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西伊豆ジビエ普及へ 地域協力隊員らが新料理提供

 西伊豆町の地域おこし協力隊の保苅優雅さん(27)と同町で宿泊施設を管理する小早川智志さん(43)が7月から、地元産の野生鳥獣肉(ジビエ)を使った料理の提供を町内飲食店で始めた。狩猟免許を持つ保苅さんが仕留めたシカやイノシシを活用して「ジビエのおいしさを知ってもらいたい」と普及に努める。

地元産ジビエを使った料理を提供する保苅さん(右)と小早川さん=西伊豆町仁科
地元産ジビエを使った料理を提供する保苅さん(右)と小早川さん=西伊豆町仁科

 保苅さんは2021年から有害鳥獣対策に励み、翌年からは解体処理施設を開いてジビエの販売も行う。飲食店経営の経験がある小早川さんがジビエの魅力を知り、飲食店オーナーの三村隆弘さん(64)に働きかけて実現した。
 飲食店は、同町仁科の音楽喫茶「West(ウエスト)」。同店はこれまで昼のみの開店だったが、保苅さんのジビエを仕入れて使っていた縁もあり、2人に夜の営業(金、土曜の午後6~11時)を任せることになったという。
 メニューはシカやイノシシのソーセージやどんぶりなど。低脂質高タンパクなジビエはあっさりとした味わいが特徴という。保苅さんは「おいしさを知ってもらい身近なものにしたい」、小早川さんは「地域の活気につながればうれしい」と意気込む。

 

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