テーマ : ジュビロ磐田

J2磐田・ジャーメイン良、輝く存在感 チームトップ6得点

 J2磐田のFWジャーメイン良(28)が自動昇格圏の2位と好調を維持するチームで存在感を示している。ここまでリーグ戦19試合に出場してチームトップタイの6得点をマーク。J2ながらプロ6年目でキャリアハイを更新する活躍ぶりだ。「J1で何ができるか。レベルが上がってできるのか」を常に頭に置いて、さらなるゴール量産を狙っている。

群馬戦の前半、シュートを放つ磐田・ジャーメイン(右)=群馬・正田スタ(写真部・二神亨)
群馬戦の前半、シュートを放つ磐田・ジャーメイン(右)=群馬・正田スタ(写真部・二神亨)

 16日の藤枝戦では、終了間際に勝負を決める2戦連発となる今季6点目を奪った。この試合では前線からの激しいプレスで相手GKのパスミスを誘い、貴重な追加点も呼び込むなど、攻守にわたって切れを見せている。
 流通経済大を卒業後、2018年に当時J1仙台に入団して3年間プレー。横浜FCを経て22年に磐田へ完全移籍で加わった。昨季はJ1で29試合に出場したが、3得点と物足りなさが残った。
 今季は持ち味のカットインからの左足シュートを生かすため、2列目のサイドからスタート。だが、元日本代表FW杉本の横浜Mへの期限付き移籍や、FWファビアンゴンザレスの出場停止と最前線が手薄な時期に定位置をつかんだ。横内監督は「長い時間プレーしてもミスが少なくなった。苦しい時、起点になれるようになった」とストライカーの成長を認める。
 前節群馬戦で3戦連発はならなかったが、前線で時間をつくり、体を反転させて鋭いシュートも放った。次節29日の敵地でのいわき戦は仕切り直しのゴールを狙う。「フィジカル的にタフな試合になる。球際や走力で負けず勝ち点3を取る」と意気込んでいる。
 (名倉正和)

 

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