SL 3年ぶり一般開放 お出迎えへ“化粧直し” 三島・楽寿園
三島市の市立公園「楽寿園」のシンボルで、新型コロナウイルスの感染対策で閉鎖していた蒸気機関車「C58322」の運転室が、マスク着用に関する国の方針変更に伴って約3年ぶりに一般開放された。16日には旧国鉄やJRのOBでつくる「東海鉄道OB会三島支部」が清掃し、来園者を出迎える準備を整えた。
同支部の会員ら約10人が、車両にたまったほこりを払い、油を塗って磨き上げた。黒光りした姿を取り戻させ、渡辺陸男支部長は「来園者に喜んでもらいたい」と話した。
同機関車は二俣線などで活躍し、引退後の1971年に楽寿園に設置された。運転席に座って機器に直接触ることができ、来園者から人気を集めている。
普段はボランティアが清掃・管理し、同支部が春と秋の年2回、拭き掃除などを行っている。