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⚽ジュビロ磐田 痛すぎドロー、堅守崩せず J2第40節

 明治安田J2リーグ第40節第1日は28日、5試合が行われ、ジュビロ磐田は東京Vと1―1で引き分けた。ともに勝ち点は69。自動昇格争いはわずか1点差で清水、磐田、東京Vが並ぶ大混戦となっている。
 ②ヤマハ(2分け)▽観衆13269人
 磐田 19勝12分け9敗(69) 1(0―0 1―1)1 東京V 19勝12分け9敗(69)
 ▽得点者【磐】上原(7)【V】林(3)
磐田―東京V 前半、シュートを放つ磐田・上原(左から2人目)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
 【評】磐田は決め手を欠いて東京Vと引き分けた。
 序盤から中央を固める相手に対して攻めあぐねた。前半43分にはドゥドゥがミドルシュートを放ったが、GKに防がれて無得点で折り返した。
 後半6分、カウンターから先制点を許した。だが攻勢に転じた24分、ドゥドゥとのパス交換で右サイドを崩した上原がシュートを放ち同点に追い付いた。終盤は選手交代で攻撃の迫力が増したが、勝ち越せなかった。

磐田―東京V 後半、前線で相手と競り合う磐田・後藤(中央)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
直接対決 横内監督「われわれに課題」 敵将は満足「いい試合」  リーグ最少失点を誇る相手の堅守を崩しきれなかった。3位の磐田は後半何とか同点に追い付いたが、勝ち越し点となる2点目を奪えず、4位東京Vと痛恨の引き分け。自動昇格圏の2位清水が敗れて、勝てば順位が入れ替わるチャンスだったが、あと一押しが足りなかった。
 試合開始9分でチーム最多の9得点を挙げるFWジャーメインが負傷交代する緊急事態。横内監督から代役に指名されたのは18歳のFW後藤だった。先発した5月の東京V戦以来となる長い出場時間に奮い立ったが、中央を固める相手にシュートゼロに終わった。「こういう試合で点を取りきれないのは力不足」と自らを責めた。
 東京Vの城福監督が「非常にいい試合ができた」と満足げに振り返るように中央は締められた。だがサイドを崩して同点に追い付いた。MFドゥドゥとのパス交換で左足を振り抜き、2試合連続得点を挙げたMF上原は「コースを狙ってイメージ通り」。狙い澄ました一発で辛うじて勝ち点1はもぎ取った。
 今季町田、清水、東京Vと上位陣から白星を挙げられなかったのは痛い。横内監督は「J2リーグの難しさを痛感している。勝てなかったのはわれわれに課題がある」と絞り出した。残り2試合。水戸、栃木と下位との対戦で取りこぼしは許されない。「引きずっても仕方がない。僕たちは勝つしかない」と上原。逆転での自動昇格に望みをつないだ。
 (名倉正和) 磐田―東京V 後半24分、磐田・上原(中央)が同点ゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)

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