運動部 市川淳一朗
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⚽J2清水 北川、覚悟のシーズン「今年は自分の価値示す」 鹿児島キャンプ
J2清水のFW北川が強い覚悟で今季に臨んでいる。昨夏3季ぶりに古巣に復帰したが、チームはJ1から陥落。自身も不完全燃焼に終わり「今年は自分の価値を試合ごとや日々の練習で示す」と懸ける思いがにじむ。 オーストリア1部ラピッド・ウィーンから途中加入した昨季はリーグ戦10試合に出場して1得点。J2降格が決まった最終節の札幌戦はけがで欠場し、「その場にいなかった自分へのいら立ちや悔しさ」が心を占めた。「このクラブでやる」と真っ先に清水との契約を更新した。 欧州との環境の変化に適応する難しさを感じた昨季と異なり、始動から体作りには手応えを感じてきた。ルーキーも多く加わってチーム内では中堅の年代にな
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⚽清水エスパルス 森重陽介(FW)“二刀流”こなす大器【ルーキー紹介】
198センチの長身を生かして最前線で豪快なヘディングシュートをたたき込んだかと思えば、センターバックに移って相手の反撃をはね返す。試合の中でFWとDFの二役をこなす“二刀流”を今冬の全国高校選手権で披露し、話題を呼んだ。無限の可能性を秘めた、規格外の大器だ。 神奈川・日大藤沢高のエースとして臨んだ選手権は、3回戦でPK戦の末に涙をのんだ。ただ、個人としては3試合で3ゴールを挙げ、大会の得点王に輝いた。「チームを勝たせる得点はなかった」と満足はしていないが、全国の舞台で力を発揮できた手応えは感じている。 清水ではFWで定位置争いに挑んでいる。高さが際立つが、50メー
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⚽藤枝MYFC J2熊本と練習試合 惜敗も「チームとして自信」
J2藤枝は2日、熊本県の大津町運動公園競技場でJ2熊本と練習試合(45分3本)を行った。1、2本目に主力級を並べ、2本目8分の失点で0-1で惜敗した。 ▽練習試合(45分×3本) 熊本 1(0-0 1-0 0-0)0 藤枝 藤枝の1本目のメンバー GK 岡西▽DF 小笠原、川島、鈴木▽MF 久保、杉田、新井、榎本、大曽根、横山▽FW アンデルソン 敗れはしたものの、藤枝にとっては手応えを感じられる試合だった。J2で昨季4位だった熊本に対し、決定機の数では大きく上回り、須藤監督は「良いサッカーができた。熊本とがっぷり四つで戦えたのはチームとして自信になる」とうなずい
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⚽清水エスパルス 権田、サンタナら清水残留 J1復帰へ全力、決意新たに
J2清水は1日、GK権田修一(33)、MF松岡大起(21)、FWチアゴサンタナ(29)の3選手と今季の契約を更新したと発表した。いずれも他クラブへの移籍を見据えていたが実現せず、チームに残留することになった。 権田は昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会で日本の守護神として活躍。次回のW杯を目指すことを公言し、レベルの高い海外クラブへのステップアップを望んでいたが、かなわなかった。 松岡は以前から希望していた欧州クラブへの移籍を模索したが、成立せず。パリ五輪世代のホープはプロ5年目で初めてJ2でプレーする。 チアゴサンタナは来日2年目の昨季、J1の得点王を獲得。チームのJ2降格で移
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⚽J1復帰へ決意 DF鈴木主将の自覚「できること全てやる」 清水エスパルス・鹿児島キャンプ
J2清水のDF鈴木が、1年でのJ1復帰の目標に向けてチームをけん引する決意に満ちている。リカルド監督の指名で、今季の主将に就任。「チームのために必要だと思えば、自分ができることは全てやるつもり」と言い切る。 多弁なタイプではないが、要所での声掛けでチームを引き締められる存在だ。指揮官も「プロ意識が高く、われわれが求めるチームづくりの模範になってくれる」と信頼を置く。練習の前後にはさまざまな選手とコミュニケーションを図る姿が目につく。 プロ9年目の鈴木は前所属の大分でも主将を経験。清水に加入した2021年には早速3人制主将の一人を担った。同年は頭蓋骨骨折の大けがで長期離脱する不完全燃焼のシ
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⚽清水DF 落合毅人 両足の配球、闘争心売り【ルーキー紹介】
両足での正確な配球と闘争心を売りにするセンターバック。「最初に声を掛けてくれたチームに行きたい」と清水からのアプローチに応じ、今季の新人選手の中で最も早く加入が内定した。 関東大学リーグ1部の強豪、法大の出身。ただ、大学2年まで思うように試合に絡めず、限界を感じ始めていた。そんな頃、へんとう炎を発症して手術。食事が取れず、体重は8キロ減少した。チーム内の立ち位置でさらに後れを取りかねない出来事だったが、これが転機となった。 筋肉量が落ちたことを契機に、下半身から体を作り直した。上半身中心の体の鍛え方から切り替えたことで、全体のバランスが向上した。3年時に頭角を現すと、全日本大学選抜候補に
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⚽今シーズン主将にDF鈴木義宜 J2清水エスパルス
J2清水は29日、今季の主将にDF鈴木義宜(30)が就くと発表した。 加入3年目の鈴木は2021年に3人主将の一人を担ったが、単独での就任は初めて。クラブを通じて「自分らしく、良い方向へチームを導けるよう引っ張っていく」とコメントした。昨季はGK権田修一(33)が務めていた。
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⚽清水の鈴木唯 フランス1部移籍発表 W杯若手活躍に刺激「自分もチャレンジ必要」【一問一答あり】
J2清水は28日、MF鈴木唯人(21)がフランス1部ストラスブールに期限付きで移籍すると発表した。期間は6月30日まで。関係者によると、完全移籍のオプション付き。 神奈川県出身の鈴木唯は2020年に市船橋高(千葉)から清水に入団。リーグ第2節で先発に抜てきされると、巧みなドリブルを武器に1年目からシーズンを通して試合に絡んだ。2年目の21年には主力に定着し、J1初ゴールを記録するなど33試合2得点。昨季は開幕からリーグ2戦連続得点を挙げたが、6月の負傷の影響などで20試合3得点にとどまった。J1通算83試合5得点。 鈴木唯は28日までに取材に応じた。昨年のワールドカップ(W杯)カタール大
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⚽J2清水の鈴木唯 チーム離脱、海外移籍へ
J2清水は25日、MF鈴木唯人(21)が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したと発表した。フランス1部ストラスブールへの期限付き移籍が決定的となっていて、現地でのメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ。
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⚽清水エスパルス 鈴木唯人がチーム離脱 海外移籍へ準備
J2清水は25日、MF鈴木唯人(21)が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したと発表した。フランス1部ストラスブールへの期限付き移籍が決定的となっていて、現地でのメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ。
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⚽清水エスパルス ディサロ猛アピール 中京大と練習試合、3ー0で勝利
J2清水は24日、三保グラウンドで中京大と練習試合(40分3本)を行った。今季2度目の実戦で、公開するのは初。プレー可能な28選手がピッチに立ち、3-0で勝利した。 布陣は昨季の4-4-2を継続。ボール保持時には、トップ下を置く4-2-3-1や、最終ラインを3人にする3-4-2-1に変形した。 試合は1本目13分にMF白崎の浮き球パスを最前線で受けたFWディサロが左足を振り抜き、先制。35分にもディサロが味方のシュートのこぼれ球に反応してネットを揺らした。2本目15分にはMF神谷がゴール左から鮮やかに突き刺した。 2トップの一角に入り、2得点を挙げたディサロは「相手が誰であろうと結果を
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沖山(静岡学園)と牧園(藤枝順心)が連覇 静岡県高校新人大会・柔道
静岡県高校新人大会は15日、柔道の個人戦などを行った。男子無差別級の沖山智(静岡学園)、女子48キロ級の牧園羽菜(藤枝順心)が連覇を達成。男女各5階級の優勝者は3月の全国選手権に出場する。 ▽男子60キロ級決勝 粟田(静岡学園) 優勢 石川(静岡学園) ▽同66キロ級決勝 山本(日大三島) 送り襟絞め 長屋(加藤学園) ▽同73キロ級決勝 宮本(東海大翔洋) 優勢 長沢(静岡学園) ▽同81キロ級決勝 内山(加藤学園) 優勢 川崎(浜松西) ▽同無差別級決勝 沖山(静岡学園) 優勢 倉持(加藤学園) ▽女子48キロ級決勝 牧園(藤枝順心) 優勢 新夕(藤枝順心) ▽同52キ
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⚽清水エスパルス復権 2000人と考える J1昇格願い静岡で集会、元選手や来場者議論
サッカーJリーグ2部(J2)清水エスパルスの応援を目的とした有志団体「エスパルスを愛する会」は14日、清水の復権を願って集会「エスパルスを早くJ1に戻そう」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。清水の元選手を招き、集まったサポーターらと意見を出し合った。 清水OBの三渡洲アデミールさん(54)、西部洋平さん(42)、鄭大世さん(38)が登壇。今季、クラブ2度目のJ2を戦う清水が再び強豪に返り咲くには何が必要かを約2千人の来場者と考えた。 試合終了間際での相次ぐ失点が降格の一因となった昨季の戦いを振り返り、3人は「選手同士で腹を割って話せる関係がチーム内でできていたか」などと指摘。J2での
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⚽清水エスパルス J1昇格へ初練習 FW北川「J2甘くない」「支え合い前進」
J2清水は9日、三保グラウンドで今季の初練習を行った。昨季途中から指揮を執るリカルド監督の下、選手たちは1時間半かけて軽めのメニューを消化。1年でのJ1復帰を目指して始動した。 昨季に大けがを負ったGK梅田とFW加藤、まだ来日していないMFホナウドとMFベンジャミン・コロリを除く31選手がグラウンドに姿を見せ、体を動かした。故障からの復帰を目指すMFヘナトアウグストは別メニューで調整した。 今季はクラブにとって2度目となるJ2の戦いに臨む。2016年のJ2シーズンを経験しているFW北川は「甘くはない。チームとして苦しい時期もあると思うが、支え合いながら前に進んで(昇格の)目標を達成したい
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大声援⚽スタンドも心は一つ 藤枝順心V けがで離脱悔しさ秘めながら/ベンチの「10」夢追った仲間も 全日本高校女子サッカー
8日に神戸市のノエビアスタジアム神戸で決勝が行われた全日本高校女子サッカー選手権は、藤枝順心が2年ぶりの優勝を飾った。スタンドではメンバー外の部員約50人が声援を送り、ピッチに立った選手たちを後押し。心を一つにし、仲間がつかみ取った歓喜の味をかみしめた。 決勝では指定されたエリアでの声出し応援が認められ、スタンドの部員は立ち続けて応援歌を響かせた。バス5台で当日駆け付けた在校生約150人も声を張り上げた。 2年の辻沢亜唯さんは昨年10月のU-17(17歳以下)女子ワールドカップ(W杯)で日本代表の主力として全4試合に先発出場。点取り屋として今大会での活躍が期待されていた。しかし、同11月
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⚽️目標は1年でのJ1復帰 清水エスパルスが新体制発表
今季をJ2で戦う清水は6日、アイスタ日本平で新体制発表会見を開いた。山室晋也社長は1年でのJ1復帰を目標に掲げ、「いずれはJ1優勝を狙えるようなクラブの力を身に付けるきっかけを今年つかみたい」と復権を見据えた。 今季のスローガンは、力強いクラブの実現への思いを込めた「STRONG WILL(強い意志)」。編成トップの大熊清ゼネラルマネジャー(GM)は「アカデミー(下部組織)も含めて強いエスパルスを取り戻したい」と立て直しへの決意を示した。 昨季途中に就任したブラジル人のリカルド監督が今季も指揮を執る。昇格を最大の目標に据え、「積極性と競争力の高いチームをつくり、試合の主役になる戦いをする
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⚽J2清水 新加入の選手コメント/2023年度スタッフ陣一覧
GK阿部(中央学院大) セービングとハイボール処理に自信がある。自分が出た試合は無失点で勝てるような取り組みをしたい DF落合(法大) 自分がチームの中心となって戦っていけるようになる。素晴らしい先輩たちから多くを吸収したい DF監物(早大、清水ユース出) 左足からのフィードと声が武器。難しい場面でチームを声で支えていきたい DF北爪(J1柏) 大学時代にオファーを受けた清水に再度評価してもらえた喜びがある。プレーと言動で力になれるよう頑張る DF高橋(J1柏) 優勝して必ず1年で昇格できるように。守備の選手として失点を一つでも減らせるようにする DF吉田(J1名古屋) 自分がチー
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⚽清水エスパルスの原輝綺 スイス移籍 グラスホッパーに期限付き
来季J2の清水は30日、MF原輝綺(24)のスイス1部グラスホッパーへの期限付き移籍が内定したと発表した。現地でのメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ。期間は来年6月30日まで。 埼玉県出身の原は千葉・市船橋高から2017年に当時J1の新潟でプロ入り。J1鳥栖を経て21年に清水に加入した。右サイドバックを主戦場とし、ポジショニングの巧みさやクロス精度の高さを発揮。主力として2年間でJ1リーグ54試合に出場した。 クラブを通じて「このタイミングでチームを離れることを申し訳なく思う。半年の短い期間だが、チャレンジしたいと思い決断した」と談話を出した。 グラスホッパーはスイスリーグで優勝2
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⚽清水エスパルス MF滝裕太、松本に移籍 育成型期限付き
来季J2の清水は30日、MF滝裕太(23)=清水ユース出=がJ3松本に育成型期限付き移籍すると発表した。期間は2024年1月末まで。清水と対戦する公式戦には出場できない。 プロ5年目の今季は選手層の厚い攻撃陣の中で定位置確保には至らず、リーグ戦9試合の出場にとどまった。ルヴァン杯4試合1得点、天皇杯2試合無得点。「チームは変わるが、成長するために全力でプレーする気持ちは変わらない」とコメントした。
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W杯閉幕 カタールの光と影 祭りの後は【砂上の熱気】
カタールで開催されたサッカーのワールドカップ(W杯)が18日(日本時間19日)、閉幕した。「世界一退屈な国」と聞いていたが、世界各地からやって来たサポーターの熱気にも大いに触れ、1カ月余りの滞在は刺激に満ちていた。 現地に入り、この祭典が国を挙げての大事業であることはすぐに実感できた。W杯の装飾を見ない場所はなく、大会開催のために導入された真新しい地下鉄は観戦者の利用が無料。八つの試合会場のうち、7カ所が新設され、とにかく美しさが目についた。W杯の開催関連費は30兆円とも言われている。 しかし、華やかさの裏側で、W杯関連工事での劣悪な労働環境などが指摘された。カタールは自国民の割合が1割
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発展都市 ドーハ、ルサイル 夜のきらめき【こちらカタール】
夏季には最高気温が45度を超える砂漠気候のカタール。人々は日が暮れ始める頃から活発に動き出す。25度前後まで落ち着いた12月も、夜型生活の傾向は変わらない。にぎわいを見せる夜の街こそ、中東の小国の象徴的な景色だ。 首都ドーハや北隣のルサイルには、高層ビルが数多く立ち並ぶ。夜になるとライトアップされ、鮮やかに彩られる。かぶとの角のような形をしたルサイルの独創的なホテル「カタラタワーズ」は、光を帯びて圧倒的な雰囲気を放つ。ドーハにはワールドカップ(W杯)出場32カ国の国旗を壁面に映す場所があり、人気を集めた。 18日(日本時間19日)に決勝戦が行われたルサイル競技場は黄金色の輝き。まばゆい光
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⚽「神の子」メッシ 新たな伝説生む サッカーW杯カタール大会
【ルサイル=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】ワールドカップ(W杯)史に残る名勝負として語り継がれるであろう激闘の頂上決戦を制したのは、アルゼンチンだった。文句なしの大会最優秀選手に輝いたのは主将のメッシ。無数の栄冠をつかんできた35歳が、唯一足りなかったW杯のトロフィーをついに掲げた。 背番号10はこの日も全得点に絡み、2ゴール。攻撃の中心に君臨し続けた。先制のPKを決め、追加点の速攻では巧みにパスをつないだ。延長後半は味方のシュートのこぼれに反応して押し込んだ。 前回王者フランスの驚異的な粘りによってもつれ込んだPK戦。エースは憎らしいほどの落ち着きで1番手の大役をきっちりと果たした。後
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⚽アルゼンチン 36年ぶり優勝 3度目、フランスにPK勝ち サッカーW杯カタール大会
【ルサイル=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は18日(日本時間19日)、ルサイル競技場で決勝を行った。アルゼンチンがフランスを3―3からのPK戦で破り、9大会ぶり3度目の優勝を果たした。 アルゼンチンが前半に2点を先行したが、フランスも譲らず後半に2得点。延長戦もアルゼンチンがメッシの2点目で勝ち越したものの、終了間際にフランスがエムバペのハットトリック達成で追い付いた。PK戦はアルゼンチンが4人続けて成功し、4―2で制した。前回大会王者のフランスは史上3チーム目の2連覇を逃した。 大会最優秀選手「ゴールデンボール賞」はメッシが史上初となる2度目
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お茶の香り、カタールに 静岡・梅ケ島産「本物はうちだけ」 現地経営者ジャボールさん、カフェで提供
【ルサイル=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)が開催されているカタールで、日本茶の普及に熱心に取り組む人がいる。現地人のジャボール・アルマンアイさん(34)。静岡市葵区の梅ケ島地区で生産された茶を自身の経営する店「ノースカフェ」で提供し、日本の食文化を発信している。 ジャボールさんは幼い頃にテレビ番組の影響で日本に興味を持ち、留学した米国の大学では副専攻で日本語を学んだ。母国に戻り、公務員として働きながら日本を定期的に訪れていた中、日本茶と出会った。 きっかけは3年前、梅ケ島の茶園再生や地域活性化に取り組む斎藤雅子さん(66)=静岡市出身=と共通の知人を介して
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「ドーハの悲劇」の地 アルアハリ、面影残る【こちらカタール】
ドーハ中心部から車で20分ほどの住宅街の一角にあるサッカースタジアム、アルアハリ競技場。1993年、日本がワールドカップ(W杯)初出場を目前で逃した「ドーハの悲劇」が起きた地だ。 今もカタールリーグ所属のクラブ「アルアハリ」の本拠地として使用されている。当時あったスタンドとピッチを隔てていた柵はなく、座席も新調されていたが、こぢんまりとしたスタジアムの面影は残っていた。 悲劇をピッチで味わった森保一監督に率いられ、カタールで7度目のW杯の戦いに挑んだ日本。2-1で勝利したスペインとの1次リーグ最終戦は、もし同点に追い付かれれば得失点差で敗退が決まっていた。状況は当時と酷似していた。 し
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フランス、前回王者の底力 2大会連続で決勝に進出 サッカーW杯カタール大会
サッカー・ワールドカップ(W杯)第21日(14日・アルホル)は準決勝の残り1試合が行われ、前回大会覇者のフランスがアフリカ勢初の4強入りを果たしたモロッコに2-0で勝ち、2大会連続で決勝に進出した。18日(日本時間19日未明)の決勝ではアルゼンチンと対戦し、イタリア、ブラジルに続く史上3チーム目の2連覇を狙う。 フランスは前半の立ち上がりにT・エルナンデスが先制ゴール。モロッコの攻勢をしのぎ、終盤にはエムバペの仕掛けから最後はコロムアニが追加点を奪った。 モロッコは17日(同18日未明)の3位決定戦でクロアチアと顔を合わせる。 【評】フランスが要所を締め、2得点で快勝した。前半5分、
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飲酒できなくても… 各国サポーター、W杯満喫【こちらカタール】
イスラム教国家のカタールでは、飲酒が原則禁止だ。一部ホテルなどでは可能だそうだが、私が滞在する施設は該当せず、周辺で酔客に遭遇することはない。スタジアムでの酒の提供も大会開幕直前に取りやめとなった。 例外は、巨大スクリーンやステージなどが設けられ、ワールドカップ(W杯)観戦者が多彩な催しを楽しめる「ファンフェスティバル」の会場だ。大会スポンサーのビールが販売され、人々が列をつくって喉を潤す。 試合の中継映像を見られるだけでなく、コンサートやショーなども豊富。14日間で来場者100万人を達成した会場は、試合数が減った大会終盤もにぎわいを見せる。赤ら顔の多様な国籍の人たちが一緒に沸き、笑う。
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サッカーW杯需要 スズキ車シェア拡大【こちらカタール】
サッカーのワールドカップ(W杯)が開催されているカタールで、スズキ車のシェアが伸びている。人口約280万人の小国で市場は小さいが、W杯需要を取り込み存在感を高めている。 カタールでは、現地の正規代理店「テイセアモータース」がスズキ車を扱う。スズキによると、カタール国内全体の四輪販売実績で2021年度は3.5%だった占有率が、本年度(4~10月)は6.4%に増加。年度途中ながら、販売台数は過去最高を更新した。代理店のクマール最高執行責任者は「W杯開催に伴うレンタカーやタクシー用の車両の需要増に対応できた」と背景を説明する。 主力商品はスズキのインド製モデルのディザイア、シアズ、エルティガで
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サッカーW杯 アフターコロナの祭典【こちらカタール】
カタールで行われているサッカーワールドカップ(W杯)。大観衆が集うスポーツの祭典に身を置き感じるのは、「コロナ後」へと進みつつある世界だ。 移動手段は地下鉄が中心だが、大勢の人々が行き交う空間でも、日本と違ってマスクを着用している人はほとんど見かけない。下りのエスカレーターに乗っていた時、背後にいた外国人が豪快なくしゃみをした。日本だったら背筋が凍るような状況も、相手に気にする様子は全くない。 W杯開催に際しては出場選手が抗原検査を2日に1度受けるという話もあったが、立ち消えになった。カタールへの入国には当初PCR検査が必要とされていたが、10月末に条件から外され、検査なしで現地入りした
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⚽日本戦に“アジアの応援団”【こちらカタール】
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦、日本対クロアチアが行われた5日のドーハ近郊アルワクラのアルジャヌーブ競技場。8強入りを懸けた大一番を見届けようと、日本を応援する大勢の人々が集まっていた。 スタジアムの外周を歩いていると、日本のグッズを身につけている観客の中に、日本人以外のアジア系のファンが結構いることに気づいた。何人かに声を掛けてみた。インド、クウェート、パレスチナと出身はさまざま。だが皆、「同じアジアの国だから応援したいと思って」と口をそろえる。 日本の漫画「ワンピース」のTシャツを着て訪れたパレスチナ人の女性は「いつか日本に行きたい。日本語を今勉強
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⚽サッカーW杯 世界に印象付けた進歩 日本代表、8強逃すも強豪撃破 「悲願」は次代に引き継ぎ
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】5日(日本時間6日)に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、日本代表はPK戦の末にクロアチア代表に敗れて戦いを終えた。しかし、1次リーグでは優勝経験のあるドイツ、スペインの2カ国を撃破。初の2大会連続の16強入りも果たし、着実な進歩を世界に印象付けた。 悲願の8強以上を目標に掲げた今大会では、森保一監督の采配が光った。「良い守備から良い攻撃」を土台に、ドイツとの初戦では後半から基本布陣ではない3バックを取り入れて流れを一変させた。強豪相手に堅く守って少ない好機を仕留める戦い方を導き出し、スペイン戦の勝利にもつな
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⚽日本8強逃す クロアチアにPK負け サッカーW杯カタール大会
歴史的激闘、見せた新時代 【アルワクラ共同】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会第16日は5日、ドーハ近郊アルワクラのアルジャヌーブ競技場などで決勝トーナメント1回戦が行われ、世界ランキング24位の日本は目標に掲げた初の8強入りを逃して敗退した。同12位で前回準優勝のクロアチアに、延長を終えて1-1からのPK戦で1-3で屈した。森保一監督は「選手は勇敢に戦ってくれた。残念な結果だが、受け止めたい」と話した。 日本は前半43分に前田大然(セルティック)が先制点を奪って1-0で折り返したが、後半10分に追い付かれた。一進一退の攻防が続き、延長でも決着せずに迎えたPK戦では1人目で失
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伊藤「役割果たす」 決戦直前、備えは万全 サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会を戦う日本代表は5日午後6時(日本時間6日午前0時)から、クロアチア代表との決勝トーナメント1回戦に臨む。ここまで1試合の出場にとどまる伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出)は「チームが結果を得るために役目を果たすことができれば」と出番に備える。 1次リーグ突破を決めた1日(日本時間2日)のスペイン戦。伊藤はベンチから試合を見守った。勝利を告げる笛とともに主将の吉田麻也(シャルケ)の元に駆け寄るなど喜びをあらわにしたが、ピッチで貢献したいという思いは変わらない。 後半から出場した
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⚽まだ終わらない“ドーハの歓喜” 日本決勝トーナメント進出 サッカーW杯、2-1でスペイン破る
サッカーのワールドカップ(W杯)第12日は1日、ドーハのハリファ国際競技場などで1次リーグE組最終戦が行われ、世界ランキング24位の日本が同7位のスペインを2-1の逆転で破る金星を挙げ、16強で争う決勝トーナメントに進出した。5日午後6時(日本時間6日午前0時)からの決勝トーナメント1回戦で初の8強入りを懸け、F組2位で前回準優勝のクロアチアと当たる。 【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】世界を驚かせたドイツ戦を大金星と言うのなら、この勝利は何と表現しようか。たくましき日本代表は、ドイツをさらに上回る世界ランキング7位のスペインにも一泡吹かせた。W杯優勝経験のある2カ国を撃破する快挙
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⚽伊藤が挽回へ「このまま終われない」 W杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会を戦う日本代表は1日午後10時(日本時間2日午前4時)から、スペインとの1次リーグ最終戦に臨む。11月27日のコスタリカとの第2戦で初出場したものの不完全燃焼に終わった伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出)は、静かに名誉挽回の時を待つ。 スペイン戦を翌日に控えた30日の練習後。取材エリアに現れた伊藤の口ぶりは淡々としていたが、発する言葉には力が宿っていた。「物足りないパフォーマンスだったことは自覚している。このまま終われない」 コスタリカ戦は後半頭からピッチに立ち、3バックの左に入
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⚽勝てば突破、負ければ敗退 運命のスペイン戦2日早朝 W杯カタール大会
【ドーハ=本社特派員・市川淳一朗】生きるか死ぬかの運命の一戦がやって来た。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本は1日午後10時(日本時間2日午前4時)から1次リーグE組最終戦でスペインと対戦する。スペイン戦での勝利はアジア勢初となる2大会連続の決勝トーナメント進出につながり、敗北は4年に1度の戦いの終わりを意味する。相手は3大会前のW杯覇者だが、選手たちにひるむ様子はない。ドイツとの初戦に続き、再び世界に衝撃を与える番狂わせを狙う。 スペイン戦が翌日に迫った11月30日。主将の吉田麻也(シャルケ)は決勝トーナメント1回戦で涙をのんだ4年前のW杯ロシア大会からチームが進化したか
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⚽メディア対応、ドーハで奔走 清水エスパルス元社員・上田健太郎さん サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーJリーグ清水エスパルスの元社員上田健太郎さん(40)が、日本サッカー協会のチームコミュニケーション部の一員としてワールドカップ(W杯)カタール大会を戦う日本代表に帯同している。ドーハの練習拠点に隣接する日本のメディアセンターの責任者を務め、日本や海外の報道関係者の対応に奔走している。 メディアセンターには取材エリアが設けられ、チームの練習日に開放される。大挙して訪れる報道陣の取材環境を整えるのが上田さんの役目だ。海外メディアの来場も少なくないが、エスパルス社員時代の業務などを通じて勉強を重ねた英語を駆使して受け答えをそつなくこなす。 福井県
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⚽日本代表 練習大半を非公開に 強豪スペイン撃破へ戦略練る サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組で2位の日本代表は12月1日午後10時(日本時間同2日午前4時)、決勝トーナメント進出を懸けて強豪スペインとの1次リーグ最終戦に臨む。29日は拠点のドーハで練習の大半を非公開にして調整した。 公開された冒頭では静岡県勢の権田修一(清水エスパルス)、伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出)が軽快に体を動かした。別メニューが続いていた冨安健洋(アーセナル)も全体練習に合流。一方、右膝痛の遠藤航(シュツットガルト)、左太もも裏に違和感のある酒井宏樹(浦和)の姿はなかった。 チ
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歓喜再び、信じ支える 代表スタッフに静岡県勢2人 サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会を戦う日本代表のスタッフに、2人の静岡県内出身者がいる。アスレチックトレーナーの細井聡さん(38)=浜松市出身=と、テクニカルスタッフの酒井清考さん(35)=島田市出身=。初の8強以上を目指すチームを陰で支えている。 細井さんは2020年10月から代表チームに同行。5人のアスレチックトレーナーの一人として、選手の負傷の対応や予防、コンディションづくりなどを担当している。はり・きゅうやマッサージの資格を持ち、練習前後の選手の体をケアする。 ジュビロ磐田のジュニアユースに所属していた中学3年時に右足首を骨折。
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⚽日本代表の特定選手に厳しい声 W杯コスタリカ戦後、ベテラン長友らが擁護
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】27日のコスタリカ戦に敗れた日本代表に、厳しい声が寄せられている。失点に絡んだ主将の吉田麻也(シャルケ)は試合後「たくさんの批判は覚悟しているが、それをマネージ(処理)できなければここには立てないと思っている。もう一回立ち上がらなきゃいけないし、自信と勇気を持ってスペイン戦に挑みたい」と前を向く。 伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出)には、消極的に映ったプレーへの指摘が交流サイト(SNS)などで相次いだ。そのことを問われたベテランの長友佑都(FC東京)は28日に「代表での経験もそこまでない中、W杯に途中から出場するのは相当の
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吉田主将、伊藤と親交の竹山さん(浜松) 現地でエール「全て出し切って」 サッカーW杯カタール大会
【アルラヤン=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】浜松市でサッカー選手向けの英語教室を展開する竹山友陽さん(37)が、親交のあるワールドカップ(W杯)日本代表の吉田麻也(34)、伊藤洋輝(23)を応援するため、27日にコスタリカ戦が行われたアルラヤンを訪れた。「今持っているものを全て出し切ってほしい」と思いを込めて観客席から声援を送った。 竹山さんは英国に居住しながらサッカークラブ経営などを手がけていた10年ほど前に、英プレミアリーグのサウサンプトンに所属していた吉田と知り合った。事業への協力を受けるなど友人と呼べるほどの深い関係を現地で築き、今も連絡を取り合う。 主将として自身3大会目のW杯
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⚽コスタリカ戦、初舞台の伊藤活躍願う 磐田時代同僚だった八田がエール サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーワールドカップ(W杯)日本代表は27日、勝てば1次リーグ突破の可能性があるコスタリカ戦に臨む。ドイツとの初戦で出番のなかった伊藤洋輝(23)=シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出=には、W杯初出場への期待がかかる。伊藤と同僚だったジュビロ磐田のGK八田直樹(36)は「純粋で、意欲は人一倍」と評する後輩の活躍を願っている。 伊藤は高校3年時の2017年5月、下部組織からの昇格で磐田のトップチームの一員となった。早期契約は大きな期待の表れだったが、磐田での1、2年目は出場機会が限られ、「相当苦しんだ」と振り返る。思い通りの道のりを歩
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⚽日本金星発進、ドイツ撃破 守り耐え速攻、新たな歴史 W杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】大金星を告げる笛の音とともに、ピッチに控え選手が駆け出し、歓喜の輪が生まれる。スタジアムにニッポンコールが鳴りやまない。ワールドカップ(W杯)優勝4度を誇る強豪ドイツに、日本は歴史的勝利を挙げた。 決戦までにチームで共有してきたのは、森保一監督が掲げる「良い守備から良い攻撃」の戦い方。守備は全体が連動しながら我慢強く。そして奪ったら縦に速く敵陣へと攻め込む。ピッチの11人が意思をそろえて立ち向かった。守勢に回っても耐え、後半に試合をひっくり返した。 日本は大会前に主力を中心に故障が相次ぎ、懸案を抱えながらカタールで最終調整を開始した。しかし、21日
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⚽円熟のGK権田、勝利導く好セーブ W杯カタール大会ドイツ戦、ドーハの歓喜
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】15歳から日の丸を背負ってきた守護神が、自身2度目のワールドカップ(W杯)でついにピッチに立った。日本代表のGK権田修一(33)=清水エスパルス=は、ドイツとの1次リーグ初戦に先発。円熟の時を迎えたベテランが、日本のゴールマウスに立ちはだかった。 清水の守護神 18年前の誓い今も 権田が初めて代表のユニホームに袖を通したのは、2004年のU-17(17歳以下)アジア選手権。U-16代表の一員として、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた北朝鮮戦に出場した。試合前の国歌斉唱で、自然と足が震えた。「憧れの場」に身を置いた緊張感は、今もはっきりと記
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⚽総合力でドイツに挑む 日本代表、23日夜初戦 サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】日本の総合力を発揮する時が来た。2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会以後の4年間で、日本人の海外移籍はさらに加速。今大会の代表メンバーも世界レベルを肌で感じた経験を持つ選手がほとんどだ。選手層の厚さで初の8強入りへ。まずは14年W杯王者ドイツの撃破を狙う。 今大会の代表26人のうち本場の欧州のリーグでピッチに立った経験のある選手は22人を数える。ロシア大会は23人中17人。割合はさらに増し、“世界目線”はチームに確実に浸透する。 ドイツ1部リーグには7人が所属し、しのぎを削ってきた。初戦で対戦するドイツの選手は26人中
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⚽伊藤洋輝 浜松、磐田で磨いた左足 夢舞台で生かす時が来た サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】磨いた左足を夢舞台で生かす時がやって来た。サッカーワールドカップ(W杯)日本代表のDF伊藤洋輝(23)=シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出=は、幼少期に始めたフットサルで足元の技術を高めた。利き足から繰り出される正確で力強いキックを武器に、局面を鮮やかに打開していくつもりだ。 伊藤は県西部で活動する「マリオフットサルスクール」の浜松市の教室に4歳ごろから通い始めた。小学校に入ると、磐田市の教室と掛け持ちするなど毎日のようにボールを蹴るようになった。 フットサルのコートはサッカーの8分の1程の狭さ。選手同士がより密集する中でのパスや、
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⚽ドイツ戦へ練習を再開 伊藤「十分守れる」/権田「良い準備を」 サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカー日本代表は19日、23日のドイツとの初戦に向けて練習を再開した。森保監督の意向で大半は非公開。冒頭には左ふくらはぎに違和感のあるMF守田(スポルティング)を除く25選手が姿を見せ、DF伊藤(シュツットガルト、磐田ユース出)やGK権田(清水)らもリラックスした表情で体を動かした。 本大会前最後の実戦の場となった17日のカナダ戦は黒星に終わった。チームで試合を振り返り、「自分たちの修正するポイントは話し合った」とDF長友(FC東京)。敗戦によって全体の空気は引き締まったという。 ドイツ戦への準備がチームとして本格始動する中、個々でも対応のイメー
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⚽斉藤俊秀コーチ 立場変わり、再び夢舞台「監督支え選手の助けに」 サッカーW杯カタール大会
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーワールドカップ(W杯)で23日にドイツとの初戦を控える日本代表。初の8強入りを目指すチームをコーチとして4年間支えてきたのが、元日本代表DF斉藤俊秀氏(49)=清水東高出=だ。「カタール大会が日本にとって大きな節目になれば」とチームとともに悲願を追い求めている。 清水エスパルスや日本代表などで活躍し、日本が初めてW杯に出場した1998年フランス大会のメンバーでもある斉藤氏。選手兼任監督だった藤枝MYFCで2013年に引退した後、15年から日本代表の年代別代表のコーチを務め、18年に森保一監督率いるA代表のコーチとなった。 元代表センターバッ
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⚽森保体制 4年の集大成 W杯カタール大会、21日未明開幕
【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】日本サッカーが、新たな挑戦の時を迎えた。チーム立ち上げからの4年間を日本人監督で戦い抜き、ワールドカップ(W杯)に臨むのは今回が初めて。森保一監督の下で歩んできた集大成の戦いが、いよいよ始まる。 指揮官が貫いてきたチームのコンセプトは明快だ。素早い攻守の切り替え、球際の激しさ、連係・連動したプレー-。その基本的な要素を土台に、選手の力を最大限発揮できる最適な組み合わせを探り、チームを形作ってきた。 軸足は常に「勝つ確率を上げるため」。基本としてきた布陣の変更もいとわなかった。序盤3戦で2敗を喫して迎えた昨年10月のW杯アジア最終予選オーストラリア戦
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W杯 近くて遠い夢の場所 目輝かせた若者【砂上の熱気】
日本がカナダと対戦した国際親善試合の取材のため、アラブ首長国連邦(UAE)に滞在した17日。現地の人が席を埋めるこぢんまりとした飲食店で記者仲間と昼食を取っていると、一人の男性店員が話しかけてきた。 「どこから来たんだ」「なぜここにいるのか」-。興味深そうに質問を連ねるインド出身の若者がひときわ目を輝かせたのは、ワールドカップ(W杯)の取材をすることを伝えた時だった。聞けばサッカーが好きなのだという。 食事を終えて店自慢のチャイで喉を潤していると、青年は再びテーブルに近づいてきた。「W杯の様子を撮影して俺に送ってくれないか?」。熱心さに負けて記者仲間が写真をやりとりするためのSNSを交換
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⚽日本代表、カナダに1―2 W杯前の国際親善試合 セットプレーの守備課題
サッカーの国際親善試合は17日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われ、ワールドカップ(W杯)カタール大会に臨む日本は1-2でカナダに敗れた。前半8分に相馬(名古屋)が先制点を挙げたが、CKからの失点と試合終了間際のPKを決められて逆転負けした。 「主体的な戦い」いま一歩 けがの影響を受ける選手が目立つ満身創痍(そうい)の日本にとって、ワールドカップ(W杯)前最後の強化試合が全体のコンディション向上と状態が不確定な選手の見極めに充てられたのはやむを得ない。ただ、本番に向けて解消しなければならない課題が浮き彫りになったことも事実だろう。 一つはセットプレーの守備。同点と
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⚽舞台裏のポジション争い 記者の戦いも火ぶた【こちらカタール】
20日開幕のサッカーワールドカップ(W杯)に臨む日本代表の練習は、ドーハにあるカタールの強豪クラブ、アルサドの施設で行われている。天然芝のピッチの脇に設けられたテント小屋には、選手の取材エリアとメディア関係者の作業場が用意されている。 練習が終わると、決められた選手数人が取材エリアを通過する。目当ての選手をつかまえようと、入り口では早くも記者たちのポジション争いが始まる。選手がやって来ると、あっという間に幾重もの人垣が出来上がる。 新型コロナウイルスの感染対策で、選手もメディアもマスク着用。静かに言葉を紡ぐ選手は声がくぐもり、記者泣かせだ。位置取りに失敗すると、腕を目いっぱい伸ばして手に
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⚽サッカーW杯 伊藤がチーム練習合流 権田も調整順調 静岡県勢2人戦いの舞台に
【ドーハ(カタール)=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】サッカーワールドカップ(W杯)日本代表の伊藤洋輝(23)=シュツットガルト、浜松市出身=が14日、ドーハでチーム練習に合流した。Jリーグ組で11日から練習を始めている権田修一(33)=清水エスパルス=と合わせて、県勢2人が戦いの舞台に入った。 日本代表の練習拠点はドーハにある国内の強豪クラブ・アルサドの施設。現地の14日午後5時から始まった練習は、気温24度と過ごしやすい中で行われた。週末まで所属クラブで試合をこなしていた海外組が連日合流。18人が参加した同日の練習は、約1時間の軽めのメニューで終えた。 13日夜にカタール入りした伊藤は
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即戦力見込んだ夏の補強 効果限定的 見えぬ編成のビジョン【降格再び 清水来季J2へ㊦】
今夏、残留争いをするチームの中でJ1清水の補強の積極さと話題性は際立っていた。元日本代表FW北川の3季ぶりの復帰。ブラジル1部クラブの主力で、俊敏性が登録名の由来となったMFヤゴピカチュウ。極め付きはJ1C大阪を退団していた元日本代表MF乾の加入。いずれも即戦力を見込んだ獲得だった。 乾は8月27日の京都戦で決勝ゴールを挙げ、北川も状態を上げてリーグ終盤は先発に定着した。ただ、皮肉にも最終節は出場停止やけがでともに欠場。ヤゴピカチュウは自慢の得点力を発揮できずにシーズンを終えた。大金を投じて残留に向けてなりふり構わず打った手は、限定的な効果にとどまった。 3選手はいずれも攻撃的なポジショ
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⚽清水エスパルス 権田選手らシーズン終了報告 山室社長「1年でJ1に戻る」 静岡新聞社・静岡放送来社
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスの山室晋也社長、ゼ・リカルド監督、権田修一主将が7日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館を訪れ、静岡新聞社・静岡放送の大須賀紳晃社長らに2部(J2)降格が決まった今季の報告を行った。 今季はクラブ創設30周年の節目としてタイトル獲得を目標に臨んだが、リーグ戦17位に終わり、来季は7年ぶりにJ2で戦うことになった。 山室社長は「うみを出し切り、前を向いて、1年でJ1に戻るためしっかり取り組みたい」とあいさつ。リカルド監督は「清水が本来いるべき位置により早く戻るための努力をする」と再建への意欲を示した。 権田主将は自身の来季については未定としつつ、「
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⚽リカルド体制の岐路 策に不足感 シーズン終盤急失速【降格再び 清水来季J2へ㊥】
5月末に監督交代を決断したJ1清水は後任として、ブラジル2部のクラブを直前まで率いていたリカルド氏に白羽の矢を立てた。合わせて3人のブラジル人コーチ・スタッフも加入し、首脳陣を刷新。一からのチームづくりが始まった。 夏場になると結果は出始めた。7月末の鳥栖戦から5試合負けなし。鳥栖戦終了時の最下位から、一気に11位まで浮上した。消化試合数のばらつきはあったものの、J2自動降格圏との勝ち点差は7。残留争いから1桁順位への食い込みに目線を移せるところまで来ていた。 ところが、9月になると流れが変わった。自陣からボールを保持して主導権を握ろうとする戦いは、相手に対応され始めた。引き分けに終わっ
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⚽クラブと現場 目線にずれ 監督交代で継続性否定【降格再び 清水エスパルス 来季J2へ㊤】
J1清水の今年1月の新体制会見。就任3年目の山室晋也社長は今季のスローガン「HERE GOES(さあいこう)」のお披露目とともに、目標に掲げたタイトル獲得へ自信を示した。「チームとしてようやく整ってきた。完成度、総合力は確実に積み上がってきた」 ところが、現場の捉え方は違った。チーム始動から数日後。平岡宏章監督(当時)は「結果は一番大事なことなのかもしれないが、土台づくりが自分の役目だと思っている」と明かした。 振り返れば、近年は毎年のように残留争い。昨季も最終盤の監督交代からの巻き返しで、辛うじてJ1に生き残った。昨季まで2年連続でシーズン途中に指揮を引き継いでいた平岡氏は、チームの現
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⚽伊藤洋輝 W杯カタール大会「最大限 パフォーマンス発揮」 唯一の静岡県内出身、大舞台へ決意
20日に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表に選出されたドイツ1部シュツットガルトのDF伊藤洋輝(23)=浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出=が6日までにオンライン取材に応じた。「チームが結果を出すために、自分のパフォーマンスを最大限出せれば」と大舞台に臨む決意を語った。 26人の代表メンバーが日本で読み上げられた時、ドイツは午前6時。就寝中で、妻からの声掛けや知人の連絡で自身の選出を知ったという。「最初から代表の発表会見は見るつもりはなかった」と素っ気ないが、「目指していた場所なのでうれしい」と喜びをかみしめる。 代表選出メンバーにけが人が相次ぎ、センターバックと
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⚽清水エスパルスJ2降格決定 J1から静岡県内クラブ姿消す 最終節、札幌に2度勝ち越しも及ばず3―4
サッカーJリーグ1部(J1)は5日、札幌市の札幌ドームなどで今季リーグ最終節を行った。2部(J2)自動降格圏の17位清水エスパルスはコンサドーレ札幌に3-4で敗れ、2015年以来、2度目となるJ2降格が決まった。10月29日にはジュビロ磐田が最終節を残して最下位が確定し降格が決定した。来季は初めて、J1から県内クラブが姿を消すことになる。 J1残留には勝利が必須だった清水は、後半に2度勝ち越したものの、終盤の連続失点で力尽きた。クラブ創設30周年の節目となった今季はタイトル獲得を目標に臨んだが、序盤から低迷。監督交代や夏場の戦力補強も実らなかった。 清水は1993年のJリーグ開幕時から加
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⚽日本代表1日午後発表 サッカーW杯 静岡県勢の選出なるか
日本サッカー協会は1日午後2時から、20日に開幕するワールドカップ(W杯)カタール大会の代表メンバーを発表する。今大会から、登録枠は従来より3人多い26人に拡大。森保一監督の下、初の8強以上を目指す顔触れが出そろう。 静岡県勢は、メンバー発表前最後の強化試合となった9月の欧州遠征に招集された権田修一(清水エスパルス)、伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身)、旗手怜央(セルティック、静岡学園高出)の3選手の選出が期待される。 GKの権田はW杯アジア最終予選で、本大会出場権獲得までの9試合全てに先発。指揮官からの信頼は厚く、選出は濃厚だ。9月の代表活動で背部を打撲したが、直近のJリーグの試
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⚽清水 鹿島に零敗 崖っぷち17位、最終節奇跡起こせ
明治安田J1リーグは29日、各地で第33節の9試合が行われ、ホームで鹿島と戦った16位清水は0-1で惜敗し、再びJ2自動降格圏の17位に転落した。 ②アイスタ(鹿島2勝)▽観衆16605人 鹿島 13勝12分け8敗(51) 1(0―0 1―0)0 清水 7勝12分け14敗(33) ▽得点者【鹿】三竿(2) 【評】清水は最後までゴールを奪えず、鹿島に競り負けた。 清水は両サイドを効果的に使いながら攻勢に出た。前半13分のホナウドのミドルシュートは惜しくも阻まれた。20分に山原、追加時間にはホナウドがゴールを脅かした。 後半11分、鹿島にCKの流れから押し込まれて先制点を献上。反撃に
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⚽ホーム最終・鹿島戦 詰めの甘さ、一丸で克服【J1清水 見どころ】
J1清水は29日、ホームで6位鹿島を迎え撃つ。5戦勝ちなしでJ1参入プレーオフ圏の16位にいる清水は、今節に敗れると16位以下が確定する可能性があり、J2降格が現実味を帯びる。MF白崎は「残り2戦で自分たちのベストゲームを出したい。そうすれば結果は付いてくる」と目前の試合に集中する。 22日の磐田戦でも現れた課題の詰めの甘さには「(試合運びの)共通意識を全体に促して一つになることが大事」(DF片山)、「苦しい時間帯も能動的な動きが大切と伝えている」(リカルド監督)とチームとして向き合ってきた。 鹿島は直近7戦勝ちなしと低調。毎試合失点を喫していて、4月の前回対戦時にクロスで先制点をお膳立
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旗手怜央(セルティック、静岡学園高出) 謙虚さと向上心で飛躍【カタールに懸ける サッカーW杯 11月1日代表発表㊦】
今月1日のスコットランドリーグ第9節。昨季王者セルティックの主力として2季目を迎えた旗手怜央(24)=静岡学園高出=は、後半にチームを勝利に導く決勝ゴールを決めた。シュート技術の高さを見せつける鮮やかな右足ミドル。仲間の祝福や本拠地の観衆の歓声を受け、晴れやかな表情を浮かべる姿がそこにあった。 しかしその数日前。ワールドカップ(W杯)メンバー発表前最後の強化試合に臨む日本代表に選出されていた旗手は、苦しい立場にいた。A代表デビューを果たした3月のW杯アジア最終予選以来の招集だったが、初戦はベンチ外。2戦目は控えに入ったものの、出番は回ってこなかった。 「憧れの舞台」と出場を切望するW杯の
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⚽MF神谷が手術 全治3カ月 J1清水エスパルス
J1清水は26日、左足の関節捻挫などで離脱していたMF神谷優太(25)が19日に手術を行い、全治3カ月の見込みと診断されたと発表した。
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⚽J1清水 終了間際の失点、今季8度 鬼門の追加時間克服なるか
J1参入プレーオフに回る16位で残り2試合に向かうJ1清水。22日の磐田戦で喫した終了間際の失点は、今季何度も繰り返してきた悪癖だ。残留圏浮上に向けて勝ち点の取りこぼしは絶対に避けたい状況の中、チームの修正力が問われる。 清水が今季のリーグ戦で後半の追加時間に失点した試合は8。そのうち7試合で失点が結果に直結した。白星をつかみ損ねたのが4試合、引き分けを逃したのが3試合。もし鬼門の時間帯をしのげていれば、最大で勝ち点11を積み増すことができた計算になる。 磐田戦の失点は追加時間2分。自陣右のペナルティーエリア脇付近で両チームの選手が交錯して転倒。清水の選手の足が一瞬止まった隙を突かれた。
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⚽清水エスパルス FW加藤、全治6~8カ月
J1清水は18日、左膝前十字靱帯(じんたい)を再損傷していたFW加藤拓己(23)が13日に手術を行い、全治6~8カ月と診断されたと発表した。加藤は8月20日、期限付き移籍していたJ3相模原での試合中に負傷。治療に専念するため、11日付で清水に復帰していた。
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⚽29年前の夢、同志に託す W杯米国大会、後半36分に投入 武田修宏さん(清水東高出)【悲劇から歓喜 ドーハへの願い㊦】
2試合で、合わせて14分余り。1993年、ワールドカップ(W杯)米国大会アジア最終予選で、武田修宏(55)がピッチに立つ時間は限られた。ただ、そのわずかな時で夢を見て、失意を味わった。「自分の人生の良いシーンでも、悪いシーンでもあった」。刻み込まれた記憶は複雑で、深い。 FW登録でメンバーに選ばれたが、サブ組に回った紅白戦で入ったのはサイドバック。本職での序列は低く、試合に出ることは正直、諦めかけていた。 それでも、韓国との第4戦で後半40分から出番が来た。求められたのは前線で守備に走り、相手の自由を奪うこと。オフト監督の狙い通りに1点差を逃げ切ったことで、イラク戦でも声が掛かった。
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⚽J1清水 MF安藤阿雄依(清水ユース)来季トップ昇格内定
J1清水は14日、清水ユースのMF安藤阿雄依[あおい](17)=静岡サレジオ高3年=の来季トップチーム加入が内定したと発表した。 千葉県市原市出身の安藤は高校から清水の下部組織に加わった。身長165センチの小柄なサイドアタッカーで、縦への突破力が持ち味。U-17(17歳以下)日本代表の選出経験がある。8月にはトップチームの練習にも参加していた。 安藤は「自分の特長のドリブル突破やチャンスメークを磨き、成長したい」とコメントした。ユースからのトップ昇格は7年連続。大学生を含めた来季の加入内定者は5人目。
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指導者に大切な資質は J1清水の大榎さん、消防幹部に講話
静岡県消防学校は14日、県内の消防幹部職員向けの教育訓練でサッカーJ1清水エスパルスの大榎克己クラブリレーションズオフィサー(CRO)を静岡市清水区の同校に招き、リーダー論をテーマとした講話を行った。 他分野から学びを得ることを目的とし、34人が参加した。大榎CROは「指導者に必要な資質」と題し、決断や判断の重要性を説いた。リーダーを支える周囲のサポートの大切さも強調。良い組織づくりに向けて「信念を持ってやってほしい」と呼びかけた。
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⚽エスパルス選手 台風被災地児童と交流 清水小島小訪問
台風15号の被害を受けた地域を元気づけようと、サッカーJ1清水エスパルスの選手たちが12日、静岡市清水区の清水小島小を訪れて児童と交流した。 松岡大起(21)、高橋大悟(23)、立田悠悟(24)、原輝綺(24)、白崎凌兵(29)、井林章(30)の6選手が放課後に来校。参加を希望した児童約80人と鬼ごっこやサッカーをして触れ合った。エスパルスのグッズを身に着けた児童も多く、目を輝かせながら選手とのひとときを楽しんだ。 6年生の望月瑛人君は「好きな原選手に会えてうれしかった」と感激した様子。選手側の意向で実現した取り組みで、同区出身の立田選手は「元気づけたいと足を運んだが、自分たちがエネルギ
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⚽清水エスパルス「地元に勇気を」 選手会提案で練習一般公開
J1清水は11日、22日の磐田戦(アイスタ日本平)に向けて練習を再開した。台風15号で被害を受けた地元を勇気づけようと、選手会からの要望で練習は一般にも公開され、サポーターが選手のプレーを見守った。 8日の川崎戦に逆転負けし、チームはJ2自動降格圏の17位に転落。4試合勝ちなしと苦しい状況にあるが、活気ある声を響かせてミニゲームなどをこなした。 7月に右膝蓋(しつがい)骨の骨折で離脱したMF西沢が実戦形式のメニューに復帰。「状態を見ながら焦らずやりたい」としつつ、順調な回復ぶりをうかがわせた。 選手会長として「自分たちのプレーで元気を与えられれば」と一般への公開をクラブ側に働きかけた。
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記者コラム「清流」 清水復旧への願い
9月24日未明に本県を襲った台風15号に伴う豪雨で、静岡市清水区では大規模な断水をはじめとする多くの被害が出た。サッカーJ1清水エスパルスの本拠地も影響を受け、1日に予定されていたジュビロ磐田との静岡ダービーは延期となった。 自宅が断水し、身に染みて感じたのは、水のない生活がどれほど不便かということ。しばらくは先が見通せず、水の確保の懸念も付きまとった。断水に加え、家屋や家財に被害のあった住民にはさらなる苦労や不安が伴ったことは容易に想像がつく。被災者の感情面も踏まえ、延期は妥当な判断だったと思う。 当初の試合日前後で、清水、磐田は被災地の支援活動を行った。復旧が進み、被災者の目が再びサッカ
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⚽川崎戦 勝ちなしの流れ断てるか【J1清水 見どころ】
J1清水は8日、敵地で2位川崎と対戦する。1日の磐田戦が延期となった間に他チームが試合を消化し、順位は14位に下降。J2自動降格圏が勝ち点2差で迫り、負ければ今節で降格圏転落の可能性もある。強敵相手だが、3戦勝ちなしの悪い流れをここで断ち、勝ち点を積みたい。 9月17日の福岡戦以来、3週間ぶりの試合。1日には完全非公開で大学生との練習試合を行い、実戦を交えながら準備してきた。リカルド監督は「リーグ戦のラストスパートに向けた良い練習ができた」と強調する。 川崎はリーグ2位の得点力を誇り、アタッカー陣は強力だ。右サイドバックの原は相対することが予想される9得点のFWマルシーニョを「スピードに
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⚽J1清水 FW加藤拓己の復帰発表 左膝の治療に専念
J1清水は6日、J3相模原に育成型期限付き移籍していたFW加藤拓己(23)が復帰すると発表した。左膝前十字靱帯(じんたい)を再断裂し、清水で治療に専念する。今季中の選手登録は行わない。 早大から今季加入した加藤は5月に相模原に期限付き移籍。J3リーグで10試合4得点を記録していた。左膝前十字靱帯の断裂は昨年7月に続き、2度目。全治は現時点で未定。
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⚽J1清水 攻撃力の停滞気掛かり MF中山、鈴木唯 起爆剤に
直近3試合勝ちなしで、激しい残留争いに巻き込まれているJ1清水。3戦で奪った得点は3と、チームの売りとする攻撃力が停滞気味なのは気掛かりだ。前半戦は主力を張り、最近は切り札での起用が続くMF中山克広(26)、MF鈴木唯人(20)に起爆剤としての期待がかかる。 7~8月の5試合負けなしと結果が出ていた時には、1試合平均2点近くを挙げていた清水。しかし、3戦前の広島との試合でリーグ13試合ぶりの無得点に終わると、前の試合も福岡との打ち合いに敗れた。 中山は9月10日の湘南戦で左太もも肉離れから約3カ月ぶりに復帰。2試合続けて交代カードの1番手でピッチに送り出された。ただ、「状態はいいがゴール
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⚽エスパルス選手が土砂撤去 台風15号被災の清水区布沢
サッカーJ1清水エスパルスの選手が1日、台風15号被害が出ている静岡市清水区布沢を訪れ、土砂の除去作業を手伝った。 山間地の布沢地域は、沢をつたって集落に大量の土砂が流れ込み、現在も数世帯の家屋で土砂を取り除けていない状態。選手11人は2階建ての1階部分がほぼ埋まった家に足を運び、土や泥をスコップでかき出したり、家財を運び出したりした。災害ボランティアも活動していて、協力し合いながら約2時間取り組んだ。 参加した山原怜音選手(23)=JFAアカデミー福島出身=は「自分たちがホームタウンの静岡のために何かできることはないかという思いで来た」と汗を拭った。実家の土砂除去を手伝ってもらった井上
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⚽静岡ダービー 10月22日に代替開催 J1リーグ第31節
Jリーグは30日、台風15号の影響で延期したJ1リーグ第31節の清水エスパルス対ジュビロ磐田(静岡ダービー、あなたの静岡新聞マッチ)の代替日程を10月22日に決定したと発表した。エスパルスの本拠地のIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)で、午後4時開始。 当初は10月1日に予定していたが、台風15号に伴う同区の断水やスタジアムの周辺道路の土砂崩れなどを理由に延期した。 現在、エスパルスは勝ち点32の12位、ジュビロは勝ち点24の最下位にいて、ともにJ1残留をかけた激しい試合になることが予想される。
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J1清水、磐田「困っている人を助けることに力を」 静岡ダービー延期 台風15号豪雨災害
10月1日にアイスタ日本平で予定されていたJ1リーグ第31節清水対磐田の「静岡ダービー」の延期が発表された28日、両チームは予定通り練習を行った。台風15号の影響による決定に選手らは理解を示し、次の試合へ気持ちを切り替えた。 清水は27日に選手、スタッフ総出で断水の影響を受けている住民に飲料水を配った。MF竹内は「住民の話を直接聞き、僕らも試合どころじゃないという気持ち。困っている人を助けることに力を注ぎたい」と語った。 前日から自宅が断水したというFW北川は「こういう状況で無理して開催する必要はない」と延期に納得し、「被災した方々に勇気や元気を届けるため、試合に向けて準備する」と前を向
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10月の「静岡ダービー」延期 代替日は未定 サッカーJ1
Jリーグは28日、10月1日に静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で予定していたJ1リーグ第31節清水エスパルス対ジュビロ磐田の「静岡ダービー」を延期すると発表した。代替日は未定。=関連記事14面へ スタジアムが台風15号により同区で発生している大規模な断水の影響を受けていることが主な理由。スタジアムは現在、断水によってトイレの手洗い場が使用できない状況となっている。 周辺道路の土砂崩れや、試合開催による被災住民の日常生活への影響も懸念材料となっていた。
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⚽清水エスパルス 静岡ダービーへ練習再開 サッカーJ1
J1清水は20日、10月1日の次節磐田戦(アイスタ日本平)に向けて練習を再開した。日本代表の活動に参加するGK権田、MF鈴木唯、松岡は不在となったが、けが人を除く選手たちが約1時間半の練習をこなした。 休み明けにもかかわらず、2対2や4対4など対人プレーの多い激しいメニューが組まれた。首脳陣の狙いについて、MF乾は「湘南、福岡と対人の強い相手に対して自分たちができた感覚がなかったので、球際や気持ちを出す部分を求めていると思う」と話す。チームは3戦未勝利で残留争いに再び引きずり込まれた。乾は「次は本当に大事な戦い」と静岡ダービーへ気を引き締めた。
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⚽清水エスパルスの神谷手術へ 8月練習で左足負傷
J1清水は19日、MF神谷優太(25)が左足の関節捻挫、足関節インピンジメント症候群、三角骨障害で手術を行う予定だと発表した。8月24日の練習で負傷し、離脱していた。全治は術後に確定する。柏から今季加入した神谷は主に2トップの一角としてリーグ戦21試合に出場し、1得点を挙げていた。
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⚽日大藤沢高のFW森重 J1清水加入会見 二刀流に意欲
来季からのJ1清水入りが内定している日大藤沢高3年のFW森重陽介(18)の加入記者会見が16日、神奈川県藤沢市の同校で行われた。学校関係者と共に会見に臨んだ森重は「早くデビューして自分を知ってもらうのが目標」と抱負を語った。 身長198センチの大型ストライカーで、センターバックを兼務する。プロでも「FWとDFどちらも挑戦したい」と“二刀流”に意欲を示した。 同席した清水の内藤直樹スカウト部長は昨年から獲得候補に挙げていたことを明かし、「これだけの高身長でモビリティー(機動性)のある選手は見たことがない。可能性の塊」と期待を込めた。
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サッカーW杯代表入り最終選考へ 権田ら県勢選出期待 ドイツ遠征メンバー15日発表
日本サッカー協会は15日、米国、エクアドル両代表と今月下旬に戦うドイツ遠征の代表メンバーを発表する。11月のワールドカップ(W杯)カタール大会の登録選手26人の選出に向けた最後の試合。W杯を想定した編成が見込まれる中、県勢の選出に期待がかかる。 森保監督は当初、ドイツ遠征は人数を絞って本番モードで臨む考えだったが、30人程度の招集に方針変更。それでも「9月を事前キャンプと捉えてチームでやるべきことを確認していく」としていて、ドイツ遠征の招集がW杯行きへの“第一関門”となりそうだ。 県勢で選出が確実視されるのはGK権田修一(清水)。最終予選では本大会出場が決まってい
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チアゴサンタナ好調 得点ランキング首位 残留争いのチームに光
J1清水のブラジル人FWチアゴサンタナ(29)が10日の前節湘南戦で3試合ぶりのゴールを挙げ、得点ランキングで首位に躍り出た。チームが残留争いに巻き込まれる中、頼れる点取り屋の好調ぶりは明るい材料だ。 湘南戦の前半12分。味方のヒールパスに反応して相手の最終ラインの背後に抜け出すと、迷わず自慢の左足を振り抜いた。ペナルティーエリアの手前からとやや遠めだったが、力強い弾道で相手GKの手をはじき、ネットに沈めた。 今季は開幕前にけがで出遅れ、リーグ戦出場は4月10日の第8節から。ただ、以降の22試合で11得点とハイペースでゴールを積み上げてきた。攻撃的な戦いを打ち出す同郷のリカルド監督のサッ
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⚽清水サッカーの母 綾部さんが殿堂入り 女性初、都内で掲額式典
日本サッカー協会は10日、東京都文京区の日本サッカーミュージアムで女性指導者の綾部美知枝さん(73)=静岡市清水区=ら日本サッカー殿堂入りした5人の掲額式典を行った。ほかの4人は、元日本代表MFの木村和司さん(64)、元日本代表監督の故イビチャ・オシムさん、長崎・国見高の元監督の故小嶺忠敏さん、南米サッカー界とのパイプをつくった故北山朝徳さん。女性初の殿堂入りを果たした綾部さんは多くのサッカー好きの子どもたちを育て、地域への普及にも力を注いだ。 「清水のまち、そして人との出会いに育まれた」。旧清水市出身の綾部さんは大学卒業後の1969年に教員となり、市内の小学校に赴任した。2年生を担当し、
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⚽湘南戦 残留争い脱出へ大一番【J1清水 見どころ】
J1清水は10日、ホームで14位湘南を迎え撃つ。前節6試合ぶりの黒星を喫し、11位は維持したものの、プレーオフに回る16位のG大阪との勝ち点差はわずか3となった。湘南との直接対決は、残留争いを抜け出すための大一番となる。 前節は1人少ない広島に競り負け、リカルド監督就任後のリーグ戦12試合目で初の無得点となった。ただ好機はつくり出せていて、前節で逸機のあったFWカルリーニョスは「最近はフィジカル、メンタル、技術全てで状態が良い。再度チャンスがあればものにしたい」と燃えている。 湘南は7日に横浜Mとの試合があり、中6日で臨める清水はコンディション面で有利。故障明けで前節久々の出場となったM
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⚽J1清水 松岡、鈴木唯 期待のホープ 同学年コンビでチーム浮上期す
J1清水のMF松岡大起(21)とMF鈴木唯人(20)の同学年コンビが、3日の前節広島戦で久々に同時にピッチに立った。今年1月にともにフル代表の候補合宿に初招集された有望株の2人が、前節6試合ぶりの黒星を喫したチームを再び上昇気流に乗せる。 広島戦で松岡は先発、けがから復帰の鈴木唯は途中からリーグ戦12試合ぶりに出場した。松岡はチーム2位の走行距離で攻守に奮闘。後半30分に投入された鈴木唯は空間を突く動きや果敢な仕掛けが得点に結び付かず、「結果を求められていた中で何もできなかった」と唇をかんだ。 2人が一緒にピッチに立ったのは5月29日のリーグ第16節柏戦以来だった。鈴木唯は6月のU-23
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⚽J1清水 終盤2失点6試合ぶり黒星 リーグ第28節
明治安田J1リーグは3日、8試合が行われ、清水は広島に0-2で敗れた。 ②Eスタ(広島1勝1分け)▽観衆11437人 広島 14勝8分け6敗(50) 2(0―0 2―0)0 清水 7勝10分け11敗(31) ▽得点者【広】川村2(3) 【評】清水は数的有利を生かせず、広島に競り負けた。 序盤から積極的に攻め込み、カルリーニョス、乾と決定機を迎えた。ミスから相手に逆襲を受ける場面もあったが、ゴール前ではね返した。 後半4分、カウンターからカルリーニョスに絶好機が巡ってきたが決められず。20分には広島に退場者が出て、攻勢に出た。しかし、効果的な攻撃を繰り出せずにいると38分、終了間際と
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⚽J1清水 広島戦へ全体練習再開
J1清水は30日、9月3日のリーグ次節広島戦(Eスタ)に向けて全体練習を再開した。先週は不在だったMF松岡、MFベンジャミン・コロリが復帰。6月の練習中に左足を肉離れして離脱していたMF中山もフルメニューを消化した。 選手は5対5のミニゲームや攻撃のパターン練習などで約2時間汗を流した。前節京都戦で決勝点の起点となる長いパスを前線に通したDF立田は「デザイン(意図)されたプレーを再現できた。練習が無駄でないことを証明できた」と振り返り、「準備が大事になる」と2位の強敵広島相手に意欲を高めた。
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⚽J1清水 MF乾、チームに新風 待望初ゴール、声出しも率先
J1清水のMF乾貴士(34)の存在感が増している。加入5試合目となった27日の前節京都戦で、決勝点となる初ゴール。ピッチ外でも率先して声を出すなど雰囲気づくりにも一役買い、チームに新風を吹き込んでいる。 京都戦は自陣からの攻撃の組み立てを相手に封じられ、苦しい展開だった。手数を掛けない縦に速い攻めで得点機をうかがう中、後半23分に乾が左斜めの角度から華麗にゴールを射抜いた。 ドイツとスペインで計10季プレーし、日本代表として2018年のワールドカップ(W杯)ロシア大会では2得点を記録。輝かしい経歴を刻んできたアタッカーも「34になって(体の)切れはどうしても落ちてきてしまっている」と明か
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⚽ヨンアピン氏 観客に引退報告 J1清水に4年半在籍
J1清水に2011~15年に在籍し、昨季限りで現役を引退したオランダ人DFカルフィン・ヨンアピン氏(36)が27日、アイスタ日本平を訪れ、サポーターに引退を報告した。 ヨンアピン氏はオランダ1部のクラブから清水に加入。体の強さを生かして守備的なポジションをこなし、約4年半でJ1リーグ93試合に出場した。退団後は町田、横浜FC、岐阜でプレーした。 京都戦の試合前にピッチに姿を現したヨンアピン氏は「ここに帰って来られてうれしい。ナビスコ杯で決勝まで進めたのは良い思い出」とあいさつ。観客から拍手を浴びた。
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⚽乾が決勝弾、移籍後初 清水、京都に競り勝つ J1リーグ
明治安田J1リーグは27日、各地で第27節の5試合が行われ、清水は乾の加入後初ゴールで京都に1-0で競り勝った。5戦負けなし。 ②アイスタ(清水1勝1分け)▽観衆14034人 清水 7勝10分け10敗(31) 1(0―0 1―0)0 京都 6勝8分け11敗(26) ▽得点者【清】乾(4) 【評】清水は後半の決勝点を守り抜いて京都に完封勝ちした。 前半は京都のサイド攻撃にゴールを脅かされた。前半21分に左クロスを中央で押し込まれたが、直前のハンドの判定に救われた。29分には右から打開されたが、GK権田がシュートを体で防いだ。 後半23分、縦に速い展開から乾が仕留めて先制に成
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日本、土壇場で決勝点 SBSカップ国際ユースサッカー
2022SBSカップ国際ユースサッカー(日本サッカー協会、県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が25日に藤枝総合運動公園サッカー場で開幕した。U-18(18歳以下)日本代表は試合終了間際の得点でU-18ウルグアイ代表を1-0で下した。一方、静岡ユースは一時2-0としたが、リードを守れずPK戦でU-18ウズベキスタンに屈した。勝ち点は日本が3、ウズベキスタンが2、静岡ユースが1で日本が首位に立った。大会はコロナ禍で3年ぶりの開催。大会第2日は26日、草薙総合運動場陸上競技場で行われる。 日本(3) 1(0―0 1―0)0 ウルグアイ(0) ▽得点者【日】根本(阪田) 【評】日本は終
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⚽J1清水 成岡がJ2山口に移籍 育成型期限付き
J1清水は22日、MF成岡輝瑠(20)=清水ユース出=がJ2山口に育成型期限付き移籍すると発表した。期間は来年1月末まで。 プロ2年目の成岡は昨季途中に期限付き移籍した相模原から今季清水に復帰。しかしここまでリーグ戦の出番はなく、ルヴァン杯と天皇杯の計4試合の出場にとどまっていた。「成長するための挑戦がしたく、今回の決断に至った」とクラブを通してコメントした。
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⚽MF高橋大悟 全治3週間 J1清水エスパルス
J1清水は22日、MF高橋大悟(23)が左大内転筋肉離れで全治3週間の見込みと診断されたと発表した。20日の練習中に負傷し、検査を受けた。高橋は4月にも右かかとの骨膜を損傷し、約3カ月離脱していた。
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⚽清水、柏と引き分け 完封目前に被弾 J1第26節
明治安田J1リーグは20日、各地で第26節の4試合が行われ、清水は前節3位の柏と1-1で引き分けた。清水は勝ち点28。 ②アイスタ(柏1勝1分け)▽観衆14041人 清水 6勝10分け10敗(28) 1(1―0 0―1)1 柏 13勝4分け9敗(43) ▽得点者【清】チアゴサンタナ(10)【柏】武藤(6) 【評】清水は試合終了間際の失点で、柏と引き分けた。 前半8分、左CKからチアゴサンタナがヘッドで流し込み、幸先よく先制に成功。その後も逆襲やセットプレーからヤゴピカチュウ、片山に決定機が訪れたが、惜しくも枠を外した。 後半は柏の圧力を受けて守勢に回る時間が増えた。14分
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⚽柏戦 3連勝なるか【J1清水 見どころ】
J1清水は20日、ホームで3位柏を迎え撃つ。前節でG大阪との下位直接対決を制し、暫定12位に浮上。連続完封で今季初の連勝と波に乗るチームの力は本物か。上位との一戦で真価が試される。 2戦の完封勝ちは、前半を無失点で耐え、後半に得点力を発揮する展開で生まれた。「全体でコンパクトにやれている」とDF立田が話すように、組織的な守備はチームで表現できている。縦に速い攻めが光る柏に対しても、連係してピンチの芽を摘み取りたい。 攻撃面は直近5試合の10得点のうち9得点が後半と、試合を折り返した後に強さを見せている。柏は前節で後半に逆転を許し、連勝が4でストップ。付け入る隙はありそうだ。2季連続の2桁
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⚽清水好調、堅い最終ライン 鈴木義と立田「互いに補い」安定感増す
14日のG大阪戦で2試合連続の完封勝利を収めたJ1清水。複数得点が続く好調な攻撃陣とともに目立つのが、最終ラインの堅さだ。DF鈴木義宜(29)、立田悠悟(24)=清水ユース出=の両センターバックの安定感は試合を重ねるごとに増している。 G大阪戦は相手にボールを保持され、守勢に回る時間帯も少なくなかった。しかし、1対1で強さを見せ、自陣ゴール前に放り込まれる球はきっちりとはね返した。自然と相手のシュートは遠めからが中心となった。 「今年はのりくん(鈴木義)と多くやらせてもらっていて、できること、できないことを互いに補いながらやれている」と立田は言う。鈴木義は加入1年目の昨季途中、頭に大けが
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⚽U-16日本代表に清水ユース矢田、西原
日本サッカー協会は16日、ウズベキスタンで23~27日に行われる国際大会に出場するU-16(16歳以下)日本代表のメンバー22人を発表した。静岡県勢は清水ユースのMF矢田龍之介、MF西原源樹が選ばれた。
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⚽清水エスパルス 後半2発、連続完封勝利 J1第25節
明治安田J1リーグは14日、各地で第25節の4試合が行われ、残留を争う直接対決は、清水が2-0でG大阪を下し、今季初の2連勝を果たした。 ②パナスタ(清水1勝1分け)▽観衆27662人 清水 6勝9分け10敗(27) 2(0―0 2―0)0 G大阪 5勝7分け12敗(22) ▽得点者【清】コロリ(3)カルリーニョス(2) ■助っ人躍動 残留へ一歩前進 G大阪の本拠地で、残留争いをするライバル相手に清水が力強く勝ちどきをあげた。終盤の2得点で2戦連続完封勝ち。負ければ再びJ2自動降格圏に引きずり込まれる大事な一戦で、価値ある今季初の連勝をつかんだ。 輝きを放ったのは、途中から投
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⚽G大阪戦 ライバルと直接対決【J1清水 見どころ】
J1清水は14日、敵地で16位G大阪と対戦する。前節FC東京戦で3試合ぶりの白星を挙げ、暫定ながら降格圏外の15位に浮上。勢いに乗って残留争いのライバルとの直接対決を制し、さらに順位を上げたい。 前節は攻守で相手を上回る会心の内容で、「自信となる勝利になった」と2戦連続先発のMFヤゴピカチュウは振り返る。安堵(あんど)感から全体に気の緩みも見えかけたが、試合前日には「引き締まった練習ができた」(MF乾)と次なる大事な一戦に万全な準備を整えた。 G大阪は対戦相手の事情で前節が中止となり、試合は約2週間ぶり。直近5試合勝ちなしと苦しむが、夏の補強で攻撃面の強化を図っている。立ち上がりからの強
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鈴鹿8耐出場 エスパルスドリーム 4位入賞「最善尽くせた」
静岡市清水区のレーシングライダー生形秀之さん(45)率いる「エスパルスドリームレーシング・ITEC」が、三重県で7日に行われた国内最高峰のオートバイレース、鈴鹿8時間耐久ロードレースで過去最高に並ぶ4位入賞を果たした。ライダーの一人に浜松市浜北区出身の渥美心さん(26)も加わり、臨んだ一戦。悲願の表彰台にはあと一歩及ばなかったが、生形さんは「最善は尽くせた」と達成感を口にする。 レースには45チームが出場した。エスパルスドリームレーシングは4度目の参戦。生形さん、渥美さんに加え、和歌山県出身の津田拓也さん(36)のライダー3人で臨んだ。 序盤から6~7位の好位置を維持。転倒などで最終的に
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⚽J1清水 リカルド体制 得点力向上、終盤の攻撃も改善
J1清水の得点力が高まっている。24試合を終えて総得点はリーグ7位タイの31だが、リカルド監督就任以降の8試合で16と半分以上を占める向上ぶり。攻撃がチームの強みとなりつつある。 7日の前節FC東京戦を2-0で制し、チームはリーグ後半戦の7試合で4度目となる複数得点を記録した。折り返しの17節時点で複数得点試合が4にとどまっていたことを考えれば、攻撃面の進歩は顕著だ。 開幕から大黒柱のFWチアゴサンタナを負傷で欠いた今季は、鋭いカウンターがリーグ序盤の武器だった。ただ、6月に就任したリカルド監督は攻撃の構築に独自色を反映。「ボール保持はわれわれの強み」と主導権を握る戦い方にチームを変化さ
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⚽J1清水 帰ってきた歓声 声援解禁へ検証試合、FC東京戦
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスが7日に東京都の味の素スタジアムでFC東京と対戦したリーグ第24節は、声出し応援再開に向けた運営検証試合として両チームの観客から声援が送られた。コロナ禍後、静岡県内Jクラブの試合で声出し応援が行われるのは初めて。サポーターの生声のチャント(応援歌)が久々にスタジアムに響き渡った。 声出し応援の中での試合は清水にとって、2020年2月23日のJ1開幕戦以来。応援可能エリアとしてゴール裏に設けられたビジター自由席は完売し、サポーター約1500人が集まった。 試合前からチームの応援歌や名前のコールで選手を鼓舞。チームが3戦ぶりの勝利を収めると、歓喜に沸
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⚽J1清水 FC東京に完勝、降格圏脱す 今季2度目の完封
明治安田J1リーグは7日、各地で第24節の4試合が行われた。清水はFC東京を2―0で破り、3試合ぶりの白星で勝ち点を24とした。 ②味スタ(1勝1敗)▽観衆20577人 清水 5勝9分け10敗(24) 2(0―0 2―0)0 FC東京 10勝5分け9敗(35) ▽得点者【清】カルリーニョス(1)チアゴサンタナ(9) 【評】清水は後半に効果的に得点し、FC東京に完勝した。 ボール保持から試合を優勢に進め、セットプレーやミドルシュートでゴールに迫った。前半39分にCKからFC東京にネットを揺らされたが、オフサイドの判定に救われた。 後半13分に右クロスをカルリーニョスが頭で決めて先制。
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⚽東京戦 連携高め苦境打開へ【J1清水 見どころ】
J1清水は7日、敵地で7位FC東京と対戦する。前節は2点差を追い付いて勝ち点1を得たが、最下位に再転落。苦境を打開する勝ち点3が欲しい。 前節は新型コロナウイルスの感染がチーム内で広がった影響で、複数の選手を欠いた。しかし今週に入り、けがを抱える選手以外はすでに練習に復帰。「チームとしての連係を高めること」(リカルド監督)に時間を割いて準備してきた。 FC東京は直近5試合で3勝と好調。前節にゴールで勝利に貢献したディエゴオリべイラ、アダイウトンの外国人アタッカーは脅威だ。「試合を決めてくる選手。しっかり抑えないといけない」とGK権田は警戒する。 このカードはJリーグの声出し応援の運営検
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⚽J1清水 ピカチュウ、乾 中盤両サイド争いがし烈に
J1清水の中盤両サイドの定位置争いが激しい。7月に加入したブラジル人MFヤゴピカチュウ、元日本代表MF乾が前節鳥栖戦で初出場。層の厚いポジションに新戦力が入り、アピール合戦に拍車が掛かっている。 4-4-2の布陣を採用する清水は左右のサイドMFを配する。両ポジションに対応できる選手は多く、今季リーグ戦で先発したのは鳥栖戦までで計9人。主力に定着していたMF西沢が前々節浦和戦で全治3カ月のけがを負い離脱したが、即戦力の2選手が加わり激しい競争が続く。 鳥栖戦では右の先発にヤゴピカチュウが抜てきされた。開始早々に強烈なシュートを放つなど見せ場もあったが、「慣れていくのに時間が必要」と振り返る
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サッカーU-15女子代表に福田ら選出
日本サッカー協会は2日、広島県で8~11日に行われる「HiFA平和祈念2022Balcom BMW CUP広島女子サッカーフェスタ」に出場するU-15(15歳以下)日本女子代表のメンバー20人を発表した。静岡県勢はGK福田真央(JFAアカデミー福島)が選ばれた。
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⚽J1清水のMF川谷 J3いわきに移籍、23年1月末まで
J1清水は2日、MF川谷凪(19)がJ3いわきに育成型期限付き移籍すると発表した。期間は来年1月末まで。 静岡学園高から今季加入した川谷は、リーグ戦での出番がなく、ルヴァン杯と天皇杯の各1試合の出場にとどまっていた。「必ず成長して帰ってくる」とコメントした。いわきは現在J3で首位を走っている。
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⚽清水猛攻 2点差追い付く J1リーグ第23節
明治安田J1リーグは31日、第23節の残り1試合が行われ、清水が鳥栖と3-3で引き分けた。終盤に1-3とされたが、ラピッド・ウィーン(オーストリア)から復帰した北川らのゴールで追い付いた。清水は勝ち点21で神戸と並んだが、得失点差で最下位。9位の鳥栖は同29。 ②アイスタ(2分け)▽観衆11823人 清水 4勝9分け10敗(21) 3(0―2 3―1)3 鳥栖 6勝11分け5敗(29) ▽得点者【清】白崎(2)北川(1)チアゴサンタナ(8)【鳥】岩崎(2)長沼(1)堀米(3) 【評】清水は2点差を追い付き、鳥栖と引き分けた。 前半4分に最終ラインの背後を突かれて蹴り込まれ、先制点を献
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⚽J1清水・北川 復帰戦へ万端 31日鳥栖戦、ゴール渇望
J1清水のFW北川航也(26)=清水ユース出=が3季ぶりの復帰戦へ準備を整えている。16日の浦和戦の前に一時、別調整を余儀なくされたが、既に回復。出場が期待される31日の鳥栖戦に向けて「一番助けになると思う」と語るゴールへの意欲を高める。 清水から移ったオーストリア1部ラピッド・ウィーンで3季プレーし、6月に完全移籍で古巣に復帰した。オーストリアリーグは5月に終了。公式戦のピッチからは遠ざかっているが、「ハードな練習を積んでいるし、問題ない」と力強い。 チームはリーグ戦の約3分の2を消化してJ2自動降格圏の17位に沈む。ただ、加入から1カ月が過ぎる中で「ネガティブな空気は全く感じていない
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⚽日本V 韓国に3―0 森保監督下初タイトル 東アジアE-1
サッカーの東アジアE-1選手権は27日、愛知・豊田スタジアムで男子の最終戦が行われ、日本は韓国に3-0で完勝し、2勝1分けの勝ち点7で4大会ぶり2度目の優勝を果たした。女子代表「なでしこジャパン」とそろっての大会制覇は初。 後半に相馬(名古屋)が先制し、佐々木(広島)町野(湘南)が加点した。韓国は2勝1敗の勝ち点6で2位。対戦成績は日本の15勝23分け40敗となった。 もう1試合は中国が香港を1-0で下した。中国は勝ち点4、香港は同0で大会を終えた。 11月開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会まで国内での代表戦は予定されておらず、日本は9月23日に米国、同27日にエクアドルと欧州で
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⚽乾「降格阻止に貢献を」 J1清水新加入 最年長、けん引自覚も
J1清水に加入した元日本代表MF乾貴士(34)が26日の全体練習終了後に取材に応じた。ワールドカップ(W杯)にも出場している経験豊富なベテランは「降格しないようにチームを持っていきたい。そこに力を貸せれば」と助っ人としての決意を語った。 チームの規律を乱す行為などを発端に、6月にC大阪を退団。引き続きJ1でのプレーを希望する中で清水からオファーが届き、「本当にうれしかった。(J2降格圏に沈む)チームの助けになりたい思いもあった」と決断した。 チームでは最年長となるが、全体練習後には早速若手らとボールを蹴り合う姿もあり、「良いやつが多いし、楽しい」と顔をほころばせる。残留争いはスペイン1部
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森保日本0点 中国とドロー サッカーE-1選手権
サッカーの東アジアE-1選手権は24日、愛知・豊田スタジアムで男子の第2戦が行われ、日本は中国と0-0で引き分けた。宮市(横浜M)細谷(柏)らを軸に押し込んだもののゴールを奪えず、1勝1分けの勝ち点4で2位に後退した。中国は1分け1敗。 大会3連覇中の韓国は香港を3-0で下し、2連勝の勝ち点6で首位に浮上した。香港は2敗。 日本は4大会ぶり2度目の優勝を懸け、27日に豊田スタジアムで行われる最終戦で韓国と顔を合わせる。 ▽男子 日本(4) 0(0―0 0―0)0 中国(1) ▽観衆 10526人 ■急造チーム連係にズレ 小池龍は攻撃参加で光 日曜開催にもかかわらず約1万人にとどま
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⚽清水エスパルスに早大DF監物 ユース出、来季加入内定
J1清水は23日、早大4年のDF監物拓歩(22)=写真、清水ユース出=の来季加入が内定したと発表した。 伊豆の国市出身の監物は左足のキックを武器とする身長188センチの大型センターバック。中学から清水の下部組織に所属し、高校3年時には日本クラブユース選手権優勝に貢献した。世代別代表にも選出され、GK梅田とともにU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場した。 早大進学後は大けがも経験したが、6月下旬の練習参加を経て加入が決まった。「清水でプロのキャリアをスタートできることをとてもうれしく、幸せに感じている」とコメントした。 清水の来季加入内定は法大のDF落合毅人、流通経済大のF
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鈴鹿8耐 表彰台誓う エスパルスドリームレーシング決起大会
8月5~7日に三重県で開かれる国内最高峰のオートバイレース、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)に出場する「エスパルスドリームレーシング・ITEC」の決起大会が22日夜、静岡市清水区で開かれた。 大会の開催はコロナ禍の影響で3年ぶり。チームにとっては4度目の挑戦となる。代表を務めるレーシングライダー生形秀之さん(45)=同区=は「皆さんのおかげでこの場に立っている」と集まったスポンサー関係者らに感謝し、過去最高の4位を超えて表彰台に立つことを誓った。 チームは生形さんに加え、浜松市浜北区出身の渥美心さん(26)、和歌山県出身の津田拓也さん(36)のライダー3人で構成する。大会には45チ
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⚽J1清水 DF菊地脩太が長崎移籍 期限付きで
J1清水は22日、DF菊地脩太(18)がJ2長崎に育成型期限付き移籍すると発表した。期間は来年1月末まで。 菊地は清水ユースから今季トップチームに昇格。リーグ戦での出番はなかったが、ルヴァン・カップ3試合に出場し、5月にはU-19(19歳以下)日本代表に選出されて国際大会でプレーした。クラブを通じて「この決断に覚悟と責任を持ち、大きくなって帰ってくる」とコメントした。
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⚽元代表MF乾、J1清水加入発表 次節鳥栖戦に向け選手登録
J1清水は22日、J1C大阪を6月に退団した元日本代表MF乾貴士(34)が加入すると発表した。背番号は33。31日の次節鳥栖戦から出場できるよう選手登録を進める。 乾は滋賀・野洲高から2007年にJ1横浜M入り。08年途中にC大阪に移り、11年に海外に渡った。巧みな技術を生かしてドイツとスペインで計10季プレー。昨年8月にC大阪に復帰したが、チームの規律を乱す行為などを発端に今年6月にクラブとの契約が解除され、無所属だった。 乾はクラブを通じて「日頃の練習からできることを最大限やり、少しでもチームに貢献したい」とコメントを出した。 獲得の経緯については大熊清ゼネラルマネジャー(GM)が
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⚽J1清水 MFピカチュウ「名前だけで有名になりたくない」
J1清水は21日、ブラジル1部フォルタレーザからの完全移籍が決まったMFヤゴピカチュウ(30)の加入会見をアイスタ日本平で行った。特徴的な登録名のブラジル人アタッカーは「名前だけで有名になりたくない。ピッチに立って活躍したい」と決意を語った。 ピカチュウは本名ではなく、長年使っている登録名。日本発のアニメ「ポケットモンスター」のキャラクター名が由来となっている。身長が低く、足が速いことで8歳ごろに所属先のフットサルチームの監督に名付けられ、以降使用しているという。 主戦場は右サイドで、サイドハーフやサイドバックをこなす。持ち味は攻撃力。ブラジル1部では今季リーグ戦14試合に出場して4得点
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⚽清水エスパルス MF西沢が全治3カ月 今季復帰は微妙な状況
J1清水は21日、MF西沢健太(25)が右膝蓋(しつがい)骨の骨折で全治3カ月と診断されたと発表した。16日のリーグ第22節浦和戦で味方と接触した際に負傷した。 西沢は今季リーグ戦9試合に出場し、2得点。昨季終了後に右手首を手術した影響で出遅れたが、リーグ第14節以降は全試合に出場し、リカルド監督体制になってからは先発で起用され続けていた。今季は最終節が11月5日で、今季中に復帰できるかは微妙な状況。
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⚽J1清水 元日本代表MF乾貴士 獲得へ
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスが元日本代表MF乾貴士(34)を獲得することが21日、関係者への取材で分かった。2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会の主力。チームの規律を乱す行為などを発端に6月にJ1セレッソ大阪を退団し、無所属だった。22日にも発表され、チームに合流する。 滋賀県出身の乾は07年にプロ入り。11年にセレッソ大阪から海外移籍を果たし、ドイツとスペインで計10季プレーした。18年のW杯では全4試合に出場し、サイドアタッカーとしてチーム最多の2得点を挙げた。 昨年8月にセレッソ大阪に復帰。今年4月、試合で交代を命じられた際にサポーターの前で暴言を吐くなど不服な
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⚽東アジアE―1選手権 日本、男女とも白星発進
サッカーの東アジアE-1選手権は19日、茨城・カシマスタジアムで開幕し、日本は4大会ぶりの優勝を目指す男子が香港に6-0で大勝した。2連覇を狙う女子は韓国に2-1で競り勝った。 ■香港に6得点 男子 A代表デビュー組躍動 Jリーグ勢のみで編成する日本の今大会の位置付けは明確だ。チームとして結果を求めつつ、11月のワールドカップ(W杯)で戦える選手を見極める。格下の香港との対戦で存在を強く印象付けたのは、A代表デビューを果たした面々だった。 決定力を見せつけたのは西村(横浜M)。前半22分にゴール前で縦パスを受け、軽やかな身のこなしで相手DFをかわしてシュートをゴール右隅に。J1リーグで
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鈴鹿8耐に3年ぶり参戦 エスパルスドリームレーシング
静岡市清水区のレーシングライダー生形(おがた)秀之さん(45)率いる「エスパルスドリームレーシング・ITEC」が、8月5~7日に三重県で開かれる国内最高峰のオートバイレース、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)に出場する。コロナ禍の影響で大会開催は3年ぶりとなり、念願とする表彰台に再び挑む。 大会には45チームがエントリーする。生形さんは2017年から自らのチームで3年間出場し、18年には4位に食い込んだ。目標は表彰台の3位以内。今年から3年間と挑戦の期限を定め、自身の選手生活を懸けて初年度のレースに臨む。 今回一緒に戦うライダーの一人は、浜松市浜北区出身の渥美心さん(26)。世界耐久
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⚽MFヤゴピカチュウ J1清水に完全移籍「期待に応える」
J1清水は17日、ブラジル1部フォルタレーザからブラジル人MFヤゴピカチュウ(30)が完全移籍で加入すると発表した。背番号は27。 ヤゴピカチュウは身長169センチと小柄な右利き選手。2012年からブラジルリーグでプレーし、右サイドを主戦場に今季はリーグ戦14試合4得点を記録した。1部通算173試合30得点、2部通算97試合21得点。クラブを通じて「期待に応えられるよう頑張る」とコメントした。21日に記者会見を予定している。
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⚽J1清水の鈴木唯人 左足負傷、全治6週間
J1清水は17日、MF鈴木唯人(20)が左足の中間広筋筋挫傷で全治6週間と診断されたと発表した。U-21(21歳以下)日本代表の一員として出場した6月18日のU-23アジアカップの3位決定戦で負傷。清水に再合流後、一度は全体練習に復帰したが、再び離脱していた。
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⚽J1清水 岸本、サイドバック先発に名乗り 前節5戦ぶり出場
J1清水のMF岸本武流(24)が今季2度目のリーグ戦の先発を虎視眈々(たんたん)と狙っている。10日の前節名古屋戦でリーグ戦5試合ぶりの出場を果たすと、相手選手の一発退場を呼び込むプレーなどで存在感を発揮。右サイドバックで出場していたDF片山が16日の浦和戦は累積警告による出場停止で、代役に名乗りを上げる。 名古屋戦は1点をリードする後半38分に出場。中盤の右サイドに入り、積極的な守備対応で貢献した。43分にはカウンター攻撃から自慢のスピードを生かしてサイドを抜け出すと、たまらず相手DFが後ろから足を掛けてレッドカード。味方に数的有利の展開をもたらした。終了間際にはセットプレーから惜しいシ
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⚽名古屋戦 はい上がれるか正念場【J1清水 見どころ】
J1清水は10日、敵地で9位名古屋と対戦する。前節神戸戦を落として連敗を喫し、最下位に転落。ただ、J1残留圏の15位との勝ち点差は4と大きくは離れていない。ここからはい上がれるかの正念場の一戦となる。 神戸戦は終了間際に得点されて敗戦。前々節横浜M戦にも前半の追加時間にリードを許し、失点する時間帯の悪さが目につく。リカルド監督が「同じミスを繰り返さないこと」と語る改善点の一つだ。 その上で指揮官が鍵に挙げるのが守備での強さ。相手の攻撃の核となるFWマテウス、FW相馬に「自由を与えない守備を」と選手に求める。 名古屋とはルヴァン杯を含めて今季3度戦っているが、1分け2敗。得点はわずか1と
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⚽J1清水 故障離脱組、MF鈴木唯とMFホナウド復帰
J1清水で故障離脱していた選手が続々と全体練習に復帰している。8日にはMF鈴木唯人(20)、MFホナウド(25)が全メニューを消化。前節で最下位に転落したチームの苦境を打破するきっかけとして期待がかかる。 鈴木唯はU-21(21歳以下)日本代表の一員として出場した6月のU-23アジア杯の3位決定戦で足を打撲し、清水に再合流後は別調整を続けていた。8日は対人メニューなどをこなし「(起用は)監督が決めることだが、準備したい」と10日の次節名古屋戦の出場に意欲を示す。 アジア杯では5試合に出場して3得点と主役級の活躍。「本来の自分の力を示せた」と大きな手応えを得て帰ってきた。リカルド監督体制で
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記者コラム「清流」 空席のあるスタジアム
コロナ禍での3季目のプロサッカー界。無観客から始まり、現在は制限なしと一歩ずつ前進してきたが、スタジアムに空席が目につく光景は当たり前のようになった。 それでも、例外はある。6月6日に国立競技場で行われた国際親善試合の日本対ブラジル。客席を埋めた6万3638人は、カナリア軍団のプレーにも絶えずどよめきの声を上げた。ブラジルのユニホームを着た日本人観客の姿もあり、権田修一選手(清水エスパルス)は試合後、「日本サッカーはもっと発展しないといけない」と危機感をにじませた。 実際にブラジル戦以外の日本の3試合は満席とならなかった。Jリーグを含め、日本のサッカーの存在感を取り戻せるかが今、試されて
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伊藤(元磐田)W杯へ ドイツ2季目に挑戦、チームでの活躍誓う
サッカードイツ1部シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(23)=磐田ユース出=が、ドイツでの2季目に向けてこのほど、日本を出国した。6月にフル代表デビューを果たし、目標とする11月のワールドカップ(W杯)のメンバー入りへアピール。「W杯は自チームでの活躍が評価されて選ばれる」と強調し、さらなる成長を誓う。 ドイツ1部リーグの新シーズンは8月5日に開幕。7月末にはカップ戦も始まる。6月14日に日本代表の活動を終えた伊藤は短い休暇を経て、今月2日に旅立った。 磐田から期限付き移籍した1年目は下部チームへの帯同が予定されていたが、開幕前に評価を高めてトップチームに定着した。左足からの配球能力
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⚽J1清水 悪夢の最下位 無情ロスタイム被弾
明治安田J1リーグ第20節は6日、8試合が行われ、清水は神戸に1-2で敗れ、今季初の最下位に転落した。 ②ノエスタ(神戸1勝1分け)▽観衆7646人 神戸 4勝5分け11敗(17) 2(1―0 1―1)1 清水 3勝8分け9敗(17) ▽得点者【神】汰木(2)大迫(2)【清】チアゴサンタナ(6) 【評】清水は神戸に競り負けた。 立ち上がりから神戸に試合の流れを渡し、前半8分、クロスを中央で合わされて先制点を許した。清水は攻撃の形を思い通りにつくり出せず折り返した。 後半は攻勢に出ると21分にチアゴサンタナがこぼれ球を蹴り込み同点とした。前掛かりに攻め込み、39分にはチアゴサンタナ
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⚽J1清水 クラブ創設30周年試合 国立に5万6131人
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスがクラブ創設30周年を記念して2日に国立競技場で行ったリーグ第19節横浜F・マリノス戦には、クラブのホーム試合として最多の5万6131人が詰め掛けた。今月4日はクラブが1992年に初の有料対外試合を開催してから30回目となる「誕生日」。老若男女のサポーターが節目を迎えるクラブの記念試合を後押しした。 スタジアムには午後4時の開場前からエスパルスのグッズを身に着けた観客が続々と訪れた。創設当初から応援する静岡市清水区の会社員山本恵美子さん(60)は「30年の間には消滅危機もあったが、よく頑張ってきてくれた」と地元から駆けつけた。 静岡市葵区出身の会
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⚽横浜M戦 首位相手に意地示せるか【J1清水 見どころ】
J1清水は2日、国立競技場でのホーム試合で首位横浜Mと対戦する。前節C大阪戦は勝ち点1を得たものの、J2自動降格圏の17位に転落。クラブ創設30周年の記念試合で大勢の観客の後押しを受けることが予想される中、意地を示して難敵をたたきたい。 横浜Mは積極的な守備で試合の流れを引き寄せ、ボールを保持して試合を支配する。今節に向けた4日間の練習では対策に時間を割いてきたようで、リカルド監督は「相手のプレスの餌食にならず、賢くわれわれのクオリティーを存分に使って攻めていくことが大事」と強調する。 横浜M相手に5試合4得点と抜群の相性を見せるMF西沢には得点に絡むプレーが期待される。鋭いクロスで前節
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⚽清水エスパルス 7月2日に創設30周年記念試合、国立で横浜Mと 節目の一戦、巻き返す契機に
J1清水はクラブ創設30周年記念として、7月2日のリーグ戦次節横浜M戦を国立競技場でホーム試合として開催する。サッカーの「聖地」は、クラブにとっても1996年に初タイトルを獲得した特別な場所。チームは前節で17位に転落する苦しい状況にいるが、メモリアルな一戦を巻き返しの契機にする決意だ。 2019年に建て替えた新たな国立競技場で清水が試合をするのは初めてだが、改築前の国立では歴史を刻んできた。1996年のヤマザキナビスコカップ決勝で、ヴェルディ川崎をPK戦の末に下して初優勝。クラブ二つ目のタイトルとなる、2001年度の天皇杯を制した舞台にもなった。一方、あと一歩のところで苦渋も味わった。
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⚽清水エスパルス 耐えに耐え勝ち点1 J1リーグ第18節
明治安田J1リーグは26日、各地で第18節の残り6試合が行われ、清水は1―1でC大阪に引き分けた。湘南が京都を破って勝ち点を19に伸ばし、勝ち点17の清水はJ2自動降格圏内の17位に転落した。 ②ヨドコウ(C大阪1勝1分け)▽観衆10026人 C大阪 7勝6分け5敗(27) 1(0―1 1―0)1 清水 3勝8分け7敗(17) ▽得点者【C】船木(1)【清】OG 【評】清水は後半に追い付かれ、C大阪と引き分けた。 序盤からC大阪のペースで進み、セットプレーを中心に好機をつくられた。しぶとく耐えて前半35分、西沢の右クロスが相手のクリアミスを誘い、オウンゴールで先制した。 折り
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運動の楽しさ、幼児から 静岡市とJ1清水が親子教室
静岡市とサッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスはこのほど、2~4歳の幼児とその保護者を対象とした事業「親子でチャレンジ運動教室」を静岡市清水区のエスパルスドリームフィールド清水で開いた。 エスパルス教育事業部の今泉幸広ヘッドオブコーチングらの指導で、市内の親子16組が体を動かした。幼少期に身につけたい基本動作と、新聞紙で作ったボールでの遊びを1時間、楽しみながら体験した。 エスパルスが今年から取り組む「運動大好キッズ育成プロジェクト」の一環。中央静岡ヤクルト販売(同市)が協賛する。年度内にドリームフィールド清水で5回、ドリームフィールド静岡(駿河区)で6回開催。問い合わせはエスパルス
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C大阪戦 攻撃の組み立て改善へ【J1清水見どころ】
J1清水は26日、敵地で6位C大阪と対戦する。22日の天皇杯では京都に敗れたが、リーグ戦は連勝が懸かる試合になる。リーグ後半戦の初戦でもあり、幸先よくスタートを切って16位からの浮上を図りたいところだ。 リカルド監督体制2戦目となった京都戦は課題が目立った。特に攻撃の組み立てで相手が対策してプレスを掛けてきた時にどう回避するかは、勝負に直結する改善点。FW後藤は「空いたスペースの使い方や誰が使うのか(の役割)は確認できた」と話す。C大阪には3月の対戦でサイドからの精度の高いクロスに苦しめられた。指揮官は「相手にしっかりと圧力をかけ、高い集中力を保つように」と辛抱強い戦いを選手に求める。
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感謝の心大切に J1清水元選手の兵働さん講演 静岡長田南小
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスが静岡市、静岡大、企業と連携して小中学校で実施する特別授業「エスプラス」が24日、同市駿河区の長田南小で行われた。同校を皮切りに、本年度は市内3区の15校で開催する。 サッカーと教科を絡めた学びや、企業人を招いた職業学習などを展開する恒例の取り組み。長田南小にはエスパルスの元選手で、現在はスカウトを担当する兵働昭弘さん(40)が講師として訪れた。 兵働さんはエスパルスで主将を務めた経験を元に、「相手を尊重し、感謝の気持ちと長所を見る姿勢を」と同校の6年生約90人に語り掛けた。具体例を交えながら、社会に出て必要な行動力や課題発見力に関しても紹介。児
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⚽3季ぶり復帰の北川航也「タイトル目指し結果残す」 J1清水
J1清水は23日、オーストリア1部ラピッド・ウィーンから完全移籍で加入した元日本代表FW北川航也(25)の記者会見をアイスタ日本平で開いた。3季ぶりに古巣に舞い戻った生え抜きストライカーは「目指すべきはチームのタイトル。自分にできるのは試合に出て結果を残すだけ」と決意を示した。 清水の下部組織から2015年にトップ昇格した北川は、18年にJ1で13得点を記録するなど活躍。19年7月にオファーを受けてオーストリアに渡った。3季の所属で主力定着には至らなかったが、日本にいた頃とは求められるプレー強度の高さが全く異なったといい「間違いなくプラスだった」と海外で得た財産を振り返る。 以前背負って
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⚽J1清水、京都の守備崩せず サッカー天皇杯敗退
サッカーの第102回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は22日、正田醬油スタジアムなどで3回戦の16試合が行われ、清水は京都に0―1で敗退した。 ▽3回戦 京都(J1) 1(0―0 1―0)0 清水(J1) ▽得点者【京】中野 【評】清水は京都の守りを崩せず、惜敗した。 前半は守勢に回る展開。6分の京都の決定機はシュートミスに救われ、26分のミドルシュートは権田が好守で防いだ。 後半も流れは変わらず、13分にゴール前を細かなパスワークで打開されて先制点を献上した。攻撃的な選手を中心に次々と交代カードを切って反撃を試みたが、勢いは加速せず。セ
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⚽J1清水 FW北川航也の復帰発表 Rウィーンから3季ぶり
J1清水は19日、オーストリア1部ラピッド・ウィーンの元日本代表FW北川航也(25)=清水ユース出=が完全移籍で加入すると発表した。清水から欧州に渡った北川にとって3季ぶりの古巣復帰となる。背番号は45。 静岡市出身の北川は2015年に清水の下部組織からトップチームに昇格。1年目から出場機会をつかむと、18年には13得点を挙げて日本代表に初選出された。19年7月にラピッド・ウィーンに移籍したが、主力定着には至らず3季でリーグ戦49試合5得点だった。 北川は「また清水のエンブレムを背負って戦えることをうれしく思う」とコメントした。チームには21日に合流予定。試合に出場できるのは選手登録期間
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⚽J1清水 リカルド新体制初陣 巻き返しへ一歩なるか
J1は18日、リーグ戦を3週間ぶりに再開する。中断期間に監督交代を行った清水はホームで12位福岡を迎え撃つ。中断前に今季最多の3連敗を喫し、順位はJ2降格圏の17位湘南と勝ち点差のない16位。リカルド新監督の初陣で風向きを変え、巻き返しへの第一歩としたい。 新たなコーチ陣を含めた新体制での練習は14日から始まった。15日からはメディアにもほぼ非公開で調整。17日にオンラインで取材対応したリカルド監督は「大きな変化をしすぎてバランスを崩すのは避けたい」と口にし、布陣やメンバー構成に大胆に手を加えることはせずに臨むことになりそうだ。 布陣については、前体制での4-4-2が「基本にはなっていく
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⚽日本、ガーナに4発快勝 久保、前田が代表初ゴール キリン杯
サッカーのキリンカップは10日、ノエビアスタジアム神戸で行われ、日本は21歳の久保建(マジョルカ)の代表初得点などでガーナに4-1で快勝した。 ■伊東、三笘際立つ 伊藤はかみ合わず 世界基準を思い知った6日のブラジル戦で、日本は攻撃の迫力不足という課題を突き付けられた。その懸念を払拭(ふっしょく)するかのように、ワールドカップ(W杯)出場国のガーナのゴールネットを4度揺らした。 「良い形だった」と森保監督がたたえたのは、前半29分の先制点の場面。右サイドで山根、堂安、久保建がテンポ良くパスをつなぎ、抜け出した山根が仕留めた。最終ラインに5人を並べ、守りを厚くした相手を好連係で鮮やかに
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⚽J1清水が練習再開 ホナウド「新監督は攻撃的サッカー」
J1清水は8日、6日間のオフを終えて全体練習を再開した。7日に発表されたゼ・リカルド新監督の合流はまだだが、新体制の初陣となる見込みの18日のリーグ第17節福岡戦(アイスタ日本平)に向けて調整した。 リカルド新監督の合流まで指揮を執る篠田善之コーチの下、選手はミニゲームなどで汗を流した。新監督から篠田コーチには、選手の状態を上げるよう要望があったという。 ブラジル1部フラメンゴでリカルド新監督から指導を受けたMFホナウドは「ボールを支配し、攻撃的なサッカーをしようとする」と戦い方をイメージする。人柄には「誠実な人。プラスになる」と信頼を置く。 新体制でレギュラー争いは横一線。平岡前監督
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⚽J1清水 リカルド新監督発表 コーチら3人も加入
J1清水は7日、平岡宏章前監督との契約解除に伴う新監督に、ブラジル2部バスコ・ダ・ガマ前監督でブラジル人のゼ・リカルド氏(51)が就任すると発表した。 リカルド氏は2006年にブラジル1部フラメンゴの下部組織から指導者生活をスタートし、フラメンゴや1部のボタフォゴ、インテルナシオナルなどの名門クラブの監督を歴任した。 今年はバスコ・ダ・ガマを率いて2部リーグで4勝6分けの4位につけていたが、5日に自ら退任を表明していた。リカルド氏はクラブを通じて「伝統あるクラブのユニホームを守っていくことはとても重要で、大きな名誉」とコメントした。 リカルド氏とともに新たに加わるコーチ、スタッフも発表
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⚽サッカー国際親善試合 日本、ブラジルに0-1
サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップは6日、東京・国立競技場で行われ、日本はブラジルに0-1で敗れた。守勢だった日本は吉田(サンプドリア)を中心によく耐えたが、終盤にエースのネイマール(パリ・サンジェルマン)にPKを決められた。 W杯で最多5度の優勝を誇るブラジルは国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位。日本は同23位で、対戦成績は日本の2分け11敗となった。日本はこの後、4カ国がトーナメント形式で争うキリンカップに臨み、10日にノエビアスタジアム神戸でガーナと対戦する。 ブラジル 1(0―0 1―0)0 日本 ▽得点者【ブ】ネイマール(後32分=PK) ▽観衆 636
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⚽J1清水創設30周年 7月2日に記念試合 静岡でトークショー
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスとジェイアール東海静岡開発(静岡市葵区)はこのほど、7月2日に開催されるエスパルスのクラブ創設30周年記念試合をアピールするイベントを、JR静岡駅構内のアスティ静岡で実施した。 エスパルス初のプロ契約選手としてクラブ一筋で活躍した大榎克己クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)のトークショーを行った。大榎CROは経営難による存続の危機もあったクラブの歴史に触れ、「ファンやサポーターの協力で乗り越えられた」と感謝。節目を祝う試合への来場を呼び掛けた。 記念試合は国立競技場で開催。アスティ静岡では周知を図る特別装飾を施している。
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⚽日本 いざブラジル戦 サッカー親善試合 監督「攻守で挑戦を」
サッカー日本代表は6日午後7時20分から、国立競技場でブラジル代表との国際親善試合に臨む。5日は試合会場で冒頭以外を非公開として最終調整し、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位の“王国”との一戦に備えた。 残り半年を切ったワールドカップ(W杯)を見据え、現在の日本の力を知る機会となる。記者会見した森保監督は「攻守でどれだけ相手を上回っていけるか、チャレンジしてもらいたい」と選手に求める。 2日に韓国代表と対戦したブラジルは、圧倒的な攻撃力で5-1と快勝している。森保監督は「良い守備から良い攻撃」を基本に、球を奪った後に相手の圧力をかわして攻勢をかけられるかを
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⚽伊藤(元磐田)初陣、攻守に持ち味 サッカー国際親善試合、日本白星
サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップは2日、札幌ドームで行われ、日本は浅野(ボーフム)三笘(サンジロワーズ)らの得点でパラグアイを4-1で下した。初選出で元磐田の伊藤(シュツットガルト、磐田ユース出)や、これまで出番が限られた選手を多く起用。ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を終えて最初の強化試合を白星で飾った。 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が23位で、W杯出場を逃したパラグアイが50位。対戦成績は日本の5勝4分け2敗となった。 日本 4(2―0 2―1)1 パラグアイ ▽得点者【日】浅野(前36分)鎌田(前42分)三笘(後15分)田中(後40分)【パ
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⚽清水圧倒、8ゴールで快勝 サッカー天皇杯
▽2回戦 清水(J1) 8(4―0 4―0)0 周南公立大(山口) ▽得点者【清】チアゴサンタナ2、ディサロ3、中山2、OG 【評】清水は大量8ゴールで周南公立大に快勝した。 前半13分のチアゴサンタナの得点で口火を切ると、山原のクロスから2点を追加。44分には中山が個人技でネットを揺らした。 後半も攻め手を緩めず、ディサロが4、7分と連続得点。中山の2得点目とオウンゴールでさらに加点した。 球を奪われても守備への切り替えが早く、試合を支配。相手のシュートを前半の2本のみに封じた。 ■大学生に貫禄勝ち 成績不振による平岡前監督の契約解除から2日。J1清水にとって、この
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⚽清水エスパルス 新体制で再出発 低迷からの脱却、前進誓う
J1清水の監督交代発表から一夜明けた31日、チームは6月1日の天皇杯2回戦に向けて、暫定的に指揮を執る篠田善之監督の下で調整した。低迷からの脱却を求めてクラブが下した判断に対し、選手らは自分たちの責任にも目を向けながら、前進を誓った。 試合を翌日に控え、チームは三保グラウンドで攻守の戦術確認やセットプレー練習を行った。30日の練習から指揮する篠田監督は、選手たちに「現状を受け止め、責任感を持ったプレーをピッチで見せよう、と伝えた」と話す。 平岡前監督は選手の特徴を生かしながら積極的に戦うチームづくりを目指したが、結果が伴わずクラブは監督交代を選んだ。ただ、MF竹内は「徐々に(内容も)良く
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⚽清水エスパルス 平岡監督との契約解除 4年連続で途中交代
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは30日、平岡宏章監督(52)との契約を双方合意の上、解除したと発表した。成績不振による交代。新体制となるまで篠田善之ヘッドコーチ(50)が暫定的に指揮を執る。清水のシーズン途中での監督交代は4年連続。 昨季、残り4試合の時点で指揮を託された平岡監督は低迷していたチームを3勝1分けと立て直し、J1残留に導いた。続投する形で今季を迎えたが、リーグ戦16試合を終えて2勝7分け7敗の16位と低迷。29日の柏戦で今季ワーストの3連敗を喫していた。 平岡監督はクラブを通じて「エスパルスをもう一度強く誇り高いチームに変革したいと精進してきたが、結果を出せず大
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⚽大熊GM「2勝の現実を直視」 J1清水・平岡監督契約解除
J1清水はリーグ戦で16位と低迷が続く中、30日に平岡宏章監督の交代に踏み切った。同日、取材に応じた大熊清ゼネラルマネジャー(GM)は「リーグで2試合しか勝てていないという現実を直視しながら総合的に判断した」と述べた。 2020、21年とシーズン途中に就任していた平岡監督は、今季初めて開幕から指揮を執った。カップ戦を含めて4試合負けなしと出だしはまずまずだったが、3月からリーグ戦8試合未勝利。直近5試合も1分け4敗と停滞し、16試合で勝ち点13はJ2降格圏の17位湘南と並んでいる。 平岡監督は最後の指揮となった29日の柏戦に先立ち、「良い守備とカウンター攻撃という段階から、ボールを動かし
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⚽清水エスパルス 2度目の連敗 攻守切り替え、テンポに活路
J1清水は25日のFC東京戦で今季2度目となる連敗を喫した。手痛い足踏みにより、勝ち点は残留の目安とされる試合数を下回ったまま。リーグ戦も折り返しに近づく中、正念場を迎えている。 15試合を終えて、2勝7分け6敗の勝ち点13。得失点差で辛うじて16位にとどまったが、J2降格圏内の17位湘南との勝ち点差はなくなった。主将のGK権田はリーグ前半戦での勝ち点40獲得を目標として公言してきたが、遠く及ばない現状にある。 15試合での勝ち点13は、J2降格が決まった2015年と同じ。その年は15節から3連敗を喫し、勝ち点を13から伸ばせずにシーズンを折り返した。残留争いで踏ん張った近年はいずれも、
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⚽U―21代表監督 大岩剛氏(清水商高出) 「タフな集団」目指す
2024年パリ五輪を目指すサッカーU-21(21歳以下)日本代表の監督に昨年末、清水商高出身の大岩剛氏(49)が就任した。J1鹿島を率いてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制覇した経験を持つ指揮官は、1968年メキシコ五輪以来となるメダル獲得を目標に本格始動している。3大会ぶりの優勝を狙う6月のU-23アジア・カップを前に、静岡新聞社のオンライン取材に応じた。 -就任から半年。日の丸を背負うチームを率いて。 「責任の重さは活動の度に感じている。アジア・カップは自分たちの今後に大きく影響する大会。緊張感を持って臨む」 -パリ五輪世代の強化を目的に、日本はU-23アジア・カップにU
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⚽清水エスパルス 名古屋に競り負け J1リーグ第14節
明治安田J1リーグは21日、各地で第14節の8試合が行われ、清水は名古屋に1-2で競り負けた。 ①アイスタ▽観衆11155人 名古屋 4勝5分け5敗(17) 2(1―0 1―1)1 清水 2勝7分け5敗(13) ▽得点者【名】酒井(1)相馬(1)【清】チアゴサンタナ(3) 【評】清水は土壇場の失点で名古屋に競り負けた。 名古屋の出足の早さに流れを引き寄せられずにいると、前半22分に中央でクロスからヘッドを許して失点。38、39分にもCKからピンチを迎えたが、権田が防いだ。 立ち位置を修正した後半は攻勢に出て好機をうかがった。27分にチアゴサンタナが右クロスを頭で沈めて同点。オセフ
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⚽天皇杯21日開幕 静岡県勢2チーム、22日初戦
サッカーの天皇杯第102回全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は21日に開幕し、22日までの2日間で48チームが1回戦に臨む。静岡県勢は22日に県代表のJ3藤枝がJ3富山と、アマチュアシードのホンダFC(JFL)が奈良クラブ(同)とそれぞれ対戦する。 ■ホンダFC 今年も下克上 アマチュアサッカー界の雄の挑戦が今年も始まる。7年連続出場のホンダFCは2019、20年と8強入り。昨年も2回戦でJ1横浜Mを撃破し、驚きを与えてきた。「社員チームだがプロに負けない、というプライドはある」と安部監督。堂々と頂点に狙いを定める。 JFLではリーグ戦8試合を終えて4
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⚽J1清水 浮上への鍵「残り15分」 リーグ戦得点0、失点5
リーグ戦の約4割となる13試合を消化して16位と低迷するJ1清水。浮き彫りになってきたのが、終盤の残り15分で試合を動かせない現状だ。後半31分からの失点は5を数えるのに対し、得点は0。勝ち点を取りこぼしてきた要因の一つで、浮上に向けた改善点となっている。 清水が今季のリーグ戦で挙げた13得点中、最もゴールが生まれているのは後半16~30分の5得点。ただ、続く時間帯に勢いを加速できていない。逆に、後半の追加時間の失点で第6節鹿島戦は敗れ、第8節G大阪は引き分けに持ち込まれた。 平岡監督は大半の試合で5人の交代枠を使い切り、前線のポジションを積極的に入れ替えている。しかし、途中出場選手で得
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ブラジル文化を児童に紹介 J1清水の選手、清水興津小訪問
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスはこのほど、ブラジル人選手が自国の魅力を子どもたちに伝える出張授業を行った。チアゴサンタナ選手が静岡市立清水興津小を訪れ、5、6年生約170人にブラジルの文化などを紹介した。 サンタナ選手は県の国際交流員とともに、簡単な言葉や食文化、自然環境などを説明。ボールを使った触れ合いや、児童からの質問の時間なども設けて交流を楽しんだ。 エスパルスは6月18日にIAIスタジアム日本平で行うアビスパ福岡戦で、ブラジル文化を体験できる企画を予定している。
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⚽J1清水エスパルス MF宮本、ボランチ奪取 攻撃積極参加で持ち味に厚み
J1清水のMF宮本航汰(25)が主力ボランチの座をつかんでいる。選手層の厚い激戦区のポジションで開幕時は控えの立場だったが、MF白崎の故障離脱に伴いリーグ第7節浦和戦から先発出場。チームを支える気の利くプレーで存在感を発揮し、白崎の復帰後も定位置を守る。 宮本は現在リーグ戦6試合連続で先発中。サポートの意識の高さで味方の攻撃の組み立てを円滑にし、守備時は危険なエリアを埋めてピンチの芽をつむ。これまで持ち味としてきた部分に加えて、最近目立つのは2列目から飛び出してゴール前に関わる姿勢だ。 転機は、浦和戦の前の試合で今季初めてベンチ外になったことだった。メンバーから外れた意味を考え、「自分ら
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静岡県勢初のJチェアマン 野々村芳和氏(清水東高出)「静岡のサッカー熱を日本中に」
静岡県内出身者として初となるJリーグのチェアマンに就いた野々村芳和氏(50)=清水東高出=。王国と称された本県に生まれ、Jリーガー、クラブ経営者と歩みを進めてきた歴代最年少チェアマンは、地域全体で高いサッカー熱を誇ったかつての静岡の空気感を日本中に広げていくことを使命に掲げる。胸の内に迫った。 ⚽4クラブの「作品」 3月に第6代のチェアマンに就任。まずはJ1~3の全58クラブの本拠地訪問を目指し、全国を駆け回る。 「どうしたら58クラブが成長できるかを考えるのが僕の立場。地域性や置かれた環境によって成長の仕方は全然違う。画一的というよりはそれぞれにあったやり方でJリーグとしてサポート
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⚽清水エスパルス 川崎に力負け J1リーグ第12節
明治安田J1リーグ第12節は7日、5試合が行われ、清水は2位川崎に0―2で敗れた。 ①アイスタ▽観衆13888人 川 崎 7勝2分け2敗(23) 2(2―0 0―0)0 清 水 2勝6分け4敗(12) ▽得点者【川】脇坂(1)マルシーニョ(3) 【評】清水は攻守で川崎に上回られた。 序盤から相手に流れを渡した。前半14分、自陣でボールを失うと速攻を受けて先制点を献上。32分には課題としているクロスから2点目を失った。 攻撃もかみ合わず、前半の見せ場はポストを直撃した41分のチアゴサンタナのミドルシュートのみ。後半はボールを保持する時間が増えたものの、決定機は少なかった。終了間際
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⚽清水エスパルス前線4人 直近2戦6得点、得点力に明るい兆し
J1清水の得点力に明るい兆しが見えてきた。3日の湘南戦で今季最多の4ゴールを記録し、直近2試合で計6得点。特に、攻撃面での貢献が求められる2トップと両サイドMFの前線4人がそろってゴールを挙げているのは好材料だ。 リーグの約3分の1の11試合を消化し、清水の得点数は13。第3節横浜M戦から7試合複数得点なしと苦しみ、課題の一つとなっていたが、ここ2戦で結果が出た。 第10節広島戦ではFWチアゴサンタナに今季初を含む2ゴールが生まれた。開幕前のけがで出遅れたが、ルヴァン杯などで実戦を重ねてこの試合がリーグ初先発。「得点だけでなく動きも良かった」と見せ場をつくり、昨季のチーム得点王が本調子に
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⚽清水エスパルス4発 湘南に快勝、9戦ぶり白星 サッカーJ1
明治安田J1リーグは3日、各地で第11節の6試合が行われ、清水は4-1で湘南に快勝し、9試合ぶりの勝利を挙げた。 ①レモンS▽観衆12052人 清水 2勝6分け3敗(12) 4(3―0 1―1)1 湘南 1勝3分け7敗(6) ▽得点者【清】中山(2)鈴木唯(3)白崎(1)鈴木義(1)【湘】大岩(1) 【評】清水は攻撃がかみ合い、湘南に快勝した。 序盤は湘南の出足の良さに苦しんだが、前半32分にカウンターから中山が仕留めて先制。4分後に右CKから鈴木唯が味方のシュートのこぼれ球を蹴り込んで加点すると、2分後にも白崎が右クロスを合わせて3点のリードで折り返した。 後半5分にクロ
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サッカー全国V 静岡・清水チーム アイスタに歴代のパネル
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスが、サッカーの全国大会で優勝を果たした静岡・清水のチームを紹介する72枚のパネルを静岡市清水区のIAIスタジアム日本平に設置し、29日から展示を始めた。 小中高の各年代から女子、エスパルスまで、過去に達成した72回の全国優勝を1枚ずつパネルにして紹介している。1978年度の全日本少年サッカー大会を制した清水FCから、2019年度の全国高校選手権で日本一となった静岡学園までを網羅。チームの集合写真や主要選手名などを載せ、スタジアム内のコンコースの壁面に掲示した。 エスパルスのクラブ創設30周年と、NPO法人清水サッカー協会創立75周年を記念して企画
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ウクライナから避難の家族、サッカー清水戦に招待 静岡の有志団体 3兄弟が満喫
ロシアからの侵攻を受けてウクライナから静岡市に避難してきた家族に市内での生活を楽しんでもらおうと、同市の有志団体が29日にIAIスタジアム日本平(同市清水区)で行われたサッカーJ1リーグ清水エスパルス対サンフレッチェ広島戦に招待した。 団体はIAIの石田徹社長が代表理事を務める「エスパルスを愛する会」。ウクライナから3月末に日本に避難し、市内で暮らしている少年3人がサッカーが好きだと聞き、チケットとプレゼントを用意して迎えた。 3兄弟と家族のオレーナさん(38)が訪れ、石田代表理事からエスパルスのユニホームTシャツやグッズを受け取った。オレーナさんは「感謝で気持ちが高ぶっている」と喜び、
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⚽J1清水エスパルス FWカルリーニョス、リーグ戦初出場へ着々
J1清水のFWカルリーニョス・ジュニオ(27)が今季リーグ戦初出場に向けて状態を上げている。昨季に負ったけがの影響で出遅れていたが、カップ戦や練習試合を重ねて実戦感覚が戻ってきた。リーグ戦7試合勝ちなしと苦境にいるチームの起爆剤として、背番号10の復帰に期待がかかる。 昨季に複数回にわたって右膝の内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、回復に向けて調整してきた。13日のルヴァン杯徳島戦で後半途中からピッチに立ち、今季公式戦初出場。「コンディションが良くなるよう、できるだけ走った」と24日のJ3松本との練習試合では45分間プレーした。 2月の来日前、最愛の母親を亡くした。傷心の助っ人に向けて、サ
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⚽J1清水 3期連続黒字確保 コロナ禍で収入伸び悩みも
J1清水の運営会社エスパルスは26日、第27期となる2021年度決算(21年2月~22年1月)を発表した。売上高は前期比3・9%減の43億6600万円。コロナ禍の影響が続く中で収入は伸び悩んだが、鈴与グループの支援を受けて純利益を1200万円として3期連続の黒字を確保した。 コロナ禍での2年目となった21年度の興行収入は4億3900万円。20年度比1億4400万円増となったが、年間を通じて観客の収容率に制限があったことからコロナ禍前の19年度(約7億円)の水準までは回復しなかった。リーグ戦のホーム試合平均入場者数は7455人だった。 広告収入は20年度比2・5%減の26億8300万円。2
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⚽清水エスパルス 攻めきれず零敗 Jルヴァン杯第5節
Jリーグ・YBCルヴァン・カップ1次リーグ第5節は23日、8試合が行われ、D組の磐田はFC東京に2―1で競り勝った。B組の清水は名古屋に0―1で敗れた。 1次リーグB組▽観衆7688人 ②アイスタ(名古屋1勝1分け) 名古屋 2勝1分け2敗(7) 1(0―0 1―0)0 清水 1勝2分け2敗(5) ▽得点者【名】金崎(PK)(1) 【評】清水はPKによる失点で名古屋に逃げ切られた。 一進一退の展開から徐々に主導権を握ったが、敵陣を崩しきれず。前半39分にCKから鈴木義が放ったヘッドは相手GKの好守に阻まれた。 後半22分に相手のクロスが山原の手に当たってPKを与え、先制点
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⚽J1清水 新人山原、左SBで存在感 攻撃組み立てに貢献
J1清水の新人DF山原怜音(22)の存在感が試合を重ねるごとに高まっている。2日の鹿島戦から左サイドバックに定着し、リーグ戦4試合連続フル出場中。特長とする攻撃面で、今やチームに欠かせない戦力となりつつある。 サイドプレーヤーの山原は、開幕戦に左サイドハーフで先発。筑波大時代に主戦場としていたサイドバックのポジションは昨季の主力の原、片山に譲っていた。しかし、3月26日のルヴァン杯広島戦で片山をサイドハーフに移し、山原をサイドバックに置く平岡監督の起用がはまり、定位置が後方に変わった。 「止める、蹴る」の基本技術に優れるルーキーは、ポジションを下げたことでボールに絡む機会が増え、持ち味を
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静岡・清沢小児童 権田選手とPK対決 J1清水交流事業
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスの選手が19日、静岡市内の小学校を訪れ、児童と交流した。クラブを身近に感じてもらうことを目的とした事業の一環。 同市葵区の清沢小には権田修一選手(33)が訪問。全校児童22人とボールを使ってパス交換をしたり、ゴールキーパーのやりがいを尋ねる児童の質問などに答えたりした。 児童の代表とPK対決する時間も設け、至近距離のシュートを権田選手がキャッチすると、子どもたちからどよめきが起きた。シュートを放った6年生の森日順(ひより)さんは「エスパルスの選手は自分にとってすごい存在。うれしかった」と頬を緩めた。 清水船越小には加藤拓己選手(22)、川谷凪選
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⚽J1清水 若手活躍、チームに光 3年目の栗原、新人の川谷
13日のルヴァン・カップ徳島戦で4失点の完敗を喫したJ1清水だったが、試合終了間際に意地の1点をもたらしたのはFW栗原イブラヒムジュニア(20)、高卒新人MF川谷凪(18)の若手コンビだった。チームが苦しい戦いを続ける中、今後の成長が期待される2人の活躍は明るい材料となった。 徳島戦で栗原と川谷は後半35分にそろって出場した。45分、川谷が右サイドでパスを受けると、自慢のスピードで縦に仕掛けて敵陣深くからクロス。中央のスペースに入り込んだ栗原が右足を合わせてネットを揺らした。 栗原はプロ3年目で初ゴール。相手にリードを許した展開で笑顔はなかったが、「少ない時間で結果を出せたのはプラス」と
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⚽清水エスパルス 終了間際、白星こぼれる J1リーグ第8節
明治安田J1リーグは10日、各地で第8節の残り8試合が行われ、清水はG大阪と1―1で引き分けた。 ①アイスタ▽観衆12938人 清水 1勝4分け3敗(7) 1(0―0 1―1)1 G大阪 2勝4分け2敗(10) ▽得点者【清】オセフン(1)【G】小野瀬(3) 【評】清水は試合終了間際に追い付かれ、G大阪と引き分けた。 立ち上がりから積極的に前に出て試合の主導権を握った。最前線のオセフンにボールを集めながら厚みのある攻撃を仕掛けた。 後半12分、鈴木唯の右クロスをペナルティーエリア内でオセフンが仕留めて先制に成功した。その後も決定機をつくり出したが、決めきれず。すると後半の追加時
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⚽J1清水のFWオセフン「もっと良い姿見せられる」 浦和戦でデビュー、空中戦強さ発揮
J1清水の新加入FWオセフン(23)が6日のリーグ第7節浦和戦で初出場を果たした。約30分の限られた時間の中でも身長193センチの高さを生かして空中戦の強さを見せ、今後に期待を抱かせるデビューとなった。 韓国人助っ人は後半16分から2トップの一角として出番を得た。浦和に退場者が出て、数的優位に立った状況での投入。攻勢を強める味方が後方やサイドからパスを送り込む中、前線で相手DFとの競り合いに負けずボールをつないだ。43分にゴール前で右クロスを受けた場面はうまく合わせることができなかったが、迫力は感じさせた。 全体練習に加わってまだ2週間ほど。移籍で試合から遠ざかっていたこともあり「フィジ
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⚽清水エスパルス 浦和に同点止まり J1リーグ第7節
明治安田J1第7節最終日(6日・ベスト電器スタジアムほか=8試合)は、清水がヴァウドの同点ゴールで浦和と引き分けた。磐田は川崎に終盤に追い付かれドローに終わった。 ①埼玉▽観衆18757人 浦和 2勝3分け4敗(9) 1(1―0 0―1)1 清水 1勝3分け3敗(6) ▽得点者【浦】江坂(PK)(2)【清】ヴァウド(1) 【評】清水は数的優位を生かし切れず、浦和と引き分けた。 前半から浦和にボールを保持され、守勢に回った。前半15分にポスト直撃のシュートでゴールに迫られると、31分にはGK権田が相手FWを倒してPKの判定。江坂に決められて先制を許した。 後半8分に退場で相手が10人
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清水Yは開幕戦黒星 磐田Y、静岡学園高は快勝 ⚽高円宮杯U-18プレミアリーグ
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグは3日、清水ナショナルトレーニングセンターなどで第1節の9試合を行った。ホームで初戦を迎えた西地区の清水ユースは東福岡高に2-3で惜敗。同じ西地区で敵地での開幕戦に臨んだ磐田ユースは広島ユースを3-1で下し、9季ぶりにプレミアリーグに復帰した静岡学園高は大津高に4-0で快勝した。7季ぶりの参戦となった東地区のJFAアカデミー福島はFC東京ユースに1-4で敗れた。 ■清水ユース 攻勢も得点重ねられず 清水ユースは終了間際に東福岡高に勝ち越しを許し、黒星発進。先手を取りながら勝ち点を失い、先制弾を挙げた主将のFW成沢は「自分たちの力不足
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⚽J1清水 熱帯びるサイドハーフ争い 西沢/中山/片山/後藤
J1清水の中盤両サイドの定位置争いが熱を帯び始めている。27日のエリートリーグ名古屋戦でけがから復帰のMF西沢が今季初実戦に臨み、主力に定着しきれていないMF中山は2得点で猛アピール。26日のルヴァン杯広島戦ではDFが本職の片山の右サイドハーフ起用で攻撃が機能したこともあり、競争に拍車がかかっている。 西沢は昨年のリーグ最終節以来の実戦。左右のサイドハーフで45分間出場し、「思ったよりも動けた」と表情は明るい。昨年4月の試合中に右手にボールが強く当たり、負傷。年末に手術し、右手根不安定症で全治4カ月と診断された。しばらくは保護具を着けてプレーするが、ピッチに戻るまで回復したことに「目の前は
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⚽日本代表、最終戦ドロー サッカーW杯最終予選
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選が29日、埼玉スタジアムで行われ、B組の日本は最終戦でベトナムと1-1で引き分けた。前半にCKから先制を許し、後半に攻め上がった吉田(サンプドリア)が同点とした。 7大会連続7度目のW杯出場を決めた24日のオーストラリア戦から先発9人を入れ替えた。終始押し込んだが、1得点止まりだった。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング23位の日本は7勝1分け2敗で予選を通過。同98位のベトナムは1勝1分け8敗で最下位だった。 B組ではサウジアラビアも突破を決め、3位のオーストラリアはプレーオフに回る。4月1日にW杯の組み合わせ抽選会がドーハで
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⚽旗手(静岡学園高出)アピールの機会 サッカーW杯予選最終戦
サッカー日本代表は29日午後7時35分から、埼玉スタジアムで行うワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選B組の最終戦で、最下位のベトナム代表と対戦する。 24日のオーストラリア戦の白星で7大会連続の本大会出場を決めたが、森保監督は「W杯での最終目標に向けて勝利でつなげたい」と強調。前戦でサウジアラビアを抜いて浮上したB組首位での予選通過に意欲を見せる。 チームは28日、試合会場で最終調整した。指揮官は同日の公式会見で、オーストラリア戦からの先発の大幅入れ替えを明言。旗手(セルティック、静岡学園高出)らに出場機会がありそうだ。 オーストラリア戦で旗手に出番はなかったが、「W杯出場
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⚽J1清水 運動大好きキッズ育成 スクール定額化、親子教室も
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは4月から、子どもたちの運動機会を増やすことを目的とした「運動大好キッズ育成プロジェクト」を始める。サッカースクールの利用機会の拡大を軸に、さまざまな取り組みを進める。 これまで利用回数によって費用が変わった年中、年長児対象のサッカースクールを定額にし、最大で週6日通える形に変更。駿東、富士、清水、静岡、藤枝の各会場で実施する。他にも年間300園以上を訪問している未就学児向けの巡回運動教室で、保育士や幼稚園教諭にも指導ノウハウを伝授。小学校訪問や親子対象の運動教室も推進する。 このほどサッカースクールの体験会を静岡市清水区のエスパルスドリームフィ
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⚽Jルヴァン杯 清水エスパルス、1次リーグ初勝利 広島に2-1
Jリーグ・YBCルヴァン・カップ1次リーグ第3節は26日、7試合を行った。B組は清水が広島を下し、初勝利を挙げた。 1次リーグB組▽観衆2082人 ①Eスタ 清水(1勝2分け) 2(2―0 0―1)1 広島 ▽得点者【清】コロリ、原【広】住吉 【評】清水は前半に2点を先行し、広島の反撃をしのいで逃げ切った。 前半20分、白崎の縦パスを最前線で受けたベンジャミン・コロリが相手DFの寄せをかわしてミドルシュートを突き刺し、先制。38分にはFKからゴール前のこぼれ球を原が蹴り込んだ。 試合の主導権を相手に握られる中、後半18分にCKからヘディングシュートを許し、失点。その後も自陣深
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乳児もアイスタへ ケアルーム好評 授乳、おむつ替え快適に
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは今季から、本拠地のIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)に授乳やおむつ替えなどができるベビーケアルームを設置している。観客の観戦環境向上を目指したクラブの取り組みの一環。 ベビーケアルームは高さ1・9メートル、幅0・9メートル、奥行き1・2メートル。内部で座って授乳できるほか、背もたれ部分を倒しておむつ替えの台としても利用できる。組み立て式で、試合時にスタジアム正面玄関脇に設ける。 同スタジアムには常設の授乳室があるものの清水サポーターが主に陣取るスタンドからは距離があり、利便性に関して要望が寄せられていた。 すでに本拠地で開催された4試合
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記者コラム「清流」 今季の目標は?
30年目のJリーグが幕を開けた。1月の始動からしばらく、担当する清水エスパルスの選手たちには「今年の目標は」と問い掛けた。「○得点」「主力定着」などと、思いを言葉にしてくれた。 選手の意気込みを端的に伝えるのに必須な情報とはいえ、何のひねりもない質問。安易に尋ねることに後ろめたさを感じ、自分自身も答えを用意することにした。立てた誓いは「息子に尊敬される親でいること」。 先月、1メートルほどの川幅を飛び越えて、4歳の三男に「パパすごい」と褒められた。来年は絶対に言わないだろう。シビアなプロの世界で戦う選手たちの決意を陰ながら応援しつつ、38歳の会社員も記事になることのない抱負を胸に父親9年
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⚽日本7連続W杯 サッカー最終予選 豪に2―0、守護神権田貢献
サッカーの日本代表が24日、2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会の出場を決めた。アジア最終予選B組の日本代表は敵地シドニーでオーストラリア代表と対戦。2-0で勝ち、7大会連続7度目の本大会出場となった。 日本代表は後半44分、途中出場の三笘薫(24)=サンジロワーズ=の得点で先制。終了間際にも三笘が追加点を挙げて勝負を決めた。前半から主導権を握り、優位に試合を進めた。相手のセットプレーやロングボールを主体とした攻撃は、守備陣を中心に冷静にはね返した。 静岡県勢は権田修一(33)=清水エスパルス=が守護神としてフル出場して完封勝利に貢献した。旗手怜央(24)=セルティック、静岡学
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⚽苦難越え8強再挑戦へ 日本、巻き返し6連勝 日本代表W杯決定
苦難の道を歩んだ日本が、最終予選の重圧からようやく解放された。 幕開けはホームでオマーンに不覚を取った。敵地でのサウジアラビア戦にも敗れ、3試合を終えた段階での勝ち点3は1993年以降で最低だった。新型コロナウイルス禍での試合間隔の短さに加え、けがで毎試合のように主力を欠いた。崖っぷちに立たされながら、その後を6連勝と圧巻の巻き返し。日本の底力が逆境をはねのけた。 原動力の一つは若き力の台頭と言っていい。連勝の始まりとなった試合では、布陣変更とともに23歳の田中が躍動。本大会出場権の2位以内に浮上した第6戦で途中から試合の流れを変えた24歳の三笘は、W杯出場が懸かった大一番でヒーローとな
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⚽W杯 静岡県出身選手の予選招集ゼロ 「サッカー王国」に陰り
2019年9月から始まったアジア予選では、最後まで静岡県出身選手が招集メンバーに名を連ねることはなく、「王国静岡」の陰りを物語った。 日本がワールドカップ(W杯)に初出場した1998年フランス大会ではメンバー22人中、9人を占めた本県出身者。4大会連続選出の川口能活氏(富士市出身)、過去2大会で主将を担った長谷部誠(藤枝市出身)ら、長く代表を支えた選手も輩出した。 2018年のロシア大会後に就任した森保一監督の下では、北川航也(ラピッド・ウィーン、静岡市出身)、ロシア大会メンバーの大島僚太(川崎フロンターレ、静岡市出身)が一時招集されたが、予選に絡むことはできなかった。 02年の日韓大
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⚽J1清水 新加入FWオセフン「チームを勝たせる選手に」
J1清水は23日、韓国Kリーグ1部蔚山現代から完全移籍で獲得した韓国人FWオセフン(23)の加入会見をオンラインで行った。韓国で世代別代表に選出されてきた有望株は「犠牲心や献身性を表現し、チームを勝たせる選手になる」と意気込みを語った。 身長193センチと高さのある左利きのストライカー。韓国代表としてU-17(17歳以下)とU-20(20歳以下)のワールドカップ(W杯)に出場し、得点も挙げている。ポストプレーは武器の一つだ。 「清水が一番自分を欲してくれた」と初の海外移籍を決意。U-18(18歳以下)代表で日本と対戦した際、個々の技術の高さを感じて憧れを抱いていたという。 同日からチー
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⚽J1清水 故障離脱の選手、続々回復 ホナウドと新人の加藤、ルヴァン杯にも意欲
J1清水で故障離脱していた選手が続々とピッチに戻っている。19日のリーグ戦で2選手が今季初出場したのに続き、20日のJ3沼津との練習試合ではブラジル人MFホナウド(25)と大卒新人FW加藤拓己(22)が実戦復帰。26日のルヴァン・カップ広島戦(Eスタ)の出場にも意欲を示し、出遅れの挽回を期している。 ホナウドは練習試合にボランチで30分間出場。後方からの配球で攻撃のリズムを作った。実戦はプレー中に腰を痛めた2月の練習試合の磐田戦以来。昨年から不安のあった腰痛が再発した格好となったが、治療を経て「痛みなくできた」と穏やかな表情を浮かべる。 昨年7月にブラジル1部のクラブから加入し、11試合
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⚽J1清水 神谷優太、新たな攻撃の核に 非凡なセンスと技術
J1清水の新加入MF神谷優太(24)が、リーグ連敗中のチームの中でも存在感を放っている。12日のC大阪戦で唯一の得点をアシストするなど、ここまでチームが公式戦6試合で挙げた5得点中4得点に絡む活躍。非凡なテクニックとセンスを随所に見せ、攻撃の核となりつつある。 J1柏から今季加わり、リーグ戦全4試合に2トップの一角やサイドハーフで先発。第2節磐田戦で2得点をお膳立てすると、2日のルヴァン杯徳島戦では途中出場から「自分の武器」というFKでネットを揺らした。C大阪戦のアシストも守備対応する相手の意表を突く絶妙のスルーパスだった。 最大の魅力は足元の技術の高さ。ボールを収めれば簡単には失わず、
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⚽清水が大勝 湘南に8-1 Jリーグのエリートリーグ開幕
21歳以下の若手選手の出場機会確保などを目的としたJリーグのエリートリーグが13日、開幕した。清水は三保グラウンドで湘南と対戦し、8-1で大勝した。 清水、湘南ともに控え組中心のメンバーで構成。先制を許した清水は前半24分にCKからDFヴァウドの得点で同点に追い付くと、後半はゴールラッシュ。20歳のFW栗原、18歳のFW千葉がそれぞれ2得点を挙げ、けがから復帰のFW後藤も2得点でアピールした。後半から投入されて1ゴール3アシストの活躍を見せた18歳のMF川谷は「自信になる」とうなずいた。 今季のエリートリーグはJ1からJ3の計20クラブが参加。4組に分かれて12月まで総当たり2回戦制のリ
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⚽清水エスパルス 今季初の連敗 C大阪に1ー3 J1第4節
明治安田J1第4節第2日は12日、7試合を行い、清水はC大阪に1―3で敗れた。 ①アイスタ 清水 1勝1分け2敗(4) 1(0―1 1―2)3 C大阪 1勝2分け1敗(5) ▽得点者【清】高橋【C】オウンゴール、奥埜、上門 【評】清水は今季最多の3失点でC大阪に屈した。 膠着(こうちゃく)状態の中から前半45分にオウンゴールで失点。後半9分に高橋が好機を仕留めて試合を振り出しに戻したが、3分後に勝ち越しを許した。38分には逆襲からとどめを刺された。 ボールを保持する時間もあったが、連動した攻撃を繰り出せずに前半の決定機はわずか。高橋の得点で勢いは出たものの、その後の絶好機をコロリ
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⚽J1清水 4年ぶり復帰の白崎 攻守で献身、総走行距離最多
今季、4年ぶりにJ1清水に復帰したMF白崎凌兵(28)の献身が光っている。リーグ戦全3試合にフル出場し、いずれもチーム最多の総走行距離を記録。心臓部のボランチに入り、攻守両面でチームを支えている。 1試合の総走行距離はポジションによって差はあるものの、11キロ前後が平均的。白崎は開幕戦、第2節と12キロ台を記録。6日の第3節横浜M戦では今季のJ1選手で3位に入る13・23キロを走った。両チームを通じて誰よりもピッチを駆け回り、平岡監督が求めるハードワークを体現する。 本人は「運動量は元々多い方。ボールを触るために走るのは当たり前」と涼しい顔で話す。ただ、突出した数字を毎回残すのは自分自身
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⚽MF鈴木唯、開幕3戦連発挑む J1清水エスパルス
J1清水のMF鈴木唯人(20)が、6日の横浜M戦でクラブタイ記録となる開幕からのリーグ3戦連続ゴールを狙う。前節磐田戦で、1996年の沢登正朗氏(現清水ユース監督)の開幕2戦連発に並んだ。森保一日本代表監督も期待する有望株が、過去に4人の外国籍選手しか達成していない記録に挑む。 推進力のあるドリブルやボールを扱う技術には元々定評があったが、プロ入りからの2年間で足りなかったのは決定力だった。それが開幕の札幌戦、磐田戦と落ち着いて好機を仕留めて2得点。成長ぶりを見せている。 熱視線は代表の指揮官からも注がれる。森保監督は「ゴールにこだわって貪欲にプレーしている」とJリーグでの活躍を評価する
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⚽清水エスパルス 「個人よりチーム」献身誓う 主将権田、際立つ存在感
J1清水のGK権田修一(32)がチームへの献身を誓う。昨季は3人主将の一人という立場だったが、今季は単独で主将に。「個人としてよりもチームとして成長していくこと。やり遂げた時に自分の成長になる」とクラブが掲げるタイトル獲得を目標に据え、ゴールを死守する。 キャプテンの大役は平岡監督から指名を受けて就いた。ゲーム形式のメニューでは最後方からこまめに指示を飛ばし、合間には若手に助言するなど、練習中の存在感は際立つ。ただ、「他に適任者がいれば主将は降りる」と言い、指揮官も同じ考えを口にする。理想は、「僕が引っ張らなくても皆で引っ張っていくチーム」だ。 昨季のリーグ最終節の試合後。サポーターへの
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⚽J1清水 継続は力 創設30年歴史刻め【Jリーグ開幕特集】
今季の清水は、平岡監督の下で3勝1分けと息を吹き返して残留争いを乗り切った昨季の戦い方の継続が基本となる。戦力は昨季の積極補強で加えた主力を維持し、上積みも図った。クラブ創設30周年を迎えるシーズンで、節目を飾るタイトル獲得を目標に据える。 指揮官が目指すのは「アグレッシブでフレキシブル」なチーム。球際の激しさや切り替えの素早さなど戦う姿勢を基盤に、ボール保持を高めて積極的にゴールを狙うスタイルが理想像だ。ゲームモデルを提示しつつ、選手には柔軟なプレーも求める。昨季と同じ4-4-2が基本布陣だが、中盤の底を1枚にする4-1-4-1もプランの一つにする。 継続を掲げる上で、昨季の平岡体制で
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⚽清水エスパルス チームづくり道半ば「すごく課題出た」 軽めの調整、打ち上げ【鹿児島キャンプ】
J1清水は前日の練習試合の疲労を考慮し、フィジカルトレーニングやランニングなどの軽めのメニューで9日間のキャンプを打ち上げた。平岡監督はJ2仙台に敗れた練習試合の内容を踏まえ「すごく課題が出た」とチームづくりが道半ばであると総括した。 仙台戦では攻守両面で連係や連動がいまひとつで、物足りない内容と結果に終わった。戦い方を約束事で固めず、ピッチでの柔軟さを求める指揮官は「もっと自分たちでコミュニケーションをとってもらいたい」と選手の主体性を現時点の課題の一つとして挙げる。 新型コロナウイルス感染者の発生によりキャンプ前の練習が一時中断し、キャンプ中も人数が少ない中でのトレーニングが続いた。
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⚽J1清水エスパルス 攻撃停滞、守りも悪循環【鹿児島キャンプ】
J1清水は4日、鹿児島市の鹿児島ふれあいスポーツランドでJ2仙台と練習試合(45分×3本)を行った。1本目の14分から6分間で立て続けに3失点し、攻撃も2本目まで無得点。3本目にFW栗原のヘディングシュートで一矢報いたが、1-3で敗れた。 ▽練習試合(45分×3本) 仙台 3(3-0 0-0 0-1)1 清水 ▽得点者【清】栗原(高橋)※仙台は非公開 【清水の2本目までのメンバー】 GK 永井(大久保)▽DF 原(岸本)、鈴木義(ヴァウド)、立田、片山(山原)▽MF 神谷(滝)、白崎(栗原)、宮本(竹内)、後藤(高橋)▽FW 鈴木唯、千葉(ベンジャミン・コロ
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⚽清水エスパルス 在籍13年目、MF竹内存在感【鹿児島キャンプ】
J1清水のMF竹内が今季もチームへの献身を誓う。昨季まで4年連続で務めていた主将を外れたが、チーム在籍13年目の最古参の存在感は変わらない。黒子に徹しつつ、「プレーや味方に要求する部分でもう一歩思い切ってやる」と背中で示す決意だ。 主将の権田が日本代表活動で不在の中、1日のJ1磐田との練習試合ではキャプテンマークを巻いて出場。3日の実戦形式の練習でも、ボランチの位置から折を見て仲間に指示を飛ばして統率した。 昨季限りで河井(J2岡山)、石毛(J1G大阪)、金子(J1磐田)といった古株が退団。2015~16年のJ2降格やJ1復帰を経験した選手は自身と4年ぶりに復帰したMF白崎のみとなった。
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⚽J1清水 復帰の高橋 武者修行の成果発揮へ【鹿児島キャンプ】
約2年半の期限付き移籍から復帰したJ1清水のMF高橋が、武者修行の成果を発揮しようと今季に臨んでいる。2019年8月から所属した北九州で、主力としてJ2リーグ19得点、J3リーグ7得点と堂々たる結果を残した。「(移籍する前とは)自分自身に対しての自信も違う。やってやるという思い」と満を持して再びJ1の舞台に挑戦する。 鹿児島・神村学園高から18年に清水に加入した高橋はカップ戦では出番を得たものの1年半でリーグ戦の出場はなし。自身の成長を求め、当時J3だった北九州に移籍した。 新天地では途中加入ながらすぐに攻撃の核となり、チームのJ2昇格に大きく貢献した。20年には背番号10を与えられ、4
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⚽J1清水 4年ぶり復帰の白崎「チーム引っ張る」【鹿児島キャンプ】
J1清水に4年ぶりに復帰したMF白崎がチーム内で存在感を高めている。平均年齢24・9歳の今季のチーム編成で、28歳の白崎は中堅。「自分がチームを引っ張る意識」と責任感を身にまとい、ピッチ内外で振る舞っている。 グラウンドでのプレー中のみならず、練習の前後でも積極的に仲間と意思疎通を図る姿が目につく。「若い選手が多いので必要なことは伝えるし、力を引き出してあげることも大事」と自覚をのぞかせる。 お手本としてイメージするのは、2011~12年に清水に在籍した小林大悟。「若手が自信をつけるような助言もくれたし、厳しいことも要求された。そして普段はフランクに接してくれる。そういった存在になれれば
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⚽J1清水 サイドに新風 加入の岸本、神谷【鹿児島キャンプ】
J1清水に今季加入したMF岸本とMF神谷がサイド攻撃に新風を吹き込む。岸本は右サイドバック、神谷は左サイドハーフを主戦場にプレー。ともに強力な競争相手がいるポジションだが新天地での定位置確保へアピールを続けている。 プロ7年目の岸本は昨季、徳島で主力としてJ1リーグ36試合に出場。サイドバックながら5得点を挙げた。元々はFWで、世代別代表でもプレーした経験のある選手。得点力は、縦への推進力や豊富な運動量とともに持ち味だ。 同じポジションには昨季の主力の原がいる。レギュラー争いは「意識しすぎずに」と内に秘めるが「ビルドアップのレベルを上げ、アシストや得点にもっと絡みたい」と意欲を口にする。
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⚽J1清水 本格始動、実戦形式で連係確認【鹿児島キャンプ】
J1清水のキャンプは29日、本格始動し、実戦形式を盛り込んだ2部練習をこなした。選手に新型コロナウイルス感染者が出て23日以降はグラウンドでの全体練習ができていなかったこともあり、平岡監督は「ギアを2段階上げていく」と急ピッチでチームを構築していく考えを口にした。 参加選手は21人と限られる中、8対8のミニゲームなどで攻守の連係を確認した。強調したのは、攻撃で相手の最終ラインの背後やゴール脇を狙う動き。「昨季はペナルティーエリアへの進入が少なかった」と指揮官。ボールの出し手と受け手以外の3人目の動きを求める指示も飛んだ。 キャンプ前に予定していた練習試合が中止となり、2月1日のJ1磐田と
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⚽日本代表GK権田(清水) 中国戦途中から主将「誇りに思う」
27日のサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選の中国戦に勝利した日本代表のGK権田(清水)が28日、オンライン取材に対応した。中国戦では後半途中からキャプテンマークを巻いて試合を締め、「誇りに思う」と振り返った。 中国戦の後半28分、この日キャプテンを務めたMF遠藤が交代で退く際にキャプテンマークを引き継いだ。今回はけがで招集外となった主将の吉田や遠藤と比べて「まだ僕は足りないところがある」と言うが、試合を通じて積極的なコーチングでチームを支えた。 「最終予選は突破することにフォーカスしている。結果については満足できる」と勝利の価値を語り、W杯出場圏内維持への大一番とな
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⚽サッカーW杯最終予選 日本2-0、中国下し2位堅持
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選B組第7戦は27日、各地で行われ、日本は埼玉スタジアムで中国を2-0で下して本大会出場圏内の同組2位を堅持した。 ■伊東躍動 3戦連発 格下の中国を終始攻め立てた日本。3戦ぶりの複数得点で、勝ち点の取りこぼしが許されない試合を白星でクリアした。 シーズン真っ最中で試合感覚のある海外組を中心に招集した森保監督。昨年11月の2試合に続き存在感を示したのは、ベルギーを活躍の場にする伊東だ。右サイドから敵陣深くを何度も突いていたアタッカーは前半11分、エリア内に入り込んでクロス。先制点となったPKを獲得する相手のハンドを誘った。 追
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⚽DFヴァウド合流 J1清水エスパルス、外国籍選手初
J1清水のブラジル人DFヴァウド(29)が17日、新型コロナウイルス対策の入国後の待機期間を終えて今季のチーム練習に初参加した。外国籍選手6人の中では最初の合流。今後、他の選手も順次加わっていく見込み。 同日は2部練習が組まれ、報道公開された午前はフィジカルトレーニング中心。ヴァウドは時折笑顔を浮かべながら、リラックスした表情でメニューをこなした。 10日間の待機期間はオンラインを活用し、フィジカルコーチの指導を受けるなどして過ごしたという。今季で加入3年目。「昨季終盤のように皆で一丸になれば、もっと良い結果が出るのではないかと思う。タイトルを目指したい」と語った。
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卓球 田中(静学)貫禄V 男子単、総体で実績【静岡県高校新人】
■田中「自信につながる」 決勝もストレートで難なく 卓球男子シングルスは昨夏の全国総体でベスト32まで勝ち上がった田中(静岡学園)が制した。「重圧もあったが自信につながる」と安堵(あんど)感をにじませた。 決勝は高校の後輩の溜を激闘の末に破った斎藤(浜松修学舎)との戦い。「両ハンドを振ることを意識した」と要所で流れを渡さず、相手の攻めにもうまく対処してストレートで難なく退けた。 中学時代にも到達した全国32強に昨夏の総体でたどり着き、最終学年を迎える今年はさらなる飛躍を期す。今月上旬に行われた全国の同年代の実力者が集まる強化合宿では10位に入るなど、成長を加速させている。 目標に定
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⚽沢登氏「クラブに恩返し」 清水ユース監督就任会見
J1清水は16日、清水ユース監督に就任した元日本代表MF沢登正朗氏(52)の記者会見をオンラインで行った。現役14年間をプレーした清水への17年ぶりの復帰。「エスパルスで指導を始めることができたのは私にとって大きな出来事」と喜びを表し、大学での9年間の指導経験を生かし「さらなるユースの発展につながれば」と意気込んだ。 就任の打診は昨年末だった。「うれしかった。エスパルスのエンブレムの重みは自分が一番分かっていると思うし、クラブに恩返しする機会はこのタイミングしかない」。監督を務めていた常葉大との調整を経て、受諾した。 2005年の現役最後の試合後のセレモニーで、指導者として再び戻ってくる
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⚽J1清水、今季初練習 平岡監督「わくわくするサッカーを」
J1清水は12日、三保グラウンドで今季の初練習を行い、約1時間半かけて軽めのメニューを消化した。始動からの指揮は初めてとなる平岡監督は「ゴールを目指し、わくわくするエスパルスらしいサッカーができるように」と理想のチームづくりへ意欲を示した。 練習前にはクラブハウスで約30分にわたりミーティングを実施。指揮官は選手に対し「無条件で全力を尽くす」「自立」「献身性と一体感」「競争、協調」「戦う集団」の五つの約束事を掲げた。低迷脱却に向け、過去2年の外国人監督の下でチームが積み上げた戦いを踏まえつつ「私の要素も加えていきたい」と語った。 選手も意気込みを新たにした。清水在籍12年目となるMF竹内
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⚽清水エスパルス チーム初練習 30周年節目のシーズン始まる
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは12日、静岡市清水区の三保グラウンドで今季のチーム練習を開始した。外国籍選手を除く28人が参加。タイトル獲得を目標に掲げたクラブ創設30周年の節目のシーズンが始動した。 2年ぶりに始動日の練習を一般に公開し、選手はサポーターの拍手を浴びながらグラウンドに入った。昨季途中からの続投となった平岡宏章監督が見守る中、選手はランニングやストレッチなどで汗を流した。 清水は20日に静岡産大、26日にJ2東京ヴェルディとの練習試合を予定。28日から鹿児島での春季キャンプに入る。
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⚽J1清水エスパルス新体制発表 創設30年「結束力で頂点へ」
J1清水は11日、IAIスタジアム日本平で新体制発表会見を開いた。今季はクラブ創設30周年の節目の年となる。山室晋也社長は「タイトル獲得を目指す」と強調し、14位と低迷した昨季からの巻き返しを誓った。 今季のスローガンは、新たな歴史の幕開けの年に、との思いを込めた「HERE GOES!(さあいこう)」。チーム編成を担う大熊清ゼネラルマネジャー(GM)は「結束力を持ち、高みを目指したい」とクラブ一丸での目標達成を見据える。 昨季終盤に就任し、チームを残留に導いた平岡宏章監督が引き続き指揮を執る。監督を務めた過去2年はいずれも“救援登板”で、始動からチームづくりを担う
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⚽静岡産大2年連続準V 早大に0―1 全日本大学女子選手権
第30回全日本大学女子サッカー選手権は6日、東京・味の素フィールド西が丘で決勝を行った。静岡産大は0-1で早大に敗れ、2年連続の準優勝に終わった。後半7分、相手FKからのこぼれ球を蹴り込まれた。 早大は4年ぶり7度目の優勝。先発出場したMF並木千夏は藤枝順心高時代に続き、大学でも日本一に輝いた。 ▽決勝 早大 1(0―0 1―0)0 静岡産大 ▽得点者【早】後藤 【評】静岡産大は技術力で上回る早大に屈した。 序盤から早大にテンポの良いパスワークで主導権を握られた。後半も流れは変わらず、7分にセットプレーから強烈なミドルで決勝点を奪われた。 攻撃は相手の組織的な守りに思い通りにボ
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⚽静岡産業大、優勝へ王手 山梨学大にPK勝ち 全日本大学女子サッカー
第30回全日本大学女子サッカー選手権は4日、東京・味の素フィールド西が丘で準決勝を行った。静岡産大が1-1のPK戦で山梨学院大を下し、2年連続の決勝進出を決めた。 静岡産大は前半6分にFW中川瑚々のゴールで先制。しかし後半40分に追い付かれ、20分間の延長戦でも決着はつかず。PK戦で4-3で勝利した。 静岡産大は6日の決勝で早大と対戦する。 ▽準決勝 静岡産大 1(1―0 0―1)1 山梨学院大 延長(0―0 0―0) (PK4―3)
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女子・浜松市立 悔しい初舞台「ふがいない」…涙【全国高校駅伝】
女子の浜松市立は悔しい初舞台となった。大黒柱の1区兼子で上位につけるプランが崩れ、目指した入賞からは遠い23位に終わった。「ふがいない走りをして、申し訳ない思いでいっぱい」。兼子は責任を一身に背負い、泣きじゃくった。 区間5位以内を狙い、県や東海大会よりも早いペースでレースに入った。しかし、緊張感や寒さが影響したか、2キロすぎから「体が動かなかった」。本来の走りができず、区間25位に沈んだ。 それでも、2区を託された1年生沢田がエースの失速を挽回する区間5位の快走を見せた。「焦らず(ギアを)上げすぎないように」とリズムを保って前を追う。一つ、また一つと順位を上げて最終的には6人抜き。1週
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⚽清水エスパルス新体制発表 平岡宏章監督続投「強く、誇り高きチームに変革」 ヘッドコーチに篠田善之氏
J1清水は20日、11月にコーチから昇格した平岡宏章監督(52)との契約を更新し、来季も指揮を執ることを正式発表した。クラブが日本人監督の下で始動するのは小林伸二氏が務めた2017年以来。併せて、篠田善之コーチ(50)がヘッドコーチに、清水ジュニアユースU-13(13歳以下)監督の加藤慎一郎氏(53)がコーチに就くことを発表した。 平岡監督は今季、リーグ戦残り4試合の時点で就任。ロティーナ前監督の構築した戦い方を基盤に、縦に速い攻めや球際での激しさなどを強調してチームを立て直した。昨季も終盤に監督に就任したが、シーズン当初から指揮を執るのは初めてとなる。 クラブ4人目のOB指揮官の平岡監
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静岡 鹿児島に惜敗 攻撃苦しみ主導権握れず バスケットB3
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は11日、静岡市中央体育館で鹿児島と対戦し、79-83で惜敗した。静岡は13勝4敗で3位。静岡はミスが目立ちリードを許して折り返し、最終クオーターで追い上げたが及ばなかった。12日にも鹿児島と戦う。 ▽3部 鹿児島 12勝5敗 83(22―19 21―21 25―16 15―23)79 静岡 13勝4敗 静岡は鹿児島の組織的で激しい守備に手を焼き、ターンオーバーを連発。最後まで主導権を握れず、ミュラー監督は「攻撃で苦しんだ。質が良くなかった」と硬い表情で振り返った。 ターンオーバーはこれまでの試合平均の倍以上となる28を記録した。ポ
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⚽「最低限の結果残せた」 J1清水エスパルス 山室社長ら静岡新聞社を訪問
サッカーJ1清水エスパルスの山室晋也社長、平岡宏章監督、権田修一選手が6日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館を訪れ、静岡新聞社の大須賀紳晃社長や静岡放送の榛葉英二社長らに今季の成績を報告した。 清水は今季、積極的な選手補強に加えてJリーグで実績のあるスペイン人のロティーナ氏を監督に迎え、躍進が期待された。しかし、9戦未勝利や8戦未勝利など低迷が続き、11月に平岡監督に交代。残り4試合を3勝1分けで乗り切ってJ1残留を決めた。 山室社長は「今季当初の理想と異なるが、最低限の結果は残せた」と報告。権田選手は「難しいシーズンになったが、今後のエスパルスの方向性が分かった1年だったと思う」と述べた
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⚽J3藤枝 須藤監督、来季も指揮
藤枝の須藤大輔監督が来季も指揮を執ることになった。最終戦後のセレモニーで「来季の契約に合意した」と自ら明かした。 試合で退席処分となったため取材対応はなかったが、セレモニーで「強さやたくましさを磨きながら、来年は必ずJ2昇格という目標を達成したい」とサポーターに誓った。須藤監督は8月に倉田前監督の後を継ぎ、就任後の成績は5勝3分け6敗。
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⚽清水エスパルスJ1残留決定 最終節勝利 セレッソ大阪に2-1
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは4日、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で行われた今季リーグ最終戦でセレッソ大阪を2-1で下し、J1残留を決めた。敗れた場合にJ2降格の可能性があったが、踏みとどまった。 清水は前半終了間際に同点に追い付くと、後半6分に西沢健太が決勝点を挙げた。11月から指揮を執る平岡宏章監督がチームを立て直し、下位4チームが降格する過去にない厳しい残留争いを乗り切った。年間順位は14位。 J2ジュビロ磐田がJ1昇格を決めていることから、来季は3年ぶりにJ1で静岡ダービーが実現する。 ②アイスタ(1勝1敗)▽観衆9668人 清水 10勝12分け16敗(42
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スタジアムに通い続ける妻「私を通して感じて」 3年前他界、久米元J1清水GMの遺志継ぐ
最終盤を迎えた今季のサッカーJ1リーグ。4チーム降格という過去にない厳しい残留争いに臨む清水エスパルスを、特別な思いで見つめる人がいる。3年前、副社長兼ゼネラルマネジャー(GM)として在任中に他界した久米一正氏=享年(63)=の妻、愛さん(51)。夫の遺志を継ぎ、「エスパルスがタイトルを取るまで」とスタジアムに通い続ける。 浜松市出身の久米氏は浜名高、中央大を経て日立製作所サッカー部で30歳までプレー。1996年から柏レイソルの強化本部長、2003年からエスパルスの強化育成本部長、08年から名古屋グランパスのGM、社長を歴任した。18年1月に再びエスパルスに戻ったが、同年11月23日、大腸
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静岡人インタビュー「この人」 松田隼風さん サッカーJ2水戸ホーリーホックに来季加入
東日本大震災に伴い県内に一時移転し、御殿場、裾野両市を拠点に活動するJFAアカデミー福島の選手。左サイドバックを主戦場とするDFで、9月に水戸への加入が内定した。北海道函館市出身。18歳。 -内定の経緯と感想は。 「水戸に2度練習参加し、オファーを受けた。プロになるためにJFAアカデミーに入ったので、素直にうれしかった。攻撃の崩しの技術やアイデアを評価してもらったと思う」 -JFAアカデミーの約6年で得たことは。 「親元を離れて中学からアカデミーでの寮生活を送り、自立できたことが大きかった。サッカーの面でも『止めて蹴る』の基礎的な技術をしっかりと身につけることができた」 -御殿場市
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頭と体使って汗流す J1清水と静岡市、高齢者向け運動教室
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスはこのほど、静岡市との共催で、市内の60歳以上を対象とした運動教室「ハッピーシニアプロジェクト」を同市清水区のエスパルスドリームフィールド清水で開いた。10人がボールなどを使って楽しく体を動かした。 参加者は、指導役のエスパルスの担当者が提案したさまざまな運動に挑戦。お手玉や「ケンケンパ」といった遊びに条件が加えられ、頭と体を働かせて取り組んだ。チーム対抗のウオーキングサッカーでも汗を流した。 同教室は高齢者の健康づくりを目的に初めて実施。19日午前10~11時にも同市駿河区のエスパルスドリームフィールド静岡で行う。申し込み、問い合わせは市高齢者
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窮地の日本、オーストラリア下す ⚽W杯最終予選 2位以内へ望み
サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選は12日、各地で第4戦が行われ、B組の日本は埼玉スタジアムでオーストラリアに2-1で競り勝った。2勝2敗で勝ち点を6に伸ばし、3勝1敗となったオーストラリアとの差を3に縮めた。自動的に本大会出場権を得られる2位以内へ望みをつなげる勝利となった。 ■森保監督の采配実る 抜てき田中が先制弾 本大会出場権の2位以内確保へ窮地に立たされていた日本が、ホームで約1万4千人の観客の後押しを背に息を吹き返した。森保監督の積極的な采配が奏功し、最終盤に勝ち越し。逆風をはねのけ、白星だけが求められる試合で宿敵オーストラリアから勝ち点3を
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J1清水スカウト部長兼強化部長補佐/内藤直樹氏 Jクラブと協力し強化【⚽サッカー王国 再建への道③】
1986年度大会で初出場初優勝の快挙を成し遂げた東海大一(現東海大翔洋)は「静岡を制するものは日本を制す」と称された群雄割拠の本県を印象づけた。3年生センターバックとして全試合完封の鉄壁の守りを支え、Jリーグ発足とともに清水に入団。98年の現役引退後は母校の監督を経て2006年に清水にスタッフとして戻った。現在は有望な高校生や大学生の発掘、獲得の責任者を担う。 ◇ -当時の本県の高校サッカー界を振り返って。 「とにかく活気があった。清水市(現静岡市清水区)の小学生選抜チーム『清水FC』や中学選抜で一緒にプレーした仲間が清水東、清水商(現清水桜が丘)、静岡学園と各校に散らばり、
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⚽J1清水エスパルス、またも連勝逃す ホーム戦で神戸に0―2
明治安田J1リーグは24日、静岡市のIAIスタジアム日本平で第30節の1試合が行われ、清水は0―2で神戸に敗れた。 ②アイスタ(神戸1勝1分け) ▽観衆7314人 神戸 15勝9分け5敗(54) 2(1―0 1―0)0 清水6勝11分け13敗(29) ▽得点者【神】武藤(1)大崎(1) 【評】清水は神戸の守備を最後まで崩せず、屈した。 前半9分、神戸のシュートが清水の井林に当たってコースが変わり、先制点を献上。清水は34分、右クロスにFWチアゴサンタナが頭で合わせたが、相手GKの好守に阻まれた。チアゴサンタナは43分にも絶好機を迎えたが、枠を外した。 後半も清水が攻勢に出たが、決定
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サッカーW杯最終予選 日本が初戦黒星 オマーンに0―1
サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選は2日、各地で始まり、7大会連続の本大会出場を目指すB組の日本は大阪・パナソニックスタジアム吹田でオマーンに0-1で敗れた。 ▽B組 オマーン(3) 1(0―0 1―0)0 日本(0) ▽得点者【オ】サビ(後43分) ▽観衆 4853人 ■攻めあぐね終盤失点 これが最終予選の難しさなのか。日本は格下のオマーン相手に後半終了間際に失点し、痛恨の黒星。勝ち点3を使命に臨んだホームでの初戦で厳しい船出を強いられ、長友は「ありえない敗戦」と顔をしかめた。 故障や新型コロナウイルスの防疫措置の影響で主力の一部を欠いた
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サッカーW杯最終予選 日本、いざオマーン戦最終調整 B組初戦
サッカー日本代表は2日午後7時10分から、大阪府のパナソニックスタジアム吹田での2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選B組初戦で、オマーン代表と対戦する。1日にオンラインで記者会見した森保監督は「勝つという結果を残せるよう、チーム一丸となって全力で戦いたい」と白星発進を誓った。 チームは1日、試合会場で公式練習を行った。オマーン戦前の合流が見送られた冨安(アーセナル)、守田(サンタクララ)に加えて、南野(リバプール)と板倉(シャルケ)がともに足の違和感で練習に参加せず、20人で最終調整した。吉田(サンプドリア)は「2次予選より苦しい試合は出てくるが、本大会で勝ち上がる地
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⚽権田(J1清水)代表選出 サッカーW杯最終予選
日本サッカー協会は26日、9月に始まる2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選B組でオマーン、中国両代表戦に臨む日本代表を発表し、GK権田(清水)のほか、久保建(マジョルカ)吉田(サンプドリア)ら24人が選ばれた。20歳のGK谷(湘南)は初選出で、柴崎(レガネス)は昨年11月以来の復帰を果たした。 ■権田「出場権獲得へ全力」 J1清水のGK権田はクラブを通じて「選出されたことをうれしく思う。W杯出場権獲得のために全力で戦ってくる」とコメントを出した。 6月の2次予選タジキスタン戦で失点するまで、歴代最多となる出場9試合連続無失点を記録。2次予選は全8試合のうち6試合
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杉山3兄弟、そろって戴冠へ ボクシング 律希さん、辰希さん、烈希さん 21日に全日本王座決定戦
静岡市立中島中3年の杉山律希さん、2年の辰希さん、1年の烈希さんの3兄弟が、21日に和歌山県で行われるボクシングの全国大会「第8回全日本UJボクシング王座決定戦」に出場する。東日本代表として西日本代表選手との頂上決戦に挑む3人は、兄弟そろっての戴冠を狙う。 大会は小学5、6年生と中学生が対象で、小中男女計4部門が設けられる。中学生男子は体重別に13階級に分かれ、律希さんは51キロ級、辰希さんは42キロ級、烈希さんは33キロ級に所属。7月末の東日本代表選考会では、各地区から参加した5選手によるトーナメント戦をそれぞれ勝ち抜き、出場権を手にした。 3人は6年前からそろって同市駿河区のSFKボ
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静岡の伝統工芸を次代へ ⚽J1清水元主将・杉山浩太さん、「匠宿」営業宣伝課長に転身
サッカーJ1清水エスパルスなどで15年間活躍し、引退後はクラブスタッフを務めていた杉山浩太さん(36)が、4月から静岡市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」の営業宣伝課長に転身した。サッカーとは無縁の世界に飛び込み、「静岡の職人が作り出す素晴らしい伝統文化を発信したい」と奔走している。 同区出身で、清水ユースから2003年にトップチームに昇格した杉山さん。J1柏レイソルに期限付き移籍した08、09年以外はエスパルスでプレーし、13年から2年間は主将を務めた。引退翌年の18年にクラブ社員となり、法人営業部でスポンサー獲得に努めてきた。 転身のきっかけは、同市の建築設計業「創造舎」の
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⚽清水エスパルス G大阪に競り負け J1リーグ第24節
明治安田J1リーグは13日、静岡市のIAIスタジアム日本平で第24節の1試合が行われ、清水はG大阪に0-1で敗れた。清水は勝ち点24の同14位。 ②アイスタ(G大阪1勝1分け)▽観衆6865人 G大阪 8勝5分け11敗(29) 1(0―0 1―0)0 清水 5勝9分け10敗(24) ▽得点者【G】山見(1) 【評】清水は終盤の失点でG大阪に屈した。 前半は互いにゴールまであと一歩の展開。16分に右CKをヴァウドが頭で合わせたが、ポストに阻まれた。一方で7分のG大阪レアンドロペレイラのシュートはポストに救われた。 後半も一進一退が続いたが、37分にG大阪の山見にペナルティーエリア左
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シード校次々撃破の翔洋、最後に力尽く【高校野球静岡大会決勝】
東海大翔洋はシード校を次々と撃破して頂上決戦にたどり着いたが、最後に力尽きた。ただ、昨秋は地区敗退、今春も県2回戦止まりだったチームが、集大成の舞台で確かな成長を遂げた。 最後に立ちはだかった静岡の主戦高須の壁は想像以上に高かった。多用してくると踏んだ直球に狙いを定めたが、140キロ台の直球は「伸びがあって捉えられなかった」と今大会打率4割超えの3番落合。チームは散発2安打と封じ込まれた。 今大会初戦はわずか3安打の辛勝スタートだった。試合後、ナインは原監督から「インパクトの瞬間に集中すれば球は飛ぶ」と助言を受けた。実践して力みが消えた打線は2回戦で2桁安打。3回戦で昨秋準優勝の常葉大菊
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J1清水選手 多彩な催し ファンが感謝イベント楽しむ
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは25日、ファン感謝イベント「サポーターズサンクスデー」を静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で開いた。選手たちが繰り広げた多彩な催しを約2300人が楽しんだ。 選手がチーム対抗でキックベースやフットゴルフなどを行った。ロティーナ監督やコーチ陣の飛び入り参加もあり、会場を盛り上げた。新型コロナウイルス感染防止の観点から来場者との直接の触れ合いはなかったが、選手のプレーやトークにスタンドは笑い声に包まれた。 来場者はスタジアムの見学ツアーや、壁面をオレンジ色に染める参加型イベントなども体験した。 (運動部・市川淳一朗)
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新サッカー場建設 道のりを説明 静岡・清水区でG大阪元社長
静岡市民有志でつくる組織「新サッカースタジアムを考える会」(村上信也代表)は16日夜、同市清水区の清水テルサでシンポジウム「どうしても新サッカー場が欲しい」を開いた。パナソニックスタジアム吹田(大阪府)の誕生に携わったサッカーJ1ガンバ大阪元社長の野呂輝久氏を招き、建設の道のりを聞いた。 同スタジアムはサッカー専用で収容人数約4万。事業費140億円で2015年に完成した。費用は個人・法人の寄付金と国などの助成金で賄い、完成後に市に寄贈。寄付金は法人が721社で99億円、個人が約3万4千人で6億円を寄せた。 野呂氏は「地域住民や企業を巻き込んだ活動にし、自治体の予算化に弾みをつけることが必
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熱海被災地支援へ募金を J1清水、試合前に呼び掛け
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスの選手とスタッフが4日、土石流災害に見舞われた熱海市を支援するための募金活動を静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で行った。 同スタジアムでのリーグ戦の試合前に実施。試合に出場しない選手14人が入場口付近の3カ所で募金箱の前に立ち、「助け合いましょう」などと来場者に呼び掛けた。焼津市の山本芳栄さん(64)は「清水のサポーターでも被災した人がいると聞いている。同じ県民として少しでも協力できれば」と浄財を寄せた。 同スタジアムで開催する17日の川崎戦でも義援金を募る予定。浄財の提供先は今後調整する。 (運動部・市川淳一朗)
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静岡人インタビュー「この人」 河合祐一さん 静岡県中学校体育連盟の会長に就任
静岡県中体連調査研究委員会中部委員長などを経て4月に就任。中学3年時に野球部主将として県総体優勝を果たした元球児で、赴任校のほとんどで野球部を指導してきた。静岡市立長田南中校長。58歳。 -就任して。 「コロナ禍で県総体の中止を余儀なくされた昨年、部活動に励む生徒たちの喪失感を現場で目の当たりにしてきた。今年は満足感を持って終えられるような環境を用意したい。感染対策に万全を期しながら県総体の開催へ準備していく」 -感染対策の方針は。 「大会実施のガイドラインを4月に改訂し、体調不良者発生時の対応などを共有している。感染リスクを下げるため、チーム間の接触を少なくする運営方式や食事を伴わ
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⚽清水エスパルス 横浜M に1ー2 耐えきれず惜敗 J1リーグ第17節
明治安田J1リーグは30日、各地で第17節9試合を行い、清水は横浜Mに1―2で敗れた。首位の川崎は終了間際に小林がゴールを決め、鹿島に2-1で競り勝って勝ち点を52に伸ばした。 ①日産ス▽観衆4945人 横浜M 10勝4分け2敗(34) 2(1―1 1―0)1 清水 3勝6分け8敗(15) ▽得点者【M】エウベル(3)レオセアラ(2)【清】チアゴサンタナ(6) 【評】清水は終盤に横浜Mに振り切られ、連勝を逃した。 前半4分にクロスをエウベルに合わされ失点。41分にチアゴサンタナが好機を仕留めて同点で折り返したが、後半44分に途中出場のレオセアラにクロスを押し込まれた。 前半は互いの