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テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス DF高橋「勝ち点1、1ゴールにこだわる」 鹿児島キャンプ(9日)

 J2清水のDF高橋が局面の勝負強さへの意識を高めている。昨季のJ1昇格プレーオフ決勝の東京V戦で、終了間際にPKを相手に与え、結果的にJ1昇格を逃した。「勝ち点1や1ゴールにこだわり、全勝するつもりで圧倒的な強さを見せたい」と再起を期す。

局面の勝負強さへの意識を高めている清水の高橋(左)=鹿児島ふれあいスポーツランド
局面の勝負強さへの意識を高めている清水の高橋(左)=鹿児島ふれあいスポーツランド

 1-0でリードして迎えた東京V戦の後半追加時間。ドリブル突破を図った相手FWに高橋がスライディングタックルし、PKの判定に。これを決められてそのまま試合は終わり、規定によってつかみかけていた昇格の切符はすり抜けた。
 「不必要なファウルでものすごくもったいない。あのプレーでJ1昇格を逃して悔しい」。試合後に映像で何度も確認した高橋は反省と後悔を口にする。
 あと勝ち点1を積み上げられていればJ1に自動昇格が決まった昨季。あと1点取っていれば、あと数分守り切っていれば、結果が変わった試合は少なくない。「球際一つにもこだわって、局面の勝ちを積み上げていく」と全てのプレーに甘さを見せない姿勢だ。
 今季も昨季同様、試合展開に応じて4バックと3バックの併用が見込まれる。「昨季からうまくいかなければピッチで選手が話し合って立ち位置を変えていた。さらに質を高めたい」と高橋。本職のセンターバックには新たな選手も加わった。「ポジション争いをしつつ、出た選手が活躍できる準備をできれば」と切磋琢磨(せっさたくま)に期待した。
 (運動部・小沢佑太郎) 4季ぶり復帰の川本「点を取るために帰ってきた」  期限付き移籍から4季ぶりに復帰した下部組織出身FW川本が、一回り成長した姿を見せている。「点を取るために帰ってきた」と地元クラブへの思いは強い。
 2020年にユースからトップチーム昇格。昨季はJ2群馬で34試合3得点だった。〝武者修行〟で所属した2チームは守りから入るタイプだったため、プレスの連続性やスピードなど守備面の学びが多かった。攻撃では個で局面を打開する能力も鍛えられた。
 キャンプ期間中には鹿児島市内の小学校を訪問し、児童に夢を持つ大切さを語った。「勝負の年。自分にプレッシャーをかけて楽しみたい」と飛躍のシーズンにする覚悟だ。

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