島田の橋名板盗難、49枚245万円の被害 市が点検結果発表
静岡県中西部で橋名板の盗難が相次いでいる問題で、島田市は19日、市内159カ所の橋の橋梁(きょうりょう)を点検した結果、14カ所の橋で橋名板計49枚(245万円相当)が盗まれたと発表した。一部は島田署に被害届を提出していて、今回新たに判明した被害も届け出る方針。
9月12日から10月16日にかけて、対象の橋の緊急点検を実施した。盗まれた橋名板はいずれも真ちゅう製という。ボルトやナットが落ちていた現場もあったことから、対策が可能な31カ所の橋は溶接や接着剤で橋名板を固定した。
市内では9月12日に神谷城の水神橋と浅川橋の橋名板がなくなっていることが判明した。その後のパトロールなどで複数の盗難被害が分かった。今後は資源化できない他素材の使用などの対策も検討している。