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テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 宮本航汰 燃えろ清水魂 下部組織出身 頼れるボランチ【しずスポ】


 J2清水のMF宮本航汰(27)が好調なチームを支えている。第16節までは全て先発出場。ダブルボランチの一角としてプレーに派手さはないが、的確なポジショニングで相手の攻撃の芽を摘み取り、機を見て駆け上がってチャンスの起点になる。下部組織出身の宮本は「常に競争。もっともっとやっていかないと」と静かに闘志を燃やし、自身の指示でチームを動かすイメージも膨らませる。
 たまっていた悔しさを晴らす活躍ぶりだ。昨季はリーグ戦29試合に出場したが、先発は11試合。途中出場でも時間が限られ、「コンディションがいい中で、出る時間は短かった」。今季はポジションを渡さないという強い思いを持っている。
 守備面で失点をゼロに抑えることを大前提に、攻撃参加への意識も高い。SBが孤立しそうになると追い越す動きでサポートし、スペースがあれば敵陣の深いエリアまで走り込んで得点に絡もうとする。「無駄走りになるかもしれないが、相手は嫌なプレー。チャンスがあったら思いっきり行く」と豊富な運動量で敵をかき乱す。
 迷わず攻撃参加できるのも仲間への信頼があってこそ。「ディフェンスラインやボランチには気が利く選手が多い」。その結果後方の守備は任せ、ボールを失うことを恐れないプレーができている。
 ここまでダブルボランチを組む時間が長い中村亮太朗をはじめ、白崎凌兵や成岡輝瑠の名前を挙げ、「ボールを受けるのを怖がらない」とボランチ陣の強みを語る。それ故に「まだポジションを奪ったわけではないという気持ちをシーズンが終わるまで持たないといけない。そういう競争の中で日々を過ごしているのは大きい」と厳しい定位置争いが自身の成長につながっていると実感する。
 下部組織同期の北川航也、西沢健太の存在も大きい。「この年になっても一緒にやれているのは幸せなことだと日に日に感じている」と感謝。練習を怠らずにチームを引っ張る2人の姿に刺激を受けている。
 今季の折り返しまであと2試合。「どこも一筋縄ではいかない。勝ちが約束された試合はない」。寡黙な仕事人がチームをJ1に導く原動力になる。
 (小沢佑太郎)

 みやもと・こうた 1996年6月19日生まれ。静岡市出身。清水のジュニアユース、ユースを経て2015年にトップ昇格。16~19年はJ2の長崎と岐阜への期限付き移籍を経験した。清水の北川航也と、J2秋田の水谷拓磨(清水ユース出)とともにトップ昇格した。

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