テーマ : 編集部セレクト

函南ならではの名産品へ 「あみにょん焼き」箱物土産発売 20日から

 函南町の観光協会や商工会でつくる町農泊推進協議会(西村悟代表)はこのほど、同町の道の駅伊豆ゲートウェイ函南で人気の焼き菓子「あみにょん焼き」の箱物土産を開発した。同町を象徴する名産品を目指し、道の駅など町内の観光施設で20日から販売する。

開発したあみにょん焼きの箱物土産=函南町の道の駅伊豆ゲートウェイ函南
開発したあみにょん焼きの箱物土産=函南町の道の駅伊豆ゲートウェイ函南

 2022年12月発売のあみにょん焼きは、町特産の丹那牛乳のバター製造過程で廃棄される「バターミルク」を生地に使用し、かんなみ仏の里美術館に所蔵される阿弥陀(あみだ)如来坐像をモチーフにした菓子。土日祝日に人間の煩悩にかけた一日108個限定という販売戦略が奏功し、23年は約1万2千個を販売する人気商品となった。
 ミルク感たっぷりのプレーン味と、香ばしさが魅力のキャラメル味。コンセプトは「見てほっこり、食べてにっこりな毎日でありますように」。箱の中は観光資源の桜をイメージしたピンク色にし、平和への祈りを込めて広島の原爆ドームに集まった千羽鶴を再利用した紙を使用した。
 道の駅で開いた14日の完成報告会で、田中三智子駅長は「持って帰ることで函南を知ってもらう波及効果を期待している」と強調。仁科喜世志町長は「函南と言えばこれという土産がなかった。町のPRにもつながる」と新名物の誕生を喜んだ。
 商品は2種類が各6個入り、税込み2160円。
 (三島支局・岡田拓也)

いい茶0

編集部セレクトの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞