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「持続可能なまちづくりを」 島田市長 24年度施政方針

 島田市の染谷絹代市長は27日の市議会2月定例会本会議で2024年度の施政方針を示した。予測困難な社会情勢を踏まえ、「時代の変化を敏感に捉え、果敢に挑戦し、持続可能なまちづくりに取り組む」と述べた。
 ヤングケアラーや高齢の親(80代)と子ども(50代)が生活に困窮する「8050問題」などの複合課題に対応するため、重層的支援体制の整備を進める。妊産婦や子育て世帯、子どもに対する一体的な相談機関として、「こども家庭センター」を設置する。
 人材不足の解消に向け、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業活動を支援する。市の基幹産業である茶業に関しては、需要が見込める有機栽培や碾茶(てんちゃ)の普及拡大に努め、国の「みどりの食料システム戦略」を活用した有機農業の産地づくりに取り組む方針を示した。同報無線のデジタル化にも着手する。
 広報だけでなく、移住・定住促進、ふるさと納税業務などを展開する広報プロモーション課を設置することを踏まえ、「コロナ下から続く地方回帰の流れをさらなる追い風に変え、市の認知度向上につなげる」と強調した。

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