あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 金沢に3発、ついに自動昇格圏2位浮上 J2第35節

 明治安田J2リーグは17日、各地で第35節の残り3試合が行われ、清水は金沢に3―0で快勝し、勝ち点63で磐田を抜いてJ1自動昇格圏の2位に浮上した。

清水-金沢 前半8分、得点を決める清水のカルリーニョス=石川西部
清水-金沢 前半8分、得点を決める清水のカルリーニョス=石川西部
清水-金沢 先制点を決め、喜ぶ清水のカルリーニョス(右から2人目)=石川・西部
清水-金沢 先制点を決め、喜ぶ清水のカルリーニョス(右から2人目)=石川・西部
清水-金沢 金沢を下し、たたえ合う清水の選手たち=石川西部
清水-金沢 金沢を下し、たたえ合う清水の選手たち=石川西部
清水-金沢 前半8分、得点を決める清水のカルリーニョス=石川西部
清水-金沢 先制点を決め、喜ぶ清水のカルリーニョス(右から2人目)=石川・西部
清水-金沢 金沢を下し、たたえ合う清水の選手たち=石川西部


 【評】清水は前節に続く3得点で金沢に完勝した。
 前半8分、前線の積極的な守備からボールを奪い、カルリーニョスが流し込んで先手を取った。クロスバー直撃のシュートを打たれる16分の危ない場面をしのぐと、35分に白崎のクロスが相手のオウンゴールを誘って加点した。
 後半24分にはチアゴサンタナが遠めから沈めて3点目。その後は攻めながらも要所を締め、3試合連続の無失点を達成した。

「もう一つ上へ」勢い
 攻守がかみ合い、快勝でつかんだ今季リーグ17度目の白星は、J1昇格を目指す清水にとって大きな一歩となった。磐田を抜き、初めて自動昇格圏の2位に浮上。磐田と順位を入れ替わる好機を“三度目の正直”でついに実らせた。
 先制点を勝負の鍵に掲げていたチームは、開始から8分で早くも理想の試合展開を実現した。相手の自陣でのパス回しに対し、両サイドMFが間合いを詰めて奪取に成功。岸本からカルリーニョスに渡りゴールを陥れた。
 前半のうちに加点すると、後半のダメ押しはFWチアゴサンタナだ。ペナルティーエリア外から左足を目いっぱい振り抜き、相手GKの伸ばす手をはじいてねじ込んだ。2戦連発弾は今季10得点目となり「得意なコース。貢献できてうれしい」と充実感を漂わせる。
 秋葉監督は練習試合で好パフォーマンスだったというMF竹内を13試合ぶりの先発に抜てきした。ベテランボランチは攻守で安定したプレーを披露。勝利とともに、選手層の厚さをこの終盤戦で発揮できたのは大きい。
 今季は開幕7戦未勝利で19位と出遅れたが、監督交代を契機に巻き返しを開始。7月1日のリーグ第23節から続く無敗はこれで13試合に伸び、クラブがJ1で達成した記録に並んだ。「もう一つ上がある。優勝したい」と竹内。勢いに乗ったまま、昇格へのラストスパートに突入する。
 (運動部・市川淳一朗)

②石川西部(清水2勝)▽観衆9277人
清水 17勝12分け6敗(63) 3(2―0 1―0)0 金沢 9勝5分け20敗(32)
▽得点者【清】カルリーニョス(14)OG、チアゴサンタナ(10)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

清水エスパルスの記事一覧

他の追っかけを読む