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スケートボードストリート世界選手権 根附(島田市出身)2位、初メダル

 スケートボード・ストリートのパリ五輪予選第5戦を兼ねる日本初開催の世界選手権最終日は17日、東京・有明コロシアムで決勝が行われ、男子は22歳の白井空良(ムラサキスポーツ)が276・81点で初優勝した。日本勢で2021年大会の堀米雄斗(MIXI)以来、2人目の頂点。

男子決勝 演技する根附海龍=有明コロシアム
男子決勝 演技する根附海龍=有明コロシアム

 根附海龍(DC Shoes、島田市出身)が初メダルの2位、21年東京五輪王者の堀米が3位で、男女通じて初めて同一国による表彰台独占を果たした。2月の前回大会銅メダルで13歳の小野寺吟雲は6位だった。
 女子は17歳の織田夢海(サンリオ)が265・75点で初制覇した。第1回の19年と21年大会覇者の西村碧莉に続く日本勢の世界一。白井と織田は五輪予選を初めて制した。五輪女王の西矢椛(サンリオ)が前回に続く銅メダル。
 吉沢恋(ACT SB STORE)は5位、赤間凜音は6位、五輪銅メダルの中山楓奈(ムラサキスポーツ)は7位で、ライッサ・レアウ(ブラジル)が2位だった。45秒間に技を連発する「ラン」2回の最高点と、5回の一発技「ベストトリック」で得点の高い2回の合計で争った。

日本勢3番手、五輪圏内
 男子の根附は今大会で躍進した。高得点を連発して堀米や小野寺ら実力者を上回り、堂々の2位。「ベストトリック」の1本目には、板を180度回転させながら斜面に乗り、前輪の金属パーツ部分を使って降りる技を決めた。大会を通じて成功率の高さが際立ち、「世界に通用することが分かった」と大いに自信を深めたようだった。
 パリ五輪予選ランキングで、出場圏内の日本勢3番手まで食い込んできた。初の五輪を目指し、「毎回、表彰台に上がれる選手でいたい。もっと新しい技を練習したい」と意欲的だった。

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