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チャットGPT 島田市が業務に導入 12月から全課で

 島田市は12月1日から、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を業務に本格導入する。染谷絹代市長が1日の定例記者会見で明らかにした。

 職員専用の総合行政ネットワーク上で動作するシステムを全庁で導入する。あいさつ文や会議資料作成、要約、校正、アイデア出しなど全課で活用する想定。
 4月からDX推進課で実証実験を開始し、市のシステムやセキュリティー、ネットワークとの親和性などを確認した。市独自の職員向けガイドラインも作成したほか、8月下旬から9月上旬にかけて全庁での実証実験も実施した。
 正規職員約800人を対象にしたアンケートでは、回答者の約4割がある程度利用していると答え、8割以上が仕事の効率が向上すると感じているとした。用途の約3割は文章案の作成や要約、校正が占めた。
 地方創生の推進に向けた連携に関する協定を結ぶしずおか焼津信用金庫と生成AIの合同勉強会も開く。
 (島田支局・寺田将人)  「解体予定の市役所旧庁舎でサバゲー」 民間から提案  島田市の染谷市長は1日の定例記者会見で、解体予定の市役所旧庁舎でサバイバルゲームの開催を民間事業者から提案されていることを明らかにした。
 今月末の解体開始直前の26日開催を軸に調整している。市公共施設マネジメント民間提案制度を活用したアイデア。民間事業者からは「サバイバルゲームができる場所は限られていて、市役所で開催できるのは数十年に一度のチャンス」などの声があったという。開催規模などは未定で、建物内のみを利用する想定。
 旧庁舎は築61年で、隣接する新庁舎での業務が10月10日に開始されたことに伴い、その役割を終えた。解体後は来庁者用の駐車場として利用する予定。
 染谷市長は「解体の直前まで活用してもらい、皆さんの思い出に残るイベントになってくれればうれしい」と話した。

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