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生活影響の調査書案にミス 南伊豆地域ごみ処理計画 住民に再縦覧へ

 下田と南伊豆、松崎、西伊豆の4市町で組織する南伊豆地域清掃施設組合は25日、整備を計画する広域ごみ処理施設について市民町民向けに縦覧を実施した生活環境影響の調査書案に複数の誤りがあったと明らかにした。縦覧期間は既に終了しているため、再度縦覧を実施する見込みという。
 組合によると、調査書案では1日に各市町からごみを収集してくる廃棄物運搬車両の平均台数を225台としていたが、正しくは270台だった。粗大ごみの破砕機の稼働時間帯は「夜間も稼働」としていたが、日中の稼働が正しかった。車両台数の誤りは、ある自治体が組合への報告段階で誤った。この自治体から間違いの報告を受けて調査書案を再確認した結果、稼働時間帯の間違いも発覚した。調査の委託業者が誤ったという。
 元々の縦覧期間は12日までで、26日まで生活環境の観点から意見書を受け付けていた。既に10件の意見書が提出されていて、扱いを今後検討する。調査書案を再確認した上で早期に2回目の縦覧を実施する方針。
 組合は「現時点で基準値を超える項目はなく、施設整備が周辺の生活環境に影響を及ぼさないとする結果は変わらない」としている。焼却施設完成と可燃ごみの搬入開始を2029年度中と見込んでいて、施設の開業時期に影響がないよう準備を進める。

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