日本の未来は小さな仕事や活動が作る!

元気!しずおか人

SBSテレビ 日曜午後1;54〜

ADDressという全国に270軒のネットワークを持つグループの施設が静岡市の用宗に2軒あります。利用者は四国に行ったり北海道に行ったり様々な地域の家をシェアして旅するように暮らし、リモートで働いています。用宗では地域おこし協力隊の星野晴香さんがこの施設を使いながら移住定住に向けて活動しています。写真を撮りながら用宗を歩くゲーム「ロゲイニング」の様子を取材しました。

焼津市の県立清流館高校1年生が市内の水産会社やお店を訪ねインタビューして魅力をポスターにするという活動でした。
生徒の感想です。「焼津のことは全く知らずはじめは興味もわきませんでした。
でも実際に訪問したら聞いてみたい、知ってみたい、見てみたいという興味が出てきました。
働くことの大変さよりも楽しさやいきがいを多く聞きました。焼津の人のやさしさにも気づきました」

静岡大学の学生たちが企業を訪ねその特徴や魅力を伝えるというビジネスです。第一号を受けてくれたのは吉田町の乾燥機メーカー大川原製作所。「これって何ですか?」という素朴な質問に現場の皆さんが答えてくれました。人手不足の時代ですから大学生が作った動画は採用活動に力を発揮してくれそうです。

静岡雙葉高校の生徒たちは校舎の屋上で養蜂をしてハチミツを採取しています。ミツバチの冬越しなど難しい問題もあり藤枝市の女性養蜂家からプロの知識を教えてもらいました。生徒たちは企業の力を借りてこのハチミツでもなか、アイスクリーム、わらびもちを開発し学園祭で販売、大好評でした。

「みずがくるぞ」は地震と津波に備えることをやさしく伝える防災紙芝居です。
語り手は静岡大学教育学部の亜実咲さんです。
「脅かさない防災」のための教材を研究開発している藤井研究室から
去年の9月にトビタテ!留学JAPANという制度を利用してスロバキアに渡りました。
日本は防災の世界では先進国。現地で幼稚園や小学校の子供たちに災害からの身の守り方を教えています。

3年前大学2年生だった宮城嶋開人さんは地元で富士山と駿河湾が美しい三保半島先端でマラソン大会を開くことを決意。
大人たちの力を借りて第一回三保海浜マラソンが開かれました。
翌年の大会は激しい風雨に耐える大会。
そして今年は最多310人の参加者を得て大会は育って来ました。

静岡市の駿河総合高校の生徒たちが牧之原市のガーベラのハウスを訪れました。規格外として廃棄されている花が多いことに驚き新静岡セノバでフラワーキャンドルのワークショップを開きました。静岡市の葉ネギやイチゴを育てている農業法人と清水のミカン農家を訪ねた生徒たちも規格外の果実を和紙に使うことを提案。サポート役の静鉄リテイリングが福井で実現しました。

下田高校の生徒たちがイノシシやシカの肉を使ったライスバーガーやシチューを提供するジビエ食堂を開きました。
高校の近くにシカなどが現れ定時制の生徒が怖がっていることを知ったことから獣害について学び、解決方法の一つとしての提案です。
このプロジェクトは高校生のビジネスコンクール「アオハルし放題」で最優秀賞を受賞しました。

そんなに大変なことをしているのが磐田福田の杜屋のご夫妻です。家の周りと長野県で木の実や果物を育て丁寧に下ごしらえをしてジャムを作っています。桑の実やブラックベリー、グースベリーなどの収穫を見せてもらいました。杜屋さんには熱烈なファンがいます。「果物をそのまま食べているようなフレッシュなジャム」だそうです。

富士宮市田貫湖に近い無医村地区に診療所を開いた山本竜隆医師。
朝霧高原をオーガニックな活動をしている人たちが集まる場所にしようとしています。
森の中で自然な食を紹介するオーガニックサミットを開催しました
さらに地球の健康が人の健康につながるというプラネタリーヘルスの勉強会も開きました。
伝えたいメッセージは「人間は自然によって生かされているんだよ」です。