テーマ : 島田市

生きるための行為 受け止めて ひきこもり当事者、体験語る 島田で講演

 島田市は6日、高校2年時から30代までひきこもりを経験した一般社団法人「ひきこもりUX会議」(東京都)の林恭子代表を招いた講演会「解決ではなく共に在ること」を島田市役所で開いた。市民ら約70人が参加し、理解を深めた。

ひきこもり当事者の声を紹介する林さん=島田市役所
ひきこもり当事者の声を紹介する林さん=島田市役所

 林さんは、ひきこもりだった自身の体験談を告白した。理不尽な校則や体罰、母との関係などが原因で高校2年から突然外出が難しくなったことや、信頼できる精神科医や仲間に出会い回復に向かったことを振り返った。
 同法人での活動を通じ、ひきこもり当事者の声を聞いて分析した結果も解説。ひきこもりを「生きるための行為」と位置づけ、周囲の人には前向きに受け止めてほしいと呼びかけた。

いい茶0

島田市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞