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「おせん」なりきり踊り奉納 島田 女子児童かわいらしく

 島田市阪本の旧初地区に江戸時代から伝わる「おせん女踊り」が8日、地元の天王神社秋祭りで奉納された。初倉小と初倉南小の女子児童15人が花がさと振り袖を身に着け、地区内の各所でかわいらしい踊りを披露した。

かわいらしい踊りを披露する児童=島田市阪本
かわいらしい踊りを披露する児童=島田市阪本

 新型コロナ禍の影響で4年ぶりの開催。おせん女踊りは初倉橋のたもとにあった茶屋の娘「おせん」が旅人に茶をもてなす姿を表現した踊り。児童はおはやしの音色に合わせ、茶を差し出すしぐさを演じた。集まった地元住民は温かい拍手を送った。
 初倉小6年の原田珠さん(11)は「4年ぶりの踊りで緊張したけれど、思い出になってよかった」と話した。
 おせん女踊り保存会によると、かつては男性が演じていたが、担い手不足で一時中断した。45年ほど前に保存会が発足して復活した後、踊り手を女子児童が担う現在の形態になったという。2019年には「しまだ市民遺産」に認定された。

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