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ふさわしい「党首」熟慮し1票 三島・南中で模擬選挙 市選管協力 意義学び政治へ関心高める

 三島市の南中で1日、公民的分野を学ぶ社会科の授業の一環として、選挙権の意義を学ぶ模擬選挙が行われた。「南中議会議員選挙」と題し、3年後に選挙権が与えられる3年生たちが「党首」役の生徒の演説を聞き、ふさわしい人物に1票を投じた。

自分の考えに沿う党首を選び投票する生徒=三島市の南中
自分の考えに沿う党首を選び投票する生徒=三島市の南中

 2組は4人が党首として立候補し、自身が考えたマニフェスト(公約集)に基づいて「首相になったらどんな国を目指すか」を演説した。東京一極集中の是正に向け、人口10万~20万人の都市を全国にまんべんなくつくると訴えたり、子ども食堂に対する月15万円の援助や公務員の給料アップといった具体的な政策を主張したりした。
 市選挙管理委員会の協力を得て、実際の選挙で使う投票箱や記載台を用意。選管役の生徒が見守る中、生徒は自身の考えに沿う党首を選び、投票に臨んだ。今後の授業でマニフェストに沿った政策を進めた場合、どんな社会になるか検証し、政治への関心を高めていくという。
 (三島支局・岡田拓也)

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