運動部 市川淳一朗
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⚽清水エスパルス プレーオフ決勝へ練習再開 「得点力の改善」テーマ
J2清水は28日、12月2日に行われるJ1昇格プレーオフ決勝の東京V戦(東京・国立競技場)に向けて練習を再開した。選手は引き締まった表情で約2時間にわたり汗を流した。 25日のプレーオフ準決勝山形戦は引き分けで突破できたものの、無得点に終わった。年間順位で相手を下回る東京V戦は勝利が必須となり、秋葉監督は「ゴールをどうこじ開けるか」を準備期間のテーマに掲げる。 ミーティングでは東京Vのプレー映像を見て狙いどころを確認。グラウンドでもペナルティーエリア内のシュート練習に時間を割いた。MF中山は「ゴールにもっと貪欲に。前線が結果を出すだけ」と意識を高める。 16日の練習中に頭部に球を受けて
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静岡県勢女子「記念枠」逃す 東海高校駅伝
男子第72回、女子第34回東海高校駅伝は26日、袋井市のエコパスタジアムを発着点に行った。女子の全国大会が第35回の記念大会となることに伴って県代表校を除く最上位1校に与えられる出場権は、1時間9分44秒で頂点に立った愛知2位の豊田大谷が獲得。県勢は県3位の日大三島が1時間12分39秒の4位と届かなかった。県代表校の浜松市立は1時間11分7秒で2位。 男子は豊川(愛知)が2時間8分54秒で優勝。韮山が2時間10分21秒で2位、浜松開誠館が2時間10分32秒で3位に入った。 男女とも各県大会の上位6校が出場。男子は7区間42・195キロ、女子は5区間21・0975キロで争った。 4位日
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⚽清水エスパルスきょうJ1昇格プレーオフ準決勝 秋葉監督「反発心持ち、勝って次へ」
J2清水は25日、ホームで山形とのJ1昇格プレーオフ準決勝に臨む。リーグ戦の年間順位のアドバンテージにより、4位清水は5位山形に対し、引き分け以上で決勝進出が決まる一戦。チームは24日、練習を完全非公開にして最終調整した。 リーグ最終節の3日後の15日からプレーオフに向けて再始動した清水。今週は試合3日前から練習を非公開にする徹底ぶりで、山形戦への準備を入念に進めてきた。24日にオンラインで取材対応した秋葉監督は「(自動昇格を逃した最終節からの)反発心を持ちながら、勝って次のステージに進みたい」と強調した。 清水にとっては初の昇格プレーオフの戦いとなるが、DF高橋、DF北爪、GK大久保ら
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⚽清水エスパルス 鍵は「前半」と「先取点」 25日にJ1昇格PO山形戦
J1昇格の残り1枠を懸けてJ2の3~6位で争うプレーオフが25日に始まり、4位の清水は同日にホームで5位の山形と対戦する。両チームの今季のデータからは、「前半」と「先取点」という勝負の鍵を握る二つのポイントが浮かび上がる。 清水は今季、前半でリードを奪った試合は15勝2分けと無敗。先行して折り返せば、リーグで2番目に失点の少ない守備力で安定した試合運びを実現してきた。先制した試合も18勝3分け1敗と高い勝率を誇るが、唯一の敗戦は前半終了間際に追いつかれた第40節熊本戦。前半の戦い方の重要性を物語る。 山形は先取した試合が17勝1分け1敗とリーグトップの勝率を記録する。また、後半31分
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⚽清水エスパルス J1へ、助っ人が道開く 25日から負けられない 昇格PO【しずスポ】
25日からJ1昇格プレーオフ(PO)が始まる。J2清水は同日午後1時、アイスタ日本平で山形と対戦する。勝利すれば12月2日、大一番のPO決勝に進む。 J2清水のFWチアゴサンタナ(30)、FWカルリーニョスジュニオ(29)、MFホナウド(27)のブラジル人トリオが、昇格POに回ったチームを救う。今季、主力として攻守を支えてきた3人。残り2試合も“助っ人”の本領を発揮し、J1復帰の道を開く。 攻守でブラジルトリオ 残り2戦も全力 今季の3人の貢献は光っている。42試合制のJ2リーグで、出場試合数はホナウドの39を筆頭に、チアゴサンタナ38、カルリーニョス36とフル稼
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⚽清水エスパルスが練習再開 25日昇格プレーオフ山形戦へ 中身濃く2時間以上
J2清水は15日、J1昇格プレーオフの山形戦(25日、アイスタ日本平)に向けて練習を再開した。12日のリーグ最終節で自動昇格を逃したショックを振り払うように、選手たちは2時間以上にわたり汗を流した。 これまでのような休み明けの軽めのメニューとは異なり、フォーメーションを組んだ実戦形式の内容もこなす中身の濃い練習となった。最終節の水戸戦で前半に攻撃が機能しなかったことを踏まえ、後方からの組み立ての動きも確認した。 練習場の壁には、サポーター有志によって「前に進むしかない。皆信じてる。もう一度、共に」などと記された激励の横断幕が掲げられた。秋葉監督は「気持ちが沈みがちなところに粋なことをして
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⚽清水エスパルスに悪夢、1点に泣く 水戸とドロー J2最終節
明治安田J2リーグは12日、最終節を行い、前節まで2位だった清水は水戸と1-1で引き分け、最終的に4位でプレーオフへ進むことになった。プレーオフは25、26日に準決勝、12月2日に決勝を行い、清水は5位の山形と25日にアイスタ日本平で対戦する。 ②Ksスタ(2分け)▽観衆9219人 水 戸 11勝14分け17敗(47) 1(0―0 1―1)1 清 水 20勝14分け8敗(74) ▽得点者【水】安藤(9)【清】チアゴサンタナ(12) 【評】清水は終盤の反撃で勝ち越せず、水戸と引き分けた。 前半は相手に球を保持される時間が長く、守勢に回った。セットプレーを中心とした相手の攻勢には耐えたが、
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⚽清水エスパルス 2桁トリオ、昇格導く 前節ゴールそろい踏み 乾、チアゴサンタナ、カルリーニョス
J2清水のMF乾貴士(35)が前節大宮戦で今季10得点目を挙げ、FWカルリーニョス・ジュニオ(29)、FWチアゴサンタナ(30)に続く2桁ゴールに乗せた。前節はカルリーニョス、チアゴサンタナも得点し、攻撃をけん引してきた3人がそろい踏み。弾みをつけて、自動昇格を懸けた12日の最終節に向かう。 乾は2009年のC大阪(当時J2)時代以来、14年ぶりに大台に乗せた。チームトップのアシスト数も前節で10に到達する快挙。「2桁取れたのは良かったが、勝つことが全て」と個人の記録にはこだわりを見せず、昇格に王手をかけた前節の勝利を素直に喜ぶ。 チーム最多の15得点目となったカルリーニョスは、得点場
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⚽清水エスパルス 大宮に勝利、自動昇格に王手 J2第41節
明治安田J2リーグは4日、第41節の6試合が行われ、2位の清水は大宮を4―0、3位の磐田も水戸を5―0で下した。勝ち点は清水73、磐田72で自動昇格圏争いは最終節までもつれることになった。5日に栃木と対戦する4位東京Vにも自動昇格の可能性が残っている。清水に敗れた大宮は自動降格圏の21位が確定した。 ②アイスタ(清水2勝)▽観衆18431人 清水 20勝13分け8敗(73) 4(2―0 2―0)0 大宮 11勝6分け24敗(39) ▽得点者【清】チアゴサンタナ(11)カルリーニョス(15)岸本(3)乾(10) 【評】清水は大宮を攻守で上回り、快勝した。 前半2分、チアゴサンタナがゴール前
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⚽清水エスパルス 勝てば昇格の可能性 4日、ホームで大宮戦【J2見どころ】
J2清水は4日、ホームで21位大宮を迎え撃つ。2位の清水が勝ち、今節で3位磐田、4位東京Vがともに敗れると、1試合を残して来季のJ1昇格が決まる。ただ、引き分け以下では自動昇格圏から転落する可能性があり、勝利必須の本拠地最終戦となる。 前節熊本戦は今季初の逆転負けを喫した。試合運びに課題を残した手痛い敗戦からどう立て直すか。秋葉監督は選手たちに「凡事徹底」を強調し、ミスが失点につながった前節からの変化を求める。 今週の練習では基本の4バックに加え、主に後半で用いる3バックのシステムでの攻守を念入りに確認した。大宮のロングボール、クロス攻撃への対策として「(守備網の)背後のケアや、はね返し
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⚽清水エスパルス 2戦連発中、好調のMF中山 自身のシーズン最多更新
J2清水のMF中山克広(27)が昇格争いの大詰めを迎えたチームの中で好調を維持している。前節熊本戦で2戦連発となる今季8ゴール目。すでに自身のシーズン最多得点を更新する活躍ぶりで、攻撃のけん引役の一人となっている。 熊本戦は前半26分、ペナルティーエリア中央右寄りで相手を背にしてパスを受けると、反転してシュートコースをつくり、右足で蹴り込んだ。「良いターンができて、あとは冷静だった」と振り返るように、ゴール前での落ち着きが光った。 「1点取ると続くことが多い」と自己分析するアタッカーにとって、前々節いわき戦での5カ月ぶりの得点に続く有言実行の連発弾だった。「チームのために頑張って、ご褒美
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地球守る発想 児童優秀作表彰 静岡市とJ清水 紙芝居も制作
静岡市とサッカーJリーグ2部(J2)清水エスパルスはこのほど、市内の小学生を対象に募っていた「温暖化から地球を守るアイデア」「皆で取り組めるエコな行動」の優秀作の表彰式を静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で開いた。温暖化対策に資する賢い選択「クールチョイス」の共同宣言を両者が行っていることに関連した取り組み。8人の受賞者を表彰した。 148件の応募の中からグランプリと準グランプリ各4点を選んだ。グランプリ作品は「冷蔵庫の開け閉めを減らす」「見ていないテレビは消す」など。児童8人は市の本田武志副市長らから表彰状を受け取った。 8人のアイデアを基に、静岡市出身の漫画家松原ミホさんがイラストを担
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⚽藤枝順心12連覇 高校女子サッカー静岡県大会 常葉大橘とのPK戦制す
第32回全日本高校女子サッカー選手権静岡県大会は29日、藤枝順心高グラウンドで決勝を行った。藤枝順心がPK戦の末に常葉大橘を下し、12連覇を達成した。藤枝順心が先行した試合は後半に常葉大橘の連続ゴールで2―2の同点に。20分間の延長戦で決着はつかず、PK戦で藤枝順心が4―3と競り勝った。両チームは全国大会出場を懸けて、11月5日から岐阜県で始まる東海大会に出場する。 ▽決勝 藤枝順心 2(1―0 1―2 延長 0―0 0―0)2 常葉大橘 (PK4―3) ▽得点者【藤】藤原2(辻沢、なし)【常】小島(浅倉)中村(望月) 女王の意地 GK菊地、PK連続セーブ 藤枝順心はPK戦までも
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⚽清水エスパルス まさかの3失点、 自動昇格へ足踏み J2第40節
明治安田J2リーグ第40節第1日は28日、5試合が行われ、2位の清水が1-3で熊本に敗れ、29日に試合のある町田のJ2優勝が決まった。残り2試合の清水は勝ち点70のままで、同78の町田を逆転する可能性がなくなった。自動昇格争いはわずか1点差で清水、磐田、東京Vが並ぶ大混戦となっている。 ②アイスタ(1勝1敗)▽観衆13996人 熊本 12勝10分け18敗(46) 3(1―1 2―0)1 清水 19勝13分け8敗(70) ▽得点者【熊】阿部(1)平川(7)伊東(2)【清】中山(8) 【評】清水は今季最多タイの3失点を喫し熊本に逆転負けした。 立ち上がりから相手を押し込み、クロ
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⚽清水エスパルス 昇格前進へ3連勝狙う 28日、ホームで熊本戦【J2見どころ】
清水エスパルスは、28日にホームで18位熊本を迎え撃つ。前節いわき戦の大勝で2位を維持したチームは、自動昇格に前進する今季4度目の3連勝を狙う。 前節は前半で先行して優位に試合を運び、後半は途中出場の選手の躍動で畳みかける理想的な展開だった。「選手交代でチームがより良くなった。良い循環」とMF白崎。リーグ戦の大詰めを迎える中、チームにさらに活気が生まれている。 熊本には6月の前回対戦で勝利したものの、主導権を握られてシュート数でも上回られた。今週の練習では相手のパスワークを遮断するプレスを念入りに確認した。「したたかに、我慢強く勝っていく」と秋葉監督。先発の顔ぶれは前節と変わりなさそうだ
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⚽清水エスパルス 前節、北爪と岸本ゴール 交代選手の勢い期待
J2清水は前節いわき戦でDF北爪、岸本が得点し、途中出場の選手が13試合ぶりに結果を出した。秋葉監督は常に5人の交代枠を使い切り、メンバーを入れ替えながら試合を進めている。残り3試合でも交代で出た選手が勢いをもたらせるか。 前節は後半15分にピッチに立った北爪がチーム6点目を挙げ、同19分に投入された岸本は終了間際にCKからとどめを刺す7点目を決めた。北爪と同時に出場したFW北川は2アシストを記録。途中から出た選手のゴールは7月16日の第26節千葉戦のMFコロリ以来だった。 これまでの試合では終盤の展開によってむやみに攻撃的に出られないこともあり、「もどかしさがあった」と北爪は言う。前節
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⚽清水エスパルス 止まらぬ7発、ピッチ支配 J2リーグ第39節
明治安田J2リーグは21日、ハワイアンズスタジアムいわきで第39節1試合が行われた。2位の清水がいわきに7―1で大勝し、2連勝で勝ち点を70に伸ばした。 ②ハワスタ(清水2勝)▽観衆4801人 清水 19勝13分け7敗(70) 7(3―1 4―0)1 いわき 11勝11分け17敗(44) ▽得点者【清】中山2(7)原(1)山原(1)白崎(3)北爪(4)岸本(2)【い】谷村(7) 【評】清水は7得点を挙げていわきに圧勝した。 立ち上がりは相手の圧力を受けたが、前半11分に中山が抜け出して先制に成功。30分に再び中山が決めると、2分後にはCKから原がこぼれ球に合わせて3点差に広げた
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⚽清水エスパルス 2位維持へ先制点が鍵 21日、いわき戦【J2見どころ】
清水エスパルスは、21日に敵地で17位いわきと対戦する。前節の磐田とのダービーを制して2位に再浮上。J1自動昇格圏の維持に向け、連勝を狙う。 前節から2週間空いた中、14日には紅白戦を行ってチーム内の競争を促した。いわき戦に臨むメンバーに前節との大きな変化はなさそうだが、秋葉監督は「強度や集中力の高まりを感じる」と選手たちの奮起に期待する。 いわきは6月に監督交代があり、今の指揮官の下では7勝7分け4敗と勝ち越している。5月の前回対戦は清水がクラブ史上最多の9得点で圧勝したが、MF乾は「前線の選手もアイデアを出したりと手ごわい相手になっている」と警戒。必勝へ、早い時間帯での先制点を鍵に挙
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⚽清水エスパルス・白崎凌兵 運命の4戦へかじ取り役の決意 J1昇格、2位浮上で再び圏内【しずスポ】
1年でのJ1復帰を期して今季を戦っているJ2清水で、キーマンと言える役割を果たしているのがMF白崎凌兵(30)だ。「ピッチではボランチに全権がある」と秋葉監督がかじ取りを託すポジションで、主力としてプレー。“旗振り役”としての使命を全うし、チームに歓喜をもたらす決意だ。 4月に就任した指揮官は、試合中の選手たちの判断を尊重する考えを常々口にしている。その中心にいるのが心臓部を担うボランチ。白崎にはリーダーとしての振る舞いが求められている。 元々、「自分が中心となって攻守を動かす」と強い自覚を持つ司令塔だが、今は重みをより感じている。「試合の流れを読んで、何が必要
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バスケB2・ベルテックス静岡 新潟下し、リーグ初白星
バスケットボールの男子Bリーグ2部(B2)の静岡は14日、静岡市中央体育館で新潟と対戦し、91-75で下してB2リーグでの初白星を挙げた。劣勢の展開を第2クオーターでひっくり返すと、その後も優位に試合を運んでリードを守り切った。通算成績は1勝2敗。15日も同体育館で新潟と戦う。 ▽2部(静岡市中央体育館、1842人) 静岡 91(26―29 27―12 17―20 21―14)75 新潟 「自分たちはやれる」歴史的1勝 全員守備で流れつかむ B2挑戦1年目の静岡が本拠地で新たな歴史を刻んだ。開幕3戦目での待望の初勝利。この日も1842人が客席を埋めた会場は熱気に包まれ、万歳三唱で観
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⚽日本4発、カナダに快勝 サッカー国際親善試合
サッカーの国際親善試合、みずほブルードリームマッチは13日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われ、日本はカナダに4-1で快勝した。前半に田中(デュッセルドルフ)中村(スタッド・ランス)のゴールなどで3点を奪い、GK大迫(広島)はPKを止めた。後半早々にも田中が加点したが、終盤に失点した。 世界ランキング19位の日本は、同44位のカナダとの対戦成績を3勝1敗とした。 17日にはノエビアスタジアム神戸でチュニジアと顔を合わせ、11月から2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に臨む。 日本 4(3―0 1―1)1 カナダ ▽得点者【日】田中2(前2分、後4分)OG(前40分
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⚽JFAアカデミー福島V 清水ジュニアユース2位 サッカー・静岡国際ユースU―15大会
静岡国際ユース(U-15)サッカー大会(県サッカー協会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援、スルガ銀行特別協賛)は最終日の9日、エコパスタジアムで2試合を行った。清水エスパルスジュニアユースが2-0でJFAアカデミー福島U-15を、全北現代モータースU-15(韓国)が1-0でチームFFF(静岡県代表U-15)をそれぞれ下した。 大会は3日間かけてリーグ戦方式で実施。3チームが2勝1敗で並んだが、総得点の差でJFAアカデミー福島が優勝した。県勢は清水ジュニアユースが2位、3敗のチームFFFが4位。海外チームを招いての開催は4年ぶりとなった。 清水ジュニアユース 2(1―0 1―0)0 JFA
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⚽静岡ダービー J2清水が1―0で磐田に勝利 自動昇格圏2位に再浮上
サッカーJリーグ2部(J2)で清水エスパルスとジュビロ磐田が対戦する今季2度目の静岡ダービーが7日、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で行われた。J1昇格に向けた両チームにとっての大一番は清水が1―0で磐田を下し、磐田と入れ替わってJ1自動昇格圏の2位に再浮上した。清水のMF乾貴士(35)が決勝点を挙げた。 清水の勝ち点は67で首位町田との勝ち点差は4。磐田は4位に転落して勝ち点は65のまま。静岡県内3クラブが激突する三国決戦の最終戦だった。試合は静岡新聞社・静岡放送の総合メディアアプリをPRする「@S+(アットエスプラス)・シズサカマッチ」として開催された。 ②アイスタ(清水1勝1分
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バスケット・ベルテックス静岡連敗 B2の洗礼
バスケットボールの男子Bリーグ2部(B2)の静岡は6日、静岡市中央体育館で神戸と対戦し、82-87で競り負けて開幕2連敗となった。第3クオーターに一度は逆転に成功したが、地力に勝る神戸に最終盤に振り切られた。次節は14、15の両日、ホームで新潟と対戦する。 ▽2部 神戸 87(18―15 19―17 20―27 30―23)82 静岡 連夜の接戦 第4Q逆転許す 前夜と同じく最終盤まで息詰まる接戦を演じながら、静岡はあと一歩及ばなかった。スタンドを埋めた大観衆の期待に応えられず、ミュラー監督は「勝つチャンスはあったが…。B2は難しい(リーグ)と今日で分かった」と肩を落とし
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J2清水攻撃停滞、2戦無得点 守り固める相手を崩せず
突くスペース生む工夫 意思統一が鍵 J2清水が攻撃面で壁にぶつかっている。自陣で守りを固める相手を崩せず、2試合連続無得点中。勝負の残り5戦を迎える中、打開策を見いだしてJ1昇格につなげられるか。 清水は前節で、3バックの布陣で中央を厚くしながら守備ブロックを組む藤枝に苦しめられた。9本のシュートを放ったが、決定機と言える場面はほぼなかった。前々節も守備陣形をコンパクトにしてスペースを消す甲府の攻略に手を焼き、1点が遠かった。 清水は今年4月からの秋葉監督体制で、敵陣のスペースを素早く突く形を主な得点パターンとしてきた。相手に球を奪われてもすぐに奪回し、陣形が整わない間にゴールを陥れ
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⚽清水エスパルス 今季最長の4戦連続無失点 好調支える鉄壁の守備
J2清水の守備力がクラブ記録を更新する14戦負けなし中と好調のチームを支えている。引き分けた前節甲府戦も相手にゴールを割らせず、連続無失点試合は今季最多の4に伸びた。 清水は36試合を消化してリーグ総失点数は27。1試合消化の少ない首位町田と並んで、リーグ最少だ。特に直近10試合はわずか4失点、7度の完封と安定感が増している。 要因の一つとして挙げられるのは前線からの守備。「超攻撃的、超アグレッシブ」を掲げる秋葉監督の下で戦い方の軸としてきた部分だが、3戦前から右MFに岸本を起用。右サイドバックが本職の俊足自慢を置くことで、敵陣での守りの強度をより高めた。 センターバックのDF高橋は「
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小野伸二選手引退へ 沼津出身、元日本代表の44歳 エスパルスでもプレー
サッカー元日本代表でJ1札幌のMF小野伸二が、44歳の誕生日を迎えた27日に今季限りでの引退を表明した。自身のインスタグラムに「今シーズンを最後に、プロサッカー選手としての歩みを止めることを決めました」と記した。 1998年に静岡・清水商高(現清水桜が丘高)から浦和入りし、99年の世界ユース選手権(現U―20W杯)では準優勝に貢献。当時、有望な若手がそろった「黄金世代」の筆頭格の選手として、フェイエノールト(オランダ)でも活躍した。 日本代表では18歳でワールドカップ(W杯)フランス大会に出場するなど3大会連続でメンバー入りし、国際Aマッチ56試合6得点。J1では206試合29得点。
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⚽清水エスパルス ゴール遠く、甲府と引き分け J2第36節
明治安田J2リーグは24日、各地で第36節の残り5試合が行われ、2位の清水が甲府と0-0で引き分け、勝ち点64とした。 ②アイスタ(甲府1勝1分け)▽観衆15026人 清 水 17勝13分け6敗(64) 0(0―0 0―0)0 甲 府 15勝8分け13敗(53) 【評】清水はゴールが遠く、甲府と引き分けた。 コンパクトな守備陣形を敷く相手に、序盤から手を焼いた。ボール奪取からカウンター攻撃を受け、後手に回る展開。遠めからのシュートでもゴールを脅かされたが、GK権田が防いだ。 布陣を変えるなどの手を打った後半は押し込む時間が増えたものの、決定機は思うようにつくり出せず。途中投入さ
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3人が大会新V 男子100/男子110障害/女子走り幅 陸上静岡県高校新人大会
陸上の静岡県高校新人大会は23日、草薙陸上競技場で開幕し、男女19種目の決勝を行った。男子100メートルは小栁光智人[みちと](東海大翔洋)が10秒45の大会新で優勝した。男子110メートル障害では、準決勝、決勝で大会記録を更新した浅井惺流[せいら](東海大翔洋)が14秒25で制した。女子走り幅跳びでも、6メートル07を記録した橋本詩音(静岡雙葉)が大会新で頂点に立った。 24日の大会最終日は男女20種目の決勝を実施する。各種目6位までの選手が東海大会(10月28、29日)の出場権を得る。 混戦の決勝 小栁、差し切る 混戦の男子100メートルの栄冠に輝いたのは、準決勝を3位タイで通過し
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⚽清水エスパルス 連続無敗記録更新へ 24日甲府戦【J2見どころ】
J2清水の見どころ 24日にホームで7位甲府を迎え撃つ。前節の勝利で今季初めてJ1自動昇格圏の2位に浮上。13戦負けなしとし、2009年のJ1時代のクラブ記録に並んだ。今節で今季4度目の3連勝と連続無敗記録の更新を狙う。 甲府は1巡目の対戦で0ー1と敗れた相手。前回失点を喫したカウンターや、セットプレーに警戒が必要だ。秋葉監督は「シーズンダブル(1季で2敗)を食らうようでは昇格できない」とチームを引き締める。 直近2戦の内容は攻守で充実していて、今節も継続したい。DF高橋は「個の力がある相手。質で負けないように」と語る。ボランチのMFホナウドはコンディション不良で今節も欠場が濃厚。代役の
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記者コラム「清流」 4年前の記憶
ラグビーのワールドカップ(W杯)で日本が優勝候補のアイルランドを撃破した2019年9月28日。舞台となったエコパスタジアムに取材で身を置きながら、歴史的快挙をたぐり寄せたプレーの数々を目に焼き付けることはなかった。観客の様子を写真に収めるため、ピッチに背を向けてカメラを構えていた。 ただ、スタンドを埋めた人々を見ていれば、胸を打つ戦いが繰り広げられていることは容易に分かった。期待に満ちた表情、好プレーに反応する拳、勝利の笛の音とともに潤む目。ラグビー、そしてスポーツの魅力を観衆から感じ取ることのできた日だった。 4年に1度の祭典が再び盛り上がりを見せている。今回はパブリックビューイング会
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⚽清水エスパルス 久々出場の竹内 勝利に貢献 昇格へ終盤戦支える気概
J2清水のMF竹内涼(32)=浜松開誠館高出=が前節金沢戦で13試合ぶりにピッチに立ち、2位浮上を果たしたチームの勝利に貢献した。今季は思うように出番を得られていない中、大事な試合で健在ぶりを発揮。1年でのJ1復帰を果たした2016年を知るベテランが、大詰めの終盤戦を迎えたチームを支える。 前節は「チームを動かす、輝かせる部分を期待した」(秋葉監督)とボランチの一角として先発に起用された。前線に飛び出してシュートを放ったり、自陣で積極的にパスを受けたりと攻撃に関与。守備でも相手のカウンター攻撃を阻むなど、ピッチを退いた後半10分まで安定したプレーを見せた。 試合前、敵地のゴール裏を埋め尽
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一般観戦 注意事項を確認 オンラインで担当者説明会【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に行われる第24回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の第2回担当者説明会が20日、開かれた。主催者と各市町の担当者がオンラインで参加し、4年ぶりに再開される一般観戦の注意事項などについて確認した。 昨年まで新型コロナウイルス対策で行っていた観客への来場規制を、今大会は実施しない。ただ、スタート地点の県庁本館前ではのぼり旗や横断幕、応援旗などを使って応援することを禁止する。 各チームの登録選手は10月23日に正式決定する。今大会から一部緩和される参加資格に関する説明も、主催者側から改めて行った。 (運動部・市川淳一朗)
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⚽藤枝順心 Uー18女子ファイナルズ準V クラブユース女王に力負け
サッカーのU―18(18歳以下)年代女子チームの日本一を決めるU―18女子ファイナルズが18日、NACK5スタジアム大宮で行われた。今夏の全国高校総体優勝の藤枝順心高が日本クラブユース大会覇者の日テレ・東京ヴェルディメニーナと戦い、1―4で完敗した。 藤枝順心は前半終了間際にFW辻沢亜唯の得点で一度は同点としたが、後半に3失点して力尽きた。会場は気温34・2度を記録し、試合時間が規定の前後半各45分から同35分に変更された。 ファイナルズは高体連とクラブユースの所属チームが対戦する大会として2020年に設けられたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年初めて開催された。 日テレ・東京
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⚽清水エスパルス 金沢に3発、ついに自動昇格圏2位浮上 J2第35節
明治安田J2リーグは17日、各地で第35節の残り3試合が行われ、清水は金沢に3―0で快勝し、勝ち点63で磐田を抜いてJ1自動昇格圏の2位に浮上した。 【評】清水は前節に続く3得点で金沢に完勝した。 前半8分、前線の積極的な守備からボールを奪い、カルリーニョスが流し込んで先手を取った。クロスバー直撃のシュートを打たれる16分の危ない場面をしのぐと、35分に白崎のクロスが相手のオウンゴールを誘って加点した。 後半24分にはチアゴサンタナが遠めから沈めて3点目。その後は攻めながらも要所を締め、3試合連続の無失点を達成した。 「もう一つ上へ」勢い 攻守がかみ合い、快勝でつかんだ今季リーグ
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⚽清水エスパルス 17日金沢戦、良い守備から攻撃で連勝へ【J2見どころ】
17日に敵地で21位金沢と戦う。3試合ぶりの白星となった前節は3発完封。攻守に充実した内容を継続し、3連敗中と苦しんでいる相手を退けたい。 前節の勝ち方に手応えをつかんだ秋葉監督は「あれを残り8回やろう」と呼びかけ、良い守備から攻撃につなげる戦いを意識付けてきた。一方で、「今一番良い選手を使う」と口にし、メンバーを入れ替えてボランチにはMF竹内を起用する可能性もありそうだ。 出場停止明けのFWカルリーニョスは徳島戦で足の違和感を抱えて途中交代したが、影響はなく状態は万全。前節で3試合ぶりに復帰し、アシストを記録したMF乾は「先制点を取れるか」と勝負の鍵を挙げる。
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⚽清水エスパルス・山原怜音 完全復活期す若きSB いざ秋の陣【しずスポ】
昇格争いの佳境を迎えたJ2清水のピッチに、頼もしい若手が戻ってきた。左足のかかとの負傷で2度にわたり離脱し、苦しいシーズンを送っていたDF山原怜音(24)。プロ1年目の昨季に大きなインパクトを残したホープが、J1復帰を目指すチームをさらなる上昇気流に乗せる。 2度の故障離脱 乗り越えて 8月12日のリーグ第30節山口戦。定位置の左サイドバックに、背番号2が立った。約4カ月半ぶりとなるリーグ戦出場。持ち味の攻撃参加を随所に見せながら、けがの影響を感じさせることなく60分間、上下動を繰り返した。交代後に味方が均衡を破り、勝利。自身がピッチに立った試合は昨夏から白星に恵まれていなかったこともあ
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⚽清水エスパルス 前半3発、山形に快勝 J2リーグ第34節
明治安田J2リーグは9日、各地で第34節の9試合が行われ、清水は山形に3─0で快勝した。 ②アイスタ(1勝1敗)▽観衆12613人 清水 16勝12分け6敗(60) 3(3―0 0―0)0 山形 15勝3分け16敗(48) ▽得点者【清】チアゴサンタナ(9)岸本(1)高橋(1) 【評】前半から攻撃が機能した清水が山形に快勝した。 前半15分、ペナルティーエリア手前左寄りからチアゴサンタナが左足でゴール右隅に鮮やかに流し込み、4試合ぶりに先手を取った。30分にはカウンターから岸本が沈めて加点。45分に高橋がFKを頭で合わせ、3点のリードで折り返した。 後半は得点こそ生まれなかっ
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⚽清水エスパルス 敵陣崩し3試合ぶり白星を 9日山形戦【見どころ】
9日にホームで9位山形を迎え撃つ。前節はスコアレスドローに終わり、首位町田、2位磐田との勝ち点差は縮まらず。J1自動昇格圏入りへ、3試合ぶりの白星を狙う。 直近2戦はセットプレーによる1得点のみと、流れの中からゴールを奪うのに苦しんでいる。今週は敵陣での崩しを想定した練習に時間を割き、連係、連動で打開するイメージを選手に意識付けた。 出場停止で2試合不在だったMF乾は先発復帰が濃厚。「得点に絡む仕事を」と攻撃の活性化役に名乗り出る。今節はチーム内得点王のFWカルリーニョスを出場停止で欠く。空席の中盤左サイドには右が主戦場のMF中山を練習で試していて、人選に注目だ。
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⚽清水エスパルス 新設指導ポストの中田氏「弱点なくす、強み生かす」 選手個々の能力向上へ
J2清水は8月、トップチームに新設の指導ポストとなるプレーヤーデベロップメントコーチを置き、元京都監督の中田一三氏(50)に委ねた。選手個々の能力向上を目的とした、新たな指導者配置の狙いは何なのか。 同コーチは、選手の技術や戦術理解などを高めることを目指す。J1神戸が昨年から若手に特化したヤングプレーヤーデベロップメントコーチを置くなど例はあるものの、国内で設けるクラブは限られている。 配置は秋葉監督の強い意向から実現した。期待するのは、首脳陣が求めるプレーを選手と共有するための橋渡し役。映像などを用いながらチームの戦い方に沿ったパフォーマンスかどうかをすり合わせ、改善を図っていく。秋葉
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⚽J2清水エスパルス、昇格圏目前で足踏み 2戦連続ドロー
明治安田J2リーグは3日、各地で第33節の残り9試合が行われ、3位の清水は徳島と0-0で引き分けた。藤枝は栃木に0―2で敗れた。首位の町田は群馬と0-0で引き分け、勝ち点67。 ②アイスタ(2分け)▽観衆13299人 清 水 15勝12分け6敗(57) 0(0―0 0―0)0 徳 島 7勝16分け10敗(37) 【評】清水はゴールが遠く、徳島と引き分けた。清水は3分にカルリーニョスが決定機を迎えるなど、序盤から勢いよく試合に入った。時間が進むと相手に対応され始めたが、後半の立ち上がりに再び攻勢に出た。ただ、最後まで決め手を欠きネットを揺らせなかった。後半19分にはクロスを中央で蹴り込まれ
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⚽J2清水エスパルス 流れ崩さず白星狙う 3日ホームで徳島戦【見どころ】
3日にホームで17位徳島を迎え撃つ。前節の引き分けで連勝は4で止まったが、10戦無敗としてクラブのJ2記録を更新した。良い流れを崩さず、2試合ぶりの白星で勝ち点1差に迫った2位磐田に圧力をかけたい。 監督交代があった徳島は前節、新たな指揮官の初陣を白星で飾った。相手の戦い方が読みづらく、秋葉監督は「力勝負で挑む」と積み上げてきた自分たちの戦いに集中する。 DF高橋は体調不良で前節を急きょ欠場したが、すでに回復。「相手は(パスを)つなぐのがうまい。球際を全体で厳しく」と意識を高める。3戦連発中で好調のFWカルリーニョスは「自分が決めるという覚悟で」と得点での貢献を誓う。
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⚽清水エスパルス 今夏復帰のMF原、最終ライン支える 6戦連続出場中
J2清水に今夏復帰したMF原輝綺(25)がチームに適応し、最終ラインを支えている。出場可能となった7月22日の栃木戦から6試合連続出場中。スイスへの半年間の期限付き移籍を経て高まった勝利へのこだわりを前面に出し、躍動感のあるプレーを攻守で見せている。 前節秋田戦はDF高橋の直前の体調不良により、復帰後初めてセンターバックでの先発となった。ただ、守備的なポジションならどこでもこなせる器用さを発揮。優れた状況判断力を生かし、サイドバックや前線への配球で攻撃の起点をつくり、守備対応でも安定感が光った。 昨季までの清水での2年間と同様、ここまでの主戦場は右サイドバック。練習では同じポジションのス
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⚽清水エスパルス 秋田にドロー 2位浮上ならず サッカーJ2第32節
明治安田J2第32節第2日(27日・ソユースタジアムほか=2試合)3位の清水は秋田と1-1で引き分け、勝ち点56とした。 ②ソユスタ(秋田1勝1分け)▽観衆4803人 秋田 9勝11分け11敗(38) 1(0―0 1―1)1 清水 15勝11分け6敗(56) ▽得点者【秋】OG【清】カルリーニョス(13) 【評】清水は先手を奪われたが追い付き、秋田と引き分けた。 序盤から試合の流れをつかめず、前半12分には相手のクロス性のボールがポストを直撃するなどゴールを脅かされた。 後半3分、相手CKの浮き球を処理しようとした権田がクリアしきれず、オウンゴールで先制点を献上。しかし28分、CK
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⚽J2清水エスパルス 27日秋田戦、5連勝へ辛抱強さ鍵【見どころ】
27日に敵地で13位秋田と戦う。前節の首位町田撃破で連勝を今季最多の4に伸ばした3位清水。勝ち点差2に迫っているJ1自動昇格圏浮上に向けて、5連勝を狙う。 秋田は前回対戦で0-1と敗れている相手。リーグで5番目に失点が少ない守りのチームで、今回も1点を争う試合となりそうだ。秋葉監督は「辛抱強くアタックできるか」を勝負の鍵に挙げる。 MF乾は2度目の累積警告で今節から2試合出場停止。不動のトップ下が不在の中、今週の練習では2トップの布陣と、トップ下にMF神谷を置く形を試した。2トップ候補のFW北川は「求められているのはゴールにつながるプレー」と自身の役割を見据える。
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⚽清水エスパルス チアゴ復調、ゴール量産へ 前節町田戦で3カ月ぶり得点 息子の手術乗り越えた“大黒柱”
頼れるストライカーが戻ってきた。J2清水のFWチアゴサンタナ(30)が前節町田戦で約3カ月ぶりのゴール。J1昇格を懸けた残り11試合に向けて、昨季J1得点王に輝いた助っ人に再びギアが入りそうな予感だ。 町田戦の後半39分だった。キックが武器のMF西沢が敵陣右サイドでボールを持つと、巧みに動き出してマークする相手DFの手前に入り込んだ。届いた高速の浮き球クロスを正確に頭で合わせ、豪快にネットへ。試合を決める勝ち越し点に、ゴール裏の観客とハイタッチして喜びをあらわにした。 7月上旬から約2週間、幼い息子ミゲル君の手術に伴い、チーム練習を離れた。「自分の人生の中でつらい時間を過ごしていた」。妻
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⚽いける!自動昇格圏 清水エスパルス、首位町田に逆転3ゴール サッカーJ2第31節
明治安田J2リーグは19日、各地で第31節の9試合が行われ、清水は町田に3─2で勝利した。 ②アイスタ(1勝1敗)▽観衆17989人 清 水 15勝10分け6敗(55) 3(1―2 2―0)2 町 田 19勝6分け5敗(63) ▽得点者【清】カルリーニョス(12)乾(8)チアゴサンタナ(8)【町】高橋(2)エリキ(18) 【評】清水は2点差をはね返して町田に逆転勝ちした。 前半4分にゴール前のこぼれ球を蹴り込まれて先制を許すと、23分にはクロスを流し込まれて追加点を献上。出ばなをくじかれた。 しかし、44分にこぼれをカルリーニョスが詰めて1点差で折り返すと、後半16分には乾がミドル
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⚽清水エスパルス 優勝へ望みつなげ 19日首位町田戦【見どころ】
19日にホームで首位町田を迎え撃つ。今季3度目の3連勝中で勢いに乗る3位清水と町田の勝ち点差は11。独走する町田を止め、優勝でのJ1昇格に望みをつなぐ白星を狙う。 今週は町田の戦いを想定し、クロスやロングボールの守備対応に時間を割いた。「気を付けるポイントは選手たちが理解してくれた」と秋葉監督。週前半は悪天候が続いたが、予定していた練習はこなし、準備に不安はない。 守備は3戦連続無失点中と安定しているだけに、期待したいのは攻撃陣の奮起。相手は堅守を誇るが、前節で8試合ぶりに先発復帰したFWチアゴサンタナは「調子は良い。自信がある」と5月以来となるゴールを誓う。
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⚽SBS杯国際ユースサッカー開幕 静岡、PK戦で惜敗
2023SBSカップ国際ユースサッカー(日本サッカー協会、県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が17日、静岡市駿河区の草薙総合運動場陸上競技場で開幕した。 初日から熱戦が繰り広げられ、静岡ユースはU-20(20歳以下)関東大学選抜に0-0からのPK戦で敗れた。U-18(18歳以下)日本代表はU-18韓国代表に0-1で競り負けた。 今大会は当初出場予定だったU-18パラグアイ代表がチーム事情で不参加となり、関東大学選抜が加わった。4チームによる総当たりで行い、18日は沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場、20日は袋井市のエコパスタジアムで開催する。
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⚽J2清水エスパルス 真価問われる連戦へ 「勝ち点3」で自動昇格圏狙う
J1自動昇格圏に肉薄した3位のJ2清水が、真価の問われる2連戦に臨む。19日にホームで迎え撃つ町田、27日に敵地で戦う秋田はともに前回対戦で負けた相手。「シーズンダブル(1季で2敗)を食らっては昇格は難しくなる」と秋葉監督が強調する中、雪辱を果たして2位以内入りへの大きな一歩にすることができるか。 清水は全チームとの1巡目の対戦を8勝7分け6敗で折り返した。町田には5月に1-2で、秋田には6月に0-1でそれぞれ敗戦。前半戦で黒星を喫した6チームのうち、8位群馬、11位千葉とはすでに2巡目を戦い、引き分けで連敗は逃れた。 特に難敵なのが次節の首位町田だ。1巡目の試合で最少のシュート数(7本
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⚽清水エスパルス 鈴木唯人の完全移籍を発表 デンマーク1部へ サッカーJ2
J2清水は13日、U-22(22歳以下)日本代表MF鈴木唯人(21)のデンマーク1部ブレンビーへの完全移籍が決定したと発表した。 神奈川県出身の鈴木は市船橋高(千葉)から2020年に清水に入団。リーグ第2節で先発に抜てきされると、1年目からシーズンを通して試合に絡んだ。2年目の21年には主力に定着し、J1初得点を記録。A代表の候補合宿にも参加した3年目は開幕から2戦連続ゴールを挙げ、前半戦はチームの攻撃の中心として活躍した。J1通算83試合5得点。 今年1月にフランス1部ストラスブールに期限付き移籍し、3試合1得点。移籍期間の満了に伴い7月に清水に復帰し、J2リーグ3試合1得点を記録した
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⚽清水エスパルス 終盤の先制点で山口下す サッカーJ2第30節
明治安田J2リーグは12日、各地で第30節の6試合が行われ、清水は山口に1─0で勝利した。 ②アイスタ(清水2勝)▽観衆14386人 清水 14勝10分け6敗(52) 1(0―0 1―0)0 山口 7勝11分け12敗(32) ▽得点者【清】カルリーニョス(11) 【評】清水は終盤に挙げた先制点を守り、山口を下した。 序盤から好機をつくったが、ゴール前で崩しきれない場面が目立った。後半もあと一押しの展開が続いたが、34分に乾のスルーパスを起点にカルリーニョスが仕留めた。 相手に反撃を許す機会は限られたが、ピンチはあった。前半40分に味方のパスミスから招いた場面は鈴木義が体を張りブロッ
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⚽清水エスパルス 弱点突き3連勝狙う 12日山口戦【見どころ】
12日にホームで18位山口を迎え撃つ。前節で東京Vとの大勝負を制し、今季最高の3位に浮上。今節で先月以来の3連勝を狙う。 連勝はできているものの、直近3試合はいずれも1得点止まり。自慢の攻撃力を発揮するため、今週の練習では相手守備網の背後を突く狙いをあらためてチームで共有した。山口は最終ラインを高く設定した戦い方が想定され、秋葉監督は「突くべき弱点ははっきりしている」と語る。 MF鈴木唯が海外クラブへの移籍のためチームを離脱。前節で鈴木唯が務めた中盤のトップ下にはけがから復帰のMF乾が入りそうだ。「相手の裏に良いパスを送れるかどうか」と自身の役割を見据える。
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⚽清水エスパルス・主将鈴木義宜「闘将」体現 さあ終盤戦「J1復帰」背負いチームけん引【しずスポ】
J2清水のDF鈴木義宜(30)が、1年でのJ1復帰に向けて勝負の終盤戦を迎えたチームを引っ張っている。加入3年目の今季、単独で主将に就任。「より多くの試合で勝つために、できることは全てやりたいし、皆の支えに僕自身がなりたい」。人一倍の責任感を背負い、大役を担う。 言葉よりも、背中で示すリーダーだ。守備の要として黙々と体を張り、ゴールを守る。むろん、必要な場面では声を張り上げて味方を鼓舞する。普段の練習の中では、合流間もない選手のそばにそっと身を置くような気遣いも見せる。 念頭にあるのは、ベテランとしての振る舞い。「若手の目標や指針となれる存在であり続けたい」という思いが、自身を貫く。練習
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大地さん(静岡出身)復権期す米テニス支える 全米協会 S&Cコーチ15年
全米テニス協会(USTA)の選手育成部門でストレングス&コンディショニング(S&C)のヘッドコーチを務める静岡市出身の大地智さん(49)が、復権を目指す米テニス界を支えている。全米のジュニアからプロまでの体づくりをサポート。四大大会で米国勢が再び存在感を示し始めるなど、目に見える成果も表れてきた。 S&Cは競技に必要な筋力や俊敏性、持久力などを総合的に備えられるよう、選手に応じたトレーニングを提供し、パフォーマンスを向上させるのが役割。ジュニアの選手は強化合宿などで指導し、プロには大会に付き添って手助けする。 自らも競技者だった大地さんはトレーニング法に興味を持ち、静岡高から東海大に進学
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⚽清水エスパルス 大勝負制し3位浮上 サッカーJ2第29節
明治安田J2リーグは6日、9試合が行われ、清水は東京Vとの上位対決を1-0で制した。両チームは勝ち点49で清水が得失点差の3位。 ②味スタ(清水2勝)▽観衆17802人 清水 13勝10分け6敗(49) 1(1―0 0―0)0 東京V 14勝7分け8敗(49) ▽得点者【清】鈴木唯(1) 【評】清水は前半に奪った1点を守り、東京Vを下した。 序盤から思い通りに敵陣に球を運べず、相手のカウンター攻撃を受ける劣勢の展開が続いた。しかし前半35分、鈴木唯がゴール前での好機を仕留めて先制に成功した。 システムを変えて臨んだ後半は流れを引き寄せて優位に試合を運んだ。16、31分にカルリ
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⚽J2清水エスパルス 3位浮上へ重要な一戦 6日、東京V戦【見どころ】
6日に敵地で3位東京Vと戦う。7月を6戦無敗で乗り切り、今季最高の4位に浮上して迎える一戦。勝てば勝ち点3差の相手と順位が入れ替わる、重要な直接対決だ。 前節は逃げ切りに成功したが、2戦続けて1得点の攻撃面はやや物足りない。東京Vは失点数が町田と並んでリーグ最少と守備が堅い。MF中山は前回対戦の得点が中央への縦パスから生まれたことを例に「真ん中の崩しやクロスの精度」を攻略のポイントに挙げる。 負傷離脱していたMF乾は今週の練習で完全合流したものの、まだ万全とは言えない状態。代わりに今節でトップ下に入る可能性があるMF鈴木唯は「やりやすい」というポジションで躍動を誓う。
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J2清水エスパルス リーグ戦の3分の2終了 自動昇格へより加速を
J2清水は7月29日のリーグ第28節岡山戦でシーズンの3分の2を消化した。ここまで12勝10分け6敗の勝ち点46で4位。J1自動昇格圏の首位町田を勝ち点11差、2位磐田を同5差で追う。昇格には3~6位によるプレーオフを勝ち抜く道もあるが、まずは2位以内入りへ、残り14試合での急加速は欠かせない。 4月の秋葉監督就任から8戦負けなしで一気に順位を上げた清水だったが、5月中旬の連敗などで足踏み。7月に入り昇格を争う長崎、大分を破るなど6戦無敗と持ち直し、今季最高の4位まで浮上した。 自動昇格の2位以内を狙う上では、厳しいデータがある。過去5年で自動昇格した計10チームのうち、28節終了時点で
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J2清水エスパルスの選手とハイタッチ! 子どもら大はしゃぎ
サッカーJリーグ2部(J2)清水エスパルスは2日から、子どもたちを対象に、練習後の選手たちとハイタッチで触れ合う企画を始めた。月内の練習の一般公開日に実施する。 初日は約50人の子どもたちが静岡市清水区の練習場「三保グラウンド」に集まり、練習後にグラウンドの隅に立って選手と手を重ねた。清水辻小6年の上原琥空君はお目当ての鈴木唯人選手(21)とハイタッチし、「楽しかった」と喜んだ。 感染症対策で練習場でのファンサービスを中止している中、夏休み中の子ども向けにできることを、と企画した。実施日は3、8、9、13、15、16、23、24、30、31。練習時間は13日は午前10時から、それ以外は午
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⚽清水、先制点守り切る 岡山に1ー0 サッカーJ2第28節
明治安田J2リーグは29日、各地で第28節の10試合が行われ、清水は岡山に1ー0で勝利した。 ②アイスタ(清水1勝1分け)▽観衆12103人 清 水 12勝10分け6敗(46) 1(0―0 1―0)0 岡 山 8勝14分け6敗(38) ▽得点者【清】カルリーニョス(10) 【評】清水は先制点を守り切り、岡山を退けた。 立ち上がりに白崎が決定機を迎えるなど攻め込んだ。セットプレーでも圧力をかけたが実らず折り返した。 後半9分、CKをホナウドが頭で合わせてゴールを脅かすと、5分後にカルリーニョスが個人技で突破して先制に成功した。19分の鈴木唯のシュートはポストを直撃するなど追加点は奪え
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⚽岡山戦 3戦ぶり白星へ攻撃確認【J2清水 見どころ】
29日にホームで9位岡山を迎え撃つ。前節で引き分けて6位からの浮上はならず、J1自動昇格圏の2位との勝ち点差は5のまま。3試合ぶりの白星をつかみ、追い上げたい。 今週の練習では自陣での守り方を見直しつつ、「3点、4点と取れるチームに」(秋葉監督)と攻撃面の確認にも時間を割いた。先制しても勝ちきれない試合が2戦続いていて、FW北川は「追加点が必要」と勝負の鍵を挙げる。 前節で負傷交代したMF乾は公開された練習に参加していなく、出場は不透明。一方、今月上旬から家庭の事情で練習を離れていたFWチアゴサンタナは今週から復帰した。指揮官の選手起用に注目が集まる。
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⚽清水のカルリーニョス 3季ぶり2桁得点迫る「勝利のため」献身誓う
J2清水のブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオ(28)が3季ぶりのリーグ戦2桁得点に迫っている。今季はここまで中盤左サイドを主戦場にチームトップの9ゴールを記録。得点源として「責任を感じている。勝利のためにゴールやアシストができれば」と2試合白星のないチームへの献身を誓う。 前節栃木戦は体調不良から復帰し、2試合ぶりの先発だった。前半18分に左から中に切れ込んでシュートを放ったが、GKの正面。後半26分までの出場でシュートはその1本に終わり、チーム全体の戦いも含めて「チャンスをものにできなかったことは修正点」と振り返る。 加入1年目の2020年にJ1で10ゴールを挙げたが、21年は2点
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乾が男子制す 女子は坪井 体操・静岡県ジュニア選手権
体操の第44回静岡県ジュニア選手権(県体操協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が23日、草薙このはなアリーナで行われた。1部(小学4年~中学3年)は男子を乾生平(アイム体操クラブ)、女子を坪井優奈(清水ペガサス体操クラブ)がそれぞれ制した。団体総合の男子はアイム体操クラブ、女子は清水ペガサス体操クラブが優勝した。 各部門の男女個人総合の上位が東海ジュニア選手権の出場権を得た。今大会は県中学総体も兼ね、団体総合の男女上位各2校と、団体メンバーを除く個人上位4人が東海総体に進む。 乾 種目別五つ1位 「練習の成果」高い完成度光る 最終種目のあん馬を乱れのない着地で締めると、手応えをかみしめる
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⚽清水エスパルス 昇格へ痛い足踏み 栃木とドロー J2第27節
明治安田J2リーグは22日、各地で第27節の7試合が行われ、清水は栃木に1-1で引き分けた。 ②カンセキ(清水1勝1分け)▽観衆9283人 栃木 6勝10分け11敗(28) 1(0―1 1―0)1 清水 11勝10分け6敗(43) ▽得点者【栃】山田(2)【清】鈴木義(2) 【評】清水は栃木に追い付かれて逃げ切れず、引き分けた。 序盤からスムーズに敵陣に前進し、ゴールに迫った。前半31分、CKから鈴木義のヘディングシュートで先制点を奪った。 後半開始からシステムに変化をつけて試合を運んだが、22分にクロスを中央で合わされて追い付かれた。今節から出場可能となった原、鈴木唯を早速
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⚽栃木戦 上位追走へ勝ち点3を【J2清水 見どころ】
22日に敵地で20位栃木と戦う。前節千葉戦は優勢に試合を運んだが引き分け。連勝は3で止まり、J1自動昇格圏の2位との勝ち点差は5に広がった。上位追走へ、勝ち点の取りこぼしは避けたい。 海外クラブへの期限付き移籍から復帰したMFの原と鈴木唯は今節から出場が可能となる。原はすでに約3週間の練習を積み、「コンディションが上がってきて良い状態」と秋葉監督。CBやボランチの要員としてメンバー入りもありそうだ。 前節は終盤に相次いで迎えた決定機をものにできなかったのが痛かった。出場停止明けとなるMF白崎は「攻撃に厚みをもたらし、得点に絡むようなプレーを」と意気込む。
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⚽原が昇格へのピースに 復帰MF「足りないところ補う」 栃木戦へ急ピッチ J2清水
J2清水のMF原輝綺(24)が、出場可能となる22日の栃木戦(カンセキ)に向けて調整のピッチを上げている。今月1日、スイス1部グラスホッパーへの半年間の期限付き移籍から復帰。「足りないところを自分が補えれば」とJ1昇格を目指すチームをさらに押し上げる“ピース”になる意気込みだ。 昨季まで一緒に戦った仲間が多く残るチームに戻り、汗を流す原の表情は豊かだ。「(性格は)ちょっと丸くなったと思う」。異国での経験がもたらした変化を漂わせつつ、本格的な練習に移れば引き締まった顔でボールと向き合う。 速さや体の強さといった身体能力に優れる選手が集う欧州のリーグで半年間もまれた。
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⚽J2清水エスパルス 復帰の鈴木唯人「チームに良い影響を」 貢献誓う
フランス1部ストラスブールへの期限付き移籍からJ2清水に復帰したMF鈴木唯人(21)が19日、取材に応じた。14日にチームに合流したアタッカーは22日の次節栃木戦(カンセキ)から出場が可能となり、「自己の成長のためにプレーできればチームにもプラスの影響をもたらせる」と貢献を誓った。 フランスでの半年間でリーグ戦3試合に出場して1得点。デビュー戦でゴールを決めて強い印象を与えたものの、出場機会は思うように増えず、「まだまだだと思った。もっと成長できることがたくさんあると気付かされた」と振り返る。 実戦からは約1カ月遠ざかっているが、「やっていけば慣れる」とコンディションづくりに汗を流す。自
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⚽国立にオレンジ旋風 清水主催試合 4万7628人、J2最多入場者数更新
サッカーJリーグ2部(J2)清水エスパルスは16日、ホーム試合のリーグ第26節ジェフユナイテッド千葉戦を東京都新宿区の国立競技場で開催した。2-2の引き分けに終わった試合は4万7628人を集め、J2リーグの最多入場者数を更新した。 国立競技場での清水の主催試合は2年連続。J1だった昨年の5万6131人には及ばなかったが、2003年11月にアルビレックス新潟が記録した4万2223人のJ2最多を塗り替えた。客席を埋めた清水のサポーターは大声援で選手を後押しした。 試合前にはJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏と野々村芳和チェアマン(清水東高出)のトークショーも行われた。川淵氏は「地元に応援され
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⚽清水エスパルス 千葉とドロー、攻守に課題 J2リーグ第26節
明治安田J2リーグは16日、各地で第26節の8試合が行われ、清水は千葉と2-2で引き分けた。 ■〝鬼門〟国立で勝ちきれず 先制も直後ふいに J2史上最多となった観衆の大声援もむなしく、清水は引き分け止まり。この日の本拠地となった国立には試合後、ため息とブーイングが混じり合い、主将のDF鈴木義は「(サポーターの)思いも含めて勝利が使命だったと思う」と唇をかんだ。 千葉は5月の前回対戦で0-1と敗れ、8戦無敗の勢いを止められた相手。「成熟度が上がったと思えるゲームをしていかないと」(秋葉監督)と迎えた一戦だった。 試合の入りは上々だった。前半15分、MF神谷がペナルティーエリア左寄りか
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⚽千葉戦 聖地・国立で今季初4連勝狙う【J2清水 第26節見どころ】
16日にホーム試合として東京・国立競技場で15位千葉と対戦する。清水は前節で3連勝とし、6位に上昇。J1自動昇格圏の2位に勝ち点3差と射程圏内に捉えた。さらなる浮上へ、聖地で今季初の4連勝を狙う。 5連戦を終え、まとまった準備時間を確保できた今週は攻守のクロス対応などを確認。千葉との前回対戦で相手のロングスローを起点に失点したこともあり、秋葉監督は「守備の1対1は前でやられないこと」と求める。 千葉は無得点で敗れた数少ない相手。同じ轍(てつ)を踏まないよう、「勝負どころで決めきれるか」とMF西沢は言う。4万人以上の大観衆が見込まれる中、期待に応える戦いを見せたい。
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⚽清水エスパルス乾「勝利が一番」 次節“新国立”、初の4戦連発へ
J2清水のMF乾貴士(35)が絶好調だ。前節大分戦で2得点し、3試合連続ゴール中。16日の次節千葉戦でも決めれば自身初のプロでの4戦連発となる。本人は「誰がとっても1点は1点。とにかくチームが勝てることが一番」と個人の記録には関心を示さず、勝利への貢献に集中する。 大分戦はチームの全得点を挙げる活躍ぶり。特に決勝点となった2点目は「スルーパスを通すか迷ったが、相手もあまり出てこなかったので思い切って打ってみようかな」とペナルティーエリア手前から右足を振り抜き、枠の外から巻き込むようにゴール右上に突き刺した。 大分戦の前日は愛息の誕生日だった。「息子が入れさせてくれたのかな」と謙遜するが、
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⚽清水FC55年 エスパルス誕生の背景 歴史的チームの姿に迫る
サッカーJリーグ2部(J2)清水エスパルスは16日、ホーム試合となるリーグ第26節ジェフユナイテッド千葉戦を東京・国立競技場で開催する。クラブはエスパルス誕生の背景となったチーム「清水FC」の誕生から55年を記念した事業に今回の試合を位置付け、トークイベントや特製グッズの配布などを行う。 清水市(現・静岡市清水区)の少年選抜チームとして無類の強さを誇り、サッカー王国・静岡を印象付けた清水FC。指導者として携わった綾部美知枝さん(74)、清水FC出身でエスパルスを代表する選手の一人として活躍した大榎克己氏(58)の2人のインタビューから歴史的チームの姿に迫る。 清水FC 清水市(現・静岡市清
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⚽清水エスパルス 大分に競り勝つ J2リーグ第25節
明治安田J2リーグは9日、各地で第25節の11試合が行われ、清水は大分に2-1で勝利した。 ②レゾド(清水1勝1分け)▽観衆9946人 清 水 11勝8分け6敗(41) 2(1―0 1―1)1 大 分 12勝6分け7敗(42) ▽得点者【清】乾2(7)【分】松尾(2) 【評】清水は大分との競り合いを制した。 序盤に清水が試合を動かした。前半10分、乾が相手GKから球を奪って流し込み、先制に成功。徐々に相手に盛り返され、34分にはゴール前でシュートを浴びたが、権田が連続セーブで防いだ。 後半の入りで相手の勢いを受けると、5分にクロスを中央で合わされて追い付かれた。しかし18分、乾の
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⚽昇格へ落とせない対決 大分戦【J2清水 第25節見どころ】
9日に敵地で3位大分と戦う。前節で5月以来の連勝を果たして7位を維持し、上位との差を縮めた。大分との勝ち点差は4。昇格を争う相手との負けられない直接対決だ。 前節は序盤に先手を取り、勝ちパターンに持ち込んだ。高い守備意識で試合に入るプランも徹底され、MF白崎は「うまく相手の良さを消しながら、自分たちで(守りの)スイッチを入れる意識を持って臨めた」と語る。 大分は直近5試合で複数得点がない。相手に付け入る隙を与えない試合運びをしながら、2戦連続3得点と好調な攻撃力を発揮したい。秋葉監督は「受けるのではなく、チャレンジャーとして向かっていけるか」と攻めの姿勢を強調する。
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⚽清水エスパルス 5月以来の連勝 J2リーグ第24節
明治安田J2リーグは5日、各地で第24節の11試合が行われ、清水は敵地で仙台に3-0と快勝した。 ②ユアスタ(清水1勝1分け)▽観衆9124人 清水 10勝8分け6敗(38) 3(2―0 1―0)0 仙台 8勝7分け9敗(31) ▽得点者【清】カルリーニョス2(9)乾(5) 【評】清水は攻守で仙台を上回り、快勝した。 前半11分、CKからカルリーニョスが詰めて幸先よく先制点を奪った。8分後には相手の自陣でのパスを北川がカットしてつなぎ、乾が右足で巧みに流し込んで加点した。 後半に入っても主導権を渡さず、9分に乾の折り返しを再びカルリーニョスが決めてリードを広げた。終盤は押し込まれ
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⚽仙台戦 総合力で連勝を狙う【J2清水 第24節見どころ】
5日に敵地で12位仙台と対戦する。前節長崎戦で3試合ぶりに白星をつかんだ清水は、昇格プレーオフ圏の6位との勝ち点差を2に縮めた。今節で5月以来の連勝を果たし、7位からプレーオフ圏内への浮上を図りたい。 仙台は直近4戦勝利がないが、秋葉監督は「力を持っている選手が多い」と警戒。まずは積極的な守備から入ることを選手と共有し、勝負の鍵となる先制点を奪われない試合運びを描く。 長崎戦で途中出場から決勝点を挙げたFW北川は「途中から出た選手が力を発揮するのはチームが良い方向に進むために必要なこと」と語る。中3日で先発の入れ替えが見込まれる中、今節も控えを含めた総合力で上回りたい。
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⚽J2清水 今季リーグ戦2分け3敗 “鬼門”の水曜日、初勝利なるか 5日仙台戦
J2清水が5日の仙台戦(ユアスタ)で、水曜開催のリーグ戦での今季初勝利を目指す。ここまでミッドウイークのリーグ戦は2分け3敗。水曜の試合は仙台戦が今季最後となり、“鬼門”を白星で締めくくり、さらなる浮上に弾みを付ける。 最初は今季リーグ初黒星を喫した3月の群馬戦だった。4月と5月の仙台、徳島との試合は1-1の引き分け。5月の千葉戦と先月の秋田戦はともに0-1で敗れた。5試合全てが1得点以下と、リーグトップの総得点を誇る自慢の攻撃力が発揮できていない。 中2、3日の連戦で組み込まれる水曜の試合は、選手の疲労度合いを踏まえたメンバー選考が首脳陣の悩みどころになる。「厚
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⚽J2清水 復帰の原が練習合流「守備で役割果たす」
スイス1部グラスホッパーへの期限付き移籍からJ2清水に復帰したMF原輝綺(24)が3日、全体練習に合流した。J1昇格を目指すチームの一員として、「まずは守備で役割を果たし、プラスアルファで何かを示していけたら」と意気込みを語った。 グラスホッパーでの半年間でリーグ戦12試合に出場した。初の海外リーグで感じたJリーグとの違いについて「強さとスピード」と話し、スイスでは「少しでも遅れれば置いていかれる。緊張感のある(中で)試合ができた」と振り返る。 市船橋高(千葉)の先輩でもある秋葉監督の下で、「センターバックの方がイメージが湧く」と活躍の場を思い描く。まだ一部別メニューでの調整で、「しっか
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⚽清水エスパルス 3試合ぶり白星 サッカーJ2第23節
明治安田J2リーグは1日、各地で第23節の9試合が行われ、清水は長崎に3-2で下した。 ②アイスタ(清水1勝1分け)▽観衆9900人 清水 9勝8分け6敗(35) 3(2―0 1―2)2 長崎 11勝5分け7敗(38) ▽得点者【清】カルリーニョス(7)乾(4)北川(4)【長】フアンマ(13)沢田(1) 【評】清水は試合終了間際の決勝点で長崎に競り勝った。 前半は試合を優位に進めた。14分、カルリーニョスがゴール左から流し込んで先制に成功した。28分にはCKから鈴木が頭でつないだ球を乾が蹴り込んで加点した。 後半は一転して相手に流れが傾いた。16分に自陣左サイドを破られて失点すると、
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⚽MF原、J2清水に復帰 スイス1部グラスホッパーから
J2清水は30日、スイス1部グラスホッパーに期限付き移籍していたMF原輝綺(24)が清水に復帰すると発表した。選手登録期間の関係で、試合に出場できるのは7月22日のリーグ第27節栃木戦から。背番号は70。 原は1月から半年間の期限付きでグラスホッパーに所属し、リーグ戦12試合に出場した。グラスホッパー側からは移籍期間の満了とともに退団することが伝えられていた。 原は「(海外に)行かないと分からないことを経験し、肌で感じることのできたこの半年を無駄にしないよう精いっぱい頑張る」とクラブを通じてコメントした。1日からチームに正式合流する。 サイドバックやセンターバックといった複数の守備的な
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⚽長崎戦 先制点が勝負の鍵の一つ【J2清水 第23節見どころ】
1日にホームで4位長崎を迎え撃つ。28日の秋田戦で痛い敗戦を喫し、プレーオフ圏と勝ち点5差の7位。昇格を争う上位グループとこれ以上離されないために、是が非でも勝ち点3が欲しい。 秋田戦は18本のシュートを放ったが、リーグ戦6試合ぶりとなる無得点に終わった。MF中山は「クロス中心で、真ん中から崩せていない」と攻撃の改善点を口にする。 長崎は連勝中と勢いがあり、得点ランキング1位タイのFWフアンマらを擁する攻撃力には警戒が必要だ。「一度のミスもないように」と秋葉監督。勝利のない直近2戦はどちらも先に相手に点を奪われていて、先制点は勝負の鍵の一つになりそうだ。
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⚽清水エスパルス 秋田に手痛い一敗 J2リーグ第21節
明治安田J2リーグは28日、第21節の2試合が行われ、清水は秋田に0-1で敗れた。 ①アイスタ▽観衆6231人 秋田 8勝6分け8敗(30)1(0―0 1―0)0 清水 8勝8分け6敗(32) ▽得点者【秋】斎藤(1) 【評】清水は最後までゴールが遠く、秋田に逃げ切られた。 人数をかけて守る秋田を前に、攻撃の形をつくり出せず。相手が強みとするセットプレーでゴールを脅かされた。後半4分にはスローインの流れから抜け出され、先制点を献上した。 追う展開となって攻勢を強め、チアゴサンタナらが次々にシュートを放ったが、ゴールを割れず。終了間際には北爪のミドルシュートが無情にもクロスバーをたた
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⚽秋田戦 好機仕留められるか【J2清水 見どころ】
28日にホームで14位秋田を迎え撃つ。今節はルヴァン杯開催に伴う未消化の一戦。勝っても順位は7位から変わらないが、勝ち点差4のプレーオフ圏にできるだけ近づきたい。 秋田は総得点がリーグ最少の17。ただ、セットプレーの占める割合が高く、非公開で行った前日練習では対応を入念に確認したという。ロングボールを多用する相手に対して、思い通りに主導権を握れない展開も予想される。秋葉監督は「少ないチャンスでもしっかり仕留められるように」と選手に求める。 警告の累積で今節はMF乾が出場停止。司令塔を欠く戦いとなるが、DF北爪は「貴士君(乾)だけじゃない、というのを他の選手が見せないと」と奮起を誓う。
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⚽得点、得失点差1位でも…清水前半戦7位 昇格へ試合運び課題
J2清水は25日の群馬戦でリーグ戦の半分を消化した。成績低迷による監督交代などつまずきもあり、折り返し時点での勝ち点と順位はともに、2位でJ1昇格を果たした2016年を下回る。ここまで得点数や得失点差はリーグトップを誇るだけに、後半戦に向けて改善すべき課題は試合運びと言える。 清水は21試合を終えて勝ち点32(8勝8分け5敗)の7位。消化試合数が1少ないものの、自動昇格圏の首位町田と勝ち点15、2位大分と勝ち点9の差をつけられている。過去に唯一J2を経験した16年が前半戦終了時点で勝ち点34(9勝7分け5敗)の6位だったことを考えても、現状が望ましい位置ではないことは明らかだ。 昨季のJ
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⚽清水エスパルス、群馬に優勢も引き分け サッカーJ2第22節
明治安田J2リーグは25日、各地で第22節の3試合が行われ、清水は群馬に1-1で引き分けた。 ②正田スタ(群馬1勝1分け)▽観衆4924人 群馬 8勝7分け7敗(31) 1(1―1 0―0)1 清水 8勝8分け5敗(32) ▽得点者【群】北川(2)【清】北川(3) 【評】清水は優勢に試合を運んだが、群馬と引き分けた。 試合の入りでつまずき、前半10分に隙を突かれて先制を許した。しかし26分、北川の鮮やかなミドルシュートで追い付いた。 主に右サイドを起点にゴールに迫った攻撃も、後半はペースが落ちた。布陣変更や前線の選手の投入で圧力を強めたが、相手の粘り強い守りを攻略できず。終了
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⚽勝負強さ求め雪辱へ 群馬戦【J2清水 見どころ】
25日に敵地で12位群馬と戦う。リーグ戦の折り返しとなる21試合目。現在7位の順位を一つでも上げて後半戦に突入したい。 クラブは秋葉監督就任以降に行っていた、全ての練習を公開する方針を今週から転換。試合前日の練習を完全非公開とし、情報戦への“警戒モード”の中で試合に備えた。 群馬は3月の前回対戦で今季リーグ最多の3失点を喫し、苦杯をなめた相手。秋葉監督は「シーズンダブルを食らっては昇格は難しくなる。したたかさを出したい」と選手たちに勝負強さを求める。 18日のルヴァン杯浦和戦でゴールを決めたFW北川は練習でも軽快にネットを揺らし、好調を維持。公式戦2戦連発を狙う
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⚽25歳MF 旗手怜央 15カ月ぶり森保Jで躍動 世界でニッポンで はためく【しずスポ】
サッカー日本代表MF旗手怜央(25)=セルティック、静岡学園高出=が、代表での再スタートを切った。15日の国際親善試合エルサルバドル戦で約1年3カ月ぶりとなるA代表2試合目の出場。昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会メンバー落選の悔しさを胸に、久々に得たチャンスで自らの存在価値を示した。 エルサルバドル戦は所属チームで定位置とする中盤の攻撃的な左インサイドハーフで先発。望んでいたポジションに入り、「ここで(自分が)生きないのなら(代表に)いる価値はない」との覚悟を心に秘めての90分間だった。豊富な運動量でチームを活性化させ、自らもシュートにラストパスと躍動。「良さを随所に出せた」と確か
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⚽J2清水昇格へ “レジェンド”市川コーチ導く セットプレーなど担当
J2清水のコーチに今季から就いている元日本代表DF市川大祐氏(43)が、1年でのJ1復帰を目指すチームを支えようと奮闘している。セットプレーの攻撃面や一部の練習メニューの指揮などを担い、いまだ健在のキック技術の指導にも力を注いでいる。 全体練習後、DFやGKの選手のキック練習に市川コーチが付き添う姿はよく見られる光景だ。「ボールを受ける選手が背後を突く動きをしているのに逃している場面がある。ボールの質や種類を含め、これから(練習を)やっていくことが重要と思って」。試合や練習での気付きを踏まえ、現役時代にクロスの名手として鳴らした技術を惜しみなく選手たちに伝えている。 意識しているのは、「
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⚽清水エスパルス 浦和とドロー 1次L突破ならず サッカールヴァン杯最終節
JリーグのYBCルヴァン・カップは18日、各地で1次リーグ最終節が行われ、B組の清水は浦和と1-1で引き分け、1次リーグでの敗退が決まった。 1次リーグB組▽観衆10229人 ②アイスタ(2分け) 清水 2勝2分け2敗(8) 1(1―0 0―1)1 浦和 1勝5分け(8) (浦和は準々決勝進出) ▽得点者【清】北川(1)【浦】明本(1) 【評】清水は前半の先制点を守り切れず、浦和と引き分けた。 主導権が行き来する展開の中、守備で耐えて流れを渡さなかった。前半10分にはクロスから中央で合わされたが、大久保が好セーブ。すると33分、北川のミドルシュートで先制に成功した。 しか
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⚽9季ぶり古巣復帰 対人能力健在33歳 清水エスパルスの壁DF吉田豊【しずスポ】
J2清水のDF吉田豊(33)が、プロ16年目を迎えた今季も健在だ。9季ぶりに復帰した古巣で、サイドバックの主力を張る。強みとする対人守備能力をいかんなく発揮し、チームを支えている。 守備に魅了された“いぶし銀” もっと「完璧に」プロ16年目 進化は続く 前進する相手との間合いを計り、隙を見て低い重心から体を入れ、当たりの強さでボールを奪い取る-。「完璧に近づけたい」と本人はさらなる高みを求めるが、対戦相手から嫌がられる、吉田の真骨頂だ。 高校時代はドリブル自慢のサイドアタッカー。世代別代表でサイドバックとして起用されたことを契機に、プロ生活を始めた甲府でも定位置
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⚽J2清水 終盤に決勝点 熊本に1ー0 リーグ第20節
明治安田J2リーグは11日、各地で第20節の11試合が行われ、清水は熊本に1-0で勝利した。 ①えがおスタ▽観衆6484人 清水 8勝7分け5敗(31) 1(0―0 1―0)0 熊本 7勝6分け7敗(27) ▽得点者【清】カルリーニョス(6) 劣勢をはね返す 清水は終盤に均衡を破り、劣勢の時間が長かった試合をものにした。敵地での連敗を3で止めるリーグ戦2試合ぶりの白星で、7位に順位を上げた。 リーグ戦9試合連続出場中だったMF乾が欠場となり、FWオセフン、チアゴサンタナの2トップの布陣で臨んだ。しかし、熊本の流動的なパスワークに翻弄(ほんろう)されて押し込まれ、攻撃に転じても思い通りに
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⚽止めたい敵地での連敗 11日に熊本戦【J2清水 見どころ】
11日に敵地で11位熊本と対戦する。前節山形戦を落として10位に後退。アウェー戦は3連敗となり、苦手意識が付かないようここで悪い流れを止めたい。 ただ、複数の主力が練習を外れていて欠場の見込みとなり、台所事情は苦しい。秋葉監督は「ニューヒーローが現れる好機」と代役の奮起に期待する。前節で負傷交代したMF神谷は大事に至らず、出場に支障はない。 熊本はパス数がJ2最多と、ボール保持を志向する。MF宮本は「(チームとして)どこでボールを取るか。じれずにやっていくことが大事」と戦いを見据える。敵将の大木監督(清水東高出)の下でプレーした経験があり、「成長した姿を見せられるように」と発奮材料も力に
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⚽J2清水 心強い戦力 山原復帰 初の長期離脱乗り越え
左足底の負傷で離脱していたJ2清水のDF山原怜音(24)=JFAアカデミー福島出=が、7日の天皇杯2回戦で約2カ月ぶりに公式戦に復帰した。定位置の左サイドバックに入り、1対1での仕掛けなど以前と変わらぬプレーを披露。直近のリーグ戦4試合で3敗と停滞気味のチームに、心強い戦力が戻ってきた。 J3岐阜との天皇杯では、後半開始から出場した。軽やかな身のこなしで対面の相手をかわして中央に配球するなど持ち味を見せたが、「あれだけクロスを上げて、1本も合っていなかったのはまだまだ」と試合後は反省の言葉が並んだ。 3月29日のリーグ第6節群馬戦で左足に全治8週間のけがを負った。サッカー人生で初めてとい
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⚽清水エスパルス 岐阜に延長の末敗れる サッカー天皇杯
サッカーの第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は7日、各地で2回戦が行われ、J2清水は、J3岐阜に1―2で敗れた。 ▽2回戦 岐阜(岐阜) 2(0―0 1―1 延長 1―0 0―0)1 清水(J2) ▽得点者【岐】田口、北【清】カルリーニョスジュニオ(PK) 【評】清水は延長の末に岐阜に競り負けた。 中盤での攻防が続いた前半は決定機が限られた。8分にFKから菊地が頭で合わせたが相手に阻まれ、43分の斉藤のミドルシュートは枠を外した。 膠着(こうちゃく)状態の中、後半30分にクロスを中央で蹴り込まれて先制を許した。7分後、カルリーニ
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⚽〝二刀流〟森重、DFで出場か 日本平で岐阜戦【J2清水 天皇杯見どころ】
サッカーの天皇杯第103回全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は7日、J1、J2勢が登場する2回戦を各地で行う。J2清水はJ3岐阜と対戦する。 アイスタ日本平で岐阜を迎え撃つ清水は、現在ホーム5連勝中。地の利も生かし、確実に退けたい。 先発の顔ぶれはリーグ戦前節から大きく変わる見込み。高校時代にFWとDFの〝二刀流〟で注目された高卒新人の森重は、清水で初めてDFとして出場することになりそうで「自信を持って守備で戦えるように」と意気込む。
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「清水FC」フラッグ製作へ サポーター有志が支援呼びかけ
サッカーJリーグ2部(J2)清水エスパルスのサポーター有志が、エスパルス誕生の背景となったチーム「清水FC」を顕彰するビッグフラッグを製作している。関係者が製作費の支援を呼びかけている。 清水FCは旧清水市の少年選抜チームとして無類の強さを誇り、数多くの選手や指導者を輩出した。清水FCの誕生55周年を記念した事業をエスパルスが展開するのに合わせ、有志がフラッグ製作を企画した。 清水FCのエンブレムなどを入れた巨大なフラッグ2枚を作り、7月16日に東京・国立競技場で行われるJ2リーグの清水の試合で披露。以後もスタンドに掲げて活用する。費用は100万円を見込み、7月15日まで支援を募っている
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⚽難敵たたき連勝街道へ 敵地で山形戦【J2清水 見どころ】
3日に敵地で15位山形と対戦する。前節で連敗を止め、6位に浮上。リーグ戦はここからアウェーでの3連戦となるが、まずは好調の山形をたたいて連勝街道に入りたい。山形は下位にいるものの、直近5戦で4勝と勢いがある。攻撃的な3トップを採用し、総得点数はリーグ3位タイ。秋葉監督は「相手の強みを出させないように」とクロス対応などを練習に組み込み、備えてきた。 2日は雨のため室内でのメニューに変更したが、1日にセットプレー練習までこなし、準備に影響はない。前節金沢戦で今季リーグ2得点目を挙げた山形県出身のMF神谷は先発が濃厚。「躍動感あるプレーを」と特別な地で2戦連発を狙う。
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⚽J2清水 外国籍選手、競争激しく コロリ、オセフン…登録枠巡りアピール
J2清水の外国籍選手によるメンバー争いが激しい。今季所属する助っ人は6人。試合時の登録人数となる4枠を巡り、個々が存在感を放とうと必死だ。 3-0で快勝した28日のリーグ金沢戦。試合終了の笛とともに、ピッチ上のMFベンジャミン・コロリ(31)は右手を地面にたたき付けた。「点を決められる試合だった。もうあと3分あれば…」。後半40分からの出場。その中で巡ってきた2度のシュート機会をものにできなかった悔しさからだった。 コロリはこの日、リーグ戦で実に12試合ぶりにメンバー入りし、ピッチに立った。24日のルヴァン杯湘南戦で1得点と結果を残し、回ってきた出番。ボランチで主力を張るM
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静岡県出身初のJ1副審200試合達成 16人目に静岡の唐紙さん
サッカー1級審判員の唐紙学志さん(44)=県サッカー協会、静岡市駿河区=がこのほど、J1での副審担当200試合を達成した。通算16人目で、県内出身の審判員としては初の快挙。唐紙さんは「達成できると思っていなかった。素直にうれしい」と喜ぶ。 4月9日にノエビアスタジアム神戸で行われたJ1リーグ第7節神戸対新潟戦で節目に到達した。試合ごとに自らが下した判定は評価され、結果によって担当できるカテゴリーも変わる世界。2005年からの足掛け19年目での達成に、「ずっとJ1にいるだけでも難しい」と記録の価値をかみしめる。 静岡南高3年の総体後に審判を始め、24歳の02年に1級審判員の認定を受けた。0
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⚽清水エスパルス3発 金沢に完勝 連敗ストップ サッカーJ2第18節
明治安田J2リーグは28日、各地で第18節の9試合が行われ、清水は金沢に3-0で勝利した。 ①アイスタ▽観衆14301人 清水 7勝7分け4敗(28) 3(2―0 1―0)0 金沢 6勝1分け11敗(19) ▽得点者【清】カルリーニョス(5)神谷(2)オセフン(2) 【評】清水は攻守で金沢を上回り、完勝した。 序盤から優勢に試合を運び、ゴールに迫った。前半33分、ショートカウンターからカルリーニョスが流し込み、先制。8分後には乾のポスト直撃シュートのはね返りを神谷が蹴り込み、加点した。 後半は反撃を受ける時間帯もあったが、34分にオセフンが仕留めて勝負を決めた。相手のセットプレー
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⚽金沢戦 連敗止め再度浮上へ【J2清水 第18節見どころ】
28日にホームで16位金沢を迎え撃つ。24日のルヴァン杯湘南戦では白星を収めたが、リーグ戦は2連敗中。湘南戦で得た手応えを自信に悪い流れを断ち切り、9位に下げた順位を再び上向かせたい。 連敗した2戦はともに終盤に失点を喫して競り負けた。反省を踏まえ、「一つ一つのプレーにこだわる」(DF鈴木)という意識付けは前日練習からも垣間見られた。 今節はMFホナウドが累積警告で出場停止となり、前節で負傷交代したMF中山も欠場の見込み。MF成岡は今季初のリーグ戦のメンバー入りが濃厚で、「前線に球をつけたり、相手をはがしたりするプレーに自分の価値がある。良さを出したい」と意気込む。
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⚽J2清水 “助っ人”高木が存在感 来季加入の特別指定
J2清水への来季加入が内定している阪南大DF高木践(21)が特別指定選手として24日のルヴァン杯湘南戦に先発し、早くもJリーグで3試合目の出場を果たした。湘南戦では2得点に絡むなど存在感を示し、チームの勝利に貢献した。正式に加わる来季を前に、大きな期待を抱かせるプレーを見せている。 湘南戦は左サイドバックで出場。前半28分、「少しずつ精度が上がっている」という利き足でない左足のクロスで、先制点につながる味方のヘディングシュートを引き出した。守備対応で後半22分に失点に絡む場面もあったが、同36分のFKでゴールラインを割りそうな球を頭で折り返し、決勝点に関わった。 身長173センチと守備陣
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⚽清水エスパルス 湘南に競り勝つ サッカールヴァン杯第5節
JリーグのYBCルヴァン・カップは24日、各地で1次リーグ第5節が行われ、B組の清水は湘南に3-2で勝利した。 1次リーグB組▽観衆4574人 ②アイスタ(1勝1敗) 清水 2勝1分け2敗(7)3(2―0 1―2)2 湘南 1勝3分け1敗(6) ▽得点者【清】岸本(1)コロリ(2)チアゴサンタナ(1)【湘】鈴木章(2)平岡(1) 【評】清水は湘南との接戦を制した。 前半は押し気味に試合を運び、15分のクロスバー直撃のシュートなどでゴールに迫った。28分、ディサロのヘッドのこぼれ球を岸本が蹴り込み、先制。42分にはCKを井林が頭で合わせ、こぼれをベンジャミン・コロリが詰めて加点した。 後
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⚽清水エスパルス 痛恨ラストプレー、首位町田に屈す サッカーJ2第17節
明治安田J2リーグは21日、各地で第17節の試合が行われ、清水は町田に1-2で敗れた。 ①Gスタ▽観衆10444人 町 田 12勝3分け2敗(39) 2(1―1 1―0)1 清 水 6勝7分け4敗(25) ▽得点者【町】平河(4)張敏圭(1)【清】中山(5) 【評】清水は試合終了間際に勝ち越し点を許し、町田に屈した。 球を支配して試合を運んだが、相手の寄せの早さに苦しんだ。ロングボール主体の攻撃にも手を焼き、前半31分には最終ラインの背後を突かれて先制を許した。 前半42分に中山が仕留めて同点で折り返したが、後半は4分の乾のヘディングシュート以降は決定機をつくれず。終盤は猛攻を浴び
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⚽町田戦 首位相手に前半戦大一番【J2清水 第17節見どころ】
21日に敵地で首位町田と対戦する。前節で9試合ぶりの黒星を喫し、8位に後退した清水。町田との勝ち点差は11で、優勝でのJ1復帰を目指すにはこれ以上差をつけられる訳にはいかない。秋葉監督が「6ポイントゲーム」と表現する前半戦の大一番だ。 前節はロングスローを起点とした千葉の一撃に沈んだ。町田もセットプレーを得意とするチーム。前日練習で対策に時間を割いた指揮官は「強いメンタリティーを見せてほしい」と選手たちの反発力に期待する。 先発の顔触れには多少変化がありそう。メンバー入りが有力のFWオセフンは「競り合いや(前線での)キープができるように」とチームプレーを誓う。
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⚽海外から古巣に復帰1年 26歳FW北川航也 清水の航路を切り開く【しずスポ】
J2清水のFW北川航也(26)=清水ユース出=が初の海外移籍から古巣に復帰して、もうすぐ1年がたつ。「起こり得ること全てが自分には大事」。決して思い通りでない道のりの中でも、クラブと自身の未来を見据え、歩んでいる。 昨年6月、オーストリア1部ラピッド・ウィーンからJリーグに戻る決断をした。異国の地では「自分の足りないところを考えながら過ごす毎日だった。濃い3年を過ごせた」。ただ、サッカー選手として欲していたのは継続的な試合への出場。清水への愛着も相まって、「ここでもう一度」と再びオレンジのユニホームに袖を通した。 本拠地で迎えた昨年7月の復帰初戦。途中出場からあいさつ代わりの1発をたた
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⚽清水エスパルス 攻めあぐね終盤失点 千葉に0-1 J2第16節
明治安田J2リーグは17日、各地で第16節の試合が行われ、清水は千葉に0-1で敗れた。 ①フクアリ▽観衆7445人 千葉 5勝5分け6敗(20) 1(0―0 1―0)0 清水 6勝7分け3敗(25) ▽得点者【千】米倉(2) 【評】清水は試合終了間際に均衡を破られ、千葉に敗れた。 球を保持して主導権を握ったが、決定機になかなか持ち込めず。前半39分、北爪のクロスにチアゴサンタナが合わせたヘディングシュートは枠を外した。 後半17分に途中出場の中山が抜け出して蹴り込むも、クロスバーを直撃。相手が守備の圧力を強める中、好機はセットプレーに限られた。すると42分、相手にスローインからゴー
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⚽千葉戦 勢いつなぎ3連勝へ【J2清水 第16節見どころ】
17日に敵地で15位千葉と対戦する。前節藤枝戦の大勝で8試合負けなしとし、5位に浮上。勢いをつなぎ、今季2度目の3連勝を狙う。 前節でFWチアゴサンタナが鼻を骨折して途中交代したが、オフ明けの15日の練習から全メニューを消化。フェースガードを装着してのプレーには不安もあるが、「試合に出る準備はできている」と頼もしい。 秋葉監督は千葉について「相手の良さを消してくる。どちらが最後に1点上回るかのゲームになる」と警戒。プロ入りからの3年間を過ごした古巣との一戦になるDF北爪は「楽しみ。得点に直結する結果を求めていきたい」と2戦連続ゴールに意欲を示す。
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⚽清水エスパルス、5発大勝 積極的守備で圧倒 サッカーJ2第15節
明治安田J2リーグは13日、各地で第15節の試合が行われ、清水は藤枝に5-0で勝利した。 ①アイスタ▽観衆14167人 清 水 6勝7分け2敗(25)5(4―0 1―0)0 藤 枝 6勝2分け7敗(20) ▽得点者【清】チアゴサンタナ(7)カルリーニョス2(PK1)(4)北川(2)北爪(3) 【評】清水が自慢の攻撃力を発揮し、5得点で藤枝に快勝した。 前半3分、清水のチアゴサンタナがゴール前で左足を振り抜き、瞬く間に先制に成功した。14分にPKで加点。2分後には逆襲から北川がクロスを押し込んだ。27分にも乾のスルーパスに北爪が抜け出し、4点差をつけて折り返した。 藤枝は選手交代を
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⚽清水エスパルス 秋葉体制で急上昇 総得点トップに 攻撃力、昇格の武器に
J2清水は7日のいわき戦でリーグ戦の3分の1となる14試合を消化した。開幕からクラブワースト記録の7戦未勝利と大きく出遅れたが、監督交代を経て巻き返しに転じ、7戦負けなしで7位まで上昇。総得点はリーグトップで、攻撃力がチームの明確な武器となってきた。 白星が遠かったリカルド前監督体制では得点力に悩んでいた。開幕から2戦連続のスコアレスドローに始まり、7試合でわずか4得点。ボール保持はできても連動性に乏しく、単調な攻撃が目立った。 後任を託された秋葉監督はテンポの良い攻めをもたらす距離感の改善に努め、「超攻撃的」と目指す戦い方もはっきりと打ち出した。選手個々の特徴や能力が生かされ始め、指揮
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⚽いわき戦、セットプレーに警戒【J2清水 見どころ】
7日にホームで20位いわきを迎え撃つ。前節は終了間際のゴールで辛うじて引き分けに持ち込んだが、順位は9位に後退。「徳島戦の勝ち点1が意味あるものになるように」(秋葉監督)と2試合ぶりの勝利を目指す。 前節で痛かったのはFKから相手に許した先制点。今節のいわきもセットプレー絡みが総得点の4割を占めていて、警戒が必要なチームだ。指揮官は「いろいろと(工夫して)やってくる」と前日練習で長めのミーティングを入れて備えた。 前節で後半から投入され、攻撃を活性化したMF乾は先発復帰が濃厚。「1点勝負の可能性もある。焦りすぎずに」と辛抱強く球を動かしながら攻略する展開をイメージする。
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⚽J2清水 白崎負傷 ボランチ代役は 宮本に安定感、ヘナトも万全
4連勝を懸けて3日の徳島戦に臨むJ2清水は、前節栃木戦で負傷交代したMF白崎を欠く見込みとなっている。不動のボランチの代役を担うのは、前節で穴を埋めたMF宮本航汰(26)=清水ユース出=か、左膝のけがから復帰したブラジル人MFヘナトアウグスト(31)か-。 白崎は栃木戦で開始直後に右足を痛め、前半4分で交代。9試合連続先発中の主力が早々にピッチを去る想定外の展開となったが、急きょ出場した宮本が安定感のあるプレーでチームを支えた。 後半に相手の反撃を受ける展開となったことで「ゲームコントロール力は課題。学ぶべきことがまだある」と本人に満足感はない。ただ、ボランチでコンビを組むMFホナウドと
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⚽徳島戦 攻撃力発揮で4連勝へ【J2清水 見どころ】
3日に敵地で徳島と対戦する。相手は最下位と苦しんでいるが、前節で待望の初勝利を挙げていて侮れない。3連勝で5戦負けなしの勢いを維持し、8位からのさらなる浮上を図りたい。今節に向けての準備は2日間と限られ、コンディション調整と相手を想定した攻守の確認を行って試合に備えた。秋葉監督は「守備でもろい部分がある」と相手を分析し、直近5試合で14得点と好調の攻撃力に期待する。 指揮官は「誰が出ても良いクオリティーを見せてくれている」と前節から大胆に先発メンバーを入れ替える方針。出場停止明けのDF岸本は古巣との一戦となり、「アシストだけでなく得点をとりたい」を意欲を燃やす。
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⚽清水エスパルス 栃木に2ー0で3連勝 サッカーJ2第12節
明治安田J2リーグは29日、各地で第12節の10試合が行われ、清水は栃木に2-0で勝利した。 【評】清水は前半に奪ったリードを保ち、栃木に快勝した。 前半は試合を支配。一方的に攻め立てて次々と好機が生まれた。均衡を破ったのは39分。中央でフリーになった乾が蹴り込み、先制した。5分後にはロングパスに抜け出した北爪が流し込み、加点した。 運動量が落ちた後半は反撃を受けたが、最終ラインを中心に踏ん張った。終盤には3バックに布陣変更して守り抜き、3試合連続完封を達成した。 口火は乾 北爪続く 敵地の連戦でつかんだ勢いは本拠地でも止まらない。清水は攻守ががっちりとかみ合い、今季初の3連勝。今
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⚽栃木戦 クロス対応を改善、3連勝へ【J2清水 見どころ】
29日にホームで16位栃木を迎え撃つ。2戦連続の快勝で10位に浮上した清水には今季初の3連勝が懸かる。MF乾は「上位との差を早く埋められるように勝ち続けるしかない」と意気込む。 1週間に2試合をこなす9連戦を22日の前節大宮戦でようやく終え、今週は時間をかけて調整してきた。秋葉監督が「気になっているところがあった」と語るクロス対応の改善にも着手した。 右サイドバックの岸本が今節は出場停止で最終ラインにはメンバーの変化があるが、前線や中盤の顔触れは前節と変わりなさそう。栃木は2戦連続の無得点で連敗中。得点数はリーグで2番目に少なく、先手を取って試合を優位に運びたい。
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⚽清水 好調な攻撃 右サイドが貢献 北爪、先発へ「準備万端」
秋葉監督就任後3勝1分けと上昇気配を見せているJ2清水。好調な攻撃を支えているのが右サイドだ。前節大宮戦で1アシストのサイドバックのDF岸本は累積警告で次節栃木戦(29日)が出場停止。代役として3試合ぶりの先発が濃厚のDF北爪健吾(30)に期待がかかる。 直近4試合でチームが挙げた得点は計12。セットプレー、ショートカウンター、中央からの打開とパターンは多彩だが、右サイドを起点としたゴールも目立っている。大宮戦では相手を左や中央に寄せながら右に展開して優位性をつくり、1、2点目を生み出した。 その2得点に絡んだ岸本が栃木戦は不在となる中、活躍を誓うのが同じ右サイドバックを主戦場とする北爪
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⚾御殿場西の竹上は無四球完封 さえた変化球 春季高校野球静岡県大会2回戦
▽2回戦(清水庵原第2試合) 御殿場西 100002000―3 000000000―0 島田工 ▽三塁打 原田(御)▽二塁打 原田、加藤(御)▽暴投 鈴木3(島) ▽試合時間 1時間43分 【評】投打で上回った御殿場西が島田工を退けた。 御殿場西は10安打を放って毎回のように走者を出し、初回の加藤の犠飛と六回の名古の2点適時打で得点した。竹上の好投も光った。 島田工は先発鈴木が粘りの投球で踏ん張ったが、打線が散発5安打と援護できなかった。 「優勝目標」 危なげなく最後までマウンドを守り抜いた。御殿場西の主戦竹上は島田工に二塁を踏ませない抜群の投球で完封勝利を収めた。「徐々に(
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⚽清水エスパルス、大宮に快勝 サッカーJ2第11節
明治安田J2リーグは22日、各地で第11節の5試合が行われ、清水は大宮に3-0で勝利した。 【評】清水は攻守がかみ合い、大宮に快勝した。 右サイドを軸に攻め込み、序盤から中山、チアゴサンタナと相次いで決定機を迎えた。結実したのは20分。岸本のクロスを乾が頭で沈めて先制した。 折り返しても流れを失わず、11分に追加点。チアゴサンタナのシュートのはね返りをカルリーニョスが詰めた。42分には神谷がシュートのこぼれ球を蹴り込み、3点目。守備も大きなほころびを見せず、完封した。 ■「超攻撃」体現 初のヘッドで〝1号〟 J2屈指の戦力を誇る清水のエンジンがようやくかかってきた。前節に続き攻撃が
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⚽大宮戦 攻撃的姿勢で連勝へ【J2清水 見どころ】
22日に敵地で15位大宮と対戦する。リーグ戦前節の大勝で14位に浮上。勢いをつなげて今季初の連勝を果たし、さらに順位を上げたいところだ。 前節はFW北川、MF中山の今季初ゴールに加えてFWディサロ、チアゴサンタナにも得点が生まれた。攻撃陣の定位置争いは激しさを増している。秋葉監督体制で内側でのプレーも求められているサイドハーフの中山は「もっとゴールに貪欲に」と燃えている。 大宮はチーム内得点王のFWアンジェロッティを4戦前から負傷で欠き、現在は連敗中。得点力に懸念材料のある相手に対し、先手を奪う展開に持ち込みたい。指揮官も「自分たちの戦いを」と攻撃的な姿勢を求める。
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⚽新生清水 乾貴士 昇格へ導く逆襲タクト 秋葉体制の中心、トップ下で存在感【しずスポ】
J2清水のMF乾貴士(34)が秋葉監督体制となったチームで際立つ存在感を放っている。3日の監督交代後、リーグ戦に2戦連続で先発出場。「新しいチャレ ンジ」と語る中盤のトップ下の位置で縦横無尽に動き回り、攻撃のタクトを振るっている。 「もう一回成長したい」 希代のドリブラー 新たなる挑戦 背番号33から繰り出される、糸を引くような縦パスは、チームの攻撃のスイッチだ。複数の選手がこれから展開されるパスワークをイメージし、一気に動き出す。今季リーグ初先発となった8日の東京V戦では、同点弾につながるパスをゴール前に差し込んだ。 低迷するチームの立て直しを託された指揮官は「誰がこの悪い流れを変え
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⚽清水大敗 川崎に6失点 勢い止められず、守備崩壊 ルヴァン杯
清水はユース所属の選手を加えた若手主体の思い切ったメンバー編成で臨んだが、一方的に試合を支配され、川崎に大敗した。 リーグ戦前節から先発を総入れ替え。MFヘナトアウグストは2年1カ月ぶりに公式戦に復帰し、大卒新人のDF落合、FW斉藤はプロ初出場となった。特別指定選手の阪南大DF高木はJリーグデビューとなった16日のリーグ戦に続き、2試合連続で起用された。 前半13分、川崎のFW遠野(藤枝明誠高出)のシュートが清水の選手に当たって軌道が変わり、先制点を献上。3分後にも遠野にミドルシュートを沈められた。後半も相手の勢いを止められず、守備が崩壊。13分のCKからの失点を皮切りに4点を奪われた。
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⚽J2清水エスパルス ヘナト2年ぶり出場へ 治療の左膝「状態良い」
J2清水のMFヘナトアウグスト(31)が19日のルヴァン杯川崎戦(等々力)で約2年ぶりに公式戦に出場することが濃厚となった。左膝の痛みで長く苦悩の日々を過ごしてきたブラジル人助っ人は「試合に出場できたら幸せ。楽しみにしている」と目を輝かせる。 川崎戦を想定した18日の練習メニューを全て消化。定位置のボランチに入り、試合に備えた。「(負傷部位の)状態は非常に良い」と晴れやかな表情を浮かべる。 左膝に抱えた古傷の治療のため、2021年3月17日のJ1リーグ第5節広島戦を最後にピッチから遠ざかっていた。回復と悪化を繰り返し、「仲間やサポーターの期待に応えられなかったのが非常につらかった」と振り
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⚽清水エスパルス大勝 山口に6-0 サッカーJ2第10節
明治安田J2リーグは16日、各地で第10節の11試合が行われ、清水は山口に6-0で快勝した。 【評】清水は効果的に得点を重ねて山口に大勝した。 積極的な守備で相手のミスを誘いながら試合の流れを引き寄せた。15分、FKを井林が頭で合わせて先制。4分後には北川が流し込んで加点した。 雷雨による中断を挟んだ後半はゴールラッシュ。20分にCKから井林が頭で3点目を挙げると、途中出場のディサロ、チアゴサンタナも続き、最後は中山が締めくくった。守備も踏ん張り、無失点で試合を終えた。 先発大胆入れ替えも奏功 雷雨による二度の中断にも主導権を渡すことなく攻め立て、清水は今季最多の6得点。連戦の中で前
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⚽山口戦 問われる総合力【J2清水 見どころ】
16日に敵地で15位山口と対戦する。前節仙台戦で引き分けに終わった清水は17位と順位を一つ下げた。再び浮上を期して今季2勝目を狙う。 中3日で続くリーグ戦の3試合目となり、前節から先発を大きく入れ替える見込み。特に選手層の厚い前線は顔触れが様変わりしそうで、秋葉監督は「(出番に飢えて)うずうずしている選手を使わない手はない。総合力が問われている」と話す。 山口は9試合でリーグ最多タイの16失点を喫していて、付け入る隙はありそうだ。前節の試合終了間際に逸機のあったFWオセフンは今季リーグ初先発の可能性があり、「心も体も状態は悪くない」と雪辱に燃えている。
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「チャンスがあれば試合に」来季加入内定の高木が練習参加 J2清水
J2清水への来季加入が内定している阪南大4年のDF高木践(21)が10~22日の期間で練習に参加している。Jリーグの試合に出場できる特別指定選手にも認定され、「チャンスがあれば試合に出て貢献したい」と意気込む。 球際の強さや配球能力を売りにするセンターバック。身長173センチと小柄だが、高さのある相手には「競る時に体を当てるなど細かい部分で駆け引きしている」と頭脳プレーで体格差を補ってきた。 清水ではサイドバックや中盤の守備的なポジションでのプレーも見据える。「センターバックで培ったヘディングや背後のカバリングの部分は、サイドバックでも生きる」とイメージする。 清水への加入は選手たちの
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⚽J2清水エスパルス 秋葉流「超攻撃」 着々チームに浸透 練習全公開
3日からJ2清水の指揮を執る秋葉忠宏監督(47)によるチームづくりが着々と進んでいる。成績不振に伴う監督交代でコーチから昇格。「超攻撃的」というスタイルを打ち出し、低迷するチームに変化を与えている。 指揮官が求めるプレーは練習中の選手への要求に見て取れる。「アタックは速く」「最後はゴール前になだれ込むこと」。前体制で不足していた積極性を意識づけている。 監督就任後初のリーグ戦となった8日の東京V戦の1得点目が象徴的だった。縦パス2本で中央の打開を図り、最後は右サイドを駆け上がったDF北爪が蹴り込んだ。「サイドバックが仕留めるのは僕が理想とするフットボール」と語る新監督の色が表れた。 ク
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⚽清水エスパルス、仙台とドロー 連勝ならず J2リーグ第9節
明治安田J2リーグは12日、各地で第9節の11試合が行われ、清水は仙台と1-1で引き分けた。 ①アイスタ▽観衆6104人 清水 1勝6分け2敗(9) 1(1―0 0―1)1 仙台 3勝3分け3敗(12) ▽得点者【清】白崎(1)【仙】郷家(3) 【評】清水はリードを守り切れず、仙台と引き分けた。 互いにコンパクトな陣形を保ち、一進一退の攻防。乾が前半23分にポスト直撃のFK、32分はクロスバー直撃のシュートを放ち、ゴールを脅かした。45分、吉田のパスを白崎が流し込んで先手を取った。 後半は仙台の攻撃の圧力に逆襲で対抗していたが、33分に中央で押し込まれて追い付かれた。終了間際にオセフ
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⚽ホームで仙台戦 さらなる浮上へ連勝狙う【J2清水 見どころ】
12日にホームで10位仙台を迎え撃つ。前節は開幕8戦目にしてようやく今季初白星を手にし、昨季からのリーグ戦の連続未勝利試合も14で止めた。16位からのさらなる浮上に向けて、連勝を狙う。 前節から中3日と短いが、メンバーの入れ替えは一部となる見込み。前節ベンチ外だったFWディサロにはメンバー入りの可能性がありそうで、「流動性あるプレーをしたい」と話す。 仙台は前節で上位の甲府に快勝している。秋葉監督は「手応えを感じて(今節に)臨むと思う」と警戒。「サッカーの本質の部分で相手を上回った上で、アイデアや質、判断力を存分に発揮してほしい」と選手に求める。
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知的障害児向けサッカー教室開校 NPO法人 エスパルスなどと連携
知的障害者サッカーの普及に取り組むNPO法人静岡FIDサッカー連盟(瀬戸脇正勝理事長)が本年度、静岡市サッカー協会、Jリーグ2部(J2)清水エスパルスとの共催で障害児向けの教室「静岡・FID・エスパルスジュニアスクール」を開校した。このほど記念イベントを同市清水区のエスパルスドリームフィールド清水で開いた。 知的障害のある子どもを対象としたサッカー教室はこれまで「静岡スポーツを楽しむ会」などの名称で実施し、エスパルスから指導者派遣や会場提供などを受けてきた。協力態勢の強化や他のJリーグクラブとの連携などを図るため、今回新たに事業化した。 イベントには市内の小中学生約60人が参加し、エスパ
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⚽静岡学園、開幕連勝 サッカー高円宮杯U―18プレミアリーグ
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグは9日、第2節9試合を御殿場市の時之栖Aグラウンドなどで行った。ホーム初戦となった西地区の静岡学園高は横浜FCユースを3-1で下し、開幕2連勝で首位に立った。磐田ユースは敵地で神村学園高(鹿児島)と戦い、2-5と大敗した。 光る個人技 3得点快勝 技巧派集団らしく、華麗にゴールを重ねた。静岡学園は個人技が光り、5-1で大勝した開幕戦に続く3得点の快勝。中盤の攻撃的なポジションに入るMF志賀とMF高田はそろって2戦連発だ。 前半20分に横浜FCユースに先制を許した5分後。志賀が反撃ののろしを上げた。ゴール前の混戦で相手GKの意表を突
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⚽J2清水エスパルス歓喜、トンネル抜けた!! 攻撃的姿勢、劣勢はね返す
明治安田J2リーグは8日、各地で第8節の10試合が行われ、清水は東京Vに2-1で逆転勝ちし、今季初白星を挙げた。 ①アイスタ▽観衆10418人 清水 1勝5分け2敗(8) 2(1―1 1―0)1 東京V 5勝1分け2敗(16) ▽得点者【清】北爪(1)オセフン(1)【V】林(1) 【評】清水は劣勢をはね返し、東京Vに逆転勝ちした。 前半6分に相手CKのこぼれ球を蹴り込まれて先制を許し、出ばなをくじかれた。しかし攻勢に出てゴールに迫り、35分にチアゴサンタナ、44分に岸本に決定機。相手の守備に阻まれていたが、追加時間に北爪が決め、追い付いて折り返した。 後半は押し気味に試合を
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⚽エスパルス 成岡、定位置争いに名乗り ルヴァン杯・湘南戦で今季初出場
J2清水のMF成岡輝瑠(20)=清水ユース出=が5日のルヴァン杯湘南戦で今季の公式戦初出場を果たした。開幕前の春季キャンプで負った右膝のけがから復帰。勝負のプロ3年目で、ボランチの定位置争いに名乗りを上げる。 湘南戦は先発に名を連ね、後半16分までプレーした。前半には突破を図って相手の警告を誘うなど技術の高さを見せたが、「ミスも多かった。より自分が球を運び、相手をはがせたら良かった」と納得していない。 キャンプ中の磐田との練習試合で右膝の内側側副靱帯(じんたい)を損傷。開幕を前に離脱する苦しい今季の始まりとなった。ただ「食事や体のケアについて考える機会になった」と糧に変えた。 チームは
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⚽清水エスパルス 秋葉新体制で初戦飾れず 湘南に完敗 Jルヴァン杯1次リーグ
JリーグのYBCルヴァン・カップは5日、各地で1次リーグ第3節が行われ、B組前節首位の清水は湘南に0―3で敗れ、2位に後退した。 1次リーグB組▽観衆7204人 ①レモンS 湘南 1勝2分け(5) 3(2―0 1―0)0 清水 1勝1分け1敗(4) ▽得点者【湘】鈴木章(1)山田2(2) 【評】清水は攻守両面で湘南を上回れず、完敗した。 立ち上がりは中盤での攻防が続いたが、徐々に相手に流れが傾いた。前半21分、最終ラインの背後を突かれて蹴り込まれ、先制点を献上。40分にはCKの混戦からシュートを許し、加点された。 後半6分にもゴール前に抜け出されて3点目を失った。交代枠を使い切って
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⚽J2清水エスパルス 秋葉新体制「超攻撃的に」 監督解任「内容と現状で判断」
J2清水は3日、リカルド監督との契約解除を受けて、コーチから昇格した秋葉新監督の下で練習を再開した。ミーティングとトレーニングで約3時間を費やし、5日に控える敵地でのルヴァン杯湘南戦に備えた。 ミーティングは約1時間半をかけて、自身の目指す「超攻撃的にアグレッシブに戦う」イメージを伝達。グラウンドでは選手の連係プレーを改善するため、良い距離感を意識するよう強調した。 コーチとして戦いを見つめる中で、「選手たちが持っているものを100%発揮できているようには映っていない」と現状を分析。リーグ戦の7試合を振り返った上で「しっかりした攻守を見せたい」と語った。 一方、リカルド監督との契約解
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⚽J2清水エスパルス連敗 満ちる閉塞感
明治安田J2第7節第1日(4月1日・味の素スタジアムほか=5試合)、清水は甲府に0-1で敗れた。 ①JITス▽観衆11643人 甲府 4勝2分け1敗(14) 1(0―0 1―0)0 清水 5分け2敗(5) ▽得点者【甲】長谷川(2) 【評】清水はゴールが遠く、後半の手痛い失点で甲府に敗れた。 序盤から効果的な攻めを繰り出せず、停滞。前半20分には自陣左サイドから崩されて相手にゴールネットを揺らされたが、オフサイドに救われた。 後半3分、16分にもクロスバー直撃のシュートを浴びてゴールを脅かされると、37分に失点。自陣でのパスを奪われ、速攻から蹴り込まれた。カルリーニョスや北川が迎
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⚽清水MF西沢、恩師の前で活躍誓う 「より成長した姿」体現へ意欲
J2清水のMF西沢健太(26)=清水ユース出=が1日の敵地甲府戦に向けて人一倍の意欲を燃やしている。敵将は昨季までの5年間、清水でコーチや監督を務めた篠田善之氏。自身にとっては2019年にJ1のピッチに初めて立たせてくれた特別な存在だ。かつての指揮官の前で「より成長した姿を見せないといけない。それが恩返しになれば」と活躍を期す。 西沢は筑波大を経て19年に清水に入団。ヤン・ヨンソン元監督の下では出番に恵まれなかったが、同年5月に篠田氏が監督に就くと出場機会が与えられた。起用に応え、4試合で決勝点を挙げるなど欠かせない戦力に定着。23試合7得点の堂々たる成績を残した。 プロとしての心構えも
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⚽3連勝中の甲府と対戦 浮上へ欲しい勝利【J2清水 見どころ】
1日に敵地でリーグ3連勝中と好調の5位甲府と対戦する。29日の前節群馬戦で初黒星を喫し、開幕から6戦勝ちなし。18位まで下降した。中2日の準備期間で立て直し、状況を好転させられるか。 甲府は昨季まで清水でコーチなどを務めた篠田善之氏が指揮を執る。突破力を武器とする元清水のFWウタカを最前線に置いて繰り出すカウンター攻撃は脅威だ。篠田氏は群馬戦を現地視察。清水を知り尽くす指揮官の策を上回れるかがポイントとなる。 群馬戦で負傷したDF山原は欠場の見込みで、左サイドバックの代役はDF吉田が濃厚。古巣との対戦となるベテランは「チームが良くなるために犠牲心を持って戦う」と決意を示す。
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⚽勝てない清水、群馬に敗北 今季最多3失点 J2
明治安田J2第6節最終日(29日・ヤマハスタジアムほか=2試合)磐田は2―0で栃木に勝ち、群馬は3―1で清水を退け、ともに勝ち点を8に伸ばした。開幕から5試合連続で引き分けていた清水は初黒星。 【評】清水は今季最多の3失点を喫して群馬に完敗した。 ボールを支配して試合を進めたが、前半25分にFKを頭でたたき込まれて先制点を献上。4分後にディサロがこぼれ球を詰めて追い付いたが、その3分後にサイドを突破されて再び失点。リードを許して折り返した。 反撃に出た後半も8分に相手のシュートが味方DFに当たり、3失点目。早めの選手交代で攻撃の圧力を強めたが、自陣を固めた相手に守り切られた。 今季初
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⚽ホームで群馬を迎え撃つ 今季リーグ初勝利を【J2清水 見どころ】
29日にホームで19位群馬を迎え撃つ。開幕から5試合連続引き分け中の16位清水は群馬と勝ち点で並ぶ。まずは順位の近い相手をたたき、今季リーグ初勝利をつかみたい。 26日のルヴァン杯浦和戦は控え組主体で臨み、主力級の休養は十分。先週は一時別メニュー調整していたMF白崎とFWディサロも出場に影響はなさそうだ。リーグ戦の前節に途中出場したFWオセフンはU-24(24歳以下)韓国代表の活動中のため不在となる。 前節は初めて複数得点し、課題の得点力には光明が見えた。群馬も守りを固めてくることが想定される中、白崎は「(敵陣での)崩しのアプローチはしている。狙いを出せれば」と意気込む。
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⚽清水エスパルス、浦和とドロー Jルヴァン杯1次リーグ B組首位維持
Jリーグ・YBCルヴァン・カップ1次リーグ第2節は26日、9試合が行われ、清水は浦和と1―1で引き分け、1勝1分けの勝ち点4としてB組首位を維持した。 1次リーグB組▽観衆10125人 ①浦和駒場 浦和 2分け(2)11―0 0―11 清水 1勝1分け(4) ▽得点者【浦】リンセン(1)【清】コロリ(1) 貴重な勝ち点 B組首位維持 清水は先制を許すなど劣勢が続いたが、後半にFWベンジャミン・コロリの一撃で追い付き、敵地で貴重な勝ち点1を手にした。 リーグ戦前節から先発を総入れ替えし、DF菊地は今季公式戦初出場。MF神谷をボランチで初めて試した。 前半は浦和に試合を支配された。
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⚽伊藤洋輝 決意新たに再出発 ウルグアイ戦フル出場「結果と内容求める」
サッカー日本代表のDF伊藤洋輝(23)=シュツットガルト、磐田ユース出=が、24日の国際親善試合ウルグアイ戦にフル出場した。ワールドカップ(W杯)カタール大会では出場1試合と不完全燃焼に終わった若武者が、決意を新たにW杯後の初陣に臨んだ。 ウルグアイ戦では所属先の主戦場と異なる左サイドバックで先発した。チームとして攻撃の組み立てに新たな試みを取り入れる中、伊藤も内側に立ち位置を取るなどこれまでにない役割を担った。 同サイドで縦関係となったのはMF三笘。抜群の突破力を誇るチームの武器を最大限に生かすため、伊藤には状況に応じたポジション取りの判断が求められた。「自分がどうサポートしていくか」
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⚽磐田、ホームで札幌戦/清水、敵地で浦和戦 ルヴァン杯第2節見どころ
JリーグのYBCルヴァン・カップは25、26の両日で1次リーグ第2節の10試合を行う。初戦で横浜Mに敗れたA組の磐田は、25日にホームで札幌を迎え撃つ。川崎との初戦に勝利してB組首位に立つ清水は、26日に敵地で浦和と対戦する。 磐田は清水とのリーグ戦からメンバーを入れ替えて若手中心の布陣となりそうだ。ただセンターバックにけが人が相次ぎ、リーグ戦を見据えると、本職だけでは足りない苦しい台所事情。代役が予想されるMF鹿沼は「高い位置でボールを奪って敵陣でプレーするのが大前提」と、前線から仕掛ける相手の隙を突きたい考えだ。 DFだけでなくFWも杉本が移籍し人手不足に陥っている。リーグ戦で3得点
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⚽清水エスパルス DF菊地、代表経験生かす U―20アジア杯終え合流 今季公式戦初出場へ
J2清水のDF菊地脩太(19)=清水ユース出=が26日のルヴァン杯浦和戦で今季公式戦初出場を見据えている。U-20(20歳以下)日本代表の一員として戦ったウズベキスタンでのU-20アジア杯を終え、チームに合流。「緊張感のある中でプレーできたのは自信につながる」と国際舞台で得た経験を発揮する決意だ。 代表活動は2月20日から約1カ月間に及んだ。日本は準決勝でPK戦の末にイラクに敗れたが、4強入りによって5~6月に開かれるU-20ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した。菊地は1次リーグ初戦を除く4試合にセンターバックで先発フル出場した。 負ければW杯の出場権を逃すヨルダンとの準々決勝は「久
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⚽J2清水の松岡 移籍前最後の練習「ブラジルで自分を表現」
ブラジル2部グレミオ・ノボリゾンチーノへの期限付き移籍が決まったJ2清水のMF松岡大起(21)が21日、移籍前の最後の練習に臨んだ。終了後には取材に応じ、「ブラジルの地で自分を表現し続けたい」と新天地での活躍を誓った。 昨季終了後も欧州クラブへの移籍を模索していた中、今回のオファーを受けた。「自分がやるべきことをやりながら、いろんなバリエーションを持った選手になりたい」と初の海外挑戦で自身のさらなる成長を見据える。 清水には2021年8月に加入。J1リーグ37試合、J2リーグ3試合に出場した。所属した約1年半で、「自分でより考えてサッカーをするようになった。清水に来て感じることができて良
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⚽静岡ダービー 痛み分けドロー 清水と磐田2-2
明治安田J2リーグは18日、第5節で磐田と清水の静岡ダービーをエコパスタジアムで行った。17歳のFW後藤啓介のゴールで先制に成功した磐田が先行する展開となったが、清水はFWチアゴサンタナの2得点で2度追い付き、引き分けに終わった。 ①エコパ▽観衆22937人 磐 田 1勝2分け2敗(5) 2(1―1 1―1)2清 水 5分け(5) ▽得点者【磐】後藤(3)松本(2)【清】チアゴサンタナ2(2) 【評】磐田が先行し、清水が追い付くシーソーゲームは痛み分けに終わった。 前半2分、磐田の後藤が抜け出して冷静に沈め、先制。36分にも磐田が絶好機を迎えたが、松本のシュートは清水のGK権田に阻ま
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⚽清水エスパルス 4連続ドロー 悩ましい得点力不足 「点取り屋」ディサロに期待
開幕から4試合連続引き分けと波に乗れないJ2清水。悩みの種は、リーグ最少タイの1にとどまっている得点力だ。チーム唯一のゴールを記録し、次節対戦する磐田相手には2月の練習試合で2得点しているFWディサロ燦[あきら]シルヴァーノ(26)の奮起に期待がかかる。 清水が4戦で放ったシュートは計53本。毎試合2桁を記録し、全試合で相手を上回っている。ただ、絶好機と言える場面は限られ、うまく守り切られているのが実情だ。 チームとして効果的な攻撃の形をつくり出せない中、鮮やかな個人技で打開して見せたのが第3節長崎戦でのディサロのゴールだった。巧みなミドルシュートを突き刺し、「自分がチーム1発目を決めら
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⚽清水エスパルス 4戦連続ドロー クラブワースト、リーグ11戦勝ちなし
明治安田J2リーグは12日、8試合を行い、清水は大分と0-0で4試合連続の引き分けに終わった。町田は水戸に3-0で完勝し、得失点差で首位に立った。秋田は千葉を1-0で下し、町田とともに3連勝で勝ち点10。J2初参戦のいわきは仙台を1-0で破って初勝利を挙げた。 【評】清水は大分の守備を最後まで攻略できずに引き分けた。 序盤から積極的にボールを奪いに出て、流れを引き寄せた。前半はセットプレーを中心にゴールに迫ったが、不発。後半は選手交代を加えながら押し込んだが、あと一歩の展開が続いた。終盤には岸本やチアゴサンタナが決定機を迎えたが、相手GKに阻まれた。 守備陣は空中戦や1対1で大分を上
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⚽ホームで大分戦 今季リーグ初勝利なるか【J2清水 見どころ】
12日にホームで大分を迎え撃つ。控え組主体で戦った8日のルヴァン杯川崎戦は勝利したが、リーグ戦はJ1だった昨季から10試合白星から遠ざかり、クラブワーストに並んでいる。今季リーグ初勝利を挙げ、不名誉な記録の更新を避けたい。 川崎戦はチームにとって昨年8月以来の公式戦勝利となった。今季出番に恵まれていない選手たちの躍動で難敵を撃破し、「良い刺激になった」(MFホナウド)とリーグ戦の主力組も燃えている。 川崎戦に出た選手が「試合に絡んでいく可能性は十分ある」とリカルド監督。メンバー選考は注目だ。大分は開幕3連勝で首位に立ち、古巣との対戦となるDF鈴木は「全員がハードワークしてくる」と警戒する
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⚽清水エスパルス 司令塔白崎初先発へ 攻撃面で「違い」期待 12日大分戦
J2清水のMF白崎凌兵(29)が状態を上げている。けがで出遅れていたが、4日のリーグ前節長崎戦で今季初出場を果たし、8日のルヴァン杯川崎戦では先発でゴールを記録。次節大分戦(12日、アイスタ日本平)でのリーグ今季初先発へ、頼もしい司令塔の準備は万全だ。 白崎は2月18日の開幕戦直前に左足の軽い肉離れで離脱。長崎戦で今季初めてピッチに立った。後半開始からボランチに投入され、縦パスなど効果的にボールを動かして攻撃を活性化した。 先発に名を連ねた川崎戦は前半7分、味方の速攻に反応してゴール前に進入し、仕留めた。「3列目から(ゴール前に)入るからこそ点が取れる」と積極的な攻撃参加で貴重な追加点
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⚽清水エスパルス、川崎を撃破 今季公式戦初勝利 ルヴァン杯開幕
YBCルヴァン・カップ1次リーグ第1節(8日・エディオンスタジアム広島ほか=10試合)でB組の清水は川崎に3―2で競り勝った。 1次リーグB組▽観衆6900人 ①アイスタ 清水 1勝(3)3(2―0 1―2)2 川崎 1敗(0) ▽得点者【清】オセフン(1)白崎(1)中山(1)【川】チャナティップ(1)宮代(PK)(1) 【評】清水は川崎との打ち合いを制した。 立ち上がりからテンポ良く球を動かし、前半6分に右クロスをオセフンが頭で合わせて先制。1分後には西沢の折り返しを白崎が詰めた。 前半途中から川崎に押し込まれる時間が増えたが、耐えて無失点で折り返した。後半22分に守りを崩され
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⚽清水エスパルス 長崎と1-1 サッカーJ2第3節
明治安田J2リーグは4日、各地で第3節の4試合が行われ、清水は長崎と1-1で引き分けた。 ①トラスタ▽観衆8242人 長崎 1分け2敗(1) 1(1―0 0―1)1 清水 3分け(3) ▽得点者【長】鍬先(1)【清】ディサロ(1) 【評】清水は終了間際の得点で長崎と引き分けた。 立ち上がりから攻撃のテンポが上がらず、自分たちのペースに持ち込めないまま試合が進んだ。前半38分の北川のミドルシュートは惜しくも枠の外。1分後、長崎に左右に揺さぶられて中央で押し込まれ、先制を許した。 後半は早めに交代カードを切って攻勢に出たが、攻めあぐねた。しかし、追加時間にディサロが鮮やかなシュートを決め
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⚽清水エスパルス 左足首手術の神谷に期待 昨夏以来のピッチ「チャンスメーク」へ自覚
J2清水のMF神谷優太(25)が26日の岡山戦に途中出場し、昨年7月以来の公式戦のピッチに立った。昨年に手術した左足首の状態は良化。チームが開幕から2戦連続スコアレスドローと苦しむ中、攻撃で非凡なセンスを発揮するアタッカーの復帰は好材料だ。 岡山戦は後半31分に投入され、中盤のトップ下に入った。プレー時間が短く、膠着(こうちゃく)状況の打開には至らなかったが、「やっと僕(の今季)は始まった」と久々のピッチの感触をかみしめた。 J1柏から加入した昨季は夏に古傷の左足首の痛みが強くなり、手術を決断。シーズン終盤戦をリハビリに費やすことになった。清水での1年目はリーグ戦21試合1得点。チームも
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記者コラム「清流」 熱狂もたらす戦いを
1カ月余りに及ぶサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会の現地取材を終えて帰国した昨年末。日本代表チームに対する、世間の注目度の変わりように仰天した。全く興味を持っていなかったはずのわが子たちが戦隊ものの主人公のごとく「堂安律、三笘薫」と口走り、子どもの迎えに行けば担任の先生に羨望(せんぼう)のまなざしを向けられた。W杯の影響力の大きさを思い知った。 日本サッカー界にとっては競技熱を高める絶好機だ。代表は3月にW杯後初の試合を行うが、三笘ら役者がそろえば盛り上がりは必至だ。 Jリーグはどうだろう。県内にとっては初のJ1クラブ不在という厳しい年だが、選手たちが地域のヒーローであることに変
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⚽清水エスパルス、岡山と0-0 最後までゴール遠く J2第2節
①Cスタ▽観衆15695人 岡山 1勝1分け(4) 0(0―0 0―0)0 清水 2分け(2) 【評】清水はシュート数で上回りながら決め手を欠き、岡山と引き分けた。 前半から右サイドを中心に攻撃を組み立てたが、決定的な場面につながらず。逆に岡山の攻勢を受けた。前半19分の強烈なヘディングシュートは権田が好セーブ。45分はクロスバーに救われた。 後半は決定機をつくり出し、北川のクロスバー直撃のヘッドなどでゴールに迫った。終了間際にホナウドが好機を迎えたが、相手GKに阻まれた。 2試合連続スコアレスドロー 清水はこの日も最後まで相手のゴールネットを揺らせなかった。開幕から2試合連
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⚽J2清水 9季ぶり復帰の吉田、攻守に躍動 次節、J通算400試合達成へ
J2清水のDF吉田豊(33)=静岡学園高出=が18日のリーグ開幕戦にフル出場し、9季ぶりに復帰した古巣での新たな一歩を踏み出した。攻守で健在ぶりを示したが、チームは引き分け発進。次節の敵地岡山戦(26日)は出場すればJリーグ通算400試合目となり、自身の節目を飾る今季初勝利を誓う。 水戸との開幕戦は右ウイングバックとして先発に名を連ね、4-4-2に布陣変更した後半は右サイドバックでプレーした。リカルド監督からは主に左サイドを試されてきたが、右での起用となってもそつなく対応した。 自慢の対人守備の強さで相手のサイド攻撃を封じ、ボールを持てば効果的に配球した。特に後半には「空いた選手は常に見
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⚽清水エスパルス 水戸とドロー 消化不良のJ2発進
明治安田J2リーグは18日開幕し、各地で第1節7試合が行われた。1年でのJ1復帰を目指す清水は水戸と0-0で引き分けた。 アイスタ▽観衆14324人 清水 1分け(1)0(0―0 0―0)0 水戸 1分け(1) 【評】清水は後半に攻勢を強めたが最後までゴールが遠く、水戸と引き分けた。 一進一退の前半は序盤に決定機。2分に北川が抜け出してGKと1対1の絶好機を迎えたが、枠を外した。14分には水戸にシュートに持ち込まれたが、ポストに救われた。 布陣を変えた後半は攻め立てた。17分のチアゴサンタナのシュートは相手GKに阻まれ、23分の山原のFKはクロスバーに嫌われた。終了間際には西沢が
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⚽水戸戦 新布陣の採用有力【J2清水 見どころ】
清水は17日に三保グラウンドで最終調整した。攻守に主導権を握る戦い方を浸透させてきたリカルド監督は「ボールを保持し、積極的に戦う姿勢を見てもらいたい」と重要な開幕戦を見据える。 今週の公開練習ではキャンプから本格的に取り組み始めた3バックのシステムでの守備対応を念入りに確認。3-4-3の新布陣で試合に臨むことが有力だ。3バックの中央に入ることが予想されるDF井林は「うまくいく時は一人一人の能力を生かせるシステム」と可能性を口にする。 MF乾と成岡がキャンプ中に負傷するなど数人の離脱者はいるものの、昨季の開幕前ほど多くはなく、スタメン争いは激しい。1トップは昨季J1得点王のチアゴサンタナで
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⚽清水エスパルス 最短復帰へ 屈指の戦力【サッカーJ2 18日開幕】
近年の低迷から脱却できず、7年ぶりにJ2に戦いの舞台を移すことになった今季の清水。クラブは再建への道筋としてJ1優勝を最終目標とした5カ年計画を発表し、まずは第一関門となる1年での昇格に挑む。 指揮官には昨季途中に就任したブラジル人のリカルド監督を引き続き据えた。目指すのは攻守両面で主導権を握るサッカー。ボールの保持に加え、新たに前線からの積極的な守備をスタイルとして浸透させている。 布陣は昨季からの4-4-2を継続しつつ、キャンプの数日間は3バックのシステムの練習に充てた。実戦でも試し、戦い方の幅を広げてきた。 降格によってオフには選手の流出が懸念されたが、主力の多くが残留。日本代表
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⚽新加入DF高橋「勝負強さを意識」 堅守構築のキーマンに 清水エスパルス
J2清水の新加入DF高橋祐治(29)が、堅守構築のキーマンに名乗りを上げている。昨季の主力が抜けたセンターバックに入り、18日の水戸との開幕戦で先発出場が有力。昨季のJ1リーグで3番目に多かったチームの失点を「一つでも減らせるように」と使命感に燃えている。 守備のもろさは近年のチーム課題だ。昨季はリーグ戦34試合で54失点を喫し、4季連続で総失点が総得点を上回った。オフには立田悠悟、原輝綺、片山瑛一といったDFラインを構成していた選手たちが退団。守備陣の再構築も必要になった。 J1柏から今季加わった高橋は、キャンプでのJ2勢との練習試合2戦に主力組で出場。DF鈴木や井林とコンビを組み、プ
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⚽清水 乾と成岡、磐田との練習試合で負傷 開幕絶望的
J2清水は13日、MF乾貴士(34)が左膝の過伸展損傷と骨挫傷で全治6週間、MF成岡輝瑠(20)が右膝の内側側副靱帯(じんたい)の損傷で全治6~8週間とそれぞれ診断されたと発表した。ともに4日のJ2磐田との練習試合で負傷していた。 乾は1月30日のJ2熊本との練習試合でゴール、磐田戦でアシストを記録して好調だっただけに、チームにとって痛手となる。成岡も始動から本職のボランチに加えてトップ下のポジションを新たに試されていたが、リーグ開幕を前に無念の長期離脱となった。
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⚽1年でのJ1復帰へ 清水エスパルスが必勝祈願
サッカーJリーグ2部(J2)清水エスパルスは12日、静岡市清水区の魚町稲荷神社で恒例の必勝祈願を行った。目標とする1年でのJ1復帰に向けて、クラブの関係者が決意を新たにした。 山室晋也社長をはじめ、ゼ・リカルド監督やスタッフ、選手が神事に臨んだ。玉串を奉納したほか、山室社長とリカルド監督が必勝だるまに墨を入れた。 山室社長は「本来いるべき場所に戻り、強いクラブを築く年にしたい」とあいさつ。リカルド監督は「全力を尽くすことを約束する」と誓い、鈴木義宜主将は「選手、スタッフ全員で目標をつかみ取りたい」と述べた。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の見学は不可として実施。市や地元の関
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⚽藤枝MYFC J2へ自信、個の強さレベルアップ 鹿児島キャンプ打ち上げ
J2藤枝はスケジュールを変更して最終日は宿舎周辺の散歩にとどめ、鹿児島キャンプを打ち上げた。須藤監督は「J2でやれる自信はついている」と充実の9日間を総括した。 キャンプでは個々のレベルアップをテーマに掲げ、強度の高い対人メニューを組み込んだ。指揮官の「守備での相手のつぶしや攻撃の突破の部分で、J2でも引けを取らない個の強さが必要」との考えからだった。 1月の3日間のミニキャンプでも力を入れた内容だったが、再度練習を積んだことで選手たちの体に染みついた。MF杉田は「球際の強さは昨季より上のレベルでできている」とうなずく。 チームの半数近くを占める14人の新加入選手の融合も図った。ただ、
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⚽J2清水 北川、覚悟のシーズン「今年は自分の価値示す」 鹿児島キャンプ
J2清水のFW北川が強い覚悟で今季に臨んでいる。昨夏3季ぶりに古巣に復帰したが、チームはJ1から陥落。自身も不完全燃焼に終わり「今年は自分の価値を試合ごとや日々の練習で示す」と懸ける思いがにじむ。 オーストリア1部ラピッド・ウィーンから途中加入した昨季はリーグ戦10試合に出場して1得点。J2降格が決まった最終節の札幌戦はけがで欠場し、「その場にいなかった自分へのいら立ちや悔しさ」が心を占めた。「このクラブでやる」と真っ先に清水との契約を更新した。 欧州との環境の変化に適応する難しさを感じた昨季と異なり、始動から体作りには手応えを感じてきた。ルーキーも多く加わってチーム内では中堅の年代にな
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⚽清水エスパルス 森重陽介(FW)“二刀流”こなす大器【ルーキー紹介】
198センチの長身を生かして最前線で豪快なヘディングシュートをたたき込んだかと思えば、センターバックに移って相手の反撃をはね返す。試合の中でFWとDFの二役をこなす“二刀流”を今冬の全国高校選手権で披露し、話題を呼んだ。無限の可能性を秘めた、規格外の大器だ。 神奈川・日大藤沢高のエースとして臨んだ選手権は、3回戦でPK戦の末に涙をのんだ。ただ、個人としては3試合で3ゴールを挙げ、大会の得点王に輝いた。「チームを勝たせる得点はなかった」と満足はしていないが、全国の舞台で力を発揮できた手応えは感じている。 清水ではFWで定位置争いに挑んでいる。高さが際立つが、50メー
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⚽藤枝MYFC J2熊本と練習試合 惜敗も「チームとして自信」
J2藤枝は2日、熊本県の大津町運動公園競技場でJ2熊本と練習試合(45分3本)を行った。1、2本目に主力級を並べ、2本目8分の失点で0-1で惜敗した。 ▽練習試合(45分×3本) 熊本 1(0-0 1-0 0-0)0 藤枝 藤枝の1本目のメンバー GK 岡西▽DF 小笠原、川島、鈴木▽MF 久保、杉田、新井、榎本、大曽根、横山▽FW アンデルソン 敗れはしたものの、藤枝にとっては手応えを感じられる試合だった。J2で昨季4位だった熊本に対し、決定機の数では大きく上回り、須藤監督は「良いサッカーができた。熊本とがっぷり四つで戦えたのはチームとして自信になる」とうなずい
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⚽清水エスパルス 権田、サンタナら清水残留 J1復帰へ全力、決意新たに
J2清水は1日、GK権田修一(33)、MF松岡大起(21)、FWチアゴサンタナ(29)の3選手と今季の契約を更新したと発表した。いずれも他クラブへの移籍を見据えていたが実現せず、チームに残留することになった。 権田は昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会で日本の守護神として活躍。次回のW杯を目指すことを公言し、レベルの高い海外クラブへのステップアップを望んでいたが、かなわなかった。 松岡は以前から希望していた欧州クラブへの移籍を模索したが、成立せず。パリ五輪世代のホープはプロ5年目で初めてJ2でプレーする。 チアゴサンタナは来日2年目の昨季、J1の得点王を獲得。チームのJ2降格で移
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⚽J1復帰へ決意 DF鈴木主将の自覚「できること全てやる」 清水エスパルス・鹿児島キャンプ
J2清水のDF鈴木が、1年でのJ1復帰の目標に向けてチームをけん引する決意に満ちている。リカルド監督の指名で、今季の主将に就任。「チームのために必要だと思えば、自分ができることは全てやるつもり」と言い切る。 多弁なタイプではないが、要所での声掛けでチームを引き締められる存在だ。指揮官も「プロ意識が高く、われわれが求めるチームづくりの模範になってくれる」と信頼を置く。練習の前後にはさまざまな選手とコミュニケーションを図る姿が目につく。 プロ9年目の鈴木は前所属の大分でも主将を経験。清水に加入した2021年には早速3人制主将の一人を担った。同年は頭蓋骨骨折の大けがで長期離脱する不完全燃焼のシ
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⚽清水DF 落合毅人 両足の配球、闘争心売り【ルーキー紹介】
両足での正確な配球と闘争心を売りにするセンターバック。「最初に声を掛けてくれたチームに行きたい」と清水からのアプローチに応じ、今季の新人選手の中で最も早く加入が内定した。 関東大学リーグ1部の強豪、法大の出身。ただ、大学2年まで思うように試合に絡めず、限界を感じ始めていた。そんな頃、へんとう炎を発症して手術。食事が取れず、体重は8キロ減少した。チーム内の立ち位置でさらに後れを取りかねない出来事だったが、これが転機となった。 筋肉量が落ちたことを契機に、下半身から体を作り直した。上半身中心の体の鍛え方から切り替えたことで、全体のバランスが向上した。3年時に頭角を現すと、全日本大学選抜候補に
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⚽今シーズン主将にDF鈴木義宜 J2清水エスパルス
J2清水は29日、今季の主将にDF鈴木義宜(30)が就くと発表した。 加入3年目の鈴木は2021年に3人主将の一人を担ったが、単独での就任は初めて。クラブを通じて「自分らしく、良い方向へチームを導けるよう引っ張っていく」とコメントした。昨季はGK権田修一(33)が務めていた。
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⚽清水の鈴木唯 フランス1部移籍発表 W杯若手活躍に刺激「自分もチャレンジ必要」【一問一答あり】
J2清水は28日、MF鈴木唯人(21)がフランス1部ストラスブールに期限付きで移籍すると発表した。期間は6月30日まで。関係者によると、完全移籍のオプション付き。 神奈川県出身の鈴木唯は2020年に市船橋高(千葉)から清水に入団。リーグ第2節で先発に抜てきされると、巧みなドリブルを武器に1年目からシーズンを通して試合に絡んだ。2年目の21年には主力に定着し、J1初ゴールを記録するなど33試合2得点。昨季は開幕からリーグ2戦連続得点を挙げたが、6月の負傷の影響などで20試合3得点にとどまった。J1通算83試合5得点。 鈴木唯は28日までに取材に応じた。昨年のワールドカップ(W杯)カタール大
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⚽J2清水の鈴木唯 チーム離脱、海外移籍へ
J2清水は25日、MF鈴木唯人(21)が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したと発表した。フランス1部ストラスブールへの期限付き移籍が決定的となっていて、現地でのメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ。
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⚽清水エスパルス 鈴木唯人がチーム離脱 海外移籍へ準備
J2清水は25日、MF鈴木唯人(21)が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したと発表した。フランス1部ストラスブールへの期限付き移籍が決定的となっていて、現地でのメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ。
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⚽清水エスパルス ディサロ猛アピール 中京大と練習試合、3ー0で勝利
J2清水は24日、三保グラウンドで中京大と練習試合(40分3本)を行った。今季2度目の実戦で、公開するのは初。プレー可能な28選手がピッチに立ち、3-0で勝利した。 布陣は昨季の4-4-2を継続。ボール保持時には、トップ下を置く4-2-3-1や、最終ラインを3人にする3-4-2-1に変形した。 試合は1本目13分にMF白崎の浮き球パスを最前線で受けたFWディサロが左足を振り抜き、先制。35分にもディサロが味方のシュートのこぼれ球に反応してネットを揺らした。2本目15分にはMF神谷がゴール左から鮮やかに突き刺した。 2トップの一角に入り、2得点を挙げたディサロは「相手が誰であろうと結果を
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沖山(静岡学園)と牧園(藤枝順心)が連覇 静岡県高校新人大会・柔道
静岡県高校新人大会は15日、柔道の個人戦などを行った。男子無差別級の沖山智(静岡学園)、女子48キロ級の牧園羽菜(藤枝順心)が連覇を達成。男女各5階級の優勝者は3月の全国選手権に出場する。 ▽男子60キロ級決勝 粟田(静岡学園) 優勢 石川(静岡学園) ▽同66キロ級決勝 山本(日大三島) 送り襟絞め 長屋(加藤学園) ▽同73キロ級決勝 宮本(東海大翔洋) 優勢 長沢(静岡学園) ▽同81キロ級決勝 内山(加藤学園) 優勢 川崎(浜松西) ▽同無差別級決勝 沖山(静岡学園) 優勢 倉持(加藤学園) ▽女子48キロ級決勝 牧園(藤枝順心) 優勢 新夕(藤枝順心) ▽同52キ
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⚽清水エスパルス復権 2000人と考える J1昇格願い静岡で集会、元選手や来場者議論
サッカーJリーグ2部(J2)清水エスパルスの応援を目的とした有志団体「エスパルスを愛する会」は14日、清水の復権を願って集会「エスパルスを早くJ1に戻そう」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。清水の元選手を招き、集まったサポーターらと意見を出し合った。 清水OBの三渡洲アデミールさん(54)、西部洋平さん(42)、鄭大世さん(38)が登壇。今季、クラブ2度目のJ2を戦う清水が再び強豪に返り咲くには何が必要かを約2千人の来場者と考えた。 試合終了間際での相次ぐ失点が降格の一因となった昨季の戦いを振り返り、3人は「選手同士で腹を割って話せる関係がチーム内でできていたか」などと指摘。J2での
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⚽清水エスパルス J1昇格へ初練習 FW北川「J2甘くない」「支え合い前進」
J2清水は9日、三保グラウンドで今季の初練習を行った。昨季途中から指揮を執るリカルド監督の下、選手たちは1時間半かけて軽めのメニューを消化。1年でのJ1復帰を目指して始動した。 昨季に大けがを負ったGK梅田とFW加藤、まだ来日していないMFホナウドとMFベンジャミン・コロリを除く31選手がグラウンドに姿を見せ、体を動かした。故障からの復帰を目指すMFヘナトアウグストは別メニューで調整した。 今季はクラブにとって2度目となるJ2の戦いに臨む。2016年のJ2シーズンを経験しているFW北川は「甘くはない。チームとして苦しい時期もあると思うが、支え合いながら前に進んで(昇格の)目標を達成したい
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大声援⚽スタンドも心は一つ 藤枝順心V けがで離脱悔しさ秘めながら/ベンチの「10」夢追った仲間も 全日本高校女子サッカー
8日に神戸市のノエビアスタジアム神戸で決勝が行われた全日本高校女子サッカー選手権は、藤枝順心が2年ぶりの優勝を飾った。スタンドではメンバー外の部員約50人が声援を送り、ピッチに立った選手たちを後押し。心を一つにし、仲間がつかみ取った歓喜の味をかみしめた。 決勝では指定されたエリアでの声出し応援が認められ、スタンドの部員は立ち続けて応援歌を響かせた。バス5台で当日駆け付けた在校生約150人も声を張り上げた。 2年の辻沢亜唯さんは昨年10月のU-17(17歳以下)女子ワールドカップ(W杯)で日本代表の主力として全4試合に先発出場。点取り屋として今大会での活躍が期待されていた。しかし、同11月
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⚽️目標は1年でのJ1復帰 清水エスパルスが新体制発表
今季をJ2で戦う清水は6日、アイスタ日本平で新体制発表会見を開いた。山室晋也社長は1年でのJ1復帰を目標に掲げ、「いずれはJ1優勝を狙えるようなクラブの力を身に付けるきっかけを今年つかみたい」と復権を見据えた。 今季のスローガンは、力強いクラブの実現への思いを込めた「STRONG WILL(強い意志)」。編成トップの大熊清ゼネラルマネジャー(GM)は「アカデミー(下部組織)も含めて強いエスパルスを取り戻したい」と立て直しへの決意を示した。 昨季途中に就任したブラジル人のリカルド監督が今季も指揮を執る。昇格を最大の目標に据え、「積極性と競争力の高いチームをつくり、試合の主役になる戦いをする
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⚽J2清水 新加入の選手コメント/2023年度スタッフ陣一覧
GK阿部(中央学院大) セービングとハイボール処理に自信がある。自分が出た試合は無失点で勝てるような取り組みをしたい DF落合(法大) 自分がチームの中心となって戦っていけるようになる。素晴らしい先輩たちから多くを吸収したい DF監物(早大、清水ユース出) 左足からのフィードと声が武器。難しい場面でチームを声で支えていきたい DF北爪(J1柏) 大学時代にオファーを受けた清水に再度評価してもらえた喜びがある。プレーと言動で力になれるよう頑張る DF高橋(J1柏) 優勝して必ず1年で昇格できるように。守備の選手として失点を一つでも減らせるようにする DF吉田(J1名古屋) 自分がチー
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⚽清水エスパルスの原輝綺 スイス移籍 グラスホッパーに期限付き
来季J2の清水は30日、MF原輝綺(24)のスイス1部グラスホッパーへの期限付き移籍が内定したと発表した。現地でのメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ。期間は来年6月30日まで。 埼玉県出身の原は千葉・市船橋高から2017年に当時J1の新潟でプロ入り。J1鳥栖を経て21年に清水に加入した。右サイドバックを主戦場とし、ポジショニングの巧みさやクロス精度の高さを発揮。主力として2年間でJ1リーグ54試合に出場した。 クラブを通じて「このタイミングでチームを離れることを申し訳なく思う。半年の短い期間だが、チャレンジしたいと思い決断した」と談話を出した。 グラスホッパーはスイスリーグで優勝2
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⚽清水エスパルス MF滝裕太、松本に移籍 育成型期限付き
来季J2の清水は30日、MF滝裕太(23)=清水ユース出=がJ3松本に育成型期限付き移籍すると発表した。期間は2024年1月末まで。清水と対戦する公式戦には出場できない。 プロ5年目の今季は選手層の厚い攻撃陣の中で定位置確保には至らず、リーグ戦9試合の出場にとどまった。ルヴァン杯4試合1得点、天皇杯2試合無得点。「チームは変わるが、成長するために全力でプレーする気持ちは変わらない」とコメントした。
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W杯閉幕 カタールの光と影 祭りの後は【砂上の熱気】
カタールで開催されたサッカーのワールドカップ(W杯)が18日(日本時間19日)、閉幕した。「世界一退屈な国」と聞いていたが、世界各地からやって来たサポーターの熱気にも大いに触れ、1カ月余りの滞在は刺激に満ちていた。 現地に入り、この祭典が国を挙げての大事業であることはすぐに実感できた。W杯の装飾を見ない場所はなく、大会開催のために導入された真新しい地下鉄は観戦者の利用が無料。八つの試合会場のうち、7カ所が新設され、とにかく美しさが目についた。W杯の開催関連費は30兆円とも言われている。 しかし、華やかさの裏側で、W杯関連工事での劣悪な労働環境などが指摘された。カタールは自国民の割合が1割
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発展都市 ドーハ、ルサイル 夜のきらめき【こちらカタール】
夏季には最高気温が45度を超える砂漠気候のカタール。人々は日が暮れ始める頃から活発に動き出す。25度前後まで落ち着いた12月も、夜型生活の傾向は変わらない。にぎわいを見せる夜の街こそ、中東の小国の象徴的な景色だ。 首都ドーハや北隣のルサイルには、高層ビルが数多く立ち並ぶ。夜になるとライトアップされ、鮮やかに彩られる。かぶとの角のような形をしたルサイルの独創的なホテル「カタラタワーズ」は、光を帯びて圧倒的な雰囲気を放つ。ドーハにはワールドカップ(W杯)出場32カ国の国旗を壁面に映す場所があり、人気を集めた。 18日(日本時間19日)に決勝戦が行われたルサイル競技場は黄金色の輝き。まばゆい光
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⚽「神の子」メッシ 新たな伝説生む サッカーW杯カタール大会
【ルサイル=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】ワールドカップ(W杯)史に残る名勝負として語り継がれるであろう激闘の頂上決戦を制したのは、アルゼンチンだった。文句なしの大会最優秀選手に輝いたのは主将のメッシ。無数の栄冠をつかんできた35歳が、唯一足りなかったW杯のトロフィーをついに掲げた。 背番号10はこの日も全得点に絡み、2ゴール。攻撃の中心に君臨し続けた。先制のPKを決め、追加点の速攻では巧みにパスをつないだ。延長後半は味方のシュートのこぼれに反応して押し込んだ。 前回王者フランスの驚異的な粘りによってもつれ込んだPK戦。エースは憎らしいほどの落ち着きで1番手の大役をきっちりと果たした。後
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⚽アルゼンチン 36年ぶり優勝 3度目、フランスにPK勝ち サッカーW杯カタール大会
【ルサイル=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は18日(日本時間19日)、ルサイル競技場で決勝を行った。アルゼンチンがフランスを3―3からのPK戦で破り、9大会ぶり3度目の優勝を果たした。 アルゼンチンが前半に2点を先行したが、フランスも譲らず後半に2得点。延長戦もアルゼンチンがメッシの2点目で勝ち越したものの、終了間際にフランスがエムバペのハットトリック達成で追い付いた。PK戦はアルゼンチンが4人続けて成功し、4―2で制した。前回大会王者のフランスは史上3チーム目の2連覇を逃した。 大会最優秀選手「ゴールデンボール賞」はメッシが史上初となる2度目
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お茶の香り、カタールに 静岡・梅ケ島産「本物はうちだけ」 現地経営者ジャボールさん、カフェで提供
【ルサイル=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)が開催されているカタールで、日本茶の普及に熱心に取り組む人がいる。現地人のジャボール・アルマンアイさん(34)。静岡市葵区の梅ケ島地区で生産された茶を自身の経営する店「ノースカフェ」で提供し、日本の食文化を発信している。 ジャボールさんは幼い頃にテレビ番組の影響で日本に興味を持ち、留学した米国の大学では副専攻で日本語を学んだ。母国に戻り、公務員として働きながら日本を定期的に訪れていた中、日本茶と出会った。 きっかけは3年前、梅ケ島の茶園再生や地域活性化に取り組む斎藤雅子さん(66)=静岡市出身=と共通の知人を介して
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「ドーハの悲劇」の地 アルアハリ、面影残る【こちらカタール】
ドーハ中心部から車で20分ほどの住宅街の一角にあるサッカースタジアム、アルアハリ競技場。1993年、日本がワールドカップ(W杯)初出場を目前で逃した「ドーハの悲劇」が起きた地だ。 今もカタールリーグ所属のクラブ「アルアハリ」の本拠地として使用されている。当時あったスタンドとピッチを隔てていた柵はなく、座席も新調されていたが、こぢんまりとしたスタジアムの面影は残っていた。 悲劇をピッチで味わった森保一監督に率いられ、カタールで7度目のW杯の戦いに挑んだ日本。2-1で勝利したスペインとの1次リーグ最終戦は、もし同点に追い付かれれば得失点差で敗退が決まっていた。状況は当時と酷似していた。 し
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サッカーW杯需要 スズキ車シェア拡大【こちらカタール】
サッカーのワールドカップ(W杯)が開催されているカタールで、スズキ車のシェアが伸びている。人口約280万人の小国で市場は小さいが、W杯需要を取り込み存在感を高めている。 カタールでは、現地の正規代理店「テイセアモータース」がスズキ車を扱う。スズキによると、カタール国内全体の四輪販売実績で2021年度は3.5%だった占有率が、本年度(4~10月)は6.4%に増加。年度途中ながら、販売台数は過去最高を更新した。代理店のクマール最高執行責任者は「W杯開催に伴うレンタカーやタクシー用の車両の需要増に対応できた」と背景を説明する。 主力商品はスズキのインド製モデルのディザイア、シアズ、エルティガで
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⚽サッカーW杯 世界に印象付けた進歩 日本代表、8強逃すも強豪撃破 「悲願」は次代に引き継ぎ
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】5日(日本時間6日)に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、日本代表はPK戦の末にクロアチア代表に敗れて戦いを終えた。しかし、1次リーグでは優勝経験のあるドイツ、スペインの2カ国を撃破。初の2大会連続の16強入りも果たし、着実な進歩を世界に印象付けた。 悲願の8強以上を目標に掲げた今大会では、森保一監督の采配が光った。「良い守備から良い攻撃」を土台に、ドイツとの初戦では後半から基本布陣ではない3バックを取り入れて流れを一変させた。強豪相手に堅く守って少ない好機を仕留める戦い方を導き出し、スペイン戦の勝利にもつな
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⚽日本8強逃す クロアチアにPK負け サッカーW杯カタール大会
歴史的激闘、見せた新時代 【アルワクラ共同】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会第16日は5日、ドーハ近郊アルワクラのアルジャヌーブ競技場などで決勝トーナメント1回戦が行われ、世界ランキング24位の日本は目標に掲げた初の8強入りを逃して敗退した。同12位で前回準優勝のクロアチアに、延長を終えて1-1からのPK戦で1-3で屈した。森保一監督は「選手は勇敢に戦ってくれた。残念な結果だが、受け止めたい」と話した。 日本は前半43分に前田大然(セルティック)が先制点を奪って1-0で折り返したが、後半10分に追い付かれた。一進一退の攻防が続き、延長でも決着せずに迎えたPK戦では1人目で失
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伊藤「役割果たす」 決戦直前、備えは万全 サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会を戦う日本代表は5日午後6時(日本時間6日午前0時)から、クロアチア代表との決勝トーナメント1回戦に臨む。ここまで1試合の出場にとどまる伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出)は「チームが結果を得るために役目を果たすことができれば」と出番に備える。 1次リーグ突破を決めた1日(日本時間2日)のスペイン戦。伊藤はベンチから試合を見守った。勝利を告げる笛とともに主将の吉田麻也(シャルケ)の元に駆け寄るなど喜びをあらわにしたが、ピッチで貢献したいという思いは変わらない。 後半から出場した
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⚽まだ終わらない“ドーハの歓喜” 日本決勝トーナメント進出 サッカーW杯、2-1でスペイン破る
サッカーのワールドカップ(W杯)第12日は1日、ドーハのハリファ国際競技場などで1次リーグE組最終戦が行われ、世界ランキング24位の日本が同7位のスペインを2-1の逆転で破る金星を挙げ、16強で争う決勝トーナメントに進出した。5日午後6時(日本時間6日午前0時)からの決勝トーナメント1回戦で初の8強入りを懸け、F組2位で前回準優勝のクロアチアと当たる。 【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】世界を驚かせたドイツ戦を大金星と言うのなら、この勝利は何と表現しようか。たくましき日本代表は、ドイツをさらに上回る世界ランキング7位のスペインにも一泡吹かせた。W杯優勝経験のある2カ国を撃破する快挙
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⚽伊藤が挽回へ「このまま終われない」 W杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会を戦う日本代表は1日午後10時(日本時間2日午前4時)から、スペインとの1次リーグ最終戦に臨む。11月27日のコスタリカとの第2戦で初出場したものの不完全燃焼に終わった伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出)は、静かに名誉挽回の時を待つ。 スペイン戦を翌日に控えた30日の練習後。取材エリアに現れた伊藤の口ぶりは淡々としていたが、発する言葉には力が宿っていた。「物足りないパフォーマンスだったことは自覚している。このまま終われない」 コスタリカ戦は後半頭からピッチに立ち、3バックの左に入
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⚽勝てば突破、負ければ敗退 運命のスペイン戦2日早朝 W杯カタール大会
【ドーハ=本社特派員・市川淳一朗】生きるか死ぬかの運命の一戦がやって来た。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本は1日午後10時(日本時間2日午前4時)から1次リーグE組最終戦でスペインと対戦する。スペイン戦での勝利はアジア勢初となる2大会連続の決勝トーナメント進出につながり、敗北は4年に1度の戦いの終わりを意味する。相手は3大会前のW杯覇者だが、選手たちにひるむ様子はない。ドイツとの初戦に続き、再び世界に衝撃を与える番狂わせを狙う。 スペイン戦が翌日に迫った11月30日。主将の吉田麻也(シャルケ)は決勝トーナメント1回戦で涙をのんだ4年前のW杯ロシア大会からチームが進化したか
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⚽メディア対応、ドーハで奔走 清水エスパルス元社員・上田健太郎さん サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーJリーグ清水エスパルスの元社員上田健太郎さん(40)が、日本サッカー協会のチームコミュニケーション部の一員としてワールドカップ(W杯)カタール大会を戦う日本代表に帯同している。ドーハの練習拠点に隣接する日本のメディアセンターの責任者を務め、日本や海外の報道関係者の対応に奔走している。 メディアセンターには取材エリアが設けられ、チームの練習日に開放される。大挙して訪れる報道陣の取材環境を整えるのが上田さんの役目だ。海外メディアの来場も少なくないが、エスパルス社員時代の業務などを通じて勉強を重ねた英語を駆使して受け答えをそつなくこなす。 福井県
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⚽日本代表 練習大半を非公開に 強豪スペイン撃破へ戦略練る サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組で2位の日本代表は12月1日午後10時(日本時間同2日午前4時)、決勝トーナメント進出を懸けて強豪スペインとの1次リーグ最終戦に臨む。29日は拠点のドーハで練習の大半を非公開にして調整した。 公開された冒頭では静岡県勢の権田修一(清水エスパルス)、伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出)が軽快に体を動かした。別メニューが続いていた冨安健洋(アーセナル)も全体練習に合流。一方、右膝痛の遠藤航(シュツットガルト)、左太もも裏に違和感のある酒井宏樹(浦和)の姿はなかった。 チ
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歓喜再び、信じ支える 代表スタッフに静岡県勢2人 サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会を戦う日本代表のスタッフに、2人の静岡県内出身者がいる。アスレチックトレーナーの細井聡さん(38)=浜松市出身=と、テクニカルスタッフの酒井清考さん(35)=島田市出身=。初の8強以上を目指すチームを陰で支えている。 細井さんは2020年10月から代表チームに同行。5人のアスレチックトレーナーの一人として、選手の負傷の対応や予防、コンディションづくりなどを担当している。はり・きゅうやマッサージの資格を持ち、練習前後の選手の体をケアする。 ジュビロ磐田のジュニアユースに所属していた中学3年時に右足首を骨折。
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⚽日本代表の特定選手に厳しい声 W杯コスタリカ戦後、ベテラン長友らが擁護
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】27日のコスタリカ戦に敗れた日本代表に、厳しい声が寄せられている。失点に絡んだ主将の吉田麻也(シャルケ)は試合後「たくさんの批判は覚悟しているが、それをマネージ(処理)できなければここには立てないと思っている。もう一回立ち上がらなきゃいけないし、自信と勇気を持ってスペイン戦に挑みたい」と前を向く。 伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出)には、消極的に映ったプレーへの指摘が交流サイト(SNS)などで相次いだ。そのことを問われたベテランの長友佑都(FC東京)は28日に「代表での経験もそこまでない中、W杯に途中から出場するのは相当の
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吉田主将、伊藤と親交の竹山さん(浜松) 現地でエール「全て出し切って」 サッカーW杯カタール大会
【アルラヤン=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】浜松市でサッカー選手向けの英語教室を展開する竹山友陽さん(37)が、親交のあるワールドカップ(W杯)日本代表の吉田麻也(34)、伊藤洋輝(23)を応援するため、27日にコスタリカ戦が行われたアルラヤンを訪れた。「今持っているものを全て出し切ってほしい」と思いを込めて観客席から声援を送った。 竹山さんは英国に居住しながらサッカークラブ経営などを手がけていた10年ほど前に、英プレミアリーグのサウサンプトンに所属していた吉田と知り合った。事業への協力を受けるなど友人と呼べるほどの深い関係を現地で築き、今も連絡を取り合う。 主将として自身3大会目のW杯
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⚽コスタリカ戦、初舞台の伊藤活躍願う 磐田時代同僚だった八田がエール サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーワールドカップ(W杯)日本代表は27日、勝てば1次リーグ突破の可能性があるコスタリカ戦に臨む。ドイツとの初戦で出番のなかった伊藤洋輝(23)=シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出=には、W杯初出場への期待がかかる。伊藤と同僚だったジュビロ磐田のGK八田直樹(36)は「純粋で、意欲は人一倍」と評する後輩の活躍を願っている。 伊藤は高校3年時の2017年5月、下部組織からの昇格で磐田のトップチームの一員となった。早期契約は大きな期待の表れだったが、磐田での1、2年目は出場機会が限られ、「相当苦しんだ」と振り返る。思い通りの道のりを歩
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⚽円熟のGK権田、勝利導く好セーブ W杯カタール大会ドイツ戦、ドーハの歓喜
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】15歳から日の丸を背負ってきた守護神が、自身2度目のワールドカップ(W杯)でついにピッチに立った。日本代表のGK権田修一(33)=清水エスパルス=は、ドイツとの1次リーグ初戦に先発。円熟の時を迎えたベテランが、日本のゴールマウスに立ちはだかった。 清水の守護神 18年前の誓い今も 権田が初めて代表のユニホームに袖を通したのは、2004年のU-17(17歳以下)アジア選手権。U-16代表の一員として、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた北朝鮮戦に出場した。試合前の国歌斉唱で、自然と足が震えた。「憧れの場」に身を置いた緊張感は、今もはっきりと記
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⚽伊藤洋輝 W杯カタール大会「最大限 パフォーマンス発揮」 唯一の静岡県内出身、大舞台へ決意
20日に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表に選出されたドイツ1部シュツットガルトのDF伊藤洋輝(23)=浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出=が6日までにオンライン取材に応じた。「チームが結果を出すために、自分のパフォーマンスを最大限出せれば」と大舞台に臨む決意を語った。 26人の代表メンバーが日本で読み上げられた時、ドイツは午前6時。就寝中で、妻からの声掛けや知人の連絡で自身の選出を知ったという。「最初から代表の発表会見は見るつもりはなかった」と素っ気ないが、「目指していた場所なのでうれしい」と喜びをかみしめる。 代表選出メンバーにけが人が相次ぎ、センターバックと
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⚽29年前の夢、同志に託す W杯米国大会、後半36分に投入 武田修宏さん(清水東高出)【悲劇から歓喜 ドーハへの願い㊦】
2試合で、合わせて14分余り。1993年、ワールドカップ(W杯)米国大会アジア最終予選で、武田修宏(55)がピッチに立つ時間は限られた。ただ、そのわずかな時で夢を見て、失意を味わった。「自分の人生の良いシーンでも、悪いシーンでもあった」。刻み込まれた記憶は複雑で、深い。 FW登録でメンバーに選ばれたが、サブ組に回った紅白戦で入ったのはサイドバック。本職での序列は低く、試合に出ることは正直、諦めかけていた。 それでも、韓国との第4戦で後半40分から出番が来た。求められたのは前線で守備に走り、相手の自由を奪うこと。オフト監督の狙い通りに1点差を逃げ切ったことで、イラク戦でも声が掛かった。
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指導者に大切な資質は J1清水の大榎さん、消防幹部に講話
静岡県消防学校は14日、県内の消防幹部職員向けの教育訓練でサッカーJ1清水エスパルスの大榎克己クラブリレーションズオフィサー(CRO)を静岡市清水区の同校に招き、リーダー論をテーマとした講話を行った。 他分野から学びを得ることを目的とし、34人が参加した。大榎CROは「指導者に必要な資質」と題し、決断や判断の重要性を説いた。リーダーを支える周囲のサポートの大切さも強調。良い組織づくりに向けて「信念を持ってやってほしい」と呼びかけた。
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⚽エスパルス選手 台風被災地児童と交流 清水小島小訪問
台風15号の被害を受けた地域を元気づけようと、サッカーJ1清水エスパルスの選手たちが12日、静岡市清水区の清水小島小を訪れて児童と交流した。 松岡大起(21)、高橋大悟(23)、立田悠悟(24)、原輝綺(24)、白崎凌兵(29)、井林章(30)の6選手が放課後に来校。参加を希望した児童約80人と鬼ごっこやサッカーをして触れ合った。エスパルスのグッズを身に着けた児童も多く、目を輝かせながら選手とのひとときを楽しんだ。 6年生の望月瑛人君は「好きな原選手に会えてうれしかった」と感激した様子。選手側の意向で実現した取り組みで、同区出身の立田選手は「元気づけたいと足を運んだが、自分たちがエネルギ
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記者コラム「清流」 清水復旧への願い
9月24日未明に本県を襲った台風15号に伴う豪雨で、静岡市清水区では大規模な断水をはじめとする多くの被害が出た。サッカーJ1清水エスパルスの本拠地も影響を受け、1日に予定されていたジュビロ磐田との静岡ダービーは延期となった。 自宅が断水し、身に染みて感じたのは、水のない生活がどれほど不便かということ。しばらくは先が見通せず、水の確保の懸念も付きまとった。断水に加え、家屋や家財に被害のあった住民にはさらなる苦労や不安が伴ったことは容易に想像がつく。被災者の感情面も踏まえ、延期は妥当な判断だったと思う。 当初の試合日前後で、清水、磐田は被災地の支援活動を行った。復旧が進み、被災者の目が再びサッカ
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⚽エスパルス選手が土砂撤去 台風15号被災の清水区布沢
サッカーJ1清水エスパルスの選手が1日、台風15号被害が出ている静岡市清水区布沢を訪れ、土砂の除去作業を手伝った。 山間地の布沢地域は、沢をつたって集落に大量の土砂が流れ込み、現在も数世帯の家屋で土砂を取り除けていない状態。選手11人は2階建ての1階部分がほぼ埋まった家に足を運び、土や泥をスコップでかき出したり、家財を運び出したりした。災害ボランティアも活動していて、協力し合いながら約2時間取り組んだ。 参加した山原怜音選手(23)=JFAアカデミー福島出身=は「自分たちがホームタウンの静岡のために何かできることはないかという思いで来た」と汗を拭った。実家の土砂除去を手伝ってもらった井上
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10月の「静岡ダービー」延期 代替日は未定 サッカーJ1
Jリーグは28日、10月1日に静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で予定していたJ1リーグ第31節清水エスパルス対ジュビロ磐田の「静岡ダービー」を延期すると発表した。代替日は未定。=関連記事14面へ スタジアムが台風15号により同区で発生している大規模な断水の影響を受けていることが主な理由。スタジアムは現在、断水によってトイレの手洗い場が使用できない状況となっている。 周辺道路の土砂崩れや、試合開催による被災住民の日常生活への影響も懸念材料となっていた。
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⚽清水サッカーの母 綾部さんが殿堂入り 女性初、都内で掲額式典
日本サッカー協会は10日、東京都文京区の日本サッカーミュージアムで女性指導者の綾部美知枝さん(73)=静岡市清水区=ら日本サッカー殿堂入りした5人の掲額式典を行った。ほかの4人は、元日本代表MFの木村和司さん(64)、元日本代表監督の故イビチャ・オシムさん、長崎・国見高の元監督の故小嶺忠敏さん、南米サッカー界とのパイプをつくった故北山朝徳さん。女性初の殿堂入りを果たした綾部さんは多くのサッカー好きの子どもたちを育て、地域への普及にも力を注いだ。 「清水のまち、そして人との出会いに育まれた」。旧清水市出身の綾部さんは大学卒業後の1969年に教員となり、市内の小学校に赴任した。2年生を担当し、
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鈴鹿8耐出場 エスパルスドリーム 4位入賞「最善尽くせた」
静岡市清水区のレーシングライダー生形秀之さん(45)率いる「エスパルスドリームレーシング・ITEC」が、三重県で7日に行われた国内最高峰のオートバイレース、鈴鹿8時間耐久ロードレースで過去最高に並ぶ4位入賞を果たした。ライダーの一人に浜松市浜北区出身の渥美心さん(26)も加わり、臨んだ一戦。悲願の表彰台にはあと一歩及ばなかったが、生形さんは「最善は尽くせた」と達成感を口にする。 レースには45チームが出場した。エスパルスドリームレーシングは4度目の参戦。生形さん、渥美さんに加え、和歌山県出身の津田拓也さん(36)のライダー3人で臨んだ。 序盤から6~7位の好位置を維持。転倒などで最終的に
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鈴鹿8耐 表彰台誓う エスパルスドリームレーシング決起大会
8月5~7日に三重県で開かれる国内最高峰のオートバイレース、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)に出場する「エスパルスドリームレーシング・ITEC」の決起大会が22日夜、静岡市清水区で開かれた。 大会の開催はコロナ禍の影響で3年ぶり。チームにとっては4度目の挑戦となる。代表を務めるレーシングライダー生形秀之さん(45)=同区=は「皆さんのおかげでこの場に立っている」と集まったスポンサー関係者らに感謝し、過去最高の4位を超えて表彰台に立つことを誓った。 チームは生形さんに加え、浜松市浜北区出身の渥美心さん(26)、和歌山県出身の津田拓也さん(36)のライダー3人で構成する。大会には45チ
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鈴鹿8耐に3年ぶり参戦 エスパルスドリームレーシング
静岡市清水区のレーシングライダー生形(おがた)秀之さん(45)率いる「エスパルスドリームレーシング・ITEC」が、8月5~7日に三重県で開かれる国内最高峰のオートバイレース、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)に出場する。コロナ禍の影響で大会開催は3年ぶりとなり、念願とする表彰台に再び挑む。 大会には45チームがエントリーする。生形さんは2017年から自らのチームで3年間出場し、18年には4位に食い込んだ。目標は表彰台の3位以内。今年から3年間と挑戦の期限を定め、自身の選手生活を懸けて初年度のレースに臨む。 今回一緒に戦うライダーの一人は、浜松市浜北区出身の渥美心さん(26)。世界耐久
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⚽J1清水 クラブ創設30周年試合 国立に5万6131人
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスがクラブ創設30周年を記念して2日に国立競技場で行ったリーグ第19節横浜F・マリノス戦には、クラブのホーム試合として最多の5万6131人が詰め掛けた。今月4日はクラブが1992年に初の有料対外試合を開催してから30回目となる「誕生日」。老若男女のサポーターが節目を迎えるクラブの記念試合を後押しした。 スタジアムには午後4時の開場前からエスパルスのグッズを身に着けた観客が続々と訪れた。創設当初から応援する静岡市清水区の会社員山本恵美子さん(60)は「30年の間には消滅危機もあったが、よく頑張ってきてくれた」と地元から駆けつけた。 静岡市葵区出身の会
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運動の楽しさ、幼児から 静岡市とJ1清水が親子教室
静岡市とサッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスはこのほど、2~4歳の幼児とその保護者を対象とした事業「親子でチャレンジ運動教室」を静岡市清水区のエスパルスドリームフィールド清水で開いた。 エスパルス教育事業部の今泉幸広ヘッドオブコーチングらの指導で、市内の親子16組が体を動かした。幼少期に身につけたい基本動作と、新聞紙で作ったボールでの遊びを1時間、楽しみながら体験した。 エスパルスが今年から取り組む「運動大好キッズ育成プロジェクト」の一環。中央静岡ヤクルト販売(同市)が協賛する。年度内にドリームフィールド清水で5回、ドリームフィールド静岡(駿河区)で6回開催。問い合わせはエスパルス
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感謝の心大切に J1清水元選手の兵働さん講演 静岡長田南小
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスが静岡市、静岡大、企業と連携して小中学校で実施する特別授業「エスプラス」が24日、同市駿河区の長田南小で行われた。同校を皮切りに、本年度は市内3区の15校で開催する。 サッカーと教科を絡めた学びや、企業人を招いた職業学習などを展開する恒例の取り組み。長田南小にはエスパルスの元選手で、現在はスカウトを担当する兵働昭弘さん(40)が講師として訪れた。 兵働さんはエスパルスで主将を務めた経験を元に、「相手を尊重し、感謝の気持ちと長所を見る姿勢を」と同校の6年生約90人に語り掛けた。具体例を交えながら、社会に出て必要な行動力や課題発見力に関しても紹介。児
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⚽J1清水創設30周年 7月2日に記念試合 静岡でトークショー
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスとジェイアール東海静岡開発(静岡市葵区)はこのほど、7月2日に開催されるエスパルスのクラブ創設30周年記念試合をアピールするイベントを、JR静岡駅構内のアスティ静岡で実施した。 エスパルス初のプロ契約選手としてクラブ一筋で活躍した大榎克己クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)のトークショーを行った。大榎CROは経営難による存続の危機もあったクラブの歴史に触れ、「ファンやサポーターの協力で乗り越えられた」と感謝。節目を祝う試合への来場を呼び掛けた。 記念試合は国立競技場で開催。アスティ静岡では周知を図る特別装飾を施している。
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⚽U―21代表監督 大岩剛氏(清水商高出) 「タフな集団」目指す
2024年パリ五輪を目指すサッカーU-21(21歳以下)日本代表の監督に昨年末、清水商高出身の大岩剛氏(49)が就任した。J1鹿島を率いてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制覇した経験を持つ指揮官は、1968年メキシコ五輪以来となるメダル獲得を目標に本格始動している。3大会ぶりの優勝を狙う6月のU-23アジア・カップを前に、静岡新聞社のオンライン取材に応じた。 -就任から半年。日の丸を背負うチームを率いて。 「責任の重さは活動の度に感じている。アジア・カップは自分たちの今後に大きく影響する大会。緊張感を持って臨む」 -パリ五輪世代の強化を目的に、日本はU-23アジア・カップにU
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ブラジル文化を児童に紹介 J1清水の選手、清水興津小訪問
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスはこのほど、ブラジル人選手が自国の魅力を子どもたちに伝える出張授業を行った。チアゴサンタナ選手が静岡市立清水興津小を訪れ、5、6年生約170人にブラジルの文化などを紹介した。 サンタナ選手は県の国際交流員とともに、簡単な言葉や食文化、自然環境などを説明。ボールを使った触れ合いや、児童からの質問の時間なども設けて交流を楽しんだ。 エスパルスは6月18日にIAIスタジアム日本平で行うアビスパ福岡戦で、ブラジル文化を体験できる企画を予定している。
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静岡県勢初のJチェアマン 野々村芳和氏(清水東高出)「静岡のサッカー熱を日本中に」
静岡県内出身者として初となるJリーグのチェアマンに就いた野々村芳和氏(50)=清水東高出=。王国と称された本県に生まれ、Jリーガー、クラブ経営者と歩みを進めてきた歴代最年少チェアマンは、地域全体で高いサッカー熱を誇ったかつての静岡の空気感を日本中に広げていくことを使命に掲げる。胸の内に迫った。 ⚽4クラブの「作品」 3月に第6代のチェアマンに就任。まずはJ1~3の全58クラブの本拠地訪問を目指し、全国を駆け回る。 「どうしたら58クラブが成長できるかを考えるのが僕の立場。地域性や置かれた環境によって成長の仕方は全然違う。画一的というよりはそれぞれにあったやり方でJリーグとしてサポート
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サッカー全国V 静岡・清水チーム アイスタに歴代のパネル
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスが、サッカーの全国大会で優勝を果たした静岡・清水のチームを紹介する72枚のパネルを静岡市清水区のIAIスタジアム日本平に設置し、29日から展示を始めた。 小中高の各年代から女子、エスパルスまで、過去に達成した72回の全国優勝を1枚ずつパネルにして紹介している。1978年度の全日本少年サッカー大会を制した清水FCから、2019年度の全国高校選手権で日本一となった静岡学園までを網羅。チームの集合写真や主要選手名などを載せ、スタジアム内のコンコースの壁面に掲示した。 エスパルスのクラブ創設30周年と、NPO法人清水サッカー協会創立75周年を記念して企画
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ウクライナから避難の家族、サッカー清水戦に招待 静岡の有志団体 3兄弟が満喫
ロシアからの侵攻を受けてウクライナから静岡市に避難してきた家族に市内での生活を楽しんでもらおうと、同市の有志団体が29日にIAIスタジアム日本平(同市清水区)で行われたサッカーJ1リーグ清水エスパルス対サンフレッチェ広島戦に招待した。 団体はIAIの石田徹社長が代表理事を務める「エスパルスを愛する会」。ウクライナから3月末に日本に避難し、市内で暮らしている少年3人がサッカーが好きだと聞き、チケットとプレゼントを用意して迎えた。 3兄弟と家族のオレーナさん(38)が訪れ、石田代表理事からエスパルスのユニホームTシャツやグッズを受け取った。オレーナさんは「感謝で気持ちが高ぶっている」と喜び、
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静岡・清沢小児童 権田選手とPK対決 J1清水交流事業
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスの選手が19日、静岡市内の小学校を訪れ、児童と交流した。クラブを身近に感じてもらうことを目的とした事業の一環。 同市葵区の清沢小には権田修一選手(33)が訪問。全校児童22人とボールを使ってパス交換をしたり、ゴールキーパーのやりがいを尋ねる児童の質問などに答えたりした。 児童の代表とPK対決する時間も設け、至近距離のシュートを権田選手がキャッチすると、子どもたちからどよめきが起きた。シュートを放った6年生の森日順(ひより)さんは「エスパルスの選手は自分にとってすごい存在。うれしかった」と頬を緩めた。 清水船越小には加藤拓己選手(22)、川谷凪選
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⚽J1清水 運動大好きキッズ育成 スクール定額化、親子教室も
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは4月から、子どもたちの運動機会を増やすことを目的とした「運動大好キッズ育成プロジェクト」を始める。サッカースクールの利用機会の拡大を軸に、さまざまな取り組みを進める。 これまで利用回数によって費用が変わった年中、年長児対象のサッカースクールを定額にし、最大で週6日通える形に変更。駿東、富士、清水、静岡、藤枝の各会場で実施する。他にも年間300園以上を訪問している未就学児向けの巡回運動教室で、保育士や幼稚園教諭にも指導ノウハウを伝授。小学校訪問や親子対象の運動教室も推進する。 このほどサッカースクールの体験会を静岡市清水区のエスパルスドリームフィ
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乳児もアイスタへ ケアルーム好評 授乳、おむつ替え快適に
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは今季から、本拠地のIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)に授乳やおむつ替えなどができるベビーケアルームを設置している。観客の観戦環境向上を目指したクラブの取り組みの一環。 ベビーケアルームは高さ1・9メートル、幅0・9メートル、奥行き1・2メートル。内部で座って授乳できるほか、背もたれ部分を倒しておむつ替えの台としても利用できる。組み立て式で、試合時にスタジアム正面玄関脇に設ける。 同スタジアムには常設の授乳室があるものの清水サポーターが主に陣取るスタンドからは距離があり、利便性に関して要望が寄せられていた。 すでに本拠地で開催された4試合
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女子・浜松市立 悔しい初舞台「ふがいない」…涙【全国高校駅伝】
女子の浜松市立は悔しい初舞台となった。大黒柱の1区兼子で上位につけるプランが崩れ、目指した入賞からは遠い23位に終わった。「ふがいない走りをして、申し訳ない思いでいっぱい」。兼子は責任を一身に背負い、泣きじゃくった。 区間5位以内を狙い、県や東海大会よりも早いペースでレースに入った。しかし、緊張感や寒さが影響したか、2キロすぎから「体が動かなかった」。本来の走りができず、区間25位に沈んだ。 それでも、2区を託された1年生沢田がエースの失速を挽回する区間5位の快走を見せた。「焦らず(ギアを)上げすぎないように」とリズムを保って前を追う。一つ、また一つと順位を上げて最終的には6人抜き。1週
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⚽清水エスパルス新体制発表 平岡宏章監督続投「強く、誇り高きチームに変革」 ヘッドコーチに篠田善之氏
J1清水は20日、11月にコーチから昇格した平岡宏章監督(52)との契約を更新し、来季も指揮を執ることを正式発表した。クラブが日本人監督の下で始動するのは小林伸二氏が務めた2017年以来。併せて、篠田善之コーチ(50)がヘッドコーチに、清水ジュニアユースU-13(13歳以下)監督の加藤慎一郎氏(53)がコーチに就くことを発表した。 平岡監督は今季、リーグ戦残り4試合の時点で就任。ロティーナ前監督の構築した戦い方を基盤に、縦に速い攻めや球際での激しさなどを強調してチームを立て直した。昨季も終盤に監督に就任したが、シーズン当初から指揮を執るのは初めてとなる。 クラブ4人目のOB指揮官の平岡監
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静岡 鹿児島に惜敗 攻撃苦しみ主導権握れず バスケットB3
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は11日、静岡市中央体育館で鹿児島と対戦し、79-83で惜敗した。静岡は13勝4敗で3位。静岡はミスが目立ちリードを許して折り返し、最終クオーターで追い上げたが及ばなかった。12日にも鹿児島と戦う。 ▽3部 鹿児島 12勝5敗 83(22―19 21―21 25―16 15―23)79 静岡 13勝4敗 静岡は鹿児島の組織的で激しい守備に手を焼き、ターンオーバーを連発。最後まで主導権を握れず、ミュラー監督は「攻撃で苦しんだ。質が良くなかった」と硬い表情で振り返った。 ターンオーバーはこれまでの試合平均の倍以上となる28を記録した。ポ
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⚽「最低限の結果残せた」 J1清水エスパルス 山室社長ら静岡新聞社を訪問
サッカーJ1清水エスパルスの山室晋也社長、平岡宏章監督、権田修一選手が6日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館を訪れ、静岡新聞社の大須賀紳晃社長や静岡放送の榛葉英二社長らに今季の成績を報告した。 清水は今季、積極的な選手補強に加えてJリーグで実績のあるスペイン人のロティーナ氏を監督に迎え、躍進が期待された。しかし、9戦未勝利や8戦未勝利など低迷が続き、11月に平岡監督に交代。残り4試合を3勝1分けで乗り切ってJ1残留を決めた。 山室社長は「今季当初の理想と異なるが、最低限の結果は残せた」と報告。権田選手は「難しいシーズンになったが、今後のエスパルスの方向性が分かった1年だったと思う」と述べた
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⚽J3藤枝 須藤監督、来季も指揮
藤枝の須藤大輔監督が来季も指揮を執ることになった。最終戦後のセレモニーで「来季の契約に合意した」と自ら明かした。 試合で退席処分となったため取材対応はなかったが、セレモニーで「強さやたくましさを磨きながら、来年は必ずJ2昇格という目標を達成したい」とサポーターに誓った。須藤監督は8月に倉田前監督の後を継ぎ、就任後の成績は5勝3分け6敗。
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⚽清水エスパルスJ1残留決定 最終節勝利 セレッソ大阪に2-1
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは4日、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で行われた今季リーグ最終戦でセレッソ大阪を2-1で下し、J1残留を決めた。敗れた場合にJ2降格の可能性があったが、踏みとどまった。 清水は前半終了間際に同点に追い付くと、後半6分に西沢健太が決勝点を挙げた。11月から指揮を執る平岡宏章監督がチームを立て直し、下位4チームが降格する過去にない厳しい残留争いを乗り切った。年間順位は14位。 J2ジュビロ磐田がJ1昇格を決めていることから、来季は3年ぶりにJ1で静岡ダービーが実現する。 ②アイスタ(1勝1敗)▽観衆9668人 清水 10勝12分け16敗(42
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熱海被災地支援へ募金を J1清水、試合前に呼び掛け
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスの選手とスタッフが4日、土石流災害に見舞われた熱海市を支援するための募金活動を静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で行った。 同スタジアムでのリーグ戦の試合前に実施。試合に出場しない選手14人が入場口付近の3カ所で募金箱の前に立ち、「助け合いましょう」などと来場者に呼び掛けた。焼津市の山本芳栄さん(64)は「清水のサポーターでも被災した人がいると聞いている。同じ県民として少しでも協力できれば」と浄財を寄せた。 同スタジアムで開催する17日の川崎戦でも義援金を募る予定。浄財の提供先は今後調整する。 (運動部・市川淳一朗)
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⚽清水エスパルス 横浜M に1ー2 耐えきれず惜敗 J1リーグ第17節
明治安田J1リーグは30日、各地で第17節9試合を行い、清水は横浜Mに1―2で敗れた。首位の川崎は終了間際に小林がゴールを決め、鹿島に2-1で競り勝って勝ち点を52に伸ばした。 ①日産ス▽観衆4945人 横浜M 10勝4分け2敗(34) 2(1―1 1―0)1 清水 3勝6分け8敗(15) ▽得点者【M】エウベル(3)レオセアラ(2)【清】チアゴサンタナ(6) 【評】清水は終盤に横浜Mに振り切られ、連勝を逃した。 前半4分にクロスをエウベルに合わされ失点。41分にチアゴサンタナが好機を仕留めて同点で折り返したが、後半44分に途中出場のレオセアラにクロスを押し込まれた。 前半は互いの