まぐろのツナと繋ぐ、モビリティをかけて「つなモビ」といいます。焼津港を中心に36もの停留所があり、スマホで呼んで目的地に直行できます。社会実験をしているのは森田創さん、ビジネスで訪れた人に老舗の鰹節店などを紹介しています。3月24日まで実験は続き、乗車可能です。森田さんは去年伊豆稲取でも「イナヅマシャトル」というワゴン車を走らせ名物「肉チャーハン」や「雛の吊るし飾り」の店を訪ねる33か所の停留所を作り人と街をつなぎました。
アルバイトなどで川根本町に来て働いてもらうことで「関係人口」になり町の魅力を知ってもらう。川根高校の杉山歩羽花(ふうか)さんが探求学習で出したアイデアです。川根バイト実現のため農業法人とゲストハウスオーナーが協力しました。昼は芋ほり、夜は町の人たちとBBQを楽しみました。歩羽花さんは推薦入試でこの経験をアピールして静岡大学の教育学部に合格しました。
藤枝市瀬戸谷地区で資源を循環させながら農業をしているちいとらっつ農舎の杵塚歩さん。農薬や化学肥料を使わず昔ながらの農家のスタイルを守っています。稲わらを茶畑に敷いて保湿しています。春にはふかふかの土になるそうです。パートナーと育てた大豆と米こうじから味噌を作ったりといろいろなものを少しづつ生産しています。その味と生き方に共感するファンも多く経営が成り立っているところが立派です。
子どもたちの前で富士宮やきそばを作ったのはレストラン セラヴィの啓介シェフ。静岡の食材の素晴らしさを知ってもらうための実演です。「mog mog ふるさとキッチン」という全国で展開されているイベントが静岡市でも開かれました。秀英予備校では桜えび漁師の原さんと料理研究家の本田先生が登場し桜えびのかき揚げの作り方を子どもたちに指導しました。「上手にできた」そうです。
トップ進学校は大学受験に精いっぱいで探究活動は苦手だと思っていたのですが、この3人は違いました。
「アオハルし放題」という探究学習コンテストに出場し「モノ×タイケン=!」というプレゼンで最優秀チームの一つに選ばれました。
実際に規格外野菜(モノ)を使ったピザ教室(タイケン)を子どもたち向けに開催。
将来は起業家や海外で活躍したいという夢を話してくれました。
オープニングで歌って踊ったのは菊川市のご当地アイドル高校三年生のさっきーです。SDGsファッションショーや大人と話し合うカフェ、高校生が開発した商品の販売も。世の中の課題を自ら探して解決や研究のアイデアを出す探究学習。その成果を持ち寄ったSHIZUOKA TANKYU COLLECTIONは立派なイベントになりました。ゲストとして藤枝蓮華寺池まわりを元気にしている渡村マイさんも登場「自分の好きなことをやっているうちにこうなった」と高校生たちを励ましてくれました。
新静岡セノバに近い北街道沿いにオープンした「しずおかのひみつ」街づくり活動を続けて来た井上泉さんの命名です。「秘密にしておきたいほどとっておきの静岡のあれこれを紹介する店」です。静岡ならではのお土産コーナーにカフェコーナーではコーヒーに静岡の銘菓「8の字」がついて来ました。自分の好きな本を棚に並べて貸し出す「みんなの図書館」の棚主ミーティングも盛り上がりました。
岩澤さんは獣医さんです。そして静岡県内の農家や畜産家と有名料理人を結び静岡の食の豊かさをアピールし続けています。県庁の職員時代から「ふじのくに旬の食を食べ尽くす会」を開いて来ました。静岡の食材を料理人が仕上げ生産者も含めてみんなで味わう集まりです。14年間に渡り多い時には年72回も開催してきました。その動きは観光にも結びつこうとしています。
稲取高校の被服食物部は部活動です。東伊豆に伝わる「へらへらもち」をクリームブリュレの中に入れました。高校生が出場するイベントで販売していましたが、今回飲食店の協力で冷凍自動販売機に入れることができました。いつでも買ってもらうことができるようになりました。一方稲取で受け継がれている雛の吊るし飾りを干菓子の形にしたグループも。温泉の女将さんたちにプレゼンし、販売への道を探っています。
静岡市の建設会社アトリエサクラ。12人の会社の中に広報担当の女性が2人います。
彼女たちが開いた森林教室では林業家が実際に家の柱になる木を切り倒しました。
今市内に家を建てている小林さん一家も森の中で木の仕事を体験しました。
建設中の家では静岡市の山間部オクシズで採れた木が土台や柱にたっぷり使われています。
これからできる家が森の循環と林業家のストーリーを語り始めています。