障害児のチアダンス開講 静岡でNPOと⚽清水エスパルス イベントで披露目標
障害者サッカーの普及に取り組むNPO法人静岡FIDサッカー連盟(瀬戸脇正勝理事長)が、Jリーグ2部(J2)清水エスパルスとの共催で、知的障害児や家族を対象としたチアダンスの教室「静岡パラフットボールチアダンススクール」を開講した。チアダンスを「サッカーの文化の一つ」と位置付け、活動の場を提供する。
![振り付けの指導を受けて練習に取り組む子どもたち=静岡市駿河区](/news/images/n141/1403749/IP240128TAN900077000_0001_CDSP.jpg)
静岡市駿河区で21日、初回の教室が開かれた。集まったのは市内外の小中学生の男女10人。エスパルスで公式チアリーダー「オレンジウエーブ」やダンススクールのディレクターを務める小宮山渚さんが講師となり、約1時間の振り付け指導を行った。
参加した子どもたちは手本を見ながら手足を動かし、慣れるとポンポンを持って練習。エスパルスの公式ソングに合わせて「オレオレ」と応援の動作を加えて仕上げ、小宮山さんから動きを褒められると笑顔を浮かべた。
同連盟は「ダンスをしたい子どもたちのために」と昨年10~11月に体験会を実施。20人ほどが集まり、開講の準備を進めてきた。今後は月2回程度練習を行い、イベントなどでの披露を目指していくという。瀬戸脇理事長は「保護者も含めて楽しめる機会になれば」と話した。
(運動部・市川淳一朗)