テーマ : 御殿場市

国保税の軽減措置「適当」 御殿場市の協議会が答申

 御殿場市国民健康保険運営協議会は24日、市から諮問を受けていた国民健康保険税の軽減措置について、2024、25の2カ年度に被保険者均等割額の2分の1を軽減することは適当であると答申した=写真=。市によると、加入者全員にかかる均等割額に特化した軽減は県内他市町にない取り組み。

国民健康保険税の軽減措置について答申する鍵山会長ら=御殿場市役所
国民健康保険税の軽減措置について答申する鍵山会長ら=御殿場市役所

 市によると、財源は23年度当初で約16億円が積み上がっている国民健康保険事業基金とする方針。3月末現在で市内の国保加入者は1万4134人で、2カ年度で計約6億円の還元を想定する。低所得者に当たらない40~64歳の加入者の場合、1人につき年約2万4千円が軽減される見込み。
 同協議会の鍵山知子会長らが市役所を訪れ、勝又正美市長に答申書を手渡した。国保財政基盤の堅持に向けて財政状況の周知を被保険者に図り、医療費適正化のため保健事業を推進すること▽課税限度額にかかる税制改正等が実施された場合に適切に対処すること-なども要望した。
 勝又市長は「コロナ禍の影響を特に強く受けた自営業者らの支援に向けて、ありがたい答申」と述べた。
 市は答申を受け、関連条例の改正案を市議会12月定例会に提出する予定。

いい茶0

御殿場市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞