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どぶろく「地域発展へ活用」 島田市「特区」認定 製造予定の片岡さん 自家生産米使用、自店舗で提供

 国の構造改革特別区域として、自家生産米使用などを条件にどぶろく製造の免許取得要件を緩和する「どぶろく特区」に島田市が3月に認定されたことを受け、製造予定の中屋酒店(横岡新田)の片岡博さん(56)が11日、市役所を訪れ、染谷絹代市長に意気込みを伝えた。

どぶろく製造の意気込みを語る片岡さん(右)=島田市役所
どぶろく製造の意気込みを語る片岡さん(右)=島田市役所


 酒店の一角で酒場を営む片岡さんは米も栽培していて、昨年6月に特区申請を市に提案していた。酒類製造免許を取得して製造機材などを整備した後、どぶろくの生産を開始する予定。店での提供を想定している。片岡さんは「耕作放棄地も増えている。地域の発展につなげていきたい」と抱負を語った。染谷市長は「地元農産物の広がりに期待している」と激励した。
 特区に認定されると、農家民宿や農家レストランなどを営む特定農業者が自ら生産した米を原料にどぶろくを製造する場合、酒類製造免許要件の最低製造数量基準(6キロリットル以上)を適用しない。
 (島田支局・寺田将人)

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