テーマ : ジュビロ磐田

⚽ジュビロ磐田 遠のく自動昇格圏 今季初の逆転負け J2第36節

 明治安田J2リーグは24日、各地で第36節の残り5試合が行われ、3位の磐田は岡山に1―2で敗れ、勝ち点は62のまま。

岡山―磐田 前半7分、先制ゴールを決める磐田・松原(中央)=岡山・Cスタ(浜松総局・山川侑哉)
岡山―磐田 前半7分、先制ゴールを決める磐田・松原(中央)=岡山・Cスタ(浜松総局・山川侑哉)


②Cスタ(岡山2勝)▽観衆10578人
岡 山 13勝15分け8敗(54) 2(1―1 1―0)1 磐 田 17勝11分け8敗(62)
▽得点者【岡】鈴木(3)柳(4)【磐】松原(6)

 【】磐田は先制したが、守り切れず岡山に逆転負けした。
 立ち上がりは前線から圧力をかけ前半7分、敵陣で球を奪うとショートカウンターを仕掛け、松原が先制点を決めた。だが、37分に右サイドを崩されて同点に追い付かれた。
 後半は思うように好機をつくれず、31分に相手CKを押し込まれて勝ち越された。試合終盤は選手交代で巻き返し、後藤、ジャーメインがゴールを狙ったが、追い付くことができなかった。
自動昇格遠のく  先制すればめっぽう強い磐田だったが、岡山に今季初の逆転負けを喫した。2月の開幕戦で敗れた相手に再び屈した。敵地まで駆けつけたサポーターの叱咤(しった)激励が飛ぶ中、選手は力なく下を向いた。4試合ぶりの黒星で自動昇格圏がさらに遠のいた。
 立ち上がりは横内監督が「準備していたことができた」というように、前線からの守備が効果的にはまった。前半7分、その流れで球を奪うと、素早くパスを前線へ。最後は松原が今季6点目となる先制点を左足でたたき込み「みんながつないでくれた」と喜んだ。
 好調だった展開が暗転したのが30分後だ。リズムよく攻め続けたが、守勢に回りブロックを敷いて重心が下がったところを狙われ同点に追い付かれた。10試合ぶりに先発復帰したMF山田は「どう守るか、対処する前にきれいにやられてしまった」と唇をかんだ。
 さらに後半は屈強な選手を次々投入する相手にセットプレーから決勝点を奪われた。磐田にもCK5本、FK17本と好機はあった。途中出場のMF古川は「チーム全体でカバーできなかった差が出た」と悔やんだ。
 今季補強なしで戦う磐田は9月の4試合で1勝のみと明らかにガス欠を起こしている。このままずるずる転げ落ちてしまうのか。松原は「スーパーなFWがいるわけではない。一人一人がギアを上げるしかない」と言葉を絞り出した。
 (名倉正和)

いい茶0

ジュビロ磐田の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞