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⚽J2磐田・金子 トップ下で存在感 6日 J昇格30周年記念試合 勝って「大観衆と喜び 共に」

 J2磐田のMF金子翔太(28)=JFAアカデミー福島出=が状態不良が続いたMF山田に代わってトップ下に入り存在感を示している。次節6日のエコパスタジアムでの仙台戦はJリーグ昇格30周年記念試合。「勝って皆さんと喜びたい」。4万人に迫る観衆を前に躍動するつもりだ。

Jリーグ昇格30周年記念試合に意欲を見せる磐田の金子=ヤマハ大久保グラウンド
Jリーグ昇格30周年記念試合に意欲を見せる磐田の金子=ヤマハ大久保グラウンド

 開幕当初は2列目の右サイドに入ることが多かったが、中央に入り持ち味の広い視野を生かした。チームトップの7点を挙げるFWジャーメインとのコンビで攻撃陣をけん引し、6月から続くリーグ戦10戦負けなしに貢献している。金子自身も直近3試合で3得点と波に乗る。現在5得点で、キャリアハイとなる2018年J1清水時代の10ゴールを目指す。
 好調を維持しているが、転機となる試合があった。7月1日のホームでの大分戦。先発出場したが、決定機を逃し前半だけでベンチに退いた。後日、横内監督から「もっとシュートを打ってほしいし、危険な所に入っていってほしい」と指摘を受けた。この言葉に奮起し7月の山形、藤枝、群馬戦で得点に絡み「自分で行くシーンが増えてきた」と手応えを感じている。
 磐田にとってエコパスタジアムの試合は鬼門だ。昨季8月にJ1浦和に0-6の大敗を喫して当時の伊藤監督が直後に成績不振を理由に解任された。今季も清水との静岡ダービーで引き分け、勝ちから遠ざかる。それでも勢いに乗る背番号40は「勝てていないが、気にしていない。必ず勝たないといけない」。12日に直接対決する首位町田に迫るため、自動昇格圏2位を守る。
 (名倉正和)

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