まれた。

 悪夢 またセットプレー
 9分前に決まった磐田のMFドゥドゥの鮮やかな先制シュートが一瞬で帳消しになった。終了間際、同点に追い付かれたのは、またもセットプレーからだった。相手CK。ベンチからは「マークをはっきり」という趣旨の指示が飛んだが、失点パターンの近いサイドに飛び込まれた。
 チーム失点20のうち半数がセットプレー絡みという課題は揺るがない。ただこの日、試合最終盤で相手にCKを与えるほど、押し込まれたのも勝ち点3を逃した理由の一つだろう。横内監督は「相手の運動量は落ちなかったが、われわれは少し低下してしまった」。走力が武器のいわきに脱帽するしかなかった。
 スタメンの平均年齢で大きく上回り、体力ではなく試合運びでは勝っていた。それだけに最後の最後のほころびが悔やまれる。そんな展開で、ドゥドゥが「練習通りうまく蹴ることができた」と胸を張る、地をはうようなミドルシュートが唯一、磐田サポーターの留飲を下げた。
 J2を制した2021年は5月から8連勝して一気に勢いに乗った。4連勝はならなかったが、5試合負けなしは継続している。「シーズンを通せばこういう試合もある。勝ち点は取れている。上位との対戦でもこのペースを落とさないように」とMF遠藤。Jリーグ30周年で最優秀選手(MVP)に輝いた百戦錬磨の言葉を信じるしかない。

 

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