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山岸運送、犯罪被害者支援 走行距離に応じて寄付 全国初

 犯罪被害者週間(11月25日~12月1日)に合わせ1日、山岸運送グループ(本社・島田市)は、犯罪被害者支援のシンボルマークなどをプリントした大型トラック1台を業務で使用し、走行距離に応じて収益をNPO法人「静岡犯罪被害者支援センター」に寄付するプロジェクトを開始した。走行距離に応じて寄付を行うのは全国初。

犯罪被害者支援のシンボルマークをプリントした大型トラックの出発式=1日午前、島田市の山岸運送大柳物流センター
犯罪被害者支援のシンボルマークをプリントした大型トラックの出発式=1日午前、島田市の山岸運送大柳物流センター

 犯罪被害者支援活動の周知を目的に、島田署と静岡県警警察相談課が同グループに働きかけ実現した。犯罪被害者のカウンセリングや通院の補助などを行う同法人の清水英之センター長は「活動の認知度は低いのが現状。周知を図ることで迅速な支援につながれば」と期待した。
 同トラックは県内のスーパーを中心に店舗への配送を行う。犯罪被害者支援のシンボルマークのほか、同法人の電話番号やホームページにつながるQRコードがプリントされている。
 同市の山岸運送大柳物流センターで同日、同トラックの出発式が開かれた。同法人や警察の関係者らが出席した。同グループの山岸一弥社長は「犯罪被害に苦しんでいる人が多くいることを県民に知ってほしい」とあいさつした。

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