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【米大統領選2024】11月本選 再対決が確定 バイデン氏とトランプ氏 

 【ワシントン共同】米大統領選は12日、民主党のバイデン大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(77)がそれぞれ党候補指名を得ることが確定した。南部ジョージア州などで予備選が実施され、米主要メディアによると、両氏とも夏の党大会で指名に必要な過半数の代議員を獲得した。11月の本選で2020年に続き再対決することになる。
 同じ顔合わせの再戦はアイゼンハワーがスティーブンソンを破った1956年大統領選以来68年ぶり。トランプ氏はビデオ声明で「史上最悪の大統領バイデンを倒さなければならない。米国を破壊させてはいけない」と述べた。バイデン氏は声明で「トランプは米国の理念を脅かす敵意と復讐(ふくしゅう)心に満ちた選挙運動を展開している」と批判し、対決姿勢を鮮明にした。
 トランプ氏は7月に中西部ミルウォーキーで開かれる共和党大会で、バイデン氏は8月の中西部シカゴでの民主党大会で、それぞれ正式に指名され、本選の鍵を握る激戦州で選挙運動を加速させる。
 12日は南部のジョージア、ミシシッピ、西部ワシントン各州で共和、民主両党の予備選があり、両氏がいずれも勝利した。トランプ氏はハワイ州共和党員集会も制した。
 指名を得るには、共和党は各州に割り当てられた代議員全2429人の過半数、民主党は党大会で第1回投票に参加する代議員約3900人の過半数が必要となる。
 トランプ氏はメキシコと接する南部国境から流入する不法移民対策で、バイデン政権が失敗していると批判。国境警備の厳格化と治安回復を訴えている。バイデン氏との討論会も要求している。
 バイデン氏は、21年の議会襲撃事件を巡り起訴されたトランプ氏が民主主義の原則を踏みにじっていると強調。在任中に保守派判事を最高裁に送り込み、人工妊娠中絶の権利を否定する最高裁判断につながったと非難し、女性の権利擁護を掲げる自身への投票を呼びかけている。

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