⚽J1清水 クラブ創設30周年試合 国立に5万6131人
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスがクラブ創設30周年を記念して2日に国立競技場で行ったリーグ第19節横浜F・マリノス戦には、クラブのホーム試合として最多の5万6131人が詰め掛けた。今月4日はクラブが1992年に初の有料対外試合を開催してから30回目となる「誕生日」。老若男女のサポーターが節目を迎えるクラブの記念試合を後押しした。

スタジアムには午後4時の開場前からエスパルスのグッズを身に着けた観客が続々と訪れた。創設当初から応援する静岡市清水区の会社員山本恵美子さん(60)は「30年の間には消滅危機もあったが、よく頑張ってきてくれた」と地元から駆けつけた。
静岡市葵区出身の会社員鈴木実里さん(35)=東京都杉並区=はサッカーを始めた幼少期からエスパルスが憧れの存在だった。国立にやって来た故郷のチームに「今は低迷しているが、上位の常連になってほしい」と今後の飛躍を願った。
試合前の会場外では清水の育成部門で指導するOBの森岡隆三、久保山由清、市川大祐の3氏のトークショーなども行われ、盛り上がりを見せた。