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テーマ : 編集部セレクト

東レアローズ、5季ぶりプレーオフ進出 VC長野に3―1 バレーボールVリーグ

 バレーボールのVリーグは17日、沼津市総合体育館などで行われ、V1男子の東レは地元でVC長野とレギュラーラウンド最終戦を戦い、3―1で勝って18勝18敗、6位でファイナルステージ進出を決めた。東レのプレーオフ進出は5季ぶり。立ち上がりは攻撃がかみ合わず第1セットを落としたが、その後はミドルブロッカー西本圭吾の速攻を織り交ぜてリズムを取り戻し、3セットを連取した。パダル・クリスティアンも強打で21得点とけん引した。

東レ―VC長野 速攻を決める東レの西本=沼津市総合体育館
東レ―VC長野 速攻を決める東レの西本=沼津市総合体育館
東レ―VC長野 攻撃が決まり、ハイタッチを交わす東レの選手=沼津市総合体育館
東レ―VC長野 攻撃が決まり、ハイタッチを交わす東レの選手=沼津市総合体育館
東レ―VC長野 速攻を決める東レの西本=沼津市総合体育館
東レ―VC長野 攻撃が決まり、ハイタッチを交わす東レの選手=沼津市総合体育館

ミドルブロッカー西本 執念の16得点
 東レのミドルブロッカー西本の執念が、チームを5季ぶりのプレーオフに導いた。日本代表の高橋をはじめ“ミドル王国”の東レにあって、出番に恵まれない悔しさを抱えてきた背番号18が先発出場し速攻で14点、ブロックで2得点。「1年目も2年目も大事な試合に出られずに負けた。自分が出て、勝つのが目標だった」と気合が入っていた。
 チームは負けられない重圧からか、立ち上がりは攻撃がかみ合わず劣勢を強いられた。闘魂を注入したのが内定選手のセッター小野寺と西本だった。第1セット後半、小野寺が上げたトスに西本が応え2本の鮮やかな速攻が決まった。「小野寺との信頼関係はできていた」と西本は言う。
 ブロック決定本数リーグ2位を誇る西本だが攻撃力が課題だった。「自主練習で(控えの)真子、小野寺がトスを上げてくれ、李さんや難波がブロックに付いて協力してくれた」と地道に続けてきた努力が、大事な試合でアタック決定率93・3%の成果となった。
 ようやくたどり着いた舞台だが「目標はプレーオフ進出でなく優勝」と西本。富田も「目の前の1点、1セットから自分たちのバレーを体現したい」と覚悟を持って臨む。クオーターファイナルで対戦するWD名古屋(3位)との今季リーグの対戦は2勝2敗。篠田監督は「調子のいい選手を送り込む」と総力戦での下克上を狙う。
 (運動部・結城啓子)

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