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児童 競技かるたに親しむ 三島 古今伝授相伝の願成寺で大会

 古今伝授が初めて行われたとされる三島市川原ケ谷の願成寺で29日、小学生が百人一首の魅力に触れる「願成寺古今伝授杯小学生百人一首競技かるた大会」(実行委主催)が開かれた。同市を中心に児童40人が競技かるたに親しんだ。

三島せせらぎ会による実演を見てルールを学ぶ参加者=三島市川原ケ谷の願成寺
三島せせらぎ会による実演を見てルールを学ぶ参加者=三島市川原ケ谷の願成寺

 同市の競技かるた団体「三島せせらぎ会」の西郷直樹永世名人が対戦に先立ち、競技かるたのルールを説明。同会の会員による実演を交えながら、札の並べ方や競技の進め方を伝えた。参加者は、西郷永世名人が「最初に覚えてほしい」と選んだ30首の札で対戦し、獲得した枚数を競った。
 願成寺は室町時代、武家歌人東常縁から連歌師宗祇に対し、古今和歌集の解釈を伝える「古今伝授」が行われたとされる場所。大会は、古今伝授相伝の地として和歌のまち三島を発信するイベントとして開催した。

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