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ハマボウ植栽 津波減災へ 西伊豆安良里地区 住民や静大生ら汗

 西伊豆町安良里の住民でつくる「安良里地区まちづくり委員会」や静岡市駿河区の静岡大の学生約30人が2日、漁港の堤防付近でハマボウの苗の植栽作業を行った。同地区では2017年度から学生らとハマボウなどを植え、防災林として津波の減災効果を持たせようと活動している。

ハマボウの苗を植える参加者=西伊豆町安良里
ハマボウの苗を植える参加者=西伊豆町安良里

 同大防災総合センターの増沢武弘客員教授(78)によると、強く根を張るハマボウにより波の力が弱まり、避難時間が生まれるという。同大が同地区で群生しているハマボウの種を採取して育てた苗約70本を用意。ツルハシなどで穴を掘り、苗を植えた。
 同委員会の近藤安会長(76)は「減災に加え、黄色の花を咲かせるハマボウを増やして景観の保全にもつなげたい」と話した。

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