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花や苗求めにぎわう 三島で「みどりまつり」

 緑化啓発イベント「第93回三島みどりまつり」が8日、三島市の長伏公園で始まった。春と秋に年2回開催してきたイベントは今回で最後。市内外から花の苗や植木などを求める園芸愛好家が来場し、にぎわいを見せている。9日まで。

色とりどりの花を求める来場者でにぎわう三島みどりまつり=三島市の長伏公園
色とりどりの花を求める来場者でにぎわう三島みどりまつり=三島市の長伏公園

 パンジーやサクラソウ、ベゴニアなど約20種類の花の苗や三島桜の苗木の無料配布が人気を集め、長蛇の列をつくった。園芸店の出店もあり、色とりどりの花が会場を彩っている。
 園芸講習会では、木の特徴に合わせた剪定(せんてい)のコツを伝授。病害虫対策や薬剤の使い方など庭木の手入れに関する相談コーナーも設けられた。
 同イベントは市が提唱する「みどりと花いっぱい運動」の一環として、1977年に始まった。家庭や地域での自発的な緑化活動の輪を広げる目的で、地元の造園業者や花卉(かき)販売業者が運営してきたが、実行委員の高齢化が理由で幕を閉じる。
 来場者からはイベント終了を惜しむ声が寄せられ、加々見勝八郎実行委員長(81)は「心苦しいが、木や花に触れる喜びを伝えられたのではないか」と長年の活動を振り返った。

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