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スポーツの力で人が集まるまちに 元ジュビロ磐田・尾崎さん 任期付き市職員に

 スポーツのまち推進担当の任期付き職員として磐田市に登用されたサッカー元ジュビロ磐田GKの尾崎勇史さん(54)が2日、市役所で草地博昭市長から辞令を受けた。尾崎さんは「スポーツを通じて磐田にたくさんの人が集まってもらうために力を尽くす」と決意を述べた。

草地磐田市長(手前)から辞令を受ける尾崎さん=市役所
草地磐田市長(手前)から辞令を受ける尾崎さん=市役所

 任期は3年間。スポーツのまち推進課に所属し、イベントの運営や情報発信業務などの業務を担う。辞令書を受け取った尾崎さんは「責任を感じる」と表情を引き締め、「磐田から世界に羽ばたく選手が輩出できるよう、土台づくりに取り組む」と意気込んだ。草地市長は「専門的知識やこれまでの経験を生かし、未来のスポーツのまちづくりを戦略的に描くために協力してほしい」と期待した。
 市は本年度、スポーツの専門的な知識を持つ人を対象に職員を募った。現役時代から約30年間、磐田市に住んでいるという尾崎さんは「磐田に恩返ししたい」との思いで応募を決めた。
 尾崎さんは1987年にジュビロ磐田の前身のヤマハ発動機に入部。99年には清水エスパルスと年間優勝を争ったチャンピオンシップのPK戦でスーパーセーブを見せるなど、ジュビロ磐田の黄金期を支えた。2004年に現役を引退し、今年3月まで磐田東中・高でサッカー部のコーチを務めた。
 (磐田支局・崎山美穂)

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