テーマ : 編集部セレクト

ともしび 掛川から祈る 能登被災地報告も【東日本大震災13年】

 東日本大震災から13年の節目に合わせ、掛川市の有志が11日、犠牲者の追悼と早期復興を願う集い「キャンドルナイト」を同市内で実施した。能登半島地震の被災地でボランティア活動を行った市民団体メンバーも参加し、現地での活動の様子を報告した。

ろうそくに火をともして犠牲者を追悼したキャンドルナイト=11日午後7時5分ごろ、掛川市内
ろうそくに火をともして犠牲者を追悼したキャンドルナイト=11日午後7時5分ごろ、掛川市内
能登半島地震の被災地の様子を報告する斎藤一さん=11日午後7時20分ごろ、掛川市内
能登半島地震の被災地の様子を報告する斎藤一さん=11日午後7時20分ごろ、掛川市内
ろうそくに火をともして犠牲者を追悼したキャンドルナイト=11日午後7時5分ごろ、掛川市内
能登半島地震の被災地の様子を報告する斎藤一さん=11日午後7時20分ごろ、掛川市内

 市民約20人がろうそくの火を見つめて祈りをささげた。能登半島地震の被災地支援のため6回にわたって現地を訪れている市民団体「ふっこう支援掛川」統括の斎藤一さん(65)が講話し「石川県の支援も続けるが、東北地方の支援も継続する」と強調した。参加者に活動への協力を求めたほか、東日本大震災と能登半島地震を踏まえた食料備蓄などの災害対策拡充を呼びかけた。
 穴水町や輪島市など石川県内の各地で物資を届けたり、重機で私有地の障害物を取り除いたりする活動を続ける斎藤さんは「新鮮で温かい食事は被災者にとって心の安らぎになる」と指摘。輪島市では家庭菜園の野菜を持ち寄る共助があったと紹介した。
 イベントを呼びかけたデザイン事務所経営、加藤仁史さん(46)は「犠牲になった人が生きたかった未来を今、自分たちは生きている。未来のために勉強していきたい」と語った。
 (掛川支局・高林和徳)

いい茶0

編集部セレクトの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞