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河川の水位・水質を公開 三島市が一元化 「環境監視システム」

 三島市は30日、市内の河川の水位や水質の情報を一元化し、インターネット上で閲覧できる「水環境デジタル監視システム」の運用を始めた。災害対策をはじめ、水環境の良さをPRするツールとしても活用する。4月10日に一般公開する。

水位の現状やAI予測を確認できるシステムについて紹介する担当者=三島市役所
水位の現状やAI予測を確認できるシステムについて紹介する担当者=三島市役所

 市内33カ所に設置したセンサーやカメラ50台から取得する情報を統合。水位や流速の現状や人工知能(AI)予測の確認、ライブ画像と正常時の画像比較ができる。水の汚濁指標である生物化学的酸素要求量(BOD)も確認できる。
 水辺の観光スポットに関する情報も掲載し、観光客が事前に安全性を確認できるように現状の水位や水質も分かりやすく伝える。
 システムを構築したTOKAIケーブルネットワーク(鈴木光速社長)によると、河川状況の一元化に加え、水環境のPRも一体となったシステムは全国的にも珍しいという。市役所で30日開かれた式典では、豊岡武士市長が災害対策の役割を期待した上で「平時は豊かな水環境をPRしたい」と意気込んだ。
 (三島支局・岡田拓也)

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