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⚽ジュビロ磐田 古川、ダービーで昨年の雪辱期す 7日清水戦「得点に絡みたい」

 J2磐田のMF古川陽介(20)=静岡学園高出=が7日の清水との静岡ダービーに向けて並々ならぬ決意で調整を進めている。昨年10月のダービーでは試合終了間際、決定機のシュートを外し、勝ち越せず悔しい引き分け。「去年の雪辱を果たす。チャンスがあれば得点に絡みたい」。ドリブラーは相手守備陣を切り裂くイメージを膨らませている。

清水戦へ調整する磐田の古川=ヤマハ大久保グラウンド
清水戦へ調整する磐田の古川=ヤマハ大久保グラウンド

 昨年、J1降格危機で迎えたダービーでは、残り10分余りで局面打開の切り札として投入された。最終盤の絶好機でゴール前に詰めたが、大きく枠を外して試合後に泣き崩れた。直後のG大阪戦で敗れてJ2降格が決まり「最後のシュートを外して降格してしまった。責任がある」。
 昨季は7試合にとどまったが、今季はここまで25試合と出場時間を伸ばしている。ただ得点は先発した7月5日の金沢戦以来遠ざかっている。好機は演出しているだけに「手応えはつかめてきている。ピッチで示すしかない」とゴールへの貪欲さを忘れていない。
 少しでも得点に関わろうと、先発で出場した試合の分析を個人的に専門家に依頼。クロスへの入り方や球がない時の動き方など、一つ一つのプレー映像を確認し、アドバイスを受けた。「学びが多かった。次の試合でオリジナリティーを加えて発揮したい」と意気込む。
 昨年のダービーでは敵地で両チームが一触即発になる場面が何度もあり、独特の雰囲気を肌で感じた。「今年も異様な雰囲気になるはず。すごく楽しみにしている」。悔し涙を歓喜に変えるつもりだ。
 (運動部・名倉正和)

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