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テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 岐阜に延長の末敗れる サッカー天皇杯

 サッカーの第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は7日、各地で2回戦が行われ、J2清水は、J3岐阜に1―2で敗れた。

清水―岐阜 延長前半、岐阜に2点目を許し肩を落とす清水・GK大久保ら=アイスタ日本平(写真部・二神亨)
清水―岐阜 延長前半、岐阜に2点目を許し肩を落とす清水・GK大久保ら=アイスタ日本平(写真部・二神亨)
清水―岐阜延長後半、ゴール前で相手選手と競り合う清水・鈴木義(50)=アイスタ日本平(写真部・二神亨)
清水―岐阜延長後半、ゴール前で相手選手と競り合う清水・鈴木義(50)=アイスタ日本平(写真部・二神亨)
清水―岐阜 延長前半、岐阜に2点目を許し肩を落とす清水・GK大久保ら=アイスタ日本平(写真部・二神亨)
清水―岐阜延長後半、ゴール前で相手選手と競り合う清水・鈴木義(50)=アイスタ日本平(写真部・二神亨)

 ▽2回戦
 岐阜(岐阜) 2(0―0 1―1 延長 1―0 0―0)1 清水(J2)
 ▽得点者【岐】田口、北【清】カルリーニョスジュニオ(PK)

 【評】清水は延長の末に岐阜に競り負けた。
 中盤での攻防が続いた前半は決定機が限られた。8分にFKから菊地が頭で合わせたが相手に阻まれ、43分の斉藤のミドルシュートは枠を外した。
 膠着(こうちゃく)状態の中、後半30分にクロスを中央で蹴り込まれて先制を許した。7分後、カルリーニョスが自ら得たPKを決めて同点としたが、延長前半13分、ポストのはね返りを相手に蹴り込まれ勝ち越された。  守備もろく屈辱初戦負け  清水は後半に一度は追い付いたものの、J3で中位にいる岐阜に延長で振り切られた。優勝経験があるカップ戦で、2015年以来となる屈辱の初戦負けを喫した。
 リーグ戦前節から先発を総入れ替えし、秋葉監督は「自分の価値や存在意義を示してもらいたい」と若手主体のメンバーをピッチに送り出した。ただ、不慣れなポジションに入る選手もいたチームは、良いリズムをつくり出せない。
 選手や布陣を変えながら状況の好転を図る中、後半30分に先制点を献上。すぐにFWカルリーニョスがPKを沈めて振り出しに戻したところまでは良かった。しかし延長前半、相手のクロスをクリアした球がポストに当たり、はね返りを蹴り込まれて痛恨の決勝点を与えた。
 試合前日。セットプレーの守備の練習で、岐阜の選手に見立てたベンチ外のメンバーに4度もゴールを割られ、思わず指揮官が声を荒らげる場面があった。反発心を見せてセットプレーでは耐えたが、流れの中で守備のもろさを露呈した。
 クラブは今季、カップ戦での8強以上を目標に掲げているが、天皇杯は早々に終戦を迎えた。左足肉離れで離脱していた竹内、左足かかとを痛めていたDF山原がピッチに戻ってきた数少ない収穫を、リーグ戦につなげるしかない。
 (市川淳一朗)

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