⚽J2清水エスパルス 大熊GMが退任 チーム編成指揮も低迷
J2清水は22日、チーム編成トップの大熊清ゼネラルマネジャー(GM)が31日付で退任すると発表した。後任は現時点では置かず、内藤直樹強化部長が編成を指揮する。取材に応じた山室晋也社長は「昇格できなかった結果責任」と退任の理由を説明した。
![4月の監督交代時に取材対応する大熊清ゼネラルマネジャー=静岡市清水区のクラブハウス](/news/images/n139/1380613/IP231222TAN900099000_0001_CDSP(2).jpg)
埼玉県出身でFC東京や大宮などの監督を歴任した大熊GMは、C大阪のチーム統括部長から2019年12月に現職に就いた。21年からは取締役とサッカー事業本部長を兼務。他クラブから即戦力を獲得する補強中心のチームづくりを推し進めた。
しかし、シーズン途中での監督交代を繰り返し、スタイルの一貫しないチームは低迷。昨季は7年ぶりのJ2降格に至った。今季は過去最高となる強化費を投じながらJ2で4位となり、J1復帰を逃した。下部組織の清水ユースも最高峰のプレミアリーグから昨季初めて転落し、今季は昇格できなかった。
大熊GMはシーズン終了後の選手との契約交渉には関わっていたものの、進退に関してはクラブに一任していた。