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静岡県食材、味な発信 静岡のフィージャ「FUDO」創刊

 旅行業のフィージャ(静岡市清水区)がこのほど、県内各地の生産者を紹介しながら食材の魅力を伝える情報誌「FUDO(フード)」を創刊した。農水産物などの販売促進や、県産食材のファン開拓を目指す。

事業第1弾で開発したスープ(右)とFUDO=静岡市清水区
事業第1弾で開発したスープ(右)とFUDO=静岡市清水区

 2021年創業の同社は事業の第1弾として、自然栽培のニンジンやトマト、かつおだしを使ったスープを食品メーカーと連携して開発。クラウドファンディングで資金を募り、今年6月から情報誌と野菜をセットにして販売を始めた。
 7月以降も「選べる食マガジン」をコンセプトに会員を募り、冊子(A4判変形)を隔月で発刊する。コメやジビエ、茶などの生産者のこだわりや料理レシピを紹介し、誌面に掲載する食材の注文を受け付ける。
 FUDOの名前の由来は「フード(食)」と「風土」。生産者や料理人と提携して県内外に情報を発信し、地元の食文化を楽しみながら旅行するガストロノミーツーリズムの促進も目指す。
 永松典子代表は「観光需要の回復に向けて、静岡が誇る多様な食材の魅力を発信していきたい」と話す。
 問い合わせはフィージャ<電054(347)2511>へ。

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